「貴女と二人で過ごす時を邪魔する者が俺は嫌いだ
大嫌いだ」
「許せない!!」
概要
珠世に仕える鬼で、書生風の若者の姿をしている。炭治郎とは珠世と共に浅草にて邂逅を果たした。
珠世の手により鬼となり、そして200年以上を費やした中で唯一の成功例でもある。本人は永くない命であったために、形はどうあれ珠代に救われたことに違いなく、そのことに恩義を感じている。
珠世共々に追われる身であるため、他者への警戒心が強い。そのせいか、禰豆子も当初は鬼である彼を警戒していた。
珠世様は今日も美しい
彼について特筆すべきは、というか本題だが、彼の珠世に対する姿勢である。確かに、彼の珠世に対する態度はその命を救われたが故であることは理解できるのだが、その度合いが何というかもう、美の化身として崇め奉っているというか、至高の存在として崇拝の対象として心酔しているというか、もはやそういった範疇を軽くスキップするが如く凌駕してしまっている。
具体的に言うと・・・・・・
- 人が真面目に話している横で(珠世様は今日も美しい)(きっと明日も美しいぞ)と真面目な顔で思っている。つまり、この欄の題の由来がこれ。なおかつ、これらは愈史郎の代名詞となっている。
- もう珠世が怒っていようが何していようが、美しければOK。
- 珠世のためだったら自分の意見なんて清々しいほどにあっさり秒速で掌をくるり。
- そもそもの趣味が珠世。
- なのに「珠世さんのこと好きなんでしょ?」と聞くと、真っ赤になって黙り込むんだとか。なお、本人はそんな自身の想いを珠世には伝えていない。これに関しては鬼となってしまったことで死なせてしまった家族のことを忘れられない珠世のことを慮っている側面もある。
もう、言葉になりません。
ともかく、ひたすらに珠世優先で行動していることが明々白々。しかし、それは裏を返すならば自身にとって不服でも珠世の意思を尊重できる柔軟さの持ち主ということでもある。
また、前述のような身の上と相まって珠世以外には心を許していない気難しい性格ではあるものの、一度信を寄せた相手に対しては素直な一面を見せるようになる。この点は、他の味方サイドの人物たちと同様である。そうして、追手たちとの戦いを通して、炭治郎と禰豆子のことをぶっきらぼうながらも認めるようになる。ちなみに、そんな禰豆子による愈史郎の認識は六太=一番下の弟。愈史郎ェ・・・・・・。
鬼であるので身体能力も高く、アニメ版では朱紗丸相手に徒手空拳による近接戦闘を見せた。また、珠世によって生み出された鬼なので、その気配も無惨によって生み出された鬼たちとも異なっているという。
「無惨お前は」
「この世で最も重い罪を犯した」「俺から珠世様を奪ったこと」
「後悔して跪け!!」
彼が再び物語に本格的に関わるようになるのは、無限城での最終決戦において。
珠世の頼みにより、本人は嫌々ながらも別行動を取ることとなる。鬼殺隊に潜入し、自身の血鬼術を用いて援護する。と同時に、別の場所にて指揮を執っている輝利哉たちとの中継役も担っている。なお、自身が鬼であることが発覚してもなお、鬼殺隊士たちからは味方ないしは協力者として扱われている。それどころか、その中の一人である竹内という剣士からは打倒無惨のために自身を食すよう促す形で協力を申し出てくるほど。<「うるさい黙れ引っ込んでろ!!」
そうした中で、無惨の復活により大決戦の火蓋が切られた。その一方で、最後の上弦の鬼となった鳴女を攻めあぐねている甘露寺蜜璃と伊黒小芭内の前に姿を現す。二人を無惨と戦っている炭治郎や冨岡の元へと向かわせ、自身は鳴女と対決。なお、このマッチメイクは生前の産屋敷耀哉によって着手されたもの。これは、これまでに得た鬼たちの不自然な出現の仕方などの情報を下に分析した結果、その相手には愈史郎が相応しいと判断したため。
結果、鳴女の撃破に成功。討伐者:鬼舞辻無惨※。無限城も崩壊し、無惨を外へ引きずり出すことに成功する。その後、炭治郎らの援護を行いつつ、悪鬼滅殺の瞬間を見届けた。
※流石に「鬼滅の刃公式ファンブック 鬼殺隊見聞録・弐」では討伐者は伊黒、蜜璃、愈史郎の三人となっている。
現代では珠世様のイラストもとい絵をひたすら描くインタビューに押し掛けた記者に猟銃をぶっ放す凶暴な絵師・山本愈史郎として鬼となった猫の茶々丸と共に後世まで頑張っている。固定のファンが付くほど世界的に評価されているが、青い彼岸花が絶滅した現代においては実質的な唯一の鬼でもあるため、曰く「年を取らないことがバレるとやばい」という。また、産屋敷家(特に輝利哉)との交流も続いている。
余談だが、珠世とは「生まれ変わったら夫婦になってほしい」と約束。それに対して微笑んで頷いてくれた珠世との再会を果たす頃には、鬼の血も薄れていることだろう、とも。
なお、彼は珠世ともども作者のデビュー作「過狩り狩り」に登場している。
鬼血術「紙眼」
紙を貼る血鬼術。それにより視界が広がる効果がある。他にも、人や建物を視界から隠す目くらましの術や不可視のものに対する可視化、そして紙を貼った者同士による視覚の共有など、その用途は多岐に渡る。なお、血鬼術による紙なので、日光に晒されてしまえば消滅してしまう。
また、直接相手の視覚を乗っ取ることも可能。そのためには相手の懐にまで接近する必要性があるものの、脳に侵入して無惨の呪いを外すこともできるという、ハッカーも涙目な効果をも持つ。
へええーーー
そんなことできるんだいーなー
便利!かっこよ!
ーーー恋柱談
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