ブリガンダイン ルーナジア戦記とは、2020年6月25日発売予定のNintendo Switch専用のSRPGである。
概要
1998年発売のプレイステーション用SRPG『ブリガンダイン-幻想大陸戦記-』及びそのリメイク作品である『ブリガンダイン-グランドエディション-』シリーズの続編。
なんとびっくりの20年越しの完全新作である。
シリーズの続編とは言えストーリー上の繋がりなどはない為新規プレイヤーも安心。
ジャンルは「ファンタジーウォーシミュレーション」。いわゆる国取りゲーム。
他ゲーで例えれば「信長の野望」のような陣取りシミュレーションを基本に、敵軍との戦闘では「ファイアーエムブレム」のような一般的なシミュレーションRPGの形式をとる。
プレイヤーは6勢力から自分の勢力を選び、他勢力に侵攻して領土を拡大し全国制覇を目指していく。
勢力によってキャラクターが違うのはもちろん、地理的な条件から攻略難易度も変わってくる。
システム上でもそれぞれ☆の数によって難易度分けされているのでこういった類いのシミュレーションに自信がないプレイヤーは難易度低めの勢力を選ぶのも手。
2020年4月30日、無料体験版がニンテンドーeshopで配信開始。
やたら親切で丁寧なチュートリアルモードに加え、難易度イージーで10節限定ではあるが6勢力のうちの一つ、「ノーザリオ王国」の本編序盤がプレイ可能。
非常に分かりやすくゲームを理解できるため興味がある人は是非ダウンロードして試してみて欲しい。
ゲームシステム
このゲームでは部隊の準備と、その部隊を各拠点に展開する「編成フェイズ」、
そして侵攻先の決定と戦闘そのものを行う「攻撃フェイズ」の2つのフェイズを繰り返し進めていく。
「編成フェイズ」と「攻撃フェイズ」を合わせて1節とし、難易度によっては120節までに制覇しないといけないなどの節数制限がある。
編成フェイズ
戦闘に備えて準備を整えるフェイズ。
純粋なSRPGであれば部隊編成やアイテム整理程度で終わる部分だが、基本が国取りゲームであるこの作品ではこの編成フェイズこそがゲームの肝となってくる部分と言っても過言ではないかも。
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部隊編成
このゲームのユニットは大きく分けて2種類。
部隊を率いるリーダーである「ルーンの騎士」と、騎士に付き従う「モンスター」。
ルーンの騎士がいわゆる固有キャラであり、モンスターは比較的替えがきく汎用キャラ。
ルーンの騎士一人につき最大6体のモンスターで1部隊を形成する。
モンスターにはそれぞれコストが設定されており、また騎士によってキャパシティも違う。
強力なモンスターで少数精鋭にするか、手軽なモンスターで数を揃えるか。
単純な基本性能だけでなくそれぞれ個性的なスキルなども持っており、
どう組み合わせて強力な部隊を編成していくのか、このシリーズの非常に楽しい部分である。 - 移動
部隊を自軍の拠点間で移動させ、敵の侵攻に備えて防衛したい拠点に配置していく。
領土内の道で繋がってさえいればどの拠点にも1フェイズで自由に移動させられる。
他勢力と隣接した拠点しか侵攻を受けず、またこちらからも隣接した拠点しか侵攻出来ない。
必然的に戦力はそういう敵領土と隣接した拠点に集中させる事になるが、
当然領土が拡大していくと防衛しなければならない拠点も増えていく。
防衛拠点と自軍戦力のバランスを考えながら部隊配置していかなければならない。 - クエスト
手の空いた部隊はクエストに出発させる事が可能。
節の終わりにアイテムや経験値、果てはルーンの騎士候補などを獲得する事があるが、
クエストに出すとその節の攻撃フェイズからは除外されてしまう。よく考えて出動させよう。
攻撃フェイズ
編成フェイズで準備した部隊で、隣接した他勢力の拠点を侵攻先に指定し、
その後にこのゲームの花形となる戦闘パートを行う。
- 攻撃
ここでの攻撃はワールドマップで侵攻先の敵拠点を指定する事。
部隊を配置した自領地の拠点と道で繋がった敵拠点のみ侵攻先に指定する事が可能で、
自拠点に配置した部隊の内から好きに選んで侵攻させられる。
ただし敵からも侵攻される事があり、互いの侵攻がカチ合うと戦力の高い方が侵攻側、
低い方が防衛側になって戦闘パートに移る。 -
戦闘
ここでようやく戦闘パート。ワールドマップから各拠点で固有のバトルマップに移り、
侵攻させた部隊の内から最大3部隊を選んで出撃させる。
将棋やチェスのように騎士やモンスターを動かして戦わせる、いわゆる一般的なSRPG形式。
マス目は四角ではなく六角形のヘックス制と言われるちょっとマニアックなタイプ。
侵攻側が勝利するとこの拠点を奪えるが、地形的には防衛側が有利な地形で守りやすい場合がほとんど。- バトルマップでの部隊
戦闘時は各騎士、各モンスターはユニットとしてバトルマップのマス目に配置される。
騎士はそれぞれ統魔範囲と言うものが存在し、部隊のモンスターはその範囲を外れると弱体化する。
その為基本的には部隊毎にまとまって進軍するのがセオリー。
イメージとしてはGジェネの指揮範囲。 - 地形
マップには平地、山、川、湿原など様々な地形のマスが存在し、
またユニットによって得意な地形が異なる。命中率や回避率、移動数に関わってくる為、
どの部隊を進軍どう進軍させるか、プレイヤーの腕の見せ所である。 - ZOC効果と包囲
ZOCとは敵対ユニットに隣接したマスに侵入するとそれ以上の移動はできなくなるという、
SRPGでは割と定番のシステム。これを利用して前線を形成して後衛を守れる。
そして本シリーズ固有のシステムとしてZOCを利用した包囲効果というものも存在する。
敵ユニットのZOC範囲全てにこちらのZOCを重ねる事で発動、
包囲した敵ユニットの回避率、クリティカル回避率を大きく下げる。
六角形のヘックス制の為前後で挟み撃ちにする事で発動可能。
また当然敵側にとっても有効なシステムなので味方を単独で突出させるのは非常に危険。 - 技と魔法
騎士もモンスターもクラスによって様々な技や魔法を使える。
特に魔法は基本的に必中攻撃であり、広範囲なモノもある為非常に優秀な攻撃手段となる。
- バトルマップでの部隊
各勢力
ノーザリオ王国 【難易度 ★☆☆】
総拠点数5 前線拠点数2
大陸の北西に位置し、隣接する国はガイ・ムール共和国、グスタファ神聖帝国の2国。
敵国との隣接拠点は2つだけなので、一方をそこそこの戦力で防衛、
もう一方をエース戦力で侵攻すると言った分かりやすい配分で序盤が乗り切れる。
また騎士も序盤は未熟なユニットが多いものの成長に優れるそう。
君主のルビーノ王子は正統派な主人公タイプのイケメン。
公式でも初心者にオススメの勢力。体験版もここ。
ガイ・ムール共和国 【難易度 ★★☆】
総拠点数8 前線拠点数3
大陸で二番目に広大な国土を誇る共和国。
その割に敵国との隣接拠点は3つのみ。しかし当然ノーザリオよりは難易度があがる。
隣接している3拠点のどこから攻めるのか?どこを守るのか?その見極めが重要かも、との事。
騎士たちは優秀でバランスよく様々なクラスがいるそう。
トップのエルザは共和国大統領の娘。金髪お嬢様タイプで非常にカワイイ。
シノビ族 【難易度 ★☆☆】
総拠点数5 前線拠点数2
国と言うよりその地域に暮らす部族。
領地は狭いもののノーザリオ同様隣接拠点は2か所のみで非常に守りやすい。
また領土内は森が多く、得意地形が森のクラスの騎士が多いそう。
君主は褐色少女のタリア。基本女系の部族らしく褐色でおっぱいが凄いキャラが多数。
グスタファ神聖帝国 【難易度 ★★☆】
総拠点数6 前線拠点数3
広大な国土の割にマナの産出が乏しい拠点が多い。
痩せた土壌の荒涼とした地形なのかもしれない。
味方騎士は他国より少ないものの、単体での強さは随一。
君主は皇帝ティム。眼鏡をかけて指揮棒のようなものを持っているが、
強力な前衛タイプらしい。
マナ・サリージア法王国 【難易度 ★★★】
ガイ・ムール共和国すら凌ぐ大陸最大の国家。
隣接拠点は驚異の5か所で唯一の難易度★3の最高難度評価。
言うまでもなく上級者向けの国である。
君主は法王の嫡子ルド。穏健派だった法王とは正反対の改革急進派。
ミレルバ諸島連邦 【難易度 ★★☆】
海に分断された島々と言う珍しい地形。
守りやすく、しかし攻めにくい地形。必然的にバトルマップでは水上マスが多くなる。
関連動画
関連静画
関連商品
関連項目
外部リンク
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