ニコニコ大百科

>>9239
「道」の存在はマーレの研究機関が掴んでるってクルーガーも言っていたから、十分証拠になる気がする。というかエレンの所業を一被害者の目線から指摘するキャラがいたらよかったって話であって、真相が明るみになるか否かは関係なくない？

物的証拠の少なさで言えば、ウォッチメンのメモ帳の件も似たようなものだし

>>9239
つーか荒唐無稽さで言えば「道」なんて超能力者の脳を培養して作ったイカ型兵器とどっこいどっこいでしょ

>>9236
あと無辜の人々の苦痛というのは「殺戮が生んだ恨みや禍根は無くならないし、殺戮と恨みという構造に対して人類はみな抵抗し続けなければならない運命にある」という結末で、これ以上無いスポットとして表現してると思うし、これ以上を描くとなるとくどくなりかねない。説教くささをギリ感じさせない塩梅としてはああなると思う。

>>9240
オジマンディアスならアランムーア公認の公式ドラマ版ウォッチメンでめっちゃ喋ってたぞ。
アメリカ大統領には、真相を墓まで持っていく事を約束させたうえで真実を伝える方針だったらしい。

>>9243
じゃあ、エレンによる地ならしで犠牲となった人々を代表するような存在が一人でも現れた？
ロールシャッハはそういう力ある者の大義のために虐げられた人々の象徴として登場した訳だけど

ドラマ版に関しては原作者のアラン・ムーアが「吐き戻した虫ケラ」と称してガン無視決め込んでるからパス

>>9241
マーレの研究機関は多分真っ平らになってるだろうし、研究資料も大半は失われてると思う。文明の維持そのものが困難なレベルでの大破壊がもたらされた後とあっては、奇跡的に研究資料を持ち出せた人がいるにしても、第二次大戦後に各地で起きた「技術資料の無軌道な拡散、紛失」よろしく、多分日々の生活に疲弊して二束三文で売っぱらうと思う。
だから道関連の話の信憑性はイカ爆弾より弱まると思う。イカは死体が長時間残るし、写真が撮れるから。

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>>9244
進撃の巨人は力ある者に虐げられた人々の象徴たるロールシャッハが、順番回ってきた結果として、望まぬ形でも「力ある者」に皮肉にも成り代わってしまう話だと思っている。ロールシャッハ自身、自身が気に食わない何かを虐げる事自体は肯定していたし。自己の大義のために他者を虐げることも最後まで肯定し続けたからね。
信念を持って行動する気骨ある英雄か、自己の判断だけで人を殺すサイコパスかっていう言葉の通りに。

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>>9246
犠牲者の立場で物事を見聞きして考える目線にいるキャラは多分いたんだろうけれど、エレンと腹割って話しても記憶消えちゃうからなぁ。
というか犠牲者の立場に立って考えた結果として「エレンの行う虐殺は悪行である」という答えを出したのがエレンストッパーズの皆だし。それに真実を話すか話さないかが分からないところで話が完結してるから、アルミンが嘘をつき続けるかも分からないんだ。イェーガー派の動向に左右されるところもあるだろうし。
そういう意味では、シャッハの日記が発見されて…で終わった原作ウォッチメンと似た終わり方をしたと思う。

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「進撃の最終回、エレンの心情に寄り添いすぎでは？地ならしに巻き込まれた側からすれば、たまったもんじゃないでしょ」って思ってたから同じ人がいてよかったわ

別にエレンが目的を達成するのはいいけど、それに対して104期生のなかで「エレンが仲間のために大罪を背負った美談」で完結してるのが、すごい気持ち悪かった

もうアニメの主題歌の担当完全に降りてくれていいと思うし、特に海外のファンの行動が読めなくて怖いからリンホラに関わって欲しくないとも思ってるけど。
アーティスト興味ない人らは進撃の製作スタッフだと勘違いしてるほど、ぎっちりキャラやストーリーを解釈した作品を作ってたRevoさんが最終回まで見届けた後の曲はやっぱり聴いてみたい。
個人的には特に世界観の構築でツッコミどころ満載になったこの作品についての(ストーリーは別に嫌いじゃない。最後まで。)、Revoさんの解釈が知りたい。
まあRevoさん、今は自前の作品でリスナーや参加メンバーの精神をズダボロにするのが忙しそうだし、すぐには無理なんだろうけど…。

>>9251
そうだガリアード…
お前の言ってることは正しい

犠牲になった無辜な人々に寄り添うキャラが必要だって考え方は傲慢だと思うわ
記憶に導かれるまま行動したエレンの最後の独白も、地ならしと親友の狭間で苦悩したアルミン達の決断も実に人間的だったし、あの場面で寄り添うキャラが設定上付加されても重みに欠ける
地ならし後の世界といかに向き合うか、寄り添うかは生き残った人間それぞれが140話以降に下す選択だと思う

こうやって賛否両論で色々な意見が出てくるの美しい…

さすがに自分が気に入らない感想を傲慢で片付けるような奴を
賛否両論に含めるのは最終回に満足してる普通の人たちに失礼

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>>9256
ごめん

加害者側が人間的だからって、被害者側を蔑ろにしていい訳ではないと思うんだけど
オニャンコポンなんか故郷滅ぼされてるのに事の真相を知らないまま放置だし…
今まで進撃って大きな目的の為に犠牲になる人々を「仕方がなかった」で片付けず、しっかり焦点を当てるのが魅力だと思ってたけど、意図的なのか分からないが、最終回だけそういう視点が露骨に省かれてるように感じる。ユミルの呪いが解けた時も幻影として現れたのはサシャやエルヴィン、ハンジみたいに兵長や108期生に好意的なキャラばかりで、フロックを筆頭とするイェーガー派の面々は影も形もなかった

始祖ユミル「は〜これだから非モテどもは…😩エレミカが尊いって事だけが絶対なのに…」

地鳴らしされた側の描写は難民たちの死に様が物語ってると思う
『いくらパラディ島にとって英雄的であろうとエレンのやってることは人をムシケラのように踏み潰してまわってる虐殺でしかない』という点はかなり強調されてた
正直どこの国でも人が怯えて逃げながら踏み潰されてるだけでそこでのやり取りも大差ないことは伺えるから下手すると説教臭くなったり尺稼ぎに捉えられかねない

だからせめてマルコや地鳴らしで潰れた人々みたいなゴミのように死ぬ人が今後現れないように残った人たちが尽力する必要がある
例え不可能でも目指さなくてはならない

>>正直どこの国でも人が怯えて逃げながら踏み潰されてるだけでそこでのやり取りも大差ない

この考えこそが傲慢だと思うんだけど
地ならしで虫ケラのように踏み潰される人々の一人一人に血が通ってて、人生がある。
それを犠牲となったその他大勢として片付けて、その何万人もの屍の上でアルミン達が手を取り合いましょうなんて言い出したら、それこそ上で言われてたオジマンと同じだし「手段としての虐殺の肯定」って海外で騒がれても仕方ないと思う。
正直、メッセージが曲解されるような描き方をするくらいなら説教臭くなっても掘り下げに尺を割くべきだろうし、例えエレンに対するフォローのつもりでも、エレンの心情には最後まで同調しちゃいけなかった。

「ゴミのように死ぬ人が今後現れないように残った人たちが尽力する必要がある」って書けば聞こえはいいけど、要は地ならしで惨たらしく死んでいった人々はエレンの計画の踏み台でしたって事実を外面だけ取り繕って言い換えてるだけよね

"地ならし"が単なる予防的自衛の問題だけではなく切実な生存権のジレンマを孕んでいたのは"エルディア人であることと人類共通の脅威である巨人の力を持つことが切り離せない"という前提に立脚しているからだったはずで、
最終回で結局始祖の力で巨人化能力を無くせることが判明したせいで倫理的にみてなんというかかなりしょぼい話になったしまった感があるのが個人的には気に食わない

"おれたちが死ぬかあいつらが死ぬかしかない"ところまで追いつめられてしまったのは巨人化能力と彼らが不可分だったからなはずで、(だからこそエルディア人問題に平等性や交換可能性を適応するのは難しかった)
それが分離できるのなら地鳴らしなんてただの超過激な予防的自衛権行使にすぎない

巨人化能力が無くなったのは始祖持ちのエレンが死んだのと
ユミルがエレミカを見て満足気に成仏？(ハルキゲニアもいるけど)したからであって、始祖でも巨人化能力を無くせる訳ではないのでは
それができたなら、ピクシス司令やナイルが巨人化した時に戻してただろうし

それはそれとしてデカい少年週刊漫画誌やモンスター級の有名漫画しか見てないであろう一部のアホに「日本の漫画アニメの価値基準はインモラルで低俗」と評価されるのは納得いかんな　難しい倫理的問題をびっくりするほどきれいに処理している作品はちゃんとあるし、得てしてそういう作品は一見凡庸だから目立たなかったりする

>>9256
言葉が過ぎたごめん
>>9257
そのキーワードは荒れかねないから触れない

被害者側を蔑ろにしていいとはかけらも考えてないないが被害者側に肩入れし過ぎでは？
誰もが加害者にも被害者にもなり得る、憎しみの連鎖が続くってのはテーマの一つだと思ってるし、最終話で主人公達の心理描写に重きを置くのは不自然ではない
そもそも最終話の表現が被害者側を蔑ろにしてるとも思ってない
まあ、この辺は読者個々の受け取り方の違いだからなんとも言えんが

>>9264
>>9265
非エルディア人目線で見ると、エルディア人から巨人化能力が切り離されたことに対する明確な証拠が絶対に出ないから、エルディア人への「巨人になる人々」という差別は消えないと思う。道関連の話は絶対に物証が無いし、ムカデの死体は消えたし、そのムカデと道関連の話を結びつける話ができるのも、エルディア人であるアルミンやジャンやライナーだけ。
エルディア人が結託した自作自演の虐殺作戦だと言われても否定ができる材料が無いし、>>9245でも書いたけど、マーレの研究資料にも全く期待できないから、エルディア人と巨人化能力は、事実はどうあれ少なくとも「非エルディア人の目線」から見れば、今でも不可分だと思う。
それこそ幾世代も経て瓦礫も資料も伝聞も風化して、新世代が「巨人という存在ははデマ」とか言い出さない限りは。

>>9259
地ならしで虐殺された人々にフォーカスしたからこそのあのエンディングでは？
「あれだけ人を殺したんだから綺麗に森から出られると思うな。これからも針の筵を歩いて、人類最大の敵たる『恨み』と戦って死ね」っていう結末は、これ以上ない「死者の声も聞くならこうなる」ってことを表してると思う。虐殺された人々を本当に無視するなら、そもそも地ならしは止めないし、止めても使節団結成なんてやらない。
あとユミルの呪いが解けてもフロックの幻影が出てこないのは当たり前だと思う。
好きでもなければ友達でもない敵に、わざわざ顔見せに行く義理はフロックには無いだろうし。