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非拘束名簿式とは、比例代表制選挙制度の一類型である。日本では参院選の比例区で採用されている。
概要
比例代表制の下では有権者は候補者単位ではなく政党単位で投票を行う。開票後、各政党はその獲得票数に比例した数の議席を割り振られ、自党の比例名簿登載者に獲得した議席を順次与えていく。
その際、予め政党内で決定し選挙時に公示した議席配分順位に基づいて議席を与える(政党が決めた順位に拘束される)方式を「拘束名簿式」、有権者は政党だけでなく名簿登載者個人にも投票できるとした上で、個人名投票数の多寡によって開票後に議席配分順位を決める方式を「非拘束名簿式」と呼ぶ。
非拘束名簿式は政党単位の議席分布だけでなく、個々の選出議員についても有権者の意思を反映させることができる点で拘束名簿式より優れているとされる。その一方で、個人名投票も政党への議席配分数の計算に使われることから、個人名を書かれやすいタレント候補をずらりと並べる手法が横行しがちとの批判もある。
日本の参議院を始め、オランダ(下院)・ベルギー(両院)・オーストリア(下院)・ポーランド(下院)・スウェーデン・フィンランド・デンマーク(いずれも一院制)などで採用されている。一方、日本の衆議院を始め、イタリア(両院)・スペイン(下院)・ロシア(下院)・韓国(一院制)など拘束名簿式を採用している議会も少なくない。
非拘束名簿式の仕組み
以下では具体的な事例を挙げながら投票や議席数の決定、議席の配分方法について解説していく。なおここでは日本の参院選で用いられている仕組みに基づいて解説しているが、国によっては同じ非拘束名簿式でも投票方法や議席の配分方法が微妙に異なっている場合があるので注意が必要である。
投票方法
比例代表制・非拘束名簿式を採用している某議会の選挙が公示され、某選挙区に以下の三つの政党が候補者を掲載した名簿を提出した。なお某選挙区の定数は10である。
有権者は以下の二つの投票方法を選ぶことができる。 一つは「新党ボカロ」「アイマス会」「東方党」の中から投票したい政党を決め、その政党の名前または略称を書いて投票する方法(政党名投票)である。 後の話をすると、この投票は各政党の獲得議席数を決める際には一票として扱われるが、政党内での名簿順位を決める際には無視される。 もう一つはここに掲載された24人の候補者の中から投票したい候補者を決め、その候補者の名前を書いて投票する方法(候補者名投票)である。 |
新党ボカロ | アイマス会 | 東方党 | |
---|---|---|---|---|
MEIKO | 天海春香 | 博麗霊夢 | ||
KAITO | 如月千早 | 霧雨魔理沙 | ||
初音ミク | 萩原雪歩 | 十六夜咲夜 | ||
鏡音リン | 高槻やよい | 八雲紫 | ||
鏡音レン | 秋月律子 | 藤原妹紅 | ||
神威がくぽ | 菊地真 | 射命丸文 | ||
巡音ルカ | 星井美希 | 東風谷早苗 | ||
結月ゆかり | 四条貴音 | 古明地こいし |
こちらの投票は各政党の獲得議席数を決める際には「記載した候補者の所属政党への政党名投票」と同一に扱われ、政党内での名簿順位を決める際には当該候補者への一票として扱われる。しばしば「候補者個人の名前を書いた投票は政党の獲得議席数に影響を与えない」という勘違いが見受けられるので注意が必要である。もっともそのような制度では候補者名投票をする有権者はほとんどいなくなってしまいそうな気もするが…
このことからわかるように、候補者個人への投票と政党への投票を分離することはできない。例えば「候補者としては初音ミクを応援しているが、政党としては東方党に躍進してもらいたい」という有権者はミク候補か東方党かどちらかへの支持を諦めなければならない。ミク候補への個人名票は新党ボカロの議席数を一票分押し上げ、反射的に東方党の議席数を押し下げる効果をもたらすからである。
議席数の決定
2013年7月7日時点でのタグ検索数選挙の結果は以下の通りとなった。
新党ボカロ | アイマス会 | 東方党 | |||
---|---|---|---|---|---|
候補者名 | 得票数 | 候補者名 | 得票数 | 候補者名 | 得票数 |
(政党名) | 272,496 | (政党名) | 228,893 | (政党名) | 253,949 |
初音ミク | 141,358 | 天海春香 | 21,044 | 博麗霊夢 | 3,695 |
鏡音リン | 36,309 | 如月千早 | 15,889 | 霧雨魔理沙 | 3,359 |
KAITO | 27,868 | 萩原雪歩 | 12,395 | 十六夜咲夜 | 2,966 |
巡音ルカ | 26,844 | 星井美希 | 11,823 | 射命丸文 | 2,092 |
鏡音レン | 25,110 | 菊地真 | 11,213 | 八雲紫 | 2,032 |
MEIKO | 12,422 | 高槻やよい | 10,792 | 東風谷早苗 | 1,931 |
神威がくぽ | 9,043 | 秋月律子 | 10,703 | 藤原妹紅 | 1,490 |
結月ゆかり | 5,590 | 四条貴音 | 10,622 | 古明地こいし | 1,257 |
さて、政党名得票だけを見ると議席数は新党ボカロ>東方党>アイマス会となりそうに見えるが、既に述べたように各政党の獲得議席数を決める際には候補者名得票をその候補者が所属する政党の政党名得票と同一に扱う…要するに政党名得票と所属候補者個人の得票を合算したものを元に獲得議席数を決めることになる。
よって以下の通り、配分基準となる得票数は新党ボカロ>アイマス会>東方党となる。この得票数に基づき、ここでは日本の参院選で用いられているドント方式と呼ばれる方法で議席数を決定する。これは各党の得票数を1から順に整数で割っていった際の商が大きい順に議席を割り振っていく方法である。
政党名 | 新党ボカロ | アイマス会 | 東方党 |
---|---|---|---|
政党名得票 | 272,496 | 228,893 | 253,949 |
個人名得票 | 284,544 | 104,481 | 18,822 |
合計得票 | 557,040 | 333,374 | 272,771 |
除数1 | (1) 557,040 | (2) 333,374 | (4) 272,771 |
除数2 | (3) 278,520 | (6) 166,687 | (8) 136,386 |
除数3 | (5) 185,680 | (10) 111,125 | 90,924 |
除数4 | (7) 139,260 | ||
除数5 | (9) 111,408 | ||
除数6 | 92,840 |
よって新党ボカロに5議席、アイマス会に3議席、東方党に2議席がそれぞれ割り当てられる。政党名得票では大差のない新党ボカロと東方党の明暗を見ればわかるように、個人名得票を稼げる候補の存在はかなり大きな意味を持っている。タレント候補の知名度頼みに走りやすいとされるのはこうした理由からである。
当選者の決定
こうして各政党に割り当てる議席数が決まったら、次は各政党における当選者を決定する手続に移る。ここで再び候補者個人の得票数をチェックし、各政党内で個人得票数の多い順に獲得した議席を与えていくのである。既に述べたが、政党名で投票しているとこの手続には何の影響も及ぼすことができない。
新党ボカロ (5議席) |
アイマス会 (3議席) |
東方党 (2議席) |
|||
---|---|---|---|---|---|
候補者名 | 得票数 | 候補者名 | 得票数 | 候補者名 | 得票数 |
初音ミク | 141,358 | 天海春香 | 21,044 | 博麗霊夢 | 3,695 |
鏡音リン | 36,309 | 如月千早 | 15,889 | 霧雨魔理沙 | 3,359 |
KAITO | 27,868 | 萩原雪歩 | 12,395 | 十六夜咲夜 | 2,966 |
巡音ルカ | 26,844 | 星井美希 | 11,823 | 射命丸文 | 2,092 |
鏡音レン | 25,110 | 菊地真 | 11,213 | 八雲紫 | 2,032 |
MEIKO | 12,422 | 高槻やよい | 10,792 | 東風谷早苗 | 1,931 |
神威がくぽ | 9,043 | 秋月律子 | 10,703 | 藤原妹紅 | 1,490 |
結月ゆかり | 5,590 | 四条貴音 | 10,622 | 古明地こいし | 1,257 |
個人名得票はあくまで同一政党の候補者間での順位付けに用いられるものであり、他党候補との間で優劣を競う類のものではない。そのため他党の当選者より個人名得票の多い落選者が当然のように発生することになる。
エピソード
- 票の横流し
- ここで言う「横流し」とは票の売買などではなく、個人名得票が単独で1議席を獲得できるラインを超えたため、結果的に個人名得票の余剰分が他の候補者の当選枠を確保するのに使われたことを指す。上の例で言うと、1議席獲得ライン=10議席目に割り込むために必要な票数は111,125票であるから、個人で141,358票を得ている初音ミク候補は約3万票分を新党ボカロの候補者に「横流し」していることになる。
- 現実の参院選で票の横流しをしたのは舛添要一(2001年・自民党)、山本香苗(2001年・公明党)、浜四津敏子(2004年、公明党)の3人だけである。最も公明党の2人は自力で票を集めたというよりは、党が重点候補として票を集中させるよう指示したことで固定票が集まったという事例であり、自身の知名度を頼みに横流しするほどの票を稼いでみせたのは2001年の舛添ただ一人である。
- ブースター候補
- 票の横流しまでは出来ないにせよ、個人名得票をある程度稼げる有名人を名簿に登載しておけば、最後の1議席の争いになった時に差し切り勝ちを決める原動力になり得る。そのため小規模政党は当選可能性がなさそうでも複数の有名人を名簿に登載していることがある。こうした候補はいわば多段式ロケットにおけるブースター的な役割を担っており、有力候補を押し上げて自身は落ちていくのである。
- 近年では2010年参院選でたちあがれ日本がブースター作戦を成功させている。同党の候補者は大半が党のカラーと一致する硬派な右派系政治家・政治活動家だったが、なぜか右派色の薄い杉村太蔵と、そもそも政治と無縁だった元プロ野球選手の中畑清が紛れ込んでいたため、支持者からも批判の声が上がった。
- しかし蓋を開けてみれば杉村と中畑は合わせて142,744票もの個人票を稼いでおり、これがなければたちあがれ日本の獲得議席は0になるところであった[1]二人は落選しつつもブースターとして本命の片山虎之助を参議院に「打ち上げ」たのである。なお参院選後ほどなくして二人はたちあがれ日本を離党している。
- 一方、2001年参院選の自由連合は現職の石井一二を押し上げるべく、プロレスラー・作家・俳優・落語家からドクター中松や羽柴誠三秀吉といったおなじみの泡沫候補まで実に47人もの候補者を並べたが、結局議席獲得ラインに届くことなく全員が落選している。
- 供託金制度
- 有名人を擁立することでブースター効果が得られるのであれば、それこそ何十人何百人と有名人を出馬させれば泡沫政党でも議席を確保できるのではないか?と思われるかもしれない。だが実際には供託金制度があるため、そのような大量擁立は事実上不可能である。
- 参院選比例区では名簿登載者一人ごとに600万円もの供託金を収めなければならない。このうち返還されるのは獲得議席数×2×600万円だけなので、泡沫政党がブースター作戦を実行しようとすると大抵は財政面で頓挫してしまうことになる。ちなみに上記の自由連合が没収された供託金額は2億8200万円に上る。
- 候補者名投票の実情
- 制度的には候補者名投票を推奨している非拘束名簿式であるが[2]、実際の参院選では政党名投票を行う有権者の方が圧倒的に多い。唯一の例外が公明党で、支持母体の創価学会を介して党が決めた重点候補への投票を誘導しているため、毎回候補者名投票が政党名投票を上回っている。
- 非拘束名簿式導入後の参院選で候補者名投票が政党名投票を上回ったことがある政党は、公明党(01年・04年・07年・10年・13年)、保守党(01年)、新党・自由と希望(01年)、国民新党(10年)の4党のみとなっている。このうち保守党・自由と希望の2党は、最多得票候補者一人に対する候補者名投票が政党名投票を上回っていた。(それぞれ扇千景・白川勝彦)。
簡単そうで難しい「落選運動」
非拘束名簿式では候補者名を書くことで名簿順位に介入できるため、支持している政党がどうしても落選させたい候補を擁立した場合に、「当該政党の他の候補者名を書くよう推奨すれば党の応援をしつつ問題候補を落選させることができるのでは?」と考えられがちである。しかし実際にやろうとするとかなりの困難が付きまとう。
(実際のキャラクターを対象にするのは気が引けるが)例えば上の選挙で、新党ボカロの支持者の一部が「ロードローラー被害者の会」なる団体を立ち上げ、鏡音リン候補の落選運動を繰り広げたとしてみよう。
順位変動の失敗
さしあたり彼らは「リン以外の新党ボカロ候補者の名前を書こう!」と呼びかけることになるが、具体的に誰にどう投票させればリンを当選圏外に押しやれるかを事前に把握するのは困難である。後知恵的にはKAITO・ルカ・レン・MEIKOの4人に票を集中させるのが最善とわかるが、実際に手探りでやってみると…
新党ボカロ (5議席) |
アイマス会 (2議席) |
東方党 (2議席) |
|||
---|---|---|---|---|---|
候補者名 | 得票数 | 候補者名 | 得票数 | 候補者名 | 得票数 |
初音ミク | 141,358 | 天海春香 | 21,044 | 博麗霊夢 | 3,695 |
KAITO | 46,120 | 如月千早 | 15,889 | 霧雨魔理沙 | 3,359 |
巡音ルカ | 44,426 | 萩原雪歩 | 12,395 | 十六夜咲夜 | 2,966 |
鏡音レン | 41,556 | 星井美希 | 11,823 | 射命丸文 | 2,092 |
鏡音リン | 36,309 | 菊地真 | 11,213 | 八雲紫 | 2,032 |
MEIKO | 20,558 | 高槻やよい | 10,792 | 東風谷早苗 | 1,931 |
神威がくぽ | 14,966 | 秋月律子 | 10,703 | 藤原妹紅 | 1,490 |
結月ゆかり | 9,251 | 四条貴音 | 10,622 | 古明地こいし | 1,257 |
(個人名計) | 354,544 | (個人名計) | 104,481 | (個人名計) | 18,822 |
(政党名) | 202,496 | (政党名) | 228,893 | (政党名) | 253,949 |
(得票合計) | 557,040 | (得票合計) | 333,374 | (得票合計) | 272,771 |
上は新党ボカロの政党名を書く予定だった有権者7万人を説得して、落選対象のリンと大まかな事前予測でトップ当選確実と判断したミクを除く6候補者への候補者名投票をさせ、彼らが元々の6候補者への投票者と同じ比率で投票先を選んだ場合の結果である。
理論上は当選圏から押し出せるだけの票が動いたとしても、下位の競合候補者を正確に予測した上で大目に投票誘導を行うなどの戦略を組まなければ、落選対象候補をかわせずに終わってしまいがちである。
当選枠拡大の失敗
さらに落選対象候補以外の候補者への投票も所属政党の獲得議席数を膨らませる効果を持つために、票の掘り起こしまで行うと結果的に落選対象候補が当選圏に入り込む可能性が高まってしまう。
例えば上の団体が必死の情勢分析と呼びかけを行った結果、新党ボカロの党名を書く予定だった有権者7万人がKAITO・ルカ・レン・MEIKOの有力4候補の個人名を均等に書くようになり、さらにアイマス会・東方党に投票予定の有権者各2万人、棄権予定の有権者3万人も同様の投票行動を取ってくれるようになったとする。一見すると新党ボカロの得票を増やしつつ、リンの落選も実現できる(彼らには)理想的な結果が待っていそうに思えるが…
新党ボカロ (6議席) |
アイマス会 (2議席) |
東方党 (2議席) |
|||
---|---|---|---|---|---|
候補者名 | 得票数 | 候補者名 | 得票数 | 候補者名 | 得票数 |
初音ミク | 141,358 | 天海春香 | 21,044 | 博麗霊夢 | 3,695 |
KAITO | 62,868 | 如月千早 | 15,889 | 霧雨魔理沙 | 3,359 |
巡音ルカ | 61,844 | 萩原雪歩 | 12,395 | 十六夜咲夜 | 2,966 |
鏡音レン | 60,110 | 星井美希 | 11,823 | 射命丸文 | 2,092 |
MEIKO | 47,422 | 菊地真 | 11,213 | 八雲紫 | 2,032 |
鏡音リン | 36,309 | 高槻やよい | 10,792 | 東風谷早苗 | 1,931 |
神威がくぽ | 9,043 | 秋月律子 | 10,703 | 藤原妹紅 | 1,490 |
結月ゆかり | 5,590 | 四条貴音 | 10,622 | 古明地こいし | 1,257 |
(個人名計) | 424,544 | (個人名計) | 104,481 | (個人名計) | 18,822 |
(政党名) | 202,496 | (政党名) | 208,893 | (政党名) | 233,949 |
(得票合計) | 627,040 | (得票合計) | 313,374 | (得票合計) | 252,771 |
確かにリンは名簿順位6位に下がったのだが、個人名得票含め新党ボカロの得票数自体が膨れ上がった結果として、結局リンにまで議席が回ってきてしまった。
成功条件
以上のような失敗に陥らず、落選運動を成功させるためには、
- 落選運動対象候補の所属する政党の獲得議席数および同候補の順位・得票数を予測する。
- 1から同候補を当選圏外に追いやるのに何人の候補者に追い抜かせる必要があるかを計算する。
- 他候補の順位・得票数を予測し、2を実現するためにどのような得票数操作が必要かを計算する。
- 3の計画に基づき、有権者に対して具体的な投票先呼びかけを行う。
という段階を踏まなければならない。1や3を知るためには情勢調査や議席予測を得意とする選挙参謀や選挙プランナーの助力が不可欠であるし、4を実行するためにはある程度の組織力が必要になるだろう。特に2人以上の候補者に対象候補を追い抜かせる場合には票割りも考えなければならないため、困難さが増すことになる。
一般に、対象候補が当落線上ギリギリにおり、選挙区が小さく、有権者が少なく、出馬した政党や候補者も少なければ落選運動は成就しやすい。情勢予測や投票呼びかけが比較的簡単で、動かすべき票も少ないからである。逆に対象候補が余裕をもって当選圏内におり、選挙区が広く、有権者が多く、政党や候補者が多数出馬している場合には、予測が立てづらく、票を動かす際に多大な労力と細心の票割りを要するため、落選運動は失敗しやすい。
現実問題としては、支持政党がどうしても落選させたい人物を擁立しようと企てた時点で、これを止めるべく党内各所への働きかけを行うのが最も合理的な対策となるだろう。これが功を奏さなかった場合、そもそも是が非でも落選させようと思うような人物を擁立するその政党を支持し続けることが、果たして自分にとって正しいことなのかを真剣に再検討すべきだろう。もちろん再検討した上で党内改革に熱意を燃やすのも、立派な選択肢の一つである。
関連動画
いずれも保守・右派系の弁士による解説である点に留意すること。また上で述べたように実際に落選運動を成就させるのはかなり困難である。
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関連項目 |
外部リンク |
脚注
- *定数48に対し1議席目の配分順位が49位になるため。代わりに公明党が7議席目を確保する。
- *公職選挙法の条文も「名簿登載者一人の名前を書いて投票すること。ただしこれに代えて政党名を書いてもよい」という構成になっており(同法第46条第3項)、候補者名投票が原則で政党名投票は例外とみなされている。
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