Craftopiaとは、クラフト農業ハクスラ自動化建築マルチ対応オープンワールドサバイバルアクションゲームである。
概要
ゲーム情報 | |
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ジャンル | アクション アドベンチャー RPG |
開発元 | POCKET PAIR, Inc. |
販売元 | POCKET PAIR, Inc. |
機種 | Win (Steam) Xbox Series X|S,One |
発売日 配信日 |
2020年9月4日 (Steam) 2021年9月2日 (Xbox) |
価格 | ¥ 2,570 |
その他 | -- |
ゲームソフトテンプレート |
ポケットペアが開発したオープンワールドゲーム。とある理由で滅んでしまった地球の代わりに、新たな世界「クラフトピア」の開拓を行う。好きなもの全部乗せと言わんばかりに多種多様なシステムが投入されている。アーリーアクセスは2020年6月からの予定だったが、7月に延期となり最終的に2020年9月4日に伸びた。
ポケットペアは「開発工程削減のためグラフィックはアセット(素材集)を購入して使用」「ゲームシステムは既存のものを掛け合わせる」という開発方針があり、本作もその要素が見て取れる。こういった方針を知らない人からは本作について「別のゲームからデータをブッコ抜いて販売している」など言われたり、少数だがポケットペアが海外企業だと思われている(ポケットペア公式サイトには所在地は東京
と書かれている)。
とはいえ今作はやりたいものがあっても対応する素材がなかったためか、一部は自作で補っているとインタビューで答えている。例えば生き物が走って発電する発電機はその代表格である。
アーリーアクセスで色々な不十分なところが多いながらも人気は上々で、Overdungeonの頃のような少量の更新内容を毎日行っていたが、開発方針の変更で安定版・beta版・不安定なalpha版と分け、安定版では週1から月1ペースでの更新にしてその分更新内容の分量を増やす方針に変更した(ただし、現在はBeta版は運用されておらず、安定版とalpha版の2種類の運用になっている)。安定版でなければより早く新要素に触れられるが、その分バグに遭遇する。そのため公式からは元に戻せるようセーブデータのバックアップを取るように注意している。
なお、ポケットペアが想定していない設備をユーザーが作りだして、ポケットペアが困惑させられるのはよく見られる光景である。
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https://twitter.com/PocketpairJapan/status/1303243108310638594
主なゲームシステム
基礎
新規キャラクターの作成を行いオープニングを視聴後、ワールドデータを作成する。本作はテラリアのようにキャラクターデータとワールドデータは紐づけされておらず、新規のワールドデータに別のワールドで活動させている強いキャラクターを持ち込んでくることが可能である。以降の説明は新規キャラクター・新規ワールドでゲームを始めること前提とする。
新規ワールドに入ると小さな島に到着する。ここから生活基盤を整えるためまずは木や石を叩いてアイテムを入手し、道具を作っていく。主な制作物として入手効率を上げる斧やツルハシ、作れるものを増やす作業台、生の食料を焼くキャンプファイヤーなど。
敵を倒したり物を壊すことでレベルが上がり、スキルポイントを獲得する。スキルポイントによって特殊な攻撃、恒常的なボーナスを得ることができる。スキルポイントの振り直しにはまとまったお金が必要だが、バージョンアップでスキルの仕様変更が起きた際は1回だけ無料で振り直しが可能になっている。
文明レベル・転移
本作には文明レベルが設定されており、時代の祭壇で指定されたアイテムを消費することで文明レベルを上昇させることができる。文明レベルによって作れるものが追加される仕様のため、文明レベルを上げるのは必須事項と言える。
ただゲーム開始時点の島だけではできることが限られており、高度な文明に必要なアイテムが手に入らないこともある。そこで転移の祭壇を作り別の島へ移動することで新アイテムを確保することとなる。こちらも指定されたアイテムを消費して新しい島に行けるようにすることができるが、遠くの島は敵レベルも高く、キャラクターのレベルや装備を用意しなければまともに活動させるのは厳しい。
Portal Knightsのようなポータル経由での移動でオープンワールドと主張することを不満に思う人もいたが、2021年7月10日にフィールドのシームレス化が発表され、将来的に転移の祭壇に依存せず他の島への移動が可能になることになった。実装時期は未定。
アーリーアクセス開始時点では文明レベルはレベル5の産業の時代まで。その後のアップデートで順次新しい時代が解放されていく。現状産業の時代までは比較的開放が楽だが、火の革新の時代以降はそれなりに環境を整えないと必要アイテムを準備するのは難しい。
農業
農地を設置して水をまき、収穫することで得られる。最初に作るであろう小麦畑は種を植える手間がいらず、小麦畑を設置して水をまくだけで時間が経てば収穫可能、野菜を取り扱う農園は生産のたびに種の植え付けと水まきを経る必要がある。
種はレアリティが低いものだと敵が落とすことがあるがドロップ数は少なく、野菜を収穫しても種は出ない。そのため種はタネ抽出機で作物から取り出すことで大量に集めるのが基本となる。敵からドロップしない珍しい種は、品種改良プラントで作物を消費して新種の種を探し出すことで最初の1つを手に入れて、農地で作物を作ってタネ抽出機にかけて数を増やしていく。
水は水辺で空バケツに水を入れて撒くこととなるが、バケツは高確率で消費するほとんど使い捨てで水汲みもかなり手間がかかる。そこで井戸を設置しておくと、上限はあるが自動で水入りバケツをストックしてくれる。さらに文明レベルが上がれば定期的に水を撒くスプリンクラー、農作物を収穫してアイテム化する回転のこぎりが使える。
2021年6月23日のアップデートでハーブなどの小さい植物はタネを手に入れてプランターに植えて育てることができるようになった。一度種をまけば小麦のように植え付けの必要はなく、定期的な水やりと刈り取りで量産ができる。
畜産
肉や副産物獲得のために動物やモンスターを狩ることになるが、いちいち走り回るのは面倒。効率よくアイテム確保できるような施設として、交配所が用意されている。
これは親になる生物2体をセットすると定期的にダメージの発生と交配所にセットした生物に対応する生物が生まれる施設である。例えば親になる牛をセットすれば施設にセットした牛は定期的にダメージを受け、交配所の排出口から新たな牛が生産される。
当初は親の生物の消耗を理由に交配所への生物のセット、継続的な生産のためにはうまいこと交配機に載せるように誘導路を作る必要があった。が、2020年12月21日のアップデートで追加された緑モノと交配所を利用した回復装置が考案される。わざと生まれた緑モノを死なせるようにして、緑モノが倒れた際に発動する回復効果を定期的に発生させ、体力が減る親を回復させ続け半永久的に生産を続ける方法で自動化が完成した。
漁業
釣りは釣りポイントで釣竿を使うことで魚が釣れる。内陸と外海で釣れる魚は違う。生で手に入るのでそのまま食べればダメージを受けてしまうので調理が必要。調理の際はキャンプファイヤーでそのまま焼くか、切り身マシンで切り身にして料理の素材にすることとなる。
2021年4月21日のアップデートで新たな漁業の手段としてカニカゴが追加。水中に罠を仕掛け、一定時間後にアイテムが手に入る仕掛けとなっている。
鉱業
鉱石はツルハシで出っ張った石を叩くことで手に入るが、指定されたランクに満たない道具で叩いても手に入れることはできない。採りきってしまうと石は消滅する。
また出っ張った石だけではなく、プレイヤー間で鉱床と呼ばれている平たい岩場があり、こちらは出っ張った石とは違い普通にやっていれば採りきれないほどの鉱石を獲得することができる。
鉱床に対して採掘機を使うことで定期的にダメージを与えて鉱石を吐き出してくれる。ベルトコンベアと組み合わせてチェストなどの容器に入れることでプレイヤーが張り付かずに鉱石を手に入れることができる。鉱石は大抵の場合精錬してインゴットの状態にして素材として使うため、集めた鉱石は炉でインゴットにする作業が必要となる。
本作では鉄など低ランク鉱石は比較的に需要が高い鉱石のため、離席時に自動採掘設備のある島の安全な場所に放置しておけば効率よくゲームを進められる。
2021年2月10日のアップデートでとりつくして壊れた鉱床を回復させる人工岩盤と隆起剤が追加。壊れた鉱床に人工岩盤をセットして隆起剤を使うと鉱床が復活する。人工岩盤は当初石の岩盤しかなかったが、その後のアップデートで低ランク鉱石の鉱床も用意された。
建築
本作での建物はフォートナイトのように床・壁・斜め板を組み合わせて建物を作る。同じ形状のパーツでも表面のテクスチャが違ったり窓や扉など穴の開いたパーツもある。アップデートで定期的に新しい床・壁・斜め板が追加されており、2021年6月23日のアップデートで1辺が1/4の建材が追加されて多少だが細かい装飾もできるようになった。
家具はアーリーアクセス後の更新で少しずつ追加されている。例として、座っている間満腹度が減らず自動化装置の放置に向いた椅子、初めての専用の明かりになるガス灯など。
世界遺産と呼ばれるカテゴリーの建築物では自分で資材を配置せず、要求された資材を消費することで建てられるという仕様になっている。要求資材数は膨大だが、その分見返りのある効果を得ることができるし、完成段階を引き継いで別の場所に再設置することもできる。
戦闘
攻撃手段は片手剣・両手剣・杖などの武器攻撃、弓と矢による遠距離攻撃、MPを消費して使う魔法など。
武器攻撃は武器を持って攻撃するだけでいいが、遠距離攻撃は矢がないと使えないし、魔法はスキル習得画面からホットバーへアイコンをドラッグしてセットしなければ使うことはできない。魔法以外のスキルとして特殊な武器攻撃・遠距離攻撃があるが、これらも魔法同様のセットが必要。
以下、各武器種ごとの特徴。
片手剣
片手剣やナイフ、杖などが該当する。両手剣には攻撃力で劣るが盾が使えるので攻防のバランスよく戦える。盾のダメージカット率が非常に高く、盾のエンチャントでさらに能力を上げられるのも魅力。
さらにスキルで二刀流にすれば高い攻撃力を得られる。二刀流ではスキルにマイナス補正がかかるため通常攻撃連打で戦うこととなる。
両手剣
長剣やハンマーなどが該当する。攻撃特化で高い攻撃力があるが、溜めを行うことで溜めてる間ダメージを軽減させてさらに攻撃力を上げることができる。ただし、攻撃スピードは片手武器よりも遅い。装備のためにはスキルが必要で攻撃の度スタミナの消費が発生する。
弓
弓と矢のセットが必要。もちろん矢は消耗品だが、剣よりも遠くから一方的に戦えるのが強み。クリティカル率は固定だが、ヘッドショットは発生するので積極的に狙いたい。
魔法
スキルを覚えてスキルツリーからアイコンをドラッグ、あらかじめインベントリにセットして発動する。使用する際はMPを消費する。雑魚と戦うなら攻撃魔法だけでも問題なくてもボスクラスになると威力に難があるため完全魔法プレイは現実的ではない。
アーリーアクセス開始時には魔法を使用しても武器耐久値が減らなかったためかなり使い勝手が良かったものの、武器耐久値の回復ができるようになる・装備している武器耐久値が減るようになるなどもあり、相対的に使い勝手は悪くなったが、それでも広範囲攻撃は雑魚モンスターの処理には便利なので完全に使い物にならないわけではない。
2021年9月30日のアップデートでは新たに魔法杖が実装され、組み合わせて使うことでより強力な攻撃ができるようになった。
素手
武器も盾も装備せず自らの拳だけで戦う。性質上リーチは短いが、武器耐久値の消耗を気にしなくていいのが特徴。素手専用スキルで強力な攻撃や採掘も行える。
性質上武器や盾にエンチャンとを乗せることができないため、装備強化手段の面で不利を背負っており、アップデートで武器耐久値の消耗が全体的に抑えられるようになって肩身が狭い状態になっている。
槍 (2021年2月10日~)
片手剣と両手剣の要素を併せ持つ武器。両手剣のようにリーチが長いが、攻撃を受けて攻撃発生をつぶされることがないのが両手剣との違い。攻撃中でなければ盾を構えられるため、片手剣のように盾との併用ができる。しかし二刀流で使うことはできない。槍なので投げつけることも可能だが、手元に再出現するまで槍としての攻撃はできない。
銃 (2021年6月23日~)
使うためには銃に加えて銃弾が必要。攻撃力が設定されているものの、威力は固定ダメージで強力な剣に比べたら威力は控えめ。ゲーム中の銃の説明では「内部構造が現実のものとは違う」と言われているのか原因なのだろう。有効射程や威力減衰の概念があるため適切な距離で撃たなければならない。
この武器の真価は魔法主体で戦うキャラやアイテム生成系のスキルを中心にした生産系キャラのような攻撃力には自信がないキャラが物理攻撃したい場合に使うための武器だと言える。銃弾には作るのに集めるのに手間がかかる黒色火薬やレアメタルが必要となるが、1回のクラフトでまとまった数ができるように配慮はされている。
魔法杖 (2021年9月30日~)
通常攻撃でMPを消費してアルカナボルトという攻撃を飛ばせる杖。繰り返し当てることで弱体化効果が付与でき、一時的に魔法攻撃力が上がる集中の一時強化を併用して強力な一撃を浴びせる。魔法を使った直後に集中が、当てた数秒後に弱体化効果が消えるため、再度強力なダメージを浴びせるためには再びかけなおすこととなる。集中には一部魔法の密度を上げる効果があり、これまで使いにくかった魔法も魔法杖との組み合わせで単体に大ダメージを与えることができるようになった。
これまでにも杖は存在しており、物理攻撃力よりも魔法攻撃力が高く設定されていたが、魔法杖に比べれば意匠の凝ったただの棒である。しかし、魔法杖が両手武器で防御面に不安を抱えてるのに対し、杖は片手装備のため盾を併用できるのが強みとなっているので、火力と生存性の観点から住み分けはできている。
恒常強化・ダンジョン
島内にはいくつかのダンジョンが設置されており、ダンジョン内での試練を突破することで宝箱のアイテムと成長の石板が手に入る。この石板は島の上空にいるアヌビスに4つ渡すたびに体力・マナ・スタミナの最大値を引き上げることができる。
ダンジョンの課題は様々。敵討伐系のダンジョンは一本道の単純な構造のため迷うことはなく、ボスがいる。ボスはアーリーアクセス開始時点ではエンシェントゴーレム1種類のみだったが、レベル3以上の島でエンシェントゴーレム以外のボスが出るようになった。
ボス討伐を目的にしないダンジョンもあり、アスレチックを攻略したり時間内に的をすべて壊すなどの課題がある。足場を簡単に用意できるゲームのため、場合によっては仕掛けを相手にせず著しく簡単に攻略できることも。
ダンジョンの入り口の前には番人のようにクマやワニなどの凶暴な動物がいるが、内部まで追いかけてこないため逃げ回って強行侵入することは可能。出たときに不意打ちを食らわないように注意。
2021年6月23日に新たに上位版の進化の石板が追加され、成長の石板では引き上げられない新たな能力の引き上げもできるようになった。こちらはダンジョンに必ずあるわけではなく、ドラゴン系のボスを倒すと低確率で出てくることがある。成長の石板よりもはるかに集めにくいが、成長の石板ではできないインベントリの枠の増加などが行える。
エンチャント
アイテムを入手した際に「○○の」「○○な」といった言葉が頭につくアイテムが手に入ることがあり、これらの言葉がついているとエンチャントとして通常とは違うステータスの変化などの追加効果が付与される。
これらはアイテムを加工した際にも確率で引き継がれることがあり、例えば(エンチャントA)素材1と(エンチャントB)素材2で完成品を作った場合、エンチャントがつかない、エンチャントが片方だけつくこともあるが、低確率で(エンチャントA)(エンチャントB)完成品ができあがることがある。
エンチャントは最大4つまで付与可能。理想の装備のために強力なエンチャントのついた素材を集めてアイテム作成に挑戦するのは本作のやりこみ要素といえる。
ただ、4つ付与されたエンチャント装備を狙うと確率で1~2%を狙わないといけないという苦行と化すこともあり、2021年4月21日のアップデートで基礎付与確率の増加、エンチャントポイントを消費して1つ必ず素材に付与されているエンチャントをつけられる確定エンチャント付与(ただし耐久値が上がる「補強済みの」が確定する)が追加。ほしいエンチャント3つまでの装備なら比較的楽に作れるようになった。エンチャントポイントは島レベル4以上の宝箱や落下してきた補給ポットから入手可能。
お金
本作には(一度世界が滅んでいるのに)お金の概念があり、市場を作ってアイテムを入れると1日4回特定の時間に売却が行われてお金が手に入る。モンスターを倒してもお金は出ないが、落としたものを市場で売り払えばお金となる。
お金の使い先はタネ抽出機・品種改良プラントの使用費用、武器の修理・修繕、マップの特定地点に現れる商人との買い物など。ゲームオーバーになると所持金の10%を没収される。
2020年12月21日のアップデートで銀行が追加。多額のお金を持っているとゲームオーバー時の没収金額がきついため、銀行に預け入れ・引き出しすることで所持金を保護できるようになった。設置されている銀行の数だけ保管できるお金の量が増えるが、どこかの島に大量の銀行が並ぶ光景も異常なのもあって、2021年2月20日のアップデートで預け入れ・引き出し能力はないが銀行20個分の現金保管能力を持つ札束が追加された。
ミッション
ゲーム進行にかかわるミッション、チュートリアルや挑戦要素としてサブミッションが設定されており、長期・短期目標として用意されている。
アーリーアクセス時点ではメインミッションは未実装。現在も形式を検討しており実装の見通しは立っていない。
2021年2月10日のアップデートではサブミッションが追加された。チュートリアルになっているほか、クリアすることでインベントリの枠やスキルポイントが恒久的に増える。
ガチャ
プリズムガチャという見た目がガチャポンの設置物はガチャコインを投げ込むことでランダムなアイテムを排出する。これらにはエンチャントがついており、もしかしたら本来作ることのできない組み合わせの装備品が出ることがある。
出てくるものには鉱石や革など素材アイテムもあるのだが、エンチャントがランダムでつくという点を利用して、通常のアイテム採取では見つからない強力なエンチャントのついた素材アイテムを探して加工品へのエンチャントを狙うエンチャント廃人もいたりする。エンチャントポイントによる確定化もあり、根気さえあれば理想のアイテム作成は実現は不可能ではない。
自動化
建材や食料集めなど大量な資源がいる場合でも一部作業は自動化させることが可能。離席中に自動化装置のある場所で待機させておけば、効率よく資源を回収することができる。ただ、本当に文字通り放置すると敵の攻撃を受けて倒されたり空腹でダメージを受けるため、自動化装置近くに安全な場所を作って満腹度を減らさないで済む椅子に座らせると安全。
2021年6月23日のアップデートで物理シミュレーションを一部範囲に適用するようになり動作の軽量化が図られたが、その結果同じ島でも遠くにいると自動化装置が働かなくなるようになった(設定で以前通りの島内全域への適用に変更可)。離れた場所でも動かしたければ、同じく実装されたモノリスを設置するとモノリス周辺のみ近くにいなくても物理シミュレーション適用範囲として扱われる。
鉱石を採取してインゴットにして保管
鉱業の項で書いた通り掘削機を使うことで鉱石が取り出せるため、後は運んで精錬を行えばよい。
手法としては掘削機を鉱床に設置し、掘削機から吐き出された鉱石をベルトコンベアに乗せて自動炉に通して精錬する。 できあがったインゴットは再びベルトコンベアで運び、チェストにつけたアイテムを吸わせるホッパーで回収させる。
小麦からバイオエタノール生産
クラフトピアでは小麦を調理して小麦粉を作り、小麦粉を熟成所に入れる(奇妙な生産)工程を経てバイオエタノールが生産される。バイオエタノールは高レベルの島開放で要求されるアイテムになっており、アーリーアクセス開始当初は生産時間も要求数もすさまじく、空き時間を見てちまちま生産しなければまともに冒険できない状態だった。参考までに当初はレベル7の島開放にバイオエタノールは100個、1個生産に60秒かかった(2021年7月時点では20個と40秒に削減)。
プレイヤーができあがった小麦粉を運んで大量の熟成所に少量ずつ投入して平行作業させるのもなかなかの手間だったが、チェストから生産に使うアイテムを自動で取り出して生産するクラフトコネクタで全自動化が成立した。
小麦畑に自動で水を撒くスプリンクラーを設置し、畑に囲いをつけて回転のこぎりを設置。小麦が収穫可能になると回転のこぎりが回収してアイテム化するので、ホッパー付きチェストで回収。回収させたチェストと調理用なべをクラフトコネクタで繋ぎ、自動生成で調理用なべには小麦を小麦粉にするように設定。 調理用なべにはアイテムを排出するドロッパーをつけて、できた小麦粉を排出。
さらに新たなホッパー付きチェストで小麦粉を回収。熟成所とチェストをクラフトコネクタで繋ぎ、自動生成で熟成所に小麦粉をバイオエタノールにするように設定。熟成所にドロッパーをつけて、できたバイオエタノールを排出してホッパー付きチェストでバイオエタノールを回収で完成となる。
糞を集める
動物は一定時間経つたびに確率で糞を出すのだが入手頻度が高いとはいえず、その一方で素材で糞を要求するアイテムの需要が高い悩みの多い素材である。
動物を囲いに入れて囲いの範囲内を対象にホッパー付きチェストで回収するという方法が比較的回収ペースの良い手法として挙げられていたが、2021年7月8日にNPCが糞を出さなくなったバグの修正と共にトイレを使って糞を出すようにもなったため、NPCを閉じこめてトイレにドロッパーを出して回収させる糞生産工場にする手法でより効率よく集める手法が開発された。
錬金(2020年12月21日~)
スキルにより、自分の近くにあるアイテムを別のアイテムに変えることができる。自分の近くでフィールド上に落とせるだけアイテムを落とした状態で錬金スキルを使用すれば大量のアイテムの変換が可能。スキル発動にはMP以外にそこそこ作成に手間がかかる錬金の触媒を消耗する。
錬金スキルは食べ物を変換するフレッシュアルケミーと食べ物以外を変換するネイティブアルケミーの2種類。食べ物か食べ物以外かの条件が合えばそれ以外の変換前のアイテムの内容が変換後のアイテムの内容に影響を与えることはないため、いくらでも手に入るアイテムを素材に錬金してしまえば、珍しいアイテムをスタック単位で確保することができる。錬金の触媒の製作に必要な素材の一部も出るため、体制が整えば無限ループに持ち込むことも可能。
ただし、エンチャントで効果と価値が大きく落ちる「錬成された」がつき、このまま加工して消費アイテムとして使ったり、売却するのは損になる(2021年6月23日のアップデートで洗濯機ですべてのエンチャントを消せるようになり、売却額を元通りにすることができるようになった)。また、時代を進めると要求されることの多い複数の金属を素材にする合金系のインゴット、ボスクラスからドロップする生体素材は錬金では出てこないためこれらは自力で集めることとなる。
錬金自体は戦闘には一切役に立たないため、アイテム生産向けのキャラクターをサブで用意するのが無難。
図鑑(2020年12月21日~)
ゲーム中で入手したアイテム一覧を見ることができるが、それだけではなく指定数同じアイテムを収めるたびにステータスがわずかに上昇する。この強化は装備やスキルがなくても恒久的に発生するものになっており、手間に合う程度でいいので納品しておけば総合的には馬鹿にならない強化幅になっていることも。
精錬(2020年12月22日~)
精錬で同一の武器と精錬石を素材にして強化元武器に修正値をつけ強化することができる。武器には強化しただけ+〇(数値)がつき、100に到達すると・改がついて強化値とは別のボーナスでさらに強化が入る。これ以降もさらに・改+〇として強化が続き最高で200回(・改+100)まで強化ができる。ただし一部の強すぎる武器は強化がこれよりも低く抑えられている。
精錬石は5段階の質があり、強化値が低くと武器の★の数値が低い低性能な物は低質な精錬石でよいが、強化値が高い時、もしくは★の数値が高い高性能品だと強化値が低い時でも純度の高い精錬石を要求する。低質な精錬石は炉で生産することが可能だが、純度が高いものはボスからのドロップアイテムとなっているためボス周回が必要となる。
また強化したい武器が鍛冶屋で自ら生産できないものだと、ガチャ玉や宝箱のドロップで強化良い素材武器をかき集める手間も必要となる。低★武器でお手軽強化を狙うか、高★武器の更なる高性能化を目指して苦労するかはプレイヤー次第。
VRM(正式導入 2020年12月22日~)
VroidHubに対応しており、VRMモデルのアバターを使ってクラフトピアで遊ぶことができる。使えるアバターは自分でアップロードしたものか自分で「いいね」をつけた他人のアバターかつ「年齢制限がない」と「暴力表現での利用OK」がついたもの。
もともと公式が対応する前に有志によってVRMmodが作られ非公式でVRM対応が行われていた。現在はポケットペアが公式対応することになりVRMmodの更新は終了している。久々にクラフトピアをプレイした際にVRMmodを導入したまま起動していると、モデルの頭が消えている不具合が発生するので、VRMmodを外してVroidHubを通して導入すること。
Mod(正式導入 2021年6月23日~)
VRMmodを始めとしてアーリーアクセス当初からModは出ていたが、2021年6月23日Steam Workshopに対応。公式前提ModとしてCraftopia Mod Loaderを導入する必要がある。
ペット(2021年6月23日~)
モンスタープリズムを投げて捕獲した動物やモンスターをペット管理マシンに入れて登録することでペット(仲間)として使役できるようにすることができる。
ペットとなるとプレイヤーに同行して戦闘に参加してレベルによって能力が強化されるようになり、蔵がついて乗り回すこともできるようになる。また、種類ごとにモンスタープリズムに入れていた時には働かなかった特殊能力が追加される。例えばキリンなら糞を出す際に大量の糞を出すため、安全な場所に放置して黒色火薬生産のための稼ぎに使うことができる。
実装当初の時点では一部の動物やモンスターのみペット化が可能。ボスクラスのモンスターもペット化できるが、鎖式拘束弾4機(使い捨て)を打ち込んでようやくモンスタープリズムを投げて捕獲のチャンスがあると言う形となり手間がかかる。
クリエイティブモード(2021年9月30日~)
ワールド作成の際にクリエイティブモードで世界を作ると、全アイテムが使いたい放題の状態でゲームを遊べる。この世界で作ったものは持ち出せない。通常ワールドで作りたい施設の試作などの使い道が考えられる。
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