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思い返せば、あの富野御大は「意気地なしのいじめられっ子が自分の鬱憤を晴らすために書いたような作品であり、あんなエログロポルノを世に出しちゃいけない」って進撃の本質を早々に見抜いてたっていう

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>>9298
いかに倫理性をホワイトやグレーからはみ出させずやりたい事をやり、かつそれで生じる自分の後ろめたさを制御しつつ、話を完結させるか。これは間違いなく全ての作家に共通する目的ではあるけど、エレンはミカサ以外にはモテてない（始祖ユミルとは認識を共有しただけ）だし、人間讃歌要素もほとんど無いぞ。
戦ったり憎んだりすることはもう疲れたからやめたい…っていうのは、人間讃歌というより人間の悲哀だし。
というか進撃の巨人って残酷要素は凄いけど美しい要素は皆無だよな。
「芸術」も、ありゃ言ってみりゃただの加虐趣味だしな。

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>>9304
ま、待ってください！
発言を訂正させてください！

進撃のオチがセカイ系っていうのは納得
そりゃ進撃に「重いテーマを湛えた反戦ダークファンタジー」を求めてる方々からは反感買うわな

「天気の子」とかも賛否両論だったけど、今のご時世だとそういう作家性自体が世間から受け入れ難いのかもなぁ

一晩寝て考えてみたけど、やっぱりこの漫画は諫山からの投げかけだとは思うが、それよりも攻撃的な、ある種読者への挑発、挑戦なんじゃないかと思えてきた。グロスの死に様を見てクルーガーは「これが面白いと思うか？」と言ったが、そのセリフは進撃の全編に渡って当てはまるものだ。

「罪深いライナー、ベルトルト、アニ、ガビ、エレン、アルミンが苦しみ葛藤する様は面白いだろ？俺（諫山）は面白いと思ってるが、お前らはどうなんだ？」

「助けの手を差し伸べてやれ？出口を与えてやれって？大量殺人鬼のこいつらに？じゃあ助けてやるよ」

「助けてやったぞ。でもそのせいで世界はこうなった。大勢が死んだしこれからも死ぬぞ。これが面白いと思うか？」


っていう、読者の倫理観に対する、かなり直接的な攻撃的挑戦なんじゃねーかなと。
そう考えると諫山の「殺人はどんな理由があろうと許されない」「読者を傷つけたい」「読者に考えさせたい」「こんなの描いてると人格を疑われるかも」などの発言に全部説明がつくし、いじめられっ子が鬱憤を晴らすために描いた作品という富野評とも矛盾しない。

というか最初からこういうオチに物語が帰結するなら、対立する勢力や数多の犠牲にも、それぞれに主義主張があって背景があるっていう描き方をすべきではなかったし、そういう描写がとても丁寧だった進撃だからこそ、最終的に広げた風呂敷がステロタイプなセカイ系として畳まれてしまったのが、個人的にすごい勿体ないなと

途中から入ってきた変な意識高い系を一匹残らず駆逐して少年漫画に回帰する理想の結末

メインキャラ達がただの主人公賞賛マシーンと化していて凄え気持ち悪かった
なろうとどこが違うんだ？

メインキャラは大体エレンとの付き合い長いからな
道の世界はジークが言ったように時間という概念が無いから現実じゃ一瞬以下の時間でいくらでも話ができる

ただイェーガー派との衝突で目的のための裏切りと人殺しの（ライナーたちやエレンも通った）経験が無ければもっとまっすぐ責められただろう
実際まだ経験してなかったレベリオの時点では責めてたし

>>9310
絶賛マシーンというより、大罪を犯した大親友が死刑に処された後に、そいつの遺言の手紙を見て泣いてる方々って奴だ。親友の罪は重々承知だし処刑されて当然とも思ってはいるが、涙が出るもんは出るっていう感じ。少なくとも賞賛の思いは無い。いわゆる「残念に思う」っていう複雑な感情だよ。
落胆、後悔、安堵、無常感の混ぜこぜだよ。

>>9312
いや少なくともライナー達は怒るべきだろあんな事実知ったら
何一緒になって泣いてんだって思ったよ

>>9313
ベルトルトも「同期を心から仲間だと思っていた」と言ってただろ？裏切る前提だとしても共に過ごした時間やそこで生まれた情は本物だし、互いの理解度で大きな差は無い
ライナーは「何も知らなければ半端者にならずに済んだ」と言ったし精神分裂するほど自責の強い男だし頭ごなしに否定するだなんて単純な発想は出ない
まぁ何も知らない少年ライナーなら怒ってくれるだろうな

酷い最終回だから一切金を費やさなくて心底良かった
話の結末自体には文句は言わない
人類の8割が死んだのに一切の描写カットだから陳腐になってる
エレンが過去に介入してたのも万能すぎて茶番になってる

>>9313
怒りならエレンとの最期の会話で散々ぶつけただろうし、そのうえで「エレン含め全員が詰んでいた」ってことを知ったんだから、現実に帰った後に湧いてくるのはやっぱり落胆、後悔、無常感と、巨人との戦いがやっと終わったっていう安堵感だろう。まぁライナーもジャンもコニーも、あの空間でエレンをボコボコにする権利はあったろうから、まぁ一通り怒りは吐き散らしただろう。

>>9315
違法閲覧自慢とか本当に気持ち悪いよ…

主人公がアレな奴から気持ち悪い奴になったのは別に良い
それをなあなあで結局感謝する奴らもすごいもやもやするけどまあギリ気持ちは分かる
エレミカ尊い勢のDV夫に入れ込む始祖ユミルは一切分からない

>>9317
２０００年間奴隷の古代人の感情を理解できる奴は人類史上いないよ…

現実でも昔の価値観って今の価値観から見たら理解出来ないor共感出来ない価値観って割りとあるし、そういうものとして納得した

>>9317
ユミル関連はほんとこのオチに持っていくための舞台装置でしかないから嫌い

最終回にグダグダ文句言ってるゴキブリ共は旧劇エヴァみたいな投げっぱなしがいいんか？
つか文句あるなら二次創作か何かでホルホルしてろや

>>9321
無関係な他作品を貶めないと、自分の好きな物を持ち上げられないような輩にはなりたくないな

ユミルが魅力的なキャラかといわれたらそうじゃないからな
内面を一切語らないキャラだからどうやっても魅力的にはなりえない
ユミル要素全部廃してひたすら　エレンvsエレン以外の人類の物語に集約、収束させたほうが面白くなっただろうね
満足度の平均点算出したら60点って感じじゃねーの

100点　予想以上
90点　予想通り完璧
80点　ちょっと惜しいけど上出来
70点　色々惜しいけど及第点
60点　もっと色々できただろう

ぐらいの感覚

人間は言葉で思考する生き物だから、喋ることができない（舌がない＆ロクに教育を受けてない）人の思考能力がグンと落ちるか、子供のままで固定されるか、そもそも形を得られず本人ですら上手く自己の考えを表現・整理・感知できないっていうのはリアリティ半端ないとは思うけどな。
おそらくユミル自身も具体的に何が欲しいか理解してなかったし、他人には言えなかったと思う。
実際ユミルの回想でも、そこにあるのはユミルの見聞きしたものだけで、ユミル自身の思考は一切無かった。
つまりユミルが望んでいたのは文字通りの「ユミルの回想で見えたもの」に他ならないし、表現できない。

おそらくユミル自身も具体的に何が欲しいか理解してなかったし ❌

おそらく作者自身も具体的に何が欲しいか決めてなさそうだし ⭕️

そもそも、ユミルが本当に何を望んでいたかを自覚していたら、2000年も奴隷にならずにその何でもできる能力でもって望みを叶える努力をするだろうし、もっと言うなら生きてる頃に自己の願望を何らかの形で主張するはず。そもそも言葉の意味を入力してくれるのが事実上「奴隷の飼い主と子種王」だけだから、ユミルの本心が何であれ、それも彼らの言葉や思想に埋もれて一層混沌としていくはず。

それと人間っていうのは、言葉を聞かず話もしない隔離時間が一年続いただけで、言語力も表現力も壊滅して他人の助力無しには社会復帰できないレベルまで思考能力も落ちるらしいから、元々言語力や表現力がほぼ死んでるユミルには2000年（道では時間の経過が遅いから体感では数億年以上）も隔離時間が続いたわけで、そんなことになったらユミルの思考はもう人間のそれでは無くなってる。

それこそ「進撃の巨人はいつの時代も自由を求めて戦い続けた」の一文にもあるように、ユミルが死んでからの2000年間、延々と歴代の進撃継承者に語りかけて巨人殲滅ルートを履行し続けたエレンじゃないと共感できないような、ある種仙人、植物めいた代物になっていたと思う。ジークにユミルの心を氷解させられなかったのもここに理由がある気がする。
数億年の孤独による意識や思考の変性を理解できない人と理解できる人がいるなら、理解できる人にユミルはついていくだろう。

>>9325
具体的に考えてないと絵に起こせなくない？
他人からのアイディアも無く、自分で具体的に考えもせずに創作できるとか天才すぎるというか、それ人間ではないのでは？

ユミルが待ってたのはミカサでした！何でミカサなのかは知りません。
ユミルが「エレミカ尊い」すると巨人化能力がなくなります！ついでに元々独立して存在してたはずのハルキゲニア君も死にます！何でかはわかりません。各々自分で考えてみて下さい。


もしかして：デウス・エクス・マキナ

>>9328
Q.ユミルは何でミカサを待ってたの？
A.主人に逆らって主人に愛を伝えることができて、主人に逆らって主人を殺せる、真に奴隷から解放された奴隷だから

Q.エレミカ尊いすると巨人が消えるのはなんで？
A.ユミルは自己の願望を探し、それを成就させるために道を維持して広げ続けたが、その願望を見つけることができて、しかも成就したので、その道を維持する必要も、広げる必要も無くなった。

Q.ハルキゲニアはなんで死んだの？
A.寄生虫は元々独立した状態で生まれるけど、宿主に一度取り付いてしまったら、宿主と命を共有したも同然になる。だから宿主が死ねば寄生虫も死ぬ。人に寄生したサナダムシが人から出ても乾燥して干からびるだけ。

考えることを放棄している。

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