傾福さん単語

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ケイフクサン

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傾福さんとは、制作集団irodoriの自主制作アニメである。
当記事作成時は読み方は明言されていなかったが、DVDのファイル名「KEIFUK USAN」を元とした。その後の作品「へんたつ」等で"けいふくさん"と読まれているのが確認出来る。

概要

irodori/たつき監督のツイッターアカウント @irodori7より、2017年 8月15日からお披露目された短編作品。

2017年 12月29日、コミックマーケット93の1日目よりDVD+冊子の形態で頒布。後にAmazonにて通販予約が開始され、2018年 2月5日の発売予定が予約殺到を受けて2月19日に延期され、アニメの売れ筋ランキング、更にはDVDの売れ筋ランキングの1位を達成し、オリコンデイリー DVD 総合ランキング 1位の座に輝いた。内容が公開済みの5分程度の同人アニメ作品としては異例と言え、ファンを驚かせた。

TOKYO MXにて2018年 3月27日 25時(28日午前1時)にテレビアニメとして地上波放送された。
公開されていた物とほぼ同内容だが、背景にメッセージが追加されている。
その後、2018年 7月20日にはビリビリ動画のBILIBILI WORLD 2018にて上映された。

内容

過去作の「駅長さん」との繋がりを感じさせる、鉄道のモチーフや半透明の宙を舞う生物に、鳥居や社と言った和風・神道のテイストが加わった少し不思議な世界の一日を描いたゆったりとしたお話。

幻想的な舞台に日常を感じさせる演出、考える余地の残された描写によりほんわかとしつつ何処か引き締まった世界観が展開される。

テレビアニメ版の「ケムリクサ」を想起させるモチーフが登場し、12個(1クール分)の箱を送り出す描写などからアニメ制作を題材にした世界とも見受けられる。

製作スタッフ

敬称略

監督とか : たつき
作画とか : 平安
美術とか : ゆっこ
声 : 花守ゆみり
音まわり協力 : くれない８８、都築寿文
スペシャルサンクス : 福原慶匡

登場人物

傾福さん: 駅長さんと同じ駅員風のコートと帽子を着用した少女。
一人称はオレ。長い緑色をマンタヘアピンで留めている。普段は帽子に隠れているが、冊子に掲載された設定画では白い二本の角が生えているのが確認でき、ツイッター上に投稿された一枚絵でも垣間見る事ができる。更に設定画では八重歯が描かされている。ちなみに裸足である。オレっ娘にして角っ娘。大事なことなので(ry; 明るく素直な性格で、本人曰く引きが良い。線路とプラットホーム、鳥居などが合わさった様な空中の構造物で何かを待っていた。鳥居から降りてきた廃ビル群の構造物を、マンタと共に踏切の遮断器めいた大幣的な物を持って探索し、そこで選んだ電球の様な物を磨いて練った。
マンタ: 傾福さんと一緒に居る、マンタのような浮遊する青い半透明の生き物。
「こしょこしょ」としかしゃべらないが、会話は成立している模様。; 傾福さん曰くネガティブ。ベタな物を選ぶ性格のようだ。
結構器用で湯呑でお茶を飲む事もできる。
亀: 線路の上を泳ぐ浮遊する半透明のウミガメのような生き物。; 傾福さんが電球を磨いて練った12個のダンボール的な物を引き連れて運んだ。
人影: 亀の向かった先に居る人物。一体何者なんだ・・・
一説には駅長さんではないかとも。