鋼鐵塚蛍とは、「鬼滅の刃」の登場人物である。
はがね"つ"かではないので注意。
概要
ネタバレ閲覧の権を他人に握らせるな!! この項目はネタバレ成分を、特に刀鍛冶の里編や小説「鬼滅の刃 風の道しるべ」に関するものを多く含んでいます。 閲覧の際は自己責任で猪突猛進!!猪突猛進!! |
鬼殺隊の要とも呼ぶべき日輪刀を打つ刀鍛冶の一人。37歳。独身。
竈門炭治郎の日輪刀を打った人物であり、鱗滝左近次の知人。ひょっとこの面をしており、風鈴の付いた笠を被っている。
刀鍛冶としての腕前もピカイチで、その情熱も刀への愛情も非常に深い職人気質の持ち主。
・・・・・・それは間違いないのだが、「鬼滅の刃」という漫画は敵味方含めて個性の塊しかいないような作品。当然ながら彼もその例に漏れず非常に強烈すぎる個性の持ち主。早い話が、壮絶なまでに落ち着きのない癇癪持ちという凄まじいまでの面倒くさい性格。そればかりか人の話も碌に聞かないだけならばまだしも、鬼との死闘の度に炭治郎が刀を破損させてしまうと、刀への愛と情熱ゆえに襲撃してくる。もはやここまでくると恒例行事も同然であり、しかも段々とエスカレートしてくる。なお、鬼殺隊士にとって刀の破損は特段珍しいことではないらしく、そうした性分であるためにほとんどの鬼殺の剣士たちから嫌われているという。
であるにもかかわらず、炭治郎は鋼鐵塚を尊敬しており、鋼鐵塚自身もそんな炭治郎に本心では感謝している。その心の内と下の名前(本人は気に入っていない。一応、蛍は火に関連付けられる生き物なのだが・・・・・・)が明らかになるのは、炭治郎がある事情から刀鍛冶の里を訪れてから。同時に彼の素顔も判明するのだが、なかなかの男前な顔立ちをしている。これが明らかになったのは、彼が縁壱零式の中から発見された日輪刀を自身の一族に伝わる研磨術(すごく過酷で死人が出たことがあるらしい)にて磨き上げている最中のこと。この時に上弦の鬼による里への襲撃が発生。そのうちの一人である玉壺が迫る中にあっても、文字通り目も暮れずに作業に没頭。片目を失うほどの執拗な妨害を受けながらも、自身の矜持と情熱を見せつける形である意味において完封。玉壺と死闘を繰り広げていた無一郎の助けとなったと言っても過言ではない。また、件の日輪刀も紆余曲折を経て完全に磨きあがり、炭治郎の手に渡る。この一振りを手に炭治郎は最終決戦まで戦い抜くこととなる。
好物はみたらし団子で、茶柱の立ったお茶は人知れず飲み干す主義。
鋼鐵塚さんの愉快な仲間たち
早い話が、作中に登場した主な刀鍛冶の里の住人たち。里による風習なのか、少なくとも男性全員がひょっとこの面を着けており、また姓名に鉄や鋼に関連した字が用いられている。
鉄地川原鉄珍(CV:屋良有作)
「若くて可愛い娘に抱きしめられて何だかんだで幸せ・・・」
「ゴフッ」
※さっきまで命の危機でした。
里長であり、鋼鐵塚の育ての親にして名付け親。凄まじくちっこいお気楽な爺様で、可愛い女の子が大好き。玉壺の襲撃時に甘露寺蜜璃に救われた際は幸せそうだったのがその証拠。それでも、里長としての貫禄も刀鍛冶としての腕も共に本物。
鉄穴森鋼蔵(CV:竹本英史)
「ぶっ殺してやるこの糞餓鬼!!」
※普段はこういうことを言う人ではありません。
伊之助と無一郎の刀を担当する刀鍛冶。これでも鋼鐵塚より年下。普段は温厚な人物だが、伊之助がギザギザに改造したため、それに怒り狂った。
小鉄(CV:村瀬歩)
「その程度か?ゴミカスが」
「髪長すぎなんだよ切れ昆布頭」
「チビ」「不細工の短足」
「切腹しろ恥知らず」
※ある柱に対する暴言を本人に言うよう炭治郎に強要しています。
刀鍛冶の里で暮らす少年。毒舌家だが、炭治郎に協力するなど方法はともかく性格はいい。
無一郎に対して不満を感じていたが、無一郎に救われたことで考えを改めた。
付録
※ここから先もネタバレなので、閲覧注意。
ただし、ちょっとした小ネタ集のようなものなので
時間があるときにどうぞ。※
刀工奇行録ホタル
- まだ物心もつかぬうちから癇癪持ちな性格のせいで実の親が育児ノイローゼに(鉄珍に育てられることになったのはこのため)。全てはここから始まった・・・・・・。
- ちなみに、癇癪を起こすたびに大好きな風鈴を鳴らされていた様子。
- マンガ本編初登場。炭治郎の話をろくに聞きもせず日輪刀の解説を行う。
- その炭治郎の日輪刀の色が赤く変わることを期待していたが、実際には黒く変わったためキレる。そして掴みかかる。この時、これでもまだ序の口であることを、誰も予想していなかった・・・・・・。
- 夜更けの蝶屋敷にて、全集中・常中の特訓の一環として瞑想している最中に師の鱗滝のことを思い浮かべていると、不意に脇から鋼鐵塚出現。包丁を手に凄んでくる彼に心の中で詫びる炭治郎。今思えば、これは虫の知らせだったのかもしれない・・・。
- 打ち直した日輪刀を手に鉄穴森と共に蝶屋敷へ来訪する鋼鐵塚。しかし炭治郎の姿を見るなり、自前の自慢の包丁(信じられないくらい切れるから、怖くて使えない)を手に襲撃。炭治郎の言い分も聞かず、一時間追い回す。
- 無限列車での激闘の後、色々あって煉獄邸から帰ってきた炭治郎を蝶屋敷の前にて待ち伏せ。包丁複数装備のその姿はもはや丑の刻参りも同然。諸々の事情で日輪刀を失くした(大体コイツのせい)炭治郎に大激怒。夜明け近くまで鬼ごっこは続いたそうな。
- 遊郭での血戦を乗り越えた炭治郎が日輪刀を刃毀れさせてしまったことで、特級呪物もとい呪いの手紙を送りつける。刀鍛冶の里が舞台となったのは大体このせい。
- 炭治郎来訪時には行方不明になっているとか。ちなみに、無一郎君といざこざ起こしている時によく見ると鋼鐵塚さんがいるよ。探してみよう。え?俺最近気づいたばっかりなんだけど!?
- 縁壱零式の中にあった日輪刀を発見したばかりの炭治郎&小鉄の前に現れるも、その筋骨隆々な姿は明らかに出てくる作品間違えているとしか思えず、やっぱり話も碌に聞かず刀を持ち去ろうとする。
- "修行後の炭治郎より強そうな彼(原文ママ)"が暴力で訴えようとする暴挙に出るも、鉄穴森さんによって即座に弱点の脇をこちょこちょされ制圧。事情を聞くと、炭治郎のためにより強い刀を打つべく山籠もりして鍛えていたんだとか。確かに刀鍛冶だって体力大事だけど、方向性が間違っているような。
- ともあれ、その錆びた日輪刀の研磨を名乗り出るも、どう見てもその動作がアレにしか見えないです。
- アニメオリジナルシーンその1。
玉壺戦後、自分を含めたみんながボロボロな中にあっても、ただひたすら刀を研ぎ続ける男、鋼鐵塚。鬼の妨害だけならまだしも、手助けするよう求める声さえもスルー。結果、鉄穴森さんブチ切れる。NEW!!
- 研磨の終わっていない日輪刀を炭治郎に使われてしまう。しかも、彼にそれを投げ渡した柱をくそガキ呼ばわりしたばかりか、あまつさえ殴りつける。地平線の向こうから隠の後藤さんの悲鳴が聞こえてくるかのようだ。※鋼鐵塚さんもけっこうな重傷です。
- アニメオリジナルシーンその2。
半天狗討伐後、禰豆子との感動的なシーン・・・・・・を弁えずに乱入する男、鋼鐵塚。研磨していた日輪刀を炭治郎が失くしたと思い込み大激怒。禰豆子に担がれての逃走劇。
※研いでいた日輪刀は失くしていませんので、あしからず。でもやっぱり話聞かない。NEW!! - 改めて、研磨の終わった日輪刀が無事炭治郎の手に渡った・・・・・・のはいいのだが、↑の件に関して恨み節炸裂。流石に邪魔されていたことはわかっていたようで、そのせいで研ぎ直しになったことについても大変ご立腹な様子。※鋼鐵塚さんの傷もまだ完治しておりません。というか、立っているだけでも辛そうです。
- 仲裁しようとした隠の後藤さんに対しても暴言。その上、炭治郎に死ぬまでみたらし団子を持ってくるよう要求。齢十五の子供にたかる三十七歳男・・・・・・。(←小説第三巻原文ママ)
- ただ、炭治郎によれば"かなり穏やか"らしい。
- ただ、炭治郎によれば"かなり穏やか"らしい。
- その小説にて、自身のお見合いは破談に終わってしまったものの男気を見せて大いに株を上げた鋼鐵塚さん・・・・・・だったが、せっかく立った茶柱を静かに飲めず怒り狂い、盛大に株を叩き落とす。春よ来い。というか春が来い。
- 「キメツ学園」が連載作品となったことにより、この時空における彼の設定が明らかに。ここでは家庭科教師なのだが、調理器具に強い愛着を抱いており勝手に使われると(たとえ校長先生からの正式な許可があったとしても)キレて追い回す、というさらに面倒くさくなっている。なお、ひょっとこのお面も健在。
- そして追い回されるのはやっぱり炭治郎(それどころか巻き添えのような形で他のかまぼこも)・・・・・・ではあるのだが、頻度としては食べるのが大好きなこの人が多い様子。
- 学園内でのハロウィンイベントとして水風船のぶつけ合いによるかぼちゃチョコ争奪戦の最中、激突中のとある一団の大量のチョコがひょんな拍子から家庭科室の窓をぶち破る形で放り込まれてしまう。当然、激怒して待ち伏せ。今、ここに怒れる家庭科教師とチョコ大量ゲット=イベント優勝を狙う一同の譲れない戦いが始まる・・・・・・。
- 職員室の片付けに対しやる気なし(机の状態が一番ひどいのに)。もはやめんどくささが天元突破してやる気低下が周囲に波及しようとしている・・・・・・。
鋼鐵塚放言集
- 「キーーーーーーッ」
「俺は鮮やかな赤い刀身が見れると思ったのにクソーーーーーーッ」
- (よくも折ったな)(俺の刀を)<炭治郎(すみません)
- 「よくも折ったな俺の刀を」
「よくもよくもォオ」<炭治郎「すみません!!でも、本当にあのっ・・・俺も本当に死にそうだったし」「相手も凄く強くって・・・」 - 「違うな関係あるもんかお前が悪い!!全部お前のせい」
「お前が貧弱だから刀が折れたんだ」「そうじゃなきゃ俺の刀が折れるもんか」
「殺してやるーーーー!!」 - 「刀を失くすとはどういう料簡だ貴様ァアアアア!!」
「万死に値する・・・万死に値するゥ!!!」<炭治郎「すみませんすみません!!」「もう本当にごめんなさい!!」 - お前にやる刀は無い
呪ってやる憎いにくい憎い
ゆるさないゆるさないゆるさないゆるさない呪うのろうゆるせないゆるさないゆるさない
<炭治郎(これは・・・)(まずいぞ・・・)きよちゃん(ですよね・・・) - 「話は聞かせてもらった・・・」「後は・・・任せろ・・・」<炭治郎「何を任せるの!?」
- 「俺に任せろって言ってるだろうが!!」<炭治郎「うわあああ大人のすることじゃない!!」
- 「返せ」
「ふざけるな殺すぞ使うな」「第一段階までしか研いでないんだ返せ」
「くそガキ!!」(殴)>無一郎「いたいっ」 - 「だからそれは第一段階までしか研ぎ終えてないのにお前らが持ってって使ったからだろうが」
「錆が落としきれてなかったんだぞブチ殺すぞ」<炭治郎「すみません」
「今もまだ傷が治りきってなくてずっと涙が出てるんだよ」
「痛くて痛くてたまらないんだよ!!」
「研ぎの途中で邪魔されまくったせいで最初から研ぎ直しになったんだからな」<炭治郎「すみません」 - 「ブチ殺すぞ・・・・・・!!」<後藤さん「話通じねえな!!」
- 「いいか炭治郎お前は今後死ぬまで俺にみたらし団子を持ってくるんだいいなわかったな」<炭治郎「は・・・はい持っていきます」
- 「茶柱は誰にも知られず、飲み干さないといけないんだ!どうしてくれる!台無しじゃないか!!」
「俺の次のお見合いが上手くいかなかったら、このせいだからな!!責任取れぇぇ!」>鉄穴森さん「・・・・・・どうして、こんな糞みたいな性格に育てたんですか?」(怒)>鉄珍さま「ワシ知らんもんね~」
余談
- 鋼鐵塚の「鐵」という字だが、端的に言うと「鉄」と同じ意味。現在でも、鉄鋼関係の企業名に「鐵」の字が用いられていることがある(「鉄」の字だと「"金"を"失"う」ことになってしまうために避けられている模様。つまりはゲン担ぎ)。暇があれば探してみるのもいいだろう。
- なお、「鐡」という字もあるので注意。よく見ると、正しい方が下の部分が"王"で、そうじゃないのが"豆"みたいな字。
- なお、「鐡」という字もあるので注意。よく見ると、正しい方が下の部分が"王"で、そうじゃないのが"豆"みたいな字。
- ひょっとこの面は火仕事に携わる者に関連付けられる一方で、天目一箇神と呼ばれる一つ目を意味する名を持つ鍛冶神が由来という説が某この木なんの木気になる木のCMでお馴染みのあの番組で紹介された。
関連動画
関連静画
関連項目
(・・・・・・神様。鋼鐵塚さんがどうしようもないこのくずな性根を入れ替えたら、刀を愛する心をわかってくれるような、やさしいお嫁さんを授けてあげてください)
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