TWilight INSanityとは、双子弾幕STGである。
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概要
電脳仮想空間Illnet(イルネット)が普及した未来の世界が舞台。プレイキャラクターはすべて双生児であり、プレイヤーは二人一組のユニットを切り替えて操作することになる。
プレイヤーの選択、行動によってルートが変化するマルチシナリオ。全29曲のBGMがシナリオを盛り上げる。
タイトルの大文字部分だけを読むとTWINSとなるが、これはこのゲームの主題を表している。
ストーリー
西暦 2090年―――人々は、現実の世界の隣に、もう一つの世界を手に入れた。
Computer Network の中にある世界、すなわち、「仮想空間」である。
この時代、世界中の人々は、特殊な装置に身を置くことで 仮想空間に仮の体で入り込んで、現実世界とは別の生活を楽しんでいた。 そこで提供される機能は、他人とのコミュニケーションにとどまらず、 仮想都市でのショッピングやレジャーなどの娯楽も含まれている。 さらには、人間の五感さえもシミュレートされ、 手に触れた氷は冷たく、炎は熱く、食べ物は美味しく(あるいは不味く)感じることができる。 もし相手が居るのであれば、異性のぬくもりも感じられるかもしれない。
この仮想空間の名前は「Illnet(イルネット)」
Illnet は、まさにもう一つの世界である。
現実と違うのは、その世界は人の手で作られたものということだけ。
Illnet が誕生してから 10 年が経過した 2100 年 1 月。
Illnet 上の仮想都市の丸ごと1つが、乗っ取られるという事件が起きる。
仮想空間に精神だけが残されてしまう「バニシング・ゴースト」と呼ばれる現象を併発し、 混乱に支配された Illnet。
6 人(3 組の双子)の少年と少女たちは、まだ知らない。
この事件の夜が、6 人の、そして、Illnet の未来を決める分岐点であったということに……
AH
AHとはArtificialHuman の略であり、高い情報処理能力と感情を持った高度なAIのことである。
人間のパートナーを目的として作られているため、人間や動物などの形を取る場合が多い。
電脳仮想空間Illnetなどで多く活躍しているが、感情表現などがまだまだ不完全であり日々研究が行われている。
感情部分から嘘臭さが抜けないのは負の感情を実装していないからではないかと劇中で指摘される。
実装自体は可能であるが、それを制御することが難しく一般利用するには至っていない。そもそも人間をたすけるために作られた彼らに負の感情が必要なのか、そう論じる研究者もいる。AHのほぼ全てにロボット三原則が組み込まれているのも、人間のパートナーとして作られているからである。
AHC(Artificial-Human-Circuitの略、AHの感情をつかさどる部分を指す)を独力で構築するのは困難で、AHを個人で開発している者はほとんどいない。だが例外も存在し、そうしたAHには上記の法則が当てはまらない場合もある。
このAHの感情こそが物語のキーであり、事件の原因に繋がる。
登場人物
プレイキャラ
羽板兄妹
二卵性双生児。16歳。高校1年生。
二人とも高度なプログラミング能力を有している。慎也は高校生にしてAHの研究についているが、才能はさくらのほうが高い。それ以外の私生活はだいたい普通の高校生。
自機性能としてはどちらも平均的であり、初心者向け。
- 羽板さくら「はねいた さくら」 ワイドタイプ
普通の女の子。ややとぼけたところもあるが、とてもちゃっかりしている。本人いわく男子からの評判はいいようだ。
高いプログラミングの才能を持っているが、過去のトラウマによりAH研究員としての勧誘を拒否している。
Tension(ボム)は威力の高い斬撃を前方へ飛ばすモノ。幅が広く、純粋で使いやすい。Tensionの特殊攻撃は相方の援護という設定であり、これは慎也の刀によるものである。妹を守るときにしか使われない刀。
- 羽板慎也「はねいた しんや」 前方集中タイプ
名無しキャラを除けばこのゲーム唯一の男。いつもは落ち着いているがその内側には熱い心を持っている。さくらが研究員を辞退したため慎也がその座を務めている。どちらにしろ高校1年生としては非常に優秀である。
Tensionはさくらの花びらを撒き散らすもの。範囲は広いが火力は期待できない。ザコ殲滅用。
西條姉妹
一卵性双生児姉妹。18歳。フリーター。一卵性双生児なのに胸の大きさが極端に違う。
世を騒がす凄腕のハッカー姉妹。ただ遊んでいるわけではなく、消えた師匠の遺言を実行するために動いている。
師匠の神月光紗は、10年前の「バニシング・ゴースト」によって消息不明。
自機スピードが高く、素早い行動が可能。
- 西條 悠莉「さいじょう ゆうり」 レーザータイプ 胸が小さいほう
不敵な笑みがよく似合う、ワルっぽいタイプ。熱いところがあるが、洒落や皮肉もしっかり効かせてくれる。
攻撃は貫通レーザーで行う。範囲は狭いが非常に高火力でありボスの体力をガンガン削ってくれる。貫くような彼女の性格を反映しているのだろうか。
Tensionは強化されたホーミング弾。全弾確実に命中するというメリットはあるが、全弾撃ち込んでも大したダメージにはならない。真悠のTensionと比較すると微妙。
- 西條 真悠「さいじょう まゆう」 ワイド+ホーミングタイプ 胸が大きいほう
こちらはおっとりタイプ。だが皮肉の口は悠莉にも負けない。切なくなったときの笑みが印象的。
火力は低いがホーミングはザコ殲滅に役立つ。高火力だが範囲の狭い悠莉のレーザーとは相性がいい。
Tensionは画面下部にレーザー発生源をたくさん敷き詰め全体をレーザーで撃ち抜くモノ。隙間はあるが火力、殲滅力ともに高くとても優秀。
ホシミ姉妹
一卵性双生児。13歳、中学1年生。
ナノマシンの人体研究のために「製造」された姉妹。研究所から自由に外出することも出来ないが、悲劇の実験体ではなく使命を持った存在。仲睦まじい百合姉妹である。
どちらも非常に遅い。低速にすると遅すぎて避けられないことがあるくらい遅い。
Tensionは共通、白い翼を大きく広げて羽根をばらまくモノ。羽根なので火力はほとんどない。密着すればそれなりにダメージを稼げるが、Tension中のマイハのショットは全キャラ中最強なので普通に撃ち込んだほうがいい。
- ホシミ マイハ「星海 舞羽」(研究所での表記がカタカナのため、カタカナが本名) 前方集中タイプ
ナノマシン実験での拒絶反応により死亡、精神だけがツバサの心のなかに宿ることとなった。それでも明るさを失うことはなく、その笑顔で癒しを与えてくれる。ボケ担当。
ショットのパワーは高いが進行方向に30度傾くという性質があるためやや使いづらい。だが上手く使えば攻撃範囲を広げることも可能。
- ホシミ ツバサ「星海 翼」 特殊ワイドタイプ
お姉ちゃん大好き。マイハが他の人と話すと嫉妬してしまうほど。完全にシスコン。ツッコミ担当。
5wayのうち横のほうが強いという特殊なショットを持つ。敵の正面を取れないときなどに上手く活用しよう。
メインヒロイン
- ミア=オース
Illnetの認証システム。とても可愛らしい容姿をしているので、認証たんなどと呼ばれ親しまれている。
劇中ではワームに汚染され戦うこととなってしまう。ロボット三原則が組み込まれているので、通常では戦闘することなど有り得ない。
システム
双子切り替え
自機切り替え。双子はそれぞれ別の性能を持ち、ショットやスピードが異なる。
ボタンひとつで交代可能。どちらを多く使っているか、その使用率がシナリオに影響する。
侵食率
右側に%で表示される。初期は50%
本作ではIllnetに大量のウイルスやワームがばらまかれていて、それがザコとして登場する。
どれだけIllnetがザコに侵食されているかを表していて(実際にはもう少し別の意味があるが重大なネタバレ)、100%になると強制ゲームオーバー。
画面上に雑魚がいるだけで増えていき、被弾でも上がる。
ザコを素早く片付けたりボスの最終弾幕(EnemyTension)をノーボムで突破すると下げることが出来る。
AutoTension(後述)を使わず普通にザコを倒していけば危険レベルには至らないが、それでもルートによっては非常に大変なことになる。
この数値もまたシナリオに影響するので上手く調整したいところ。
倍率
敵を倒すと「e-crystal」というアイテムを落とす(自動回収)。出現から早く倒せば倍率が上がり取得量が増え、手間取ると少ししか貰えない。ボス戦時は弾幕撃破ごとに計算が行われる。
「e-crystal」は一定数取得するとTensionの使用回数が増加し、また侵食率を低下させる効果もある。
ようするに、敵はなるべく早く倒すとお得。雑魚を早めに倒すことはSTGの基本でもある。
だからといって不用意に前に出過ぎたり無理に弾列を抜けようとすると(´・ω・`)
Tension
ボム。各キャラ固有の特殊攻撃、全画面の弾消し、一定時間のアイテム自動回収と攻撃力アップの効果。弾消し効果は一瞬なので注意。特殊攻撃は単独時は発動しない(相方の援護がない)。
攻撃力上昇を利用し、Tensionでザコを素早く大量に倒しe-crystalを稼ぐというやり方も可能。ストック限界は9個であり、結構増えやすいので余るようならザコが大量にいるところなどで遠慮無く使ってしまおう。
一個以上残っているときに被弾するとAutoTension、いわゆるオートボムが発生。ミスにはならないがペナルティとして残りTensionを全部消費してしまう。しかも侵食率が大きく上昇する。抱え落ちも同然。
本作は、ボム使用可能回数がかなり多いが残機はあまり増えない。AutoTensionを使うと一気に窮地に追い込まれてしまうので、少しでも不安を感じたら早めにボムろう。
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