『○○が多すぎる』という作品タイトルは、近年だと雨森たきびのライトノベル『負けヒロインが多すぎる!』のヒットが記憶に新しいところだが、もともとはミステリー作品に多すぎるタイトルである。
これはミステリーの古典名作に、レックス・スタウト『料理長が多すぎる』(原題:Too Many Cooks、1938年)、ランドル・ギャレット『魔術師が多すぎる』(原題:Too Many Magicians、1966年)といった作品があり、そのパロディタイトルが多すぎるため。スタウトには他にも『女が多すぎる』および「探偵が多すぎる」という作品がある。
また同様にタイトルがパロディされやすい古典名作に、ハリイ・ケメルマン「九マイルは遠すぎる」(原題:The Nine Mile Walk、1947年)があり、こちらのパロディタイトルが「○○は多すぎる」になることもある。
どちらが元ネタかは、「[名詞]"が"多すぎる」ならスタウトもしくはギャレット、「[数量]"は"多すぎる」ならケメルマンだと思っておけば多分合ってると思う。もちろんそれ以外(ウェストレイク「悪党どもが多すぎる」とか)が元ネタだったり、あるいは特に元ネタを意識していない場合もあるだろう。
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最終更新:2025/12/06(土) 21:00
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