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この項目は、「星のカービィ ディスカバリー」のネタバレを含んでいます。 未プレイの方はご注意ください。 |
それでは最後に
究極の生命体「ID-F86」について
ご紹介します。
ID-F86はこの星に飛来して以来、
多くの原生種に対し、
侵略活動を続けてきました。
危険性を憂慮した、
以来、当研究所にて
今、我々が手にしている
事故により、体内から分離した別個体は、
施設外へ脱走。
現在もまだ、見つかっておりません。
その後、ID-F86は、
再び活動を再開することなく、
永久保存されているのです。
それでは ご覧ください!
究極の生命体、ID-F86です!
概要
本作の舞台となった「新世界」に飛来した生命体。星間を移動可能な空間転移能力と相手を洗脳するテレパシー能力、そして強い侵略本能を持っていた。しかし新世界の研究者たちに捕獲され、「ID-F86」と命名されて空間転移能力を研究対象にされていた。やがて研究は実を結び惑星間ワープ技術を確立させたが、ワープ実験事故によりID-F86から博愛の心がID-F87フェクト・エフィリンとなり分離。さらに空間転移能力も不安定になり、各地でナゾの渦が発生する事態となった。
いつしか研究チームも含めた住人たちもこの星から飛び立ち、残されたID-F86は幼体となりエターナルカプセルの中で眠りにつきながらも、片割れのフェクト・エフィリンの捕獲、そして数多の異世界から復活のための資源を収集するため、ビースト軍団を操り、空間転移能力で使えそうなものを片っ端から集め始める。その1つとして狙われたのがポップスターであり、カービィたちが吸い込まれたナゾのうずもこれが原因によるものである。
ワドルディは大量の電力を生み出すための労働力として使用。デデデ大王は洗脳し、ビースト軍団の幹部に仕立て上げた。なお、メタナイトに関しては精神が強靭だったため、洗脳に失敗した模様。
エフィリンを助け出すためにビースト軍団を追いかけ、ボスであるレオンガルフを打ち破ったカービィを始末するために、カプセルから脱出して大量のビーストたちを取り込み、カービィを追いかける。
侵略種 フェクト・フォルガ
レオンガルフなどビースト軍団を取り込んだID-F86。カプセルの外ではボディを保つことができず、見た目はドロドロとしたゼリー状の肉体に大量のビーストたちが混ぜ合わさったすっげぇキモいデザインキマイラのような姿。ステージの奥から追いかけてくるようなステージになる。時々体を伸ばしては噛み付いたり、粘液を飛ばしたりしてくる。触れるとダメージを受けてしまうが、強さはそれほどでもなく、逃げながらコピー能力を叩き込めばあまり苦労せず倒せるだろう。
体力を0にさせれば一旦おとなしくなるも、隙を突いてエフィリンを取り込み、完全体となる。
完全体 フェクト・エフィリス
分離していたフェクト・フォルガとエフィリンが再び一体化し、元の力を取り戻した姿。本編におけるラスボスである。
長い槍を武器して持ち、翼のような両耳で空中を自在に飛び回る。空間転移能力を活かし、ホールを開いて隕石を墜落させる攻撃などを繰り出す。
激闘の末に再びエフィリンを分離させられ、追い詰められたフェクト・エフィリスはポップスターを引き寄せ、この星に衝突させようともくろむが、カービィとエフィリンが力を合わせた無敵の攻撃により、ついに打倒されることになる。
この先更なるネタバレになります。こうかいしませんね?
思念獣 ソウル・フォルガ
カービィに倒されたフェクト・エフィリスが思念のみを自ら生み出した異空間である絶島ドリーミー・フォルガに飛ばし、ソウルと化した姿。反撃するためにボスたちを幻として生み出し、自身はレオンガルフの身体に乗り移り、「レオン・フォルガ」としてカービィに立ちはだかる。ダメージを半分以上減らすと行動パターンが変わり、フォルガの幻との同時攻撃を仕掛けてくる。
再びカービィに倒された際に正体が露わになるも、その時どこからともなく夢見鳥が飛んできて…。
魂沌新種 カオス・エフィリス
夢見鳥と原生種など多くのソウルが混ざり合い、新たな種として生まれた姿。闘技場の最高難度「アルティメットカップZ」の最終ボスとして登場する。
フェクト・エフィリスを順当に強化した感じであるが、巨大な幻影を呼び出す技、ホールを開き多数のビームを放つ技等が追加されている。
HPを削り切るとソウルをレバガチャ勝負で本体から引き剥がす事になり競り勝てば勝利……
それではご覧ください!
と思いきや裏ボスのお約束としてソウル状態となった第二形態に突入、開幕にいきなり上記のアナウンスと共にブラックホールを放つ。今までのラスボスの使用技を3D化した様な技を多数放ち、特にデッドリー・サンは一見すると回避不可能な攻撃にも見えるが、実は直前の岩を壊す演出が回避へのヒントとなっている。全体的に攻撃力が高く気を抜くとあっという間に倒される。
激しい攻撃を掻い潜り、HPを削り切ると今度こそ本当に撃破、ソウルは小さな光となりエフィリンと一体化、周囲の異様な空模様も晴れ上がっていく。
余談
- フェクト・フォルガの名前の由来は「Perfect」+「Forgotten」から、「ID-F86」の86はHAL研究所から取られたものと思われる。
- 発売前から散々「裏切りそう」「ラスボスになりそう」と言われてきたエフィリンだったが、その実は「裏切らないがラスボス(の一部)」という珍しい立ち位置であった。
- 記事冒頭に記載したラボ・ディスカバールの館内ナビゲーションの声を務めているのは高山みなみ氏。かつてアニメ版星のカービィでナックルジョーを演じた経験を持つ。その流れで後のスマブラシリーズではパルテナの鏡のピットと兼ね役でアシストフィギュア出演しているナックルジョーにも声をあてている。そのため、カービィシリーズとの関りは深いキャストの1人でもある。
- 『星のカービィ』シリーズで"劇中で"実在の言語による音声が流れるという展開は初めてである(毛糸のカービィのナレーションなどはあった) 本作では冒頭から文字・音声共に架空言語(通称ディスカバ語)が多用され、ポップスターとは異なる世界であることをプレイヤーに示していたが、このシーンでは唐突に日本語(実在の言語)でのナビゲーションが流れるという不可思議な展開に。しかし、これはつまり『言語設定オート』で異世界の言語にナビを自動翻訳する超技術があるという暗示でもある。さらに、この自動翻訳は『カービィ』を対象にしたものであるようで、かつ『プレイヤー』に向けているメタ演出ともとれる…… 言語のズレを巧みに利用した不気味かつミスマッチな演出と言える。
- なお、館内ナビゲーションは日本語のほか英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、オランダ語、韓国語もあり、本体の言語設定に応じて変化する。これらにない言語設定(中国語など)の場合は英語版が流れる模様である。
- ラスボス戦の曲名は「いつしか双星はロッシュ限界へ」。「ロッシュ限界」とは惑星や衛星が崩壊せずに接近できる限界の距離のことで、これを超えると小さい方の星は崩壊してしまう、という理論。この曲が流れている時のフェクト・エフィリスはまさしく小さい星=エフィリンの意思は消滅したような状態であり、最終的には文字通りの意味でロッシュ限界を超えようとする。
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関連項目
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