幸福の科学(こうふくのかがく、英:Happy Science)は、日本発祥の宗教団体。信仰の対象(本尊)はエル・カンターレ(※後述)。1986年、大川隆法によって設立され、世界100カ国以上に会員組織がある。世界通称として「Happy Science」を使用。関連団体に日本国外の宗教法人56の他、幸福の科学出版、幸福実現党、幸福の科学学園などがある。
活動内容
「愛」「悟り」「ユートピア建設」を三本柱として活動している。
基本教義
「愛」「知」「反省」「発展」の4つの原理を総称して「幸福の原理」とし、基本教義としている。
根本経典は『仏説・正心法語』といい、天上界の霊存在である釈迦から直接啓示を受けて書かれたとされ、毎日唱えることで仏教的精神が深く心に刻まれるとされる。
エル・カンターレとは
幸福の科学の信仰の対象(本尊)であり、神々のなかで最も権威を持っている存在とされる。
以下、幸福の科学HPより抜粋。
エル・カンターレは、人類が誕生する以前から地球に責任を持つ、神々のなかで最も権威を持っている存在です。その意識の一部が、インドにゴータマ・シッダールタ、釈尊(しゃくそん)として、ギリシャにヘルメスとして生まれたことがあります。そして、現代の日本に、エル・カンターレの中核意識(本体)が、幸福の科学の大川隆法総裁として下生しました。かつて、イスラエルの地に生まれた救世主、イエス・キリストが「わが父」と呼んだのは、エル・カンターレのことでした。
地球規模の教えを説き、それを広げることによって全ての人々の心を救うこと。また、世界のあらゆる宗教を整理・統合して新しい世界宗教を創り、新文明の道を開くこと。それが、エル・カンターレの使命なのです。
幸福実現党
民主党政権の誕生、北朝鮮・中国による国難の到来に危機感を持った大川隆法総裁の意志により、幸福実現党を立党した。
宗教団体による政治活動がオウム真理教を彷彿とさせたためか、「選挙に落選後、暴徒化してテロ活動に走る可能性がある」などのコメントも見られたが、その後も特に方針を変えることなく、選挙活動を繰り広げている。
上述のように思想はかなり右派寄りで、下部組織による沖縄へのMV-22オスプレイ輸送機配備の積極肯定、辺野古基地移設積極賛成運動なども行っている。(時々これらの運動がネット上で地元の民意のように紹介されるが、勿論そうではない)
オウム真理教との関係
漫画家の小林よしのり氏などと同様に、世間にオウム真理教の実態が認知される以前から、危険性を訴えていた。特に、『仮谷さん拉致事件』においては幸福の科学会員が第一発見者であるため、全国でオウムの危険性を訴えるビラを配るなどの啓蒙活動を行った。
以下、幸福の科学HPより抜粋。
地下鉄サリン事件を起こしたオウム真理教の危険性を、91年ごろから、マスコミのインタビュー等で世に先駆けて社会に警告してきました。
95年、目黒での拉致事件を当会職員が目撃。以後、警察と協力体制をとりました。
また、事件の早期解決を求めて、会員有志によるデモや、警察の強制捜査を訴える緊急集会を開き、これが引き金となって、オウム事件は解決に向けて動き出しました。
なお、一連の事件への協力に対し、警察署から感謝状が贈られています。
また、オウム真理教との対立関係の中で、
オウムが発行する小冊子の中では大川隆法について、
「親孝行な狸の生まれ変わり」というDisってるのか褒めてるのか良くわからない批判が行われていた。
削除状況
削除基準の厳しさはシンエイ動画、代々木ゼミナール(高宮学園)に次ぐ厳しさを誇る。幸福の科学が著作権を保有している動画については即消される為、全体的に幸福の科学を題材にした動画がニコニコにはあまり存在せず、再UPがひょっこり顔を出しているぐらいである。尚、余談であるが権利者削除時に対象物が表記されるようになった2009年11月末頃からは「Happy Science Group」名義で動画を削除している。
幸福の科学の削除情報をGoogleで検索する
Happy Science Groupの削除情報をGoogleで検索する
動画 | 詳細 |
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The Real Buddha and NewHope | 本編・一部利用などのMAD |
豊田佐吉との対話 | 本編・一部利用などのMAD |
愛と天使の働き | 本編・一部利用などのMAD |
『太陽の法』(映画) | 本編(劇場アニメ) |
関連リンク
- 「宗教2世」マンガ連載中止の内幕…「幸福の科学」抗議に折れた集英社に作者は「もっと戦ってほしかった」と憤り
2022.4.5 ※記事には当初「幸福の科学は抗議した事実を認め」という記載があったが消されたという。[1]
関連項目
脚注
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