ガン=カタ 単語

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ガンカタ

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ガン=カタ(英: gun katas)とは、に二挺拳銃を用いて行う架の近接格闘術である。 を表す「ガン(gun)」と日本の現代格闘技における基本動作である「(かた)」の合成であり、ガンカタ等と表記されることもある。サイ=タマキン=タマの表記は誤りである。

概要

この格闘技を極めることにより…
     ( д) ;y=‐ ;y=‐
     (\/\/


攻撃効果は120上昇
     ( д) ;y=‐
     (\/\
          \ ;y=‐

防御面では63上昇
     ー=y;―
         |
      (д )
 ー=y;_/| y |


ガン=カタを極めたものは無敵になる!
  ー=y;  ( д)   ;y=‐
    \/| y |\/

・・・・・・という上のAAが有名だが、「防御面では63上昇」という台詞は「殺傷の(技量、適性)は63%増加する」(The difference of a 63% increase to lethal proficiency)の誤訳。どうやら difference(差異)を defense と聞き(読み)間違えた上で lethal proficiency 々をあまり吟味しなかった元々の字幕版に問題があったようだ。

他にも吹替え版では「少なくとも120%向上」(※ no less than 「~に劣らず、~も」を at least と取り違えたか)、「攻撃の上昇が半分程度でも習得してれば脅威」(※ その後の not be taken (この場合は「殺されない」の婉曲表現「やられない」の意だが、それを文脈を取り違えて「捕まらない」等に誤読したものか)、と基礎習得程度では技量があんまり向上しないと誤解してしまうような吹き替え版も、ある意味間違い。

ちなみに「攻撃(」という表現もある意味間違いで、上記のとおり『攻撃(firing, 厳密には「射撃」)の効果(efficiency 「効率、率」)』、つまり射撃のための効率(速射、命中、連射、回避からの攻撃、ダメージによる攻撃封じ他)が上がる

ガン=カタの解説

The gun katas.
 (д ) {ガン=カタとは、)

Through analysis of thousands of recorded gunfights, the Cleric has determined ...
 (д ) {何千件もの銃撃戦記録の解析を通じて、クラリックが得た結論だ)

that the geometric distribution of antagonists in any gun battle ...
 (д ) {つまり「あらゆる銃撃戦における敵対者の幾何学的分布は)

is a statistically predictable element.
 (д ) {統計学的に予測可な要素である」ということ)

The gun kata treats the gun as a total weapon ...
 ( д) {のひとつひとつはを総合兵器として扱い)

each fluid position representing a maximum kill zone ...
 ( д) {流れるような各々の構えの変化で、最大級の殺傷間を描き出す)

inflicting maximum damage on the maximum number of opponents ...
 ( д) {即ち、最大限の損を最大数の敵に与えることができるのだ)

while keeping the defender clear of the statistically traditional trajectories of return fire.
 ( д) {また守備の面も、統計学的に決まりきった応射の弾道などいに等しくなる)

By the rote mastery of this art, your firing efficiency will rise by no less than 120%.
 (д ) {この体術を機械的に習得すれば、射撃効率は120%も向上するだろう)

The difference of a 63% increase to lethal proficiency ...
 (д ) {63%もの殺傷増加という差異がある以上、)

makes the master of the gun katas an adversary not to be taken lightly.
 (д ) {ガン=カタ習得者がそうでない敵に易々と殺られることはい)

以上のデュポン副総裁による作中説明にある通り、数の戦闘データ解析により得られた統計理論に基づいて、実際の弾道からの退避と共に相手死内に回り込み攻撃を行うという攻防一体の戦闘術である。
日本格闘技と同様、機械的に習得=底的に同じ動作を身体に覚え込ませることにより、思考を経ずとも反射的に最適な戦闘行動が非常に高確率で可になる。剤により感情を抑制されたクラリックの集団が無表情を演じるこのシーン徴するように、余分な思考を底的に排除するこの体術の在り方そのものが人間的感情を罪として否定する世界観に強くリンクしているのも面い。

特徴的なのは体術+銃火器の組み合わせにより、本来銃火器を用いた戦闘距離が中距離であるにもかかわらず、ガン=カタではこれを近接距離まで縮めることを可にしており、卓越した体術によって相手の口を逸らしつつ攻撃するなどといった技法が見られる。

これは口の向きから弾道を察知し死から攻撃するというガン=カタの性質上、相手との距離が短ければ短いほど弾道予測が容易になるほか、相手が向ける口の移動量が大きくなることで動きを把握しやすく、相手の"点"(関節など)を押さえて動きを制するなどという技も可になるためといえるだろう。

「ガン=カタ」使いは特に銃火器を手にした集団相手に有効的で、この技を習得するとまるで演舞するかのように舞いつつ(これは同士討ちを誘うなどといった効果も期待できる)、集団を蹴散らすことが可になる。

ガン=カタを習得した達人同士が戦う場合はさらに戦闘距離は極々至近距離に接近したまま、東洋武術の組手のごとく相手との間の「地」(この場合は撃を放てる度と距離を保つ間)を奪い合う美しい死の舞を見ることが出来るだろう。

基本的な武具はクラリックガンと呼ばれる格闘にも使用できる拳銃であり、これを二挺構える。ただし二挺である理由は火力増加及び多数の敵を一気に制圧するためであって必須ではなく、敵次第といえるものでありアサルトライフルなども使用する場合もある。
また日本刀(を模したサーベルともいわれる)における剣術も確認されているほか場合により素手による打撃なども技法のひとつとしてあげられている。

事情通的説明

映画リベリオン」(原題の Equilibrium は「均衡、静」の意で、作中では法律により定期的用が義務付けられている感情抑制剤を手配する政府機関名)が初出。カート・ウィマー監督殺陣導担当したジム・ヴィッカースが考案した。
映画シーンとして銃火器を使った戦闘アクションシーンの場合、相互の距離が遠く映像フレームに収まらない、あるいは迫のあるシーンがとれないという難点がある。
これをクリアするのに特殊効果(例えば映画マトリックス」の "バレットタイム" など)を使う方法もあるが、元々低予算の「リベリオン」にそれは難しかった。
銃火器を用いてかつ見栄えのよいアクションシーンをとるためには接近した状態で戦闘するほうが良く、このアクションシーン映像に説得を持たせ、かつ主人公らの強さの理由を(物語としても設定としても)確立する方法として、東洋武術の"捌き"、"残心"などのモーションを取り入れた拳銃アクションシーンを思いつく。
これが「ガン()=カタ()」の誕生である。
監督が撮した「ウルトラヴァイオレット」でもガン=カタは引き継がれた。新体操などの動きも取り入れ進化した形となっているが、「リベリオン」のような「ガン=カタ」であることを物語では強調されていない。

映画リベリオン」はあまりセールに恵まれなかったが、遠く離れた日本では二挺拳銃+近接格闘+ハッタリの効いた構え、格闘技(武術)ネタが好きということもあってか、カルト人気を誇るアクション設定である。また、この映画ではじめてアクション俳優に挑戦したクリスチャン・ベールは、のちにダークナイトバットマン役として大ヒットすることになる。

ガン=カタ習得者および同種の戦闘技能を有する者

ここに代表的なガン=カタ使いおよびガン=カタと類似する戦闘(総称として一般的にガンフー(gun fu =  gun × kung fu)と呼ばれる。だいたいジョン・ウーのせい)を有する者を列挙する。

が確定している者については備考として流も記載する。

オリジナルのガン=カタ使い

他作品で類似技術を持つ者

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最終更新:2024/04/26(金) 12:00

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