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和田一浩（わだ かずひろ、1972年6月19日-）とは、岐阜県出身の元プロ野球選手（外野手）であり、輝く男である。現在は中日ドラゴンズのコーチを務める。
概要
| 中日ドラゴンズ #75 一軍打撃コーチ |
|
|---|---|
| 和田一浩 | |
| 基本情報 | |
| 国籍 | 日本 |
| 出身地 | 岐阜県岐阜市 |
| 生年月日 | 1972年6月19日 |
| 身長 体重 |
182cm 90kg |
| 選手情報 | |
| 投球･打撃 | 右投右打 |
| 守備位置 | 外野手 |
| プロ入り | 1996年ドラフト4位 |
| 経歴 | |
| 選手歴 コーチ歴 | |
| 国際大会 | |
| 代表ﾁｰﾑ |  日本 |
| 五輪 | 2004年 |
| WBC | 2006年 |
| プロ野球選手テンプレート | |
岐阜商業高高等学校では2年春夏に控え捕手として甲子園大会に出場した。
東北福祉大学に進学し、仙台六大学野球で首位打者とベストナインを獲得した。
神戸製鋼に就職し、都市対抗野球大会に補強選手として出場した。
1996年ドラフト4位でに捕手として西武ライオンズに入団した。
西武時代
入団当初、西武には伊東勤という正捕手がいたため、なかなか出場機会に恵まれず、代打起用か外野手として出場することが多かった。
2000年以降は和田独特の打撃が評価され徐々に出場機会を増やし、2002年は5番レフト（監督からの勧めもあって、この年から外野手へ転向)としてレギュラーに定着。同シーズンで3割30本をマークし西武の中軸打者として、同球団から退くまでその実力をいかんなく発揮した。
2006年から2007年にかけて特に併殺打の多さが目立ち、高級アイスと揶揄された（野球板用語集）。
中日時代
2007年シーズンオフにFA宣言。地元である岐阜に近い中日ドラゴンズへ移籍した。
2008年は同球団の中軸打者としての役割を任されたが、本塁打数が規定打席到達シーズンの中では自己最低の16本。得点圏打率.275に74打点とやや不満の残るシーズンとなった。
2009年も5番レフトでレギュラーをしっかりキープし、タイロン･ウッズ、中村紀洋と主力が抜けた穴を埋めるべく例年以上に奮闘し、打率.302に29本塁打と結果を残した。5月19日の埼玉西武ライオンズ戦で、全球団からホームランを達成。
2010年は開幕から絶好調で、交流戦から不調のトニ・ブランコに代わり4番に。貧打にあえぐ打線を3番の森野将彦とともに実質2人で牽引し、優勝の原動力となった。最終的に全試合に出場して打率.339、37本塁打、93打点という西武時代を含めてもキャリアハイの成績を38歳にして叩き出し、最高出塁率のタイトルを獲得、セ・リーグMVPとベストナインを受賞した。38歳でのシーズンMVPはセ・リーグ最年長記録である。CSでもMVP、日本シリーズは敗れたが打率.414の1本塁打6打点で敢闘選手賞を受賞。名実ともにチームの主軸として大暴れしたシーズンだった。余談だが、同年のパ・リーグMVPは同姓の和田毅で、両リーグともMVPが和田という珍事が起こった。
2011年は開幕戦で4番レフトで出場したが、年間を通して成績が伸びず、シーズン後半には視力低下で二軍落ちを経験した。
2012年は全試合に出場したが、本塁打は2000年以来の一桁（9本）に終わる。
2013年は統一球ではなくなり、前年の2倍の18本塁打を記録したが、リーグワースト・自己ワーストの26併殺打を喫した。
2014年は4月9日の東京ヤクルトスワローズ戦で通算300本塁打を達成。しかし8月5日の広島東洋カープ戦で右手を骨折し、2000本安打まであと15本の状態で2015年シーズンを迎えることになった。
2015年、6月11日の千葉ロッテマリーンズ戦で通算2000本安打を達成。42歳11ヶ月での達成はNPB史上最年長。8月16日の読売ジャイアンツ戦にて、セ・リーグ通算1000本安打を達成。史上3人目となる、両リーグでの1000本安打達成となった。9月12日に現役引退を表明した。
引退後
2023年からは中日ドラゴンズの一軍打撃コーチを務める。背番号は75。
プレースタイル
打撃編
和田独特のスイングについては、彼の西武時代の動画
とwikipediaの記事
を参照。
庭球打法と呼ばれるそれは、素人目に見ると非常に荒っぽいスイングだが、実はちゃんと裏付けのある振り方をしている。
2009年にフォーム変更を行った結果、以前とはだいぶ印象が変わっている。
守備編
守備に関しては元捕手だけあって、強肩を生かした素早い送球が魅力的である。しかし足はさほど速くないので守備範囲に難があり、更にキャッチングや打球勘が鈍いため反応が遅く、守備面では評価が低い。
守備自体はそこまでヘタではないのだが、強肩好守俊足の三拍子そろった中日外野陣と比べてしまうと、和田の守備が非常に見劣りしてしまうのも事実である。
そのため西武時代は指名打者に回ったり、中日移籍後はファーストへのコンバート案がささやかれたこともある。
エピソード
- 愛称ベンちゃんと呼ばれるのは和田勉と同姓つながりで風貌も似ている事から。某スポーツ雑誌では「和田勉」と誤植されたことがある。
- マラソンの高橋尚子とは高校時代の同級生。だが在学中に二人で話したことは一切なかったらしい。なお、同高校OBに野球殿堂入りを果たした高木守道がいる。
- ヘルメットを脱ぐと「急に明かりが…」「眩しい！」とコメントされることがよくある。理由は書くまでもないだろう。野球を全く見ない人からも驚かれるほどである。
- 第55回NHK紅白歌合戦に、審査員として出演したことがある（アテネ五輪出場とシーズン中の功績を評価された）。
応援歌
| 球団 | レス | No | プレイヤー |
|---|---|---|---|
| 西武 | 応援歌のピコカキコ一覧#520 | 9992 |  |
| 中日（旧） | 和田一浩#36 | 7129 | |
| 中日 | 応援歌のピコカキコ一覧#1188 | 13029 | |
成績
通算打撃成績
| 通算:19年 | 試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| NPB | 1968 | 7731 | 6766 | 977 | 2050 | 375 | 37 | 319 | 1081 | 76 | 11 | 63 | 862 | 29 | 938 | 223 | .303 | .381 |
タイトル・表彰・その他
| タイトル | ||
|---|---|---|
| 首位打者 | 1回 | 2005年 |
| 最多安打 | 1回 | 2005年 |
| 最高出塁率 | 1回 | 2010年 |
| 表彰 | ||
| ベストナイン | 6回 | 2002年-2006年、2010年 |
| 月間MVP | 3回 | 2006年8月、2009年6月、2014年7月 |
| クライマックスシリーズMVP | 1回 | 2010年 |
| MVP | 1回 | 2010年 |
| その他 | ||
| オールスターゲーム出場 | 6回 | 2003年-2005年、2008年、2010年、2012年 |
| 全球団から本塁打 | - | 2009年5月19日 |
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
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