グリーフシンドロームとは (グリーフシンドロームとは) [単語記事]

グリーフシンドロームとは、同人サークル「黄昏フロンティア」制作の「魔法少女まどか☆マギカ」の二次創作ゲームである。コミックマーケット80にて頒布。ジャンルは横スクロールアクション。

概要

3人同時プレイ可能（但し、オンラインは不可）な横スクロールアクションゲーム。
黄昏フロンティアとしては原作が商業作品なのは「Eternal Fighter Zero」以来である。
イラストは水あさと氏で、音楽はあきやまうに氏。

ゲームルール

5人（鹿目まどか、暁美ほむら、美樹さやか、巴マミ、佐倉杏子）の魔法少女を操作し、魔女の結界に突入。使い魔や魔女を倒してレベルを上げ、最終ボスである「ワルプルギスの夜」を倒せばクリアとなる。

使用ボタンは方向キーと弱攻撃（決定）、中攻撃（キャンセル）、魔法、ジャンプ、ポーズ（一時停止とステータス確認）の５ボタンである。

周回プレイ可能で、周が増えれば増えるほど敵が強化されていく（周回数はクリアした周＾2＋1の中から好きな周を選ぶことができる。つまり数回しかクリアしてなくても数百周目を選ぶことができる）。
ちなみに1週目の難易度はかなり優しいので、アクション苦手な人でも楽にクリアすることは出来る。
物足りない人は2週目以降の周回に挑戦してみよう。
但し、周回数が3桁超えたあたりは敵の攻撃を喰らうと即死するようになり、雑魚敵の防御力もボス並になってしまう。
そのため、どのキャラでも攻略が難しくなるので、協力プレイで進むのも手。

マルチエンディングで、最終ステージクリア時の生存している魔法少女の組み合わせによって、エンディングイラストが変化する。

魔法少女のステータス

Lv
その名の通りのレベル。使い魔か魔女を倒して経験値を稼ぐと上がる。レベルアップするとSoul limitとVitalの最大値、攻撃力が上昇する。
Soul limit
ソウルジェムの魔力量。何もしなくても自然に消費する他、Vitalの回復、ダウンや落下からの回復時に大幅に消費する。０になると魔法少女が消滅してしまい、その回のプレイで使用できなくなる。魔女を討伐しグリーフシードを獲得（つまりステージクリア）することでしか回復しない。
Vital
魔法少女たちの体力。普段は緑色だが、ダメージを受けると一部が赤く変化する。時間経過と共に赤ゲージは回復するが、その際にSoul limitを消費する。ダメージを受け過ぎてVitalが無くなってしまっても死ぬことはなく復活できるが、Soul limitを大量に消費してしまう（消費量はVitalの多さに比例）。
魔法を使用した場合Vitalの一部が青色に変化し、時間経過とともに赤ゲージよりも早く回復し、Soul limitの消費も無いが、青ゲージがある状態でダメージを受けると青の部分がすべて赤ゲージになってしまうため魔法の使用しすぎは危険である。

登場魔法少女

鹿目まどか

弓を使用する遠距離タイプの魔法少女。
Soul limitが全キャラ中最高で溜め撃ちが強力で攻撃力も高い。
耐久力は低めだが、Soul limit値の高さが全キャラトップなので復活回数も多め。

弱攻撃は矢を連射。方向キーで斜め上と斜め下と撃ち分け可能。タメることで連射数が増える。
強攻撃は貫通力のある矢を真っ直ぐ撃つ。チャージすることで矢が大きく強力になる。
チャージは3段階に分かれており、フルチャージの強射撃のダメージと吹っ飛ばしは破格。ちなみに空中でもチャージ可能でチャージ時はその場で静止できる。

魔法は上空に矢を放ち落下させて周囲に矢の雨を降らせる「広範囲射撃の魔法」で、まどかにとって非常に苦手な上下の敵を攻撃でき、ダメージソースなのでうまく使っていこう。

火力と画面制圧力が高く、Soul limit量に余裕があるので扱いやすい。
しかし機動力が低く、チャージしないと技がイマイチで小回りがききづらい。協力プレイ時では味方の補助があるためその点を気にせず性能を発揮できる。

暁美ほむら

銃火器を使用する魔法少女。
破格の性能を持つ魔法と多種多様な攻撃が可能。ただしVital、Soul limit　の両方がかなり低め。

弱攻撃はハンドガン出ははやいものの、火力が低く、相手を少しだけひるませることしかできない。
強攻撃は地上、空中ともにマシンガン。ボタンおしっぱで連射。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　下強、空中上強で爆弾投擲、地上上強で対空砲、横強でロケットランチャーと種類が豊富。爆発系の武器は相手にヒットさせると相手を上方向に吹っ飛ばすという性能を持つ。

魔法は自分とパートナー以外の動きを短時間停止する「時間停止の魔法」で、今作でも屈指の性能を持つ。
時間停止中はSoul limitの自然消費が止まり、飛び道具を放つと放った場所で停止し、停止解除と共に発射される。　また敵の攻撃も時間停止中ならば移動してもダメージを受けないので、危ない状況になってもあっさり脱出できる。

魔法の性能が高く、攻撃も豊富だが、紙装甲なので爆発系の攻撃をむやみに使って敵を散さないようにしよう。　　　　　
時間停止や遠距離からの砲撃で援護可能なので協力プレイで輝くキャラである。

美樹さやか

片手剣を使用する近接タイプの魔法少女。
リーチは短いが手数が多く、さらに技も前進したり突進したりが多いためガンガン敵に攻め込むタイプ。
Vital値が多く、ダメージを受けても他のキャラに比べて回復に必要なSoul limit量が遥かに少ないのが特徴。

弱攻撃は連打可能な前方斬り。
強攻撃は前方に突く技。タメ可能で段階で魔法陣が大きくなり威力と飛距離が伸びる。空中でもチャージ可能でその間はゆっくり下降する。
横強で敵を画面端まで飛ばす横薙ぎ上強で上方突進下強で下方強襲。弱攻撃から繋げるといい。

魔法はバリアを展開し、前方に高速で突っ込む「高速移動の魔法」で、移動中に強攻撃ボタンを押すと強力な突進突きを放つ。ただこのバリアは無敵ではなくアーマー（ひるまないだけ）+バリア中はダメージ減少なだけなのであまり考えなしに突っ込むのは厳禁。

ダメージ回復やデスペナルティのSoul limit消費量の低さから初心者にもピッタリのキャラ。
しかし火力が低いので周回数が多くなると苦戦を強いられるようになる。
ちなみに、さやかの死亡がとあるボスのステージに行ける条件になっているのでなくなく使用キャラを変えなければいけない場合も･･･

巴マミ

マスケット銃を使用する魔法少女。
敵をまとめて吹き飛ばす散弾や、遠くまで届く単発弾などで華麗に†魔弾の舞踊†しましょう。
説明書によると全ての能力が平均的だが、実際のところ手数が少ないため攻撃力は低い。
横強ボタンの射撃が左右両方に攻撃判定があったり、弱攻撃が貫通するので固まった敵の掃討には向いている。
ちなみに、下押しっぱなしでジャンプ連打するとﾄﾞｩｴれる。

弱攻撃はマスケット銃。連打でアニメのように地面に並べ連射可能。リーチが短い。
強攻撃で大量のマスケット銃で一斉射。タメるほど数が増える。空中でも可能でその場で静止できる。
横強で横に銃を構えながらステップして撃つ。
上強ボタンの「こんな幸せな気持ちで戦うなんて初めて」の時の大砲（バンザイ砲）対空技。
下強はリボンを伸ばす。

魔法は「ティロ・フィナーレ」。巨大な銃を生成して繰り出す圧倒的高威力の魔法で、もう何も怖くない。
威力が非常に高く、雑魚をまとめてから使ったり、魔女戦において猛威を振るう。
しかし根元と銃の部分に判定が無いので迂闊に使うと大ダメージを受けるだけとなってしまう。
ボタン長押しでVitalを追加消費して射撃時間を延長できる、ダメージは伸びるが上に消費Vitalが激しいので使いどころを間違えるとマミる。味方にほむらがいればあんまり心配はいらない。

クセのある技やデスペナルティもかなり高い方なので初心者には扱いづらい、活躍するには扱いの難しいティロ・フィナーレを有効活用しなければならない玄人向けのキャラ。
ただし上記による「ジャンプキャンセルでの隙消し（ﾄﾞｩｴ）」を行なえるようになれば非常にスタイリッシュに闘うことが出来るので動かしがいのあるキャラクターである、是非ﾄﾞｩｴをマスターしておこう。
余談だが、攻撃方法やジャンプの仕方などアニメ再現率がとても高い。マミリッシュ

鉄壁ゆえにどう頑張っても見えないのであきらめましょう

佐倉杏子

槍を使用する魔法少女。
槍は柄の部分が多節棍状になるため近接武器にしてはリーチが広い中距離タイプのキャラである。
突進技も備えており技のバランスは良いが発生が遅め。

弱攻撃は前方を突いてから中距離を薙ぐ。
強攻撃は前方に突き槍をクルクル回してタメ可能で、段階で杏子を包む炎が大きくなり威力と飛距離が凄く伸びる。
空中でもタメ可能でその間は早めに下降する。
横強で横薙ぎ上強で上方突進空中下強で下方強襲地上下強で前方薙ぎ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ちなみに上強よりも下強のほうが上への攻撃範囲が広い。

魔法は赤い結界を展開する「結界生成の魔法」で、敵が結界に触れると怯みダメージを受けるが威力は低い。
他の魔法少女と比べ強力ではなくダメージのリスクを高めるので多用は厳禁。

全体的に貫通する攻撃が多いのでまとまった雑魚に強い。特に上強や地上下強が敵を沢山巻き込み使いやすい。　　広範囲技で敵を圧倒できるが、周回数が多くなるにつれ火力が低いことや攻撃発生が遅めなことから、かなり立ち回りが辛くなる。

ほむらアナザー（メガほむ）

バージョンアップで追加されたキャラ。
ほむらにカーソルを合わせた状態で方向キー上下で切り替えることができる。
能力、レベルはほむらと共有。

普通のほむらと同じく銃火器がメインで、デザートイーグルやショットガンを用いるが、弱攻撃がゴルフクラブになっていたり、上下強攻撃がお手製爆弾投擲になっている。爆弾は投げて一定時間経つと爆発し周囲にある物敵味方自分問わずダメージを与える。敵に投げつけても爆発しないが、落ちた爆弾をゴルフクラブで殴った場合は一気にすっ飛んでいき、キャラに当たると爆発する（さらにダメージも跳ね上がる）。

魔法は「時間停止の魔法」で、普通のほむらと性能は変わらない。

キュゥべえ

バージョンアップで追加されたキャラ。
操作人数に対し魔法少女が足りない場合にのみ既に消滅した魔法少女を選択することで使用できる。
移動とジャンプはできるが攻撃はできない。
ボタンを押すと憎らしい愛くるしい多彩なポーズを取る。
VitalもSoul Limitも無く、一回ダメージを受けただけで爆発して死ぬ。
ちなみに魔法少女の攻撃でも死ぬし、ジャンプ急降下で踏みつけても死ぬ。一応タゲだけは取れる。
死んでも代わりはいくらでもいるのですぐに復活する　うぜぇ

登場魔女

Gertrud

薔薇園の魔女。最初のステージ。道中に長い階段がある。基本的に魔女は自分で戦うだけではなく使い魔を呼び出してくるので挟まれないように注意。魔女自体は倒れるようにのしかかって攻撃するぐらいなのでそこまで厳しい相手ではない。

Charlotte

お菓子の魔女。2番目のステージ。道中にはいくつもの扉があり、選んだ扉により道中の長さが変わる。魔女は最初は使い魔を呼び出すぐらいで自分から攻撃することはないが、ある程度ダメージを与えると恵方巻きのような姿になり、攻撃が熾烈になる。特に上から噛み付いてくる技はレベルの低いキャラだと即死クラスのダメージになる。

H.N. Elly(Kirsten)

箱の魔女。3番目のステージ。道中には穴や床トラップと地味にいやらしい仕掛けが存在する。魔女は4つの箱に分かれており、間違った箱に攻撃すると攻撃を加えてくる。

Elsa Maria

影の魔女。4番目のステージ。結界内部はエフェクトを除いてまるで影絵のように白と黒で塗りつぶされている。魔女は使い魔と共に腕を伸ばして多方向から攻撃を行ってくる。

Oktavia von Seckendorff

人魚の魔女。隠しステージ。最初から存在せず、さやかのSoul limitが0になり魔女化することで選択できるようになる。道中は全く敵が存在せず短い。魔女は車輪を落としたり、巨大な剣を使って攻撃してくる。

ワルプルギスの夜

舞台装置の魔女。最後のステージで、クリアするとEDとなる。とにかく大きな魔女で、使い魔を呼び出す、ビームで攻撃する、瓦礫を落とすなど多彩な攻撃を行って来る。

グリーフシンドローム単語

概要