ニコニコ大百科

昨日初めて見たんだけど、メッセージ性ダダ漏れじゃんこの作品。アニメーターがこれを作るの可哀想すぎるんだが。

メッセージ性は「商業創作者になんてなるんじゃなかった」

まず最初の死んだ魚の目で寝てる世界は現実。机の上には作りかけのフィギュアかなんか落ちてて、これは主人公がクリエイターって暗喩。
画面の向こうに入ったら(量産型の)美少女がエロダンスしてて、それが魅力的だから奥に入り込んじゃうんだけど、そこには怖い仮面被った女がいる。
こいつが何かって言うと「作品」の擬人化。
なんでそう言えるかと言うと、最後の方の巨大戦艦っぽい演出で再登場するときに、劇場の観客席みたいな空間の奥にいるのがこいつだから。
観客に見られるために「作品」は存在する。

作品はクリエイターがいなきゃこの世に生まれてくることはないから、クリエイターを求め続ける。
でも、この主人公=クリエイター(≒このアニメの作者)はもうアニメ作るの嫌で嫌で仕方ないんだよな。
作者が当時作ってた新劇エヴァのキャラが「作品」と一緒に気持ち悪い笑顔を浮かべながら主人公に寄り付いてくるのが直球すぎてビビる。
クリエイターは作品によって給料=生きる糧を得るわけだけど、これが吐瀉物として流し込まれてるキモい描写。
マジでもう作者、自分の人生に辟易としてますねこれは。

でまた空想世界に入るわけだけど、ここで主人公は「この人生選んでなかったら得られた幸福ってあったんじゃないの？」ってことを考えてしまう。
その象徴として泣いてる女の子が出てくる。
でも主人公は過去の人生でクリエイターの道を選んで幸福を自ら手放してしまい、作品に一方的に貪られる羽目になった。
そういう状況だって気付いて泣き叫びながら変身して、自分の人生を狂わせた量産型の女キャラを撃ち殺しまくるって展開に入るんだけども。
結局は作品と量産型キャラの軍団に負けて、クリエイターとしての人生を続ける絶望の現実に戻る。

これがこの作品のあらすじ。
なんというかこう、作者の人、幸せになってくれ……。

>>421
その節が正しい仮定すると、
「自分の人生を狂わせた量産型の女キャラを撃ち殺しまくるって展開」ってのがまんま旧エヴァ映画版の無茶苦茶な展開と演出がソレで
そんくらい作品をぶっ壊したらもうファンも離れてくれるやろ(=作品が死ぬ)と思ったのにエヴァというコンテンツは死ななかった＝「作品と量産型キャラの軍団に負けて、クリエイターとしての人生を続ける絶望の現実に戻る」
のつじつまがあう節はあるな。
丁度MEMEME出た時期ってシンエヴァQで大荒れしてた時期に株式会社カラーの企画で出たもんだし、吉崎監督が現状に頭抱えてた末に吐き出したモノって考えもなくはない。

>>421
色んな人の感想兼考察を見てきた中で、これが一番腑に落ちた。
全部が正解というわけではないんだろうけど、
他の人が言及してない細かいカット部分など概ね全ての描写に意味を見い出せる。
何故か序盤に映される作りかけのフィギュアと作業場と卓上に散乱した煙草と塗料・新劇エヴァのキャラフィギュアをわざわざ選んだ理由（ﾌｧﾝｻの線もあるが）・FPS風の主観視点を描写した理由・終盤の戦艦内部で崇拝されている女（作品の擬人化）と規格化された量産型女が糸で繋がれている描写、最初と最後でカットがループする演出、
この辺がよくわからなかったから、数年越しにそういう意図も含んでるのかなって思えたわ

吉崎監督も当時のインタビューで「（自由に作らせてもらえる貴重な体験を経て）自分自身とアニメーションを見つめなすいい機会になった」と言っているし、それも併せて>>421の解釈を見ると面白い

自分は大好きだったアニメに殺されそうになってる人の話として捉えてたけどクリエイターだとなるほどしっくりくるかも
女の子の執着や怒りのようなものが尋常じゃなくて、見てみて見て！私を私をわたし！！で目目目と解釈してたんだけど、作品だからでめちゃくちゃ納得したわ
よく作品は子供と言い換えられてるけど、子供ってなによりも親の視線を欲しがるんだよね
全てぶち壊して終わろうと創った映画で皮肉にもカルト的人気が不動になって、操り人形みたいな信者アンチメディアにグチャグチャにされてアニメから逃げた庵野ってまさにこれだったよね

>>421
The WeekndのSave Your TearsのMVを見てて何故かこの作品を思い出した理由がわかったわ。そうゆうことだったのね……

クリエイターの自傷行為みたいなのは確かに強く感じるな
病みへの嫌悪やオタク批判を病んだオタク自身がやるって言うまさにエヴァまんまのこと焼き増しでやってる
考察考察考察でズレまくってるオタクも変だけど、なんのメッセージ性もないエログロ描きたいだけの作品って切り捨てるのも的外れだと思うわ

いや、特に難しいことなくて
親とか外的な要因で無理やり別れて
それでもと取り戻しに行くんだけどダメで
その結果無気力なまま死んだように過ごすようになった
腰振ってる女は単に別れさせられた後に自慰に使ってた誰かだかキャラだかでお気に入りってだけ

それをアニメーターが色々と技量や性癖や題材を盛り込んでカオスに仕上げただけなんじゃないかと
見直してもやっぱそういう感じにしか見えないんだよなぁ・・・

こんだけ有名なのに現状で違法視聴しかみれないのがとても惜しい

誰かニコニコのリンク貼って

https://sp.nicovideo.jp/watch/sm29453888

理解できないとこを性癖で片付けてるだけでないのそれは
例えば吐瀉物流し込みはみてみてーあなたの作品でこんなに精液（＝お金）集めてきたよ！の褒めて欲しい顔でしょ
おっぱいに見せかけて執拗に目のシンボルが描写されるのも、アニメ作品ていう映像で楽しむものだからですごく腑に落ちる

腰ふりダンスが何かK-POPアイドルみたいだなと思った

421の解釈すごいな
鳥肌立った

>>433
そのレス机の上のフィギュアを唯一の根拠に主人公はクリエイターなのだ!って主張してるけど、実際写ってるのクレイで作った原型とかじゃなくて既製品のロボットプラモだからね流石に無理があるって

よく見たらmeme　ミームだよねぇ
意図して付けたんだろうか

考察読んでから改めて見ると考えさせられるものがありますね
それこそひとつのmemeとしてしか認識してなかったけど、関わってる人とか背景まで知るとこの作品の楽しみ方がまた変わる

元リンクのリダイレクトで犬のフィラリア予防薬出るのはなぜなのか

どんなにカッコいい物を作ろうとしてもエロには勝てないんだね
ぶっちゃけ後半の銃撃戦なんかより序盤の縞パン腰振り見てたいし

MMDがきっかけで見たけど下品に改変されてるとおもったところが全部元ネタそのままだったことに驚いた作品

滑稽さ不気味さを纏わないと到達できない深部、エロさってあるよね、あと男性の心象に同居する色々なもの、破滅的で原始的な欲望と、洗練された正義への憧憬がごちゃ混ぜになって、正気と狂気を絶えず行き来する性（さが）とかも感じられた

伏　見　稲　荷

結局、例のアレ界隈での誹謗中傷パロディという形でしか人々の心に残れなかったね（ｶﾞｯｶﾘ
まー実際テーマが古臭いもん。「虚構に耽溺してないで現実見ろ」って、うる星2や旧エヴァから再三反復されて来たメッセージの繰り返しでしかない

AR文化やら2.5次元コンテンツやらが台頭して、虚構と現実の境目が限りなく曖昧になっているご時世に、今更「虚構VS現実」なんて二項対立にどれだけ意味があるのか
んな二項対立はシン・ゴジラのキャッチコピーだけで十分なのだよ

公式でコスプレ姉貴が踊ってるのは尊師本編と同じくらい面白かった

俺！俺！俺！

ah~ 真夏のjamboree~

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