仲間が石に変えられてんのに何でお前らヘラヘラ笑ってんだよ!!!!とは (ナカマガイシニカエラレテンノニナンデオマエラヘラヘラワラッテンダヨとは) [単語記事]

仲間が石に変えられてんのに何でお前らヘラヘラ笑ってんだよ!!!!とは、漫画『ONE PIECE』518話に出てくるセリフ。

アニメだと412話だが少し改変されている。

概要

シャボンディ諸島編に続く女ヶ島編にて、主人公：モンキー・D・ルフィが発したセリフ。

天竜人を殴り飛ばしたことで招集された大将やパシフィスタらの手で絶体絶命のピンチに追い込まれたルフィは、乱入したバーソロミュー・くまによって女性しか存在しない戦士の島、女ヶ島に飛ばされる。

そこで出会った戦士マーガレット他二人に一時は助けられたのだが、「男子禁制」の不文律の元で再び戦士達に追い回されることとなる。彼女らから逃げ続けた結果、女ヶ島女王にして王下七武海であるボア・ハンコックの湯浴みの場に偶然落下し、「見ると呪われて石化する」という偽の情報を流してまで隠されていた、ゴルゴン三姉妹の背中を見るというタブーを犯してしまうのであった。

ハンコックの能力が通じないルフィは、闘技場に連れて行かれ公開処刑をされることになるのだが、マーガレット他二人が「自分が連れてきた」とかばう。しかし、ハンコックは「自身に逆らった」として三人を石化。そのまま処刑用獣のバキュラを放ち処刑ショーを開始する。
石にされた仲間には気にも留めず、自身の処刑ショーに熱狂する観客を見て激怒したルフィはバキュラを瞬殺。そのまま次のセリフを言い放つのである。

「仲間が石に変えられてんのに
　何でお前らへらへら笑ってんだよ!!!!」

島内最高権力者に従う住民と対比し、それに真っ向から反発する勇ましさを示すこのセリフは、直後のやりとりや覇王色の覇気の発露も含め、大将やくまに敗北し失われていたルフィの「格」を取り戻す効果をもたらしたといえるだろう。

その後ルフィはハンコックの妹二人との戦いを、覇気に苦戦しつつも優位に進めるが、途中で服が焼け露わになりかけた三女サンダーソニアの背中を敵ながら庇ったことで、処刑は中断。島からの脱出よりマーガレットらを助けることを何の迷いもなく優先する姿勢、彼女らの恩人を思わせるとある行為の発覚、背中の秘密の真実を明かした三姉妹への態度などが胸を打ったことで、世界最高の美女にして七武海の一角であるハンコックがとある病にかかるのだがそれは別のお話。

なお、アニメ版だとスタジアムの女性客が笑うシーンが追加されており、

「どうかしてるぞお前ら!!
　あんな女に石に変えられてんのに
　何でお前らへらへら笑ってんだよ!!!!」

と描写が書き加えられた改変がなされている。

コラ画像

「仲間がへらへら笑ってんのに
　何でお前ら石に変えられてんだよ!!!!」

セリフの順番を入れ替えたもの。元の台詞を使っているので一瞬自然に読めてしまうが、よく見ると意味不明である。

「仲間が残業してんのに
何で定時で帰ってんだよ!!!!」

台詞を一部変えたもの。パワハラのルフィ。

また、ツギハギ漂流作家の台詞「何が嫌いかより何が好きかで自分を語れよ！」をルフィが喋っているコラ画像に使われるのはこのセリフのコマ(又は420話の「何やってんだお前ェっ!!!!」のコマ)である。

使われ方

主にソーシャルゲーム(以下：ソシャゲ)におけるガチャの残念な結果報告で使われる事が多い。

多くのソシャゲでは既に持っているキャラと被った場合ガチャキャラは何らかのアイテム、作品によっては「○○石」に変換される。
これらのアイテムはキャラを強化したり、沢山集めればキャラ手に入れる事もできる…が基本的には高レアリティの持ってないキャラを優先して手に入れたいのが普通。

ピックアップ（特定高レアキャラの出現率がアップされたガチャ）の10連ガチャで目当てのキャラをすり抜けて持っているキャラが次々とアイテムや石に変えられていく様子は（絶望）という他無く、石に変えられていくキャラやショップ担当キャラの笑顔を見た時はこの台詞を書き込みたくなることだろう。

何時から使われ出したかは不明だが、X(旧Twitter)では2018年9月辺りからこの台詞と関連付ける物がある為、これ以前に外部掲示板などからネタが輸入されたと考えられる。(暫定最古のポスト)

プリンセスコネクト！Re:Dive

「畜生っ!!!仲間が石に変えられたのに　何でへらへら笑ってんのよクソ眼鏡!!!」

「ヤバイですね☆」

ツイートを読み込み中です
 https://twitter.com/21498/status/1077326735719378944

この画像、もしくは改変した画像がよくプリコネRの掲示板などに貼られる。

被りアイテムは女神石。才能開花（☆（レアリティ）を増加）させるのに必要だったり、一定数集めて新規通常キャラを入手することもできるメモリーピース（通称メモピ）と交換可能。

毎回のガチャ演出においては、疾走するギルド管理協会職員のカリンが扉を開けつつ満面の笑顔で「素敵な仲間が増えますよ！」などとのたまうも、大抵は既に所持しているキャラばかりのために即、女神石に変換されてしまう。つまりカリンにとって「素敵な仲間＝石」。
故にガチャにトラウマを抱く多くのユーザーからは「緑の悪魔」等と蛇蝎の如く忌み嫌われており（ちなみに「クソ眼鏡」はキャルからのゲーム内公式罵倒で、これを言われても本人はニコニコ笑ってばかりで全く動じない。これが本項目の「ヘラヘラ笑って」に反映されている）、アニメ版プリコネRのニコニコ配信では彼女の登場シーンで数々の怨嗟のコメントを観ることができる……と思ったら、2021年 10月19日にまさかのプレイアブル化（マスターコインというトークンでメモピと交換して入手可能。なお実装が誕生日の１週間後だったのはちょっと不憫）。

更に詳しい解説

さてキャラやガチャ自身について説明すると、キャラはレア度を除けば、イベントで入手できるイベキャラ、通常のガチャでも引ける通常キャラ、期間限定で入手出来る限定キャラの３種類。ムイミやネネカなどのリミテッドキャラも限定キャラ扱いされているが二ヶ月に一回ぐらいはピックアップガチャとしてでるようになっており、このリミテッドキャラがでるため現状では通常キャラ扱い、限定だけどたびたびでるのでここでは限定キャラとしての枠を外して通常キャラ扱いとする。

この限定キャラを当てる部分に問題がある。

限定キャラはピックアップとして一週間～二週間ぐらいの期間が出現、この期間を逃すと復刻までには1～2年は掛かる事がある。また限定キャラを引くのにに☆3が通常確率3%、更ににピックアップされたキャラの確率は1%未満とさらに低い。2019年 3月に天井が追加され300連すればピックアップされたキャラを手に入れる事が可能だが、無課金勢がジュエルを45000個集めるのがどれだけ至難の技か。

キャラの強さも早熟型と晩成型の二種類あり、ムイミやクリスティーナやネネカなど使えば一目で強いとわかるキャラがいる一方、水着サレンや水着マコトなどガチャが終わってしばらく経過した後に評価を受けるキャラも多いため、そのころには確実にガチャが終わっているため外れてがっくりする人も多い。正月ユイなど人権キャラとまでいわれて本格的に壊れたキャラもでてくるため、プリコネの「おりゅん問題」は本当に問題である。

イベントや通常クエストも難易度が高い、いまでこそ攻撃部分が強いキャラは多く昔と比べてそんなに難しくはなかったが、2018年の夏頃で水着キャルを引けたものと引けてないものの差は大きかった。
（水着キャルがでた頃、水着キャルとそれ以外のキャラの火力差が大きかった、バフとデバフ使えばほとんどクリアできた程）

特にプリコネはシステムが同じCygames にも関わらずグラブルと比べ単純であり、戦闘システムが自動で進むため、キャラ自身の強さの上下で戦闘力やキャラ自身の配置で根本的に変わってくる。例えばクランバトルでは『ムイミ＆水着マコト』ならマコトでボスの防御力を大幅に下げつつムイミで一気に削る、『水着サレン＆正月ユイ』ならゲーム中最強の回復 UBを速攻で発動させるなど。
キャラを最高状態にすることが安易にできる部分があるため、キャラ自身の性能差は重要である。

おりゅん問題はクラン内でも問題となる。クランバトルではチーム一丸となってボスと戦うが、バトル自体が古戦場と変わらぬようなシステムになっており、高得点を叩き出すためのパーティ編成に必要なキャラを当てるためのガチャを引ける回数が限られる無課金勢とそれ以外のユーザー格差が付きまとう。この格差はどのスマホゲームに在り得る問題。

なお被りの通常☆で女神石はそんなに出るのって話だが、意外と出る。
最高レアの初期☆3通常キャラはそんなにいるわけないでしょと思う人が多いが、プリコネは4か月に一回ぐらいの割合で無料10連を行っており、そのたびにガチャをしておけば☆3などはかなりの数で手元にそろっているものと思われる。

他の例

「アイドルマスターミリオンライブ！シアターデイズ(ミリシタ)」もまた被りが石に変えられるゲームである。ミリシタでは重複したカードが同レアリティの「マスターピース」と「レッスンチケット」に変換され、アイドルの育成に使用することができる。例によって10連ガシャで全被りしたときなどに貼られる。

なお、こっちの場合は変えられた「石」についてはステータスの底上げである「マスターレッスン」に必要となるため(しかも1つ下位のレアリティでも使えなくはないため)決して無駄になるわけではない。詳細はミリシタの記事の当該項目を参照されたし。

上記の理由から、ミリシタでの使用例はプリコネRと比べてそれほど多くはない。

また同じCygamesの「ウマ娘プリティーダービー」もピース方式及び女神石ならぬ女神像方式を採用しているが、プリコネRとは違い石の配布が現状少なく、無料10連も行われていないため現状はこちらで使われることは少ない。
ただしプリコネと同様に配布が多くなったり、無料10連が行われたりするとまた話は違ってくるかもしれない