ボーマン(遊戯王VRAINS)とは、アニメ『遊☆戯☆王ヴレインズ』の登場キャラクターである。
一人称は「私」。
現実世界にいる草薙仁の意識データを奪い、新生LINK VRAINSに逃走した謎のデュエリスト。
草薙翔一からの通報で追ってきたPlaymakerとデュエルする事になるが、自分の名前も、自分が何をしているのかも覚えておらず、雑なデュエルで戦いを避けるような素振りすらあった。
「お前はなぜ戦いを挑んでくる」、「一体誰がそんな酷い事を!?」と発言するあたり、自分が草薙仁を襲撃した事も覚えていない。
最初は全身金色に光るのっぺりとした人型の姿をしていたが、それは外皮か何かだったのか、デュエル中に《サイバース・マジシャン》の攻撃を受けた衝撃で剥がれ落ち、褐色の筋肉質な男性の姿が露わになった。
ハルからの通信により、「自分の名前はボーマンで、ハルという弟がおり、このデュエルに勝てば二人の記憶を取り戻せる」ことを思い出す。
Playmakerの手から逃れた後、謎の人物に自分と弟の記憶を戻すよう迫るが…。
一人称は「俺」。
風のワールドで堂々とPlaymakerを待ち構え、デュエルを仕掛ける。
Playmakerに対して明らかな敵意を持っており、復讐とまで言い放つ。その理由は、
「自分はロスト事件の被害者であり、実験中の事故で意識データがバックアップデータと入れ替わり、電脳世界に閉じ込められた。よって本物である自分が、偽物であるPlaymakerを倒し、肉体を取り戻す」というとんでもないものであった。
しかし、事件前の記憶の食い違いにより、事件中のコピーではありえないとPlaymakerに断言される。
この戦いで「Playmakerの不屈の闘志を学んだ」らしいが…。
「~なのだよ」「貴様」等、口調も荒々しいものに変わっている。
一人称は「私」。
これまでと違い、落ち着いた口調でむしろ堂々とした態度を見せている。
前回までの錯乱した人格は「到達過程にあったから」と説明している。
また、自らがイグニスを統合する為に作られたAIのジェネレーション3であることを明かした。
なお最初の試作品がビットブート、ジェネレーション2がハルとの事。これが事実ならハルのほうが兄だが…?
AIであるにも関わらず、多様性や可能性を重視し、デュエルでも《アローザル・ハイドライブ・モナーク》による運任せのダイス効果を使用している(当然のように有利な目を出してはいるが)。
人間の多様性を受け入れるとは言っているものの、やはりAI至上主義寄りの思考の様で、共存への提案に対して「人間は猿と権利を平等に分かち合うことができるか?」と回答している。
『人間は生物としてよく進化した。
だが、そのピークは過ぎた。
もはや人間が進化のスピードで我々に勝つことはできない。
どうだ、Playmaker。人間がAIに勝てるのか?』 (TURN71/ボーマン)
上記の通り、謎の人物によって記憶がリセットされ、別の記憶に入れ替えられてしまうため、登場するたびに人格が変わる。
また、1回目は大雑把でやる気のないデュエルだったが、2回目はPlaymakerに読み合い勝負を挑むほどの腕前になっており、デュエル内容にも差が出ている。
「ボーマン」と「ハル」という組み合わせは、有名なSF映画「2001年宇宙の旅」に登場する宇宙船ディスカバリー号の船長「デビッド・ボーマン」と、ディスカバリー号に搭載された人工知能「HAL 9000」からだと思われる。人工知能は勿論関係あるが、他にも多少意識してネタを仕込んでいる可能性がある。
上記の通り、最初に登場した時は「自分の事もわからない」という人物であった……が、第72話ではサイバース世界を自らの手で破壊した記憶があることを自白している。
当然、時系列で言えば、サイバース世界崩壊は草薙仁の誘拐より前の出来事である。
サイバース世界が破壊された現場を目撃している不霊夢は、第50話時点では真犯人のことを全く疑っておらず、「犯人は《裁きの矢》を使用した」との証言を行っているため、実行犯が《裁きの矢》と《パラドクス・ハイドライブ・アトラース》を使ったボーマンであることは間違いないだろう。
つまり「自分の事もわからない」という人格は既に上書き設定されたものの可能性がある。始終さまざまな人物から影響を受け続けるボーマンの素の人格を推測することは難しいが…。
第98話では、鴻上博士の勘違いについて「おかげでボーマンという新たな切り札を作る十分な時間を得ることができた」と真犯人が明らかにしているため、ボーマンは長い時間をかけてサイバース世界で作られていたと思われる。
「いくぞブート」「了解だビット」
ボーマン達の援軍に駆けつけたスーツ姿でサングラスをかけたアバターの2人組。
普段はビット(サングラスが赤い方)とブート(サングラスが緑の方)という二人の人物に分かれており、デュエルする時は合体してビットブートとなる。
彼らのデッキはどこかのSTGに出てきそうな魚型兵器の姿をした水属性・サイバース族の【Dスケイル】。リンクモンスターはモンスターゾーンを移動する効果を持ち、移動した結果を元に発動するサポート魔法や発動条件は特殊だが、その時の相手の手札にまで及ぶ効果封じのサポート罠が用意されている。
スピードデュエルのスキルはボーマンと同じ「マーカーズ・ポータル」。しかし、あくまで2人として扱われるらしく、ビットブート1人で2回発動できるというインチキ能力を持つ。
イグニス統合の器たるAIとして最初に試作された存在であり、思考もボーマンやハルと比べたら単純かつ幼稚。最終的に雑兵として大量のコピーが作られるようになった。
登場当初は、デュエル中に自身が誰かもわからず混乱するボーマンを「僕たち兄弟の記憶を取り戻すために戦っている」と諭してなんとか落ち着かせていた。
ボーマンのことを兄さんと慕いサポートに回っているが、陰ではどうも見下す様な発言が多い。
その真の正体は、全イグニス統合の器を目指して作られたAIの「ジェネレーション2」。ボーマンはその「ジェネレーション3」であった。作られた順番で言えばハルがボーマンの兄にあたるが、製作者の思惑によりボーマンの弟として、情緒不安定な彼を制御するサポート役を命じられていた。Playmakerとのデュエルを通じてボーマンの精神は次第に成熟されて行き、遂に器として完成したと判断されたことから弟としての役目を解かれ、彼の従者として仕える様命じられる。以降、ボーマンに対して傅く様な態度を取るようになる。
彼らの本拠地である「ミラーLINK VRAINS」にPlaymaker達が侵入して来た際は、ミラーLINK VRAINSとの同期中で動けないボーマンを死守する為にブルーメイデン/財前葵の迎撃を命じられ、彼女にスピ―ドデュエルを挑む。
実は、直前に気まぐれでボーマンに会いに行った際、ミラーLINK VRAINSでデュエルに敗北すれば、お前は消滅してしまうとボーマンに兄として心配されるが、内心ボーマンの出来損ないという扱いにコンプレックスを抱いており、反発心から「アナタの顔を見なくて済むなら清々する」と言って喧嘩別れしていた。
本人曰く、元々は自分のデッキである【ハイドライブ】を使用し、スキルも「マーカーズ・ポータル」を使用する。まさにボーマンのジェネレーション2と言える存在だった。
ハルは自分達の兄弟関係はただの記号だと語り、「人間は馬鹿だ」と同じく義兄を持つブルーメイデンを煽るが、彼女は兄と積み重ねてきた思い出を指して「私には守るべき大切なものがある」、「守るべきものがないアナタに負けるわけにはいかない」と反論される(その時一瞬ボーマンの顔が浮かんだ)。
そして、ブルーメイデンとアクアの新たな可能性、【海晶乙女(マリンセス)】デッキの反撃によって敗北した彼の脳裏には、ボーマンとの兄弟としての大切な思い出が浮かび、自分達にも兄弟の絆が有ったことを再確認しながら、兄に別れを告げて消滅した。
兄さん…ごめんよ…さようなら…
サイバース族/地・水・炎・風属性の【ハイドライブ】。
属性ごとの効果を自在に操り、相手モンスターの属性を変えて有利な盤面に持ち込む戦術をとる。
また、リンク魔法カード《裁きの矢(ジャッジメント・アローズ)》により、リンクモンスターに強力な効果を付与する。
リンク召喚の口上は、
「我が道を導くサーキット(47話)」。
「真実を繋ぐサーキット(57話)」。
「真実を極めるサーキット(72話)」。
スキルは「マーカーズ・ポータル」。
自分のライフが4000を下回っている時に発動可能。デッキからリンク魔法(リンクマジック)カードを発動し、さらにそのリンクマジックに破壊耐性を与える。
58話ではマスターデュエル時にスキル「Storm Access」を発動。
大量のデータストームを呼び出し、Aiを驚愕させている(後ほど本人の能力ではなく協力者の仕業と判明した)。
後に、【ハイドライブ】は元々ハルのデッキである事が判明した。ボーマンにデュエルを教えたのもハルであるらしい。
掲示板
161 ななしのよっしん
2023/12/13(水) 10:47:15 ID: DL/qhGYptV
全体的に評判悪いヴレインズでもぶっちぎりで評判悪いよなこいつ
擁護派でもこいつの擁護してるやつだけは殆ど見たことないわ
162 ななしのよっしん
2024/03/08(金) 21:45:39 ID: mG8FDvVqMM
カードゲームの世界観なのにお約束も守らないもん
デュエル中にウイルス仕込まれて痴呆にされても文句言えない
すでに打切り決まってたとはいえ地味にロボッピが結果だけ見れば近いことやっちゃったのも後世の評においては痛い
163 ななしのよっしん
2024/04/05(金) 20:38:50 ID: ZcyCMBPHBa
ダークネスやドンサウザンドのような純粋悪ですらデュエルの約束は守ってるもんな。何度も約束を破って逃亡するボーマンは及びじゃなかったわ。
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最終更新:2024/04/19(金) 11:00
最終更新:2024/04/19(金) 11:00
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