根岸ステークスはJRA(日本中央競馬会)が開催する、東京競馬場の4歳以上ダート1400mの重賞競走である。格付けはGⅢ。
概要
1987年、秋開催の11月に重賞に格上げされて第1回根岸ステークスが東京競馬場で行われ、その後1990年の第4回から第14回まではダート1200mで行われていたが、第15回から再びダート1400mに変更し現在と同じ冬の開催になり、フェブラリーステークスに向けてのステップレースになった。(第17回は中山競馬場ダート1200mで代替開催)
レース名の根岸ステークスは、幕末開国後に日本初の近代競馬として設立された横浜競馬場が、現在の横浜市中区根岸台(戦後GHQに接収され米軍根岸住宅となり、返還後は競馬は再開されず根岸森林公園や馬の博物館として利用されている)に存在し、当初「根岸競馬場」と呼ばれていた事等に由来する。
(その競馬場では現在の天皇賞の起源のエンペラーズカップや、皐月賞の前身の横浜農林省賞典四歳呼馬等が行われていた)
中央開催のダート短距離重賞は12月上旬のカペラステークスからしばらく間隔が空くため、ドバイなどを目指さない国内路線の有力馬が新年の始動戦として中7~8週という休養十分な状態で出走してくることが多く、さらに年末の交流重賞ラッシュで賞金と実績を積んだ地方馬が参戦してくることもあって、毎年出走メンバーは豪華であり、レース展開も白熱しやすい傾向がある。
歴代の勝ち馬の中では、ノボトゥルー、サウスヴィグラス、メイショウボーラー、モーニン、レッドルゼル、レモンポップが本レースの後にGⅠ/JpnⅠを勝利しており、ノンコノユメ、モズアスコットは本レースの前にも後にもGⅠ/JpnⅠを勝利している。
複勝圏内ではノボジャック、オーロマイスター、テスタマッタ、グレープブランデー、ベストウォーリア、サンライズノヴァといったGⅠ/JpnⅠ馬がいる。
2000年・第14回は驚異的な追い込みでブロードアピールが勝ったレースとして非常に有名。2020年は関東で開催される重賞で、初めて関東馬不在で関西馬のみ出走という珍事になった。(関東レースで関東馬のみ、関西のレースで関西馬のみはあった)
2022年はJRAの関連団体の関係者がレース直前にコース付近に侵入したことでレースが遅延した。
歴代優勝馬
年齢表記は2000年以前も現在の年齢で表記
第4回~第14回はダート1200m、第17回は中山競馬場ダート1200m
関連動画
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関連項目
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