パルワールド(Palworld)とは、2024年1月19日に発売されたオープンワールドサバイバルクラフトゲームである。本作は開発中の早期リリース(ゲームプレビュー)版であり、製品版ではない。
概要
ゲーム情報 | |
---|---|
ジャンル | アクション アドベンチャー RPG |
開発元 | ポケットペア |
販売元 | ポケットペア |
機種 | Xbox Series X|S Xbox One PC(Microsoft Store、Steam) PS5 |
発売日 | 2024年1月19日 (海外PS5版:2024年9月25日、 国内PS5版:2024年10月4日) |
価格 (税込) |
¥ 3,400 (Steam、PS Store) \ 3,500 (MS Store) |
対象年齢 | 12歳以上対象(IARC) |
その他 | -- |
ゲームソフトテンプレート |
広大なオープンワールドの世界を舞台に100種類以上の不思議な生物「パル」を集め、戦闘や建築、労働をさせたりするなどモンスター収集やモンスター育成の要素を含んだゲームとなっている。
内容としてはポケットペアの以前からリリースしている「Craftopia」のモンスター育成要素を強化したバージョンアップ版と言った印象である。
パルはそのまま戦闘させたり、騎乗やガトリングガンなどの銃を持たせて戦わせることもできる。
Xbox Series X|S、Xbox One、PC(Microsoft Store、Steam)に対応。また、Xbox Game Passにも対応しており、更にXbox Cloud Gaming(Beta)を通じたスマホやタブレット、PC等のブラウザを使ってプレイにも対応している。
2024年1月現在、マルチプレイに関して全てのプラットフォームにて招待コード制の4人マルチプレイに対応しており、Steam版のみ専用サーバーを通じた最大32人のマルチプレイに対応している。
当初は2022年にリリース予定となっていたが、2024年1月19日にアーリーアクセス版がリリースされる事が発表され、同日に予定通り発売された。「パルワールド / Palworld」,Steam早期アクセス版を本日配信。最大32人マルチプレイ対応で,不思議な生き物「パル」を捕らえて育てていく (4Gamer)『パルワールド』Xbox、Steamで本日(1/19)17時リリース。100種類以上のモンスターを捕獲、育成、強制労働、売却、食用できるサバイバルクラフト (ファミ通.com)
捕まえたパルと一緒に拠点構築ができるゲーム性等が好評を博した半面、そのパルのデザインの多くが某国民的RPGのキャラデザインにかなり似ていることが指摘されたりと、良くも悪くも発売直後からネット上で話題になり、発売5日で世界700万ダウンロード(Steamのみ)、同時プレイ人数は歴代2位となる185万人以上を達成している。
そして、配信開始からおよそ8ヶ月後の2024年9月25日の午前7時に配信されたプレイステーション公式配信『State of Play(ステートオブプレイ)| September 24, 2024』内で、本作の新トレーラー映像と共に同日に配信開始することが決定した。
この時点で、日本での発売時期は未定だったが、そのわずか1週間後の10月4日に突如配信開始となった。
後述する任天堂からの特許権訴訟が影響して、「日本国内向けの販売ができないのではないか?」との噂もあったが、パルワールド公式によると「運営や提供の中断・変更の予定はない」としていたため、何らか別の問題が発生していただけだと思われる。
色々問題を抱えているゲームではあるがゲーム展示会「東京ゲームショウ2024」にブースを出展していた模様。
チュートリアル
あなたは謎の島へ降り立った。そこに落ちていたデバイスには何やら意味深な言葉が書いてある。一応シナリオに関係があることだが、今のあなたにそれを考える余裕はない。
まずは移動や見る方向の変更に慣れよう。そうしたら、落ちているものを拾うか、木を殴るなどして、木材を2個集めよう。そうしたら、一度メニューを開き、オプションからサバイバルガイドというものを開こう。ここには基本的な操作方法や、世界観などの説明が書いてある。最初のうちは関係ないこともあるが、時々見返してみるのもよいだろう。
木材が2個集まったら、開けた平らな場所に原始的な作業台を建設しよう。建設したら、次に集めるべきものは木材10個と石10個である。これらを集めたら、先ほど作った原始的な作業台で、石の斧と石のつるはしをクラフトして、装備しよう。
このころには、プレイヤーレベルが2に上がっているはずなので、再びメニューを開き、テクノロジータブを開こう。そうしたら、パルスフィアとパルボックス、キャンプファイヤーという3つの技術を解放しよう。レベルが上がった後のステータスアップは、インベントリタブから可能である。
次にやるべきは、パルジウムの欠片を4個、木を38個、石を18個集めることである。これだけ集めたら、まずはパルボックスを、先ほど作った作業台の近くに建設する。建設範囲は3×3で、半径15マスが拠点という扱いになる。今はこの拠点は1個しか作れないが、後ほど増やすことができる。次にやるべきは、木のこん棒をクラフトすることである。クラフトしたら装備を忘れずに。次に、パルスフィアというものをクラフトする。これは後述するが、パルを捕まえて使役するために、基本的には不可欠なものである。捕獲失敗などのリスクも考え、今回は3個クラフトしよう。最後に、この島は夜は冷えるので、服が作れるまでの間、夜の寒さをしのぐために、キャンプファイヤーを建設しよう。キャンプファイヤーは食材を簡易に調理したりするのにも使えるが、今回は夜の寒さをしのぐためである。
準備ができたら、拠点近くの小さなパルへ攻撃を仕掛けてみよう。攻撃を仕掛けると敵対状態になり、戦闘が開始する。ある程度弱らせたら、相手のパルのHPが0にならないうちに、パルスフィアを投げて捕獲を試みよう。捕獲に成功したら、一度拠点へ戻り、パルボックスで手持ちから一度、拠点にパルを移そう。そうすると拠点レベルを2に上げる条件を満たすので、拠点レベルを2に上げよう。
当然、おなかがすくだろう。だから、キャンプファイヤーで食材を調理して食べよう。生で食べることもできるが、調理したほうがおなかにたまる。
序盤に手を出してはいけないパルが何体かいる。グランモスというのがその代表例で、カーソルを合わせればわかるがレベル30オーバーである。誤って手を出したら、あなたは死を覚悟すべきである。また、手を出して捕獲しようとしても、捕獲に成功する見込みはない(そもそも現在のパルスフィアではスフィアに入ることさえない)ので、その点でも無駄である。
プレイヤーレベルが4に上がったら、布、布の服、ノーマルシールドをアンロックしよう。そうしたら、モコロンを4体、捕獲ないしは討伐し、羊毛を4個集めよう[1]。そうしたら、羊毛4個から布を2個クラフトし、そこから布の服を手に入れよう。ノーマルシールドは、繊維を10個集めるのが実は地味に大変であるが、木を切り倒す際に、たまに繊維が手に入るので、頑張って10個集めて、パルジウムの欠片10個、木材20個、石20個とともにクラフトしよう。装備することで、どんなに即死級の攻撃であっても、1ヒットまでならシールドが守ってくれる。
序盤は資源が足りなくなりやすいので、結構資源集めが大変である。この資源集めの問題は、資源は変われど終盤まで続くことは覚えておこう。
あとはチュートリアルに従っていくと、拠点のレベルが7に上がる。最後に残っているのが、レイン密猟団のボス討伐である。これは結構難易度が高めなので、後回しで構わない。一応目安としては、プレイヤーレベルが20前後あれば大丈夫であるとされている。
拠点のレベルを上げつつ、レイン密猟団の討伐のためにレベルを上げている頃になれば、拠点近くでうろついている強いパルのうち、アロアリューとホークウィンあたりとは戦えるようになっているはずである。彼らはぜひ捕獲すべきである。というのも、アロアリューは種まきと伐採の作業レベルが2とそこそこ優秀であり、伐採や農場で大活躍するためである。また、ホークウィンはレベル15になって作れるサドルを作ることで、空を飛んで移動できるようになるためである。空を飛んで移動できるようになると、世界中どこへでも行くことができるようになる。ただし、調子に乗って移動すると強い敵に絡まれて死亡とか、気温の変動で死亡[2]とかが起きるため、注意が必要である。
空を飛べるようになり、世界中を飛び回れるようになったら、禁猟区へも行くことができる。そこには貴重なパルたちもいるが、自警団が警備しており、見つかると不法侵入で指名手配され、死ぬか時間が切れるまで追い回されることになる。なので、禁猟区へ行く際には、見つからないよう細心の注意を払う必要がある。万一見つかってしまったら、序盤であればすぐに回収へ向かえる場所まで行ったうえで、そこで自害してしまうのが良いだろう。自害でデスペナルティが発生しても、そこへ回収に向かえばよいだけだから。なお、自警団と戦う際は、プレイヤー自らが攻撃してはならない。攻撃すると暴行の罪も加わるので、指名手配が長引いてしまう。パルの攻撃であれば暴行にはならないので、戦う際はパルに任せよう(ライドパルの攻撃も「パルの攻撃」なのでプレイヤーの指示の攻撃であっても暴行にはならない)。あと、第一禁猟区はだいたいパルのレベルが20前後とおとなしめだが、第二・第三は40前後以上[3]なので行けるようになってすぐ向かっても戦闘時反撃してもまともにダメージが通らず、最終的にお陀仏になるだろうから、宝箱等回収したらすぐ撤収するのが無難。
マップに丸印の中にパルのアイコンが描かれているところがちらほらあるだろう。そこにはボスのパルがいる。それを倒すか捕獲すると、初回は古代テクノロジーポイントが1もらえる。この古代テクノロジーポイントは、古代テクノロジーと呼ばれる技術をアンロックするために必要である(塔のボスの初回討伐は5)。なお、2024年4月4日のアップデートにより、このほかにランダムダンジョンで手に入る「古代の技術書」経由でも入手可能になった。
このゲームに、明確な目標というものは、この説明を書いている2024年4月5日時点には存在しないが、
など、様々な目標をもって遊ぶことが可能である。なお、2024年4月4日のアップデートにより追加されたレイドボスの討伐も目標としてありうるが、基本的にはソロプレイではおそらく相当やりこまない限り不可能だろう[4]。
なお、2024年4月4日のアップデートにより、チュートリアルがJourneyにリニューアルされている。ここでは最終的に、上記の中の「この世界に5つある塔のボスを討伐する」に対応するミッションがある。なお、最後の塔の攻略は極めて困難だが、これが完遂できれば、あなたはもう超一流のパルテイマーである。
あと、先述した通り、このゲームは早期リリースなので、たまに変なバグを踏むことがあるかもしれない。そういう時はそういうものだと割り切ろう。
死んだ際に、設定によってはデスペナルティのドロップが発生する[5]が、これはなるべく早く回収したほうが良い。2024年5月14日のアップデート以降、リアル時間で48時間経過すると消滅してしまうため[6]である。
ステータスの割り振り
ステータスは、レベルが上がっても上昇することはなく、明示的に割り振ることをもってのみ上昇する。レベルが上がるごとに割り振りポイントを1得る。
- HP - プレイヤーの耐久力。これが0になると力尽きる。初期値は500で、1回の割り振りで100増加する。このHPは防具でも補強可能
- スタミナ - プレイヤーの連続行動力。走ったり、泳いだり、崖を登ったり、攻撃したり、回避したりと使うところは多いのだが、終盤はパルに乗って戦うことが増えるので余ることも。初期値は100で、1回の割り振りで10増加する
- 攻撃力 - プレイヤー自身の攻撃力。出番は薄いが、ライドパルにより属性強化したうえでプレイヤーが自ら攻撃することを主にして戦う場合は強化したいところ。初期値は100で、1回の割り振りで2増加する
- 防御力 - プレイヤー自身の防御力。割り振りでの強化はできず、防具でのみ強化可能
- 作業速度 - プレイヤー自身の作業速度。よほどの作業速度特化にしない限りはパルのほうが作業速度が出るので割り振りは基本的に不要。初期値は100で、1回の割り振りで50増加する
- 所持重量 - プレイヤーが持てる持ち物などの重量上限。これを超えて持ち物・装備品を保持すると動きが遅くなる。初期値は300で、1回の割り振りで50増加する。この所持重量は一部のパルを手持ちに入れておくと補強ができる(下記は強化量。濃縮を1回行うごとにさらに10ずつ強化可能)。迷ったらこの所持重量を真っ先に上げることをおすすめする
原則として、1度割り振った割り振りポイントは修正が効かない。レベル43で解放されるテクノロジーで建設可能な電気製薬台で作ることができる記憶リセット薬を使うことでリセットが可能だが、素材が結構重め[7]なため、ポンポンと乱用することはしづらい。ボス討伐特化に使って、討伐が終わったらもとに戻すくらいの運用が現実的だろうか。
エイプリルフール
2024年3月31日21時、このようなポストが公式からなされた。
ポストを読み込み中です
https://twitter.com/Palworld_JP/status/1774406288560251184
これはエイプリルフールである。3月31日21時とフライングしているが、気にしたら負けである。
IP展開
2024年7月10日、開発元のポケットペアと、ソニー・ミュージックエンタテインメント並びにアニプレックスとの合弁で「パルワールドエンタテインメント」を設立することを発表。
本作「パルワールド」の国内外のライセンス事業を行い、多角的な展開を行い、IPを拡大していくことを目的としている。
設立に併せて、同年7月12日に中国で展開されたBilibili World 2024のポケットペアブースで販売された「パルワールド」グッズのオンライン受注販売を実施している。
特許権侵害
早期リリースから丁度8ヶ月が経った2024年9月19日、任天堂と株式会社ポケモンの共同で株式会社ポケットペアに対し特許権の侵害訴訟を東京地方裁判所に提起したことが報じられた。
同社IPの『ポケットモンスター』シリーズのシステムとの共通点が多く、「ポケモンに類似している」という問い合わせも多かった。既に同年1月時点で知的財産権の侵害行為を調査するという旨の公式声明を出していたが、とうとう実行に移したのだろう。
なお、この件に対応してパルワールド公式もまた声明を発表している。
関連動画
プレイ動画
こんな遊び方も・・・
関連静画
関連項目
関連リンク
- Palworld | Pocketpair,inc.
- 株式会社パルワールドエンタテインメント
- Steam: Palworld / パルワールド
- Palworld / パルワールド (Game Preview) を購入 | XBOX
脚注
- *ミルフィーでも代用可。戦闘に慣れているなら、メルパカでもOKだが、メルパカは出現レベルが少し高いので、服がないこの段階では少し厳しい。また、このほかに羊毛をドロップするパルは数種類いるが、いずれも初期スポーン地点からは大きく離れており、強敵なことから現実的とはいいがたい。なお、羊毛は小さな集落で購入が可能だが、そのためには売却可能な素材かき集めて小さな集落まで赴き、売却したうえで、お金を1個あたり100、つまり4個必要なので400必要となる。
- *温度が現在の装備で耐えられる温度から外れると継続ダメージを受ける。火山であれば熱帯地の民族服などの耐熱装備が、雪山・霊峰であれば寒冷地の民族服などの耐寒装備が、砂漠であれば昼間は耐熱、夜間は耐寒の装備が必要。なお、アンダーウェアでも多少は対応可能だが、序盤に手に入るものでは1段階までしか対応できないため少し厳しめ
- *特に第三禁猟区のラッキーパルに至ってはレベル50(最高レベル)なので、レベル40前後で向かっても戦闘はおそらく相当苦戦する
- *ベラノワールはLv30、HPが29万4000とヴィクター&ゼノグリフ(Lv50、ソロ戦ではHP20万750)が討伐できるなら余裕だろうが、ベラルージュはLv50、HP45万で、しかも途中で属性変化しつつHPを約13万回復するため、実質HPがだいたい58万と、拠点パルまで育ててないと絶望的である。しかも、それを討伐して得られるベラルージュ【極】の石板から呼び出せるベラルージュ【極】に至ってはHP90万(当然途中で属性変化&回復を挟むため実質HPは約116万)と、きちんと拠点パルまで鍛えていないと倒すのは到底不可能だろう。なお、パル図鑑のパルをすべて捕獲(というか入手)するにはベラルージュの討伐までは行う必要がある。ベラルージュ【極】の討伐は不要なのがせめてもの救いか。
- *ドロップなし・所持品のみ・所持品と装備品・所持品と装備品と手持ちパルの4つから難易度選択可
- *これはマルチプレイ時のチーター対策、および負荷軽減策として導入された
- *きれいな花99個、角50個、骨50個、パルの体液50個が必要。現在のバージョンではパルの体液は量産が可能。まとまった個数の角や骨を集めるにはある程度お金を払えばいける(これ1個作るには2万Gあればよい)。だが、きれいな花だけはどうしても集めるのが難しく、基本的には禁猟区回ってかき集めることになる。一応ヒメウサ等を狩ることでも集められるが時間を要する
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