宮本佳林とは (ミヤモトカリンとは) [単語記事]

宮本佳林とは、日本の女性アイドル歌手である。Juice=Juiceのメンバーであり、ハロー!プロジェクトの一員。
ハロプロの歴史上まれに見るアイドル性の高さと不幸属性を併せ持つ、Juice=Juiceのガラスのエースである。

概要✩.˚*

プロフィール
宮本佳林みやもとかりん
ニックネーム	カリン、（かりん）ちゃんさん
所属事務所	アップフロントプロモーション
出身地	千葉県松戸市
生年月日	1998年 12月1日
血液型	O型
身長	154cm
メンバーカラー	■グレープ
コール	かりん
ハロプロ加入日	2013年 2月25日

ややつり上がり気味の黒目がちな大きな瞳と、口角の上がった可愛らしい形の口が印象的。
色白で妖精を思わせる可憐な風貌と、早い時期から発揮していた高い歌唱力とダンス技術、さらにプロ意識の高さをも兼ね備え、エッグヲタからは「ハロプロの最終兵器」とまで評する声も上がっており、早期のデビューを熱望されていた。だがつんく♂は焦らしに焦らした。
松田聖子にあこがれており、バースデーイベントでしばしば聖子ちゃん楽曲を披露している。
料理好きかつ健康と美容にもこだわりが強く、全粒粉などヘルシーな食材を好むが、その割に体調を崩しやすい。ギター演奏が趣味で、近年はDTMにも興味を持っている。
エッグ時代から舞台に起用されていただけあって演技力にも定評があり、これまでに行われたJuice=Juiceの舞台公演では全て主役を任されている。

同学年ながらハロプロでは後輩となる鞘師里保からブログで「宮本かりんちゃんさん」と呼ばれたことで生まれた、同い年または年下の先輩を指す言葉「ちゃんさん」は、女性アイドル業界で結構浸透している言葉になっている。

2019年 10月に、ハロプロ史上初の「グループに在籍したままでのソロライブツアー」を東名阪のZeppで開催した^[1]。

ハロプロの最終兵器～新・アイドルサイボーグの誕生～

2008年にハロプロエッグオーディションに合格。11月24日、「2008 ハロー!プロジェクト新人公演 11月〜横浜 JUMP!〜」にてハロプロエッグの新メンバー（5期生）としてお披露目される。
2009年 7月15日に発売されたコンピレーションアルバム『チャンプル①〜ハッピーマリッジソングカバー集〜』で、竹内朱莉と共にチャンプルユニット・新ミニモニ。のメンバーに抜擢される。同アルバムでは「てんとう虫のサンバ」を歌った。以後新ミニモニ。として、2011年正月までハロー!プロジェクトの合同コンサートでミニモニ。の曲を披露していた。

2010年、静岡朝日テレビで不定期に放送されている情報番組「ピンクス」のナレーション、及び番組キャラクターのコピンクちゃん役に抜擢。
2011年 4月から、ピンクスから派生した情報番組「コピンクス！」のナレーションを担当。コピンク名義で歌った番組テーマ曲の配信販売も行われた。
2012年、コピンクス！のテーマ曲「カリーナノッテ」が、Amazon MP3チャート2012年上半期2位、年間5位、ハロプロ楽曲大賞2012 11位を獲得。

ハロプロエッグ／研修生としての研修活動と並行して、「三億円少女」「リボーン〜命のオーディション〜」「1974」などの事務所主催舞台にも多数出演し、先輩ハロプロメンバーと共演を重ねた。その一方でモーニング娘。9・10・11期メンバーオーディション、スマイレージ新メンバーオーディションに参加しているがいずれも落選しており、ファンをやきもきさせていた。

2013年 2月3日、ハロプロ研修生の金澤朋子、植村あかり、高木紗友希、大塚愛菜、先にGREEN FIELDSでデビューしていた宮崎由加とともに新ユニット（Juice=Juice）を結成することが発表され、ついに本格デビューへの第一歩を歩み始める。
この時撮影され、ハロプロ研修生公式 YouTube チャンネルで配信されているインタビュー映像では「アイドル戦国時代に革命を起こせるようなユニットにしたい」という意気込みと、「これから宮本佳林はどんどん成長して、今まで皆さんが与えてくださった愛とか、いろんなものを形で出していければいいなと思います」というファンへのメッセージを涙と共に語っている。
これに伴いピンクスおよびコピンクス！からは卒業することになり、3月2日にコピンクとして最初で最後のソロライブを駿府城公園で行った。そしてその夜にパシフィコ横浜展示ホールで行われた『Hello! Project 春の大感謝ひな祭りフェスティバル前夜祭』でJuice=Juiceとしての初パフォーマンスを披露。また3月20日には配信販売されていた曲をまとめたCD「コピンクス!メロディーズ〜star chart〜」が発売され、ソロデビューを果たしている。

待望のデビュー～不幸属性本格化～

ひなフェスでの衝撃的なお披露目からインディーズデビュー、メジャーデビュー決定と怒涛の勢いで走り出したJuice=Juiceだったが、8月に決まっていたメジャーデビュー直前に大塚が謎の脱退を遂げたため、メジャーデビューは9月にずれ込む。そんな中、宮本は7月下旬に左足をひどく捻挫してしまう。なかなか痛みが引かないため翌月に再度診察を受けた結果、左立方骨骨折（全治6週間）と診断され、その結果メジャーデビューシングルの発売記念イベントはライブパフォーマンスも握手会も座って行うことになってしまう。
さらにすでにこの時期制作が進行していた2nd シングルのMVでもダンス映像の撮影に参加できなくなり、結果「イジワルしないで抱きしめてよ」の初回限定版付属DVDに収録されているMVには宮本の代わりに体格が似ている石田亜佑美が登場することになった（のちに宮本が入ったバージョンも録り直されている。関連動画参照）。

2015年には、かつてハロプロのヴォーカルアドバイザーを務めていた菅井秀憲に個人的にレッスンを受けられるよう事務所に掛け合い、当初は以前よりギャラが上がっていたからか事務所も難色を示したが、結果的にグループ全体が菅井ちゃんのレッスンを受けられるようになり、Juice=Juiceの歌唱力を大きく引き上げることにつながった。
2016年 1月からフジテレビ系列で放送された、朝井リョウの同名小説を元にした連続ドラマ『武道館』では劇中のアイドルグループ「NEXT YOU」をJuice=Juiceが演じ、宮本は堂々の主演を務める。だが本作の主役・日高愛子は劇中で幼馴染の同級生と恋愛し、肉体関係を結んでしまう役柄であり、ドラマ内でも吉沢亮演じる同級生とキスシーンを披露し、ハロヲタ界隈を騒然とさせた。
なお宮本の頑張りにも関わらず『武道館』は低視聴率に終わった上、後に共演者が2名も不祥事を起こしたため再放送もできなくなるという顛末を迎え（映像ソフトの販売中止には至らなかった）、宮本にとっては「地上波全国ネットのドラマでキスシーンを演じた現役アイドル」という汚名だけが残る結果になってしまった。

2017年 7月、以前から声の出にくさを自覚していた宮本だったが、福岡で行われた夏ハロコンを前に歌が歌えなくなり、コンサート本番ではダンスパフォーマンスのみの参加で様子を見ていた…が、良くなる兆しが見えなかったので再診察を試みた結果『機能性発声障害』と診断されてしまう。ライブにおいてダンスパフォーマンスのみの参加でも、無意識のうちに自分の歌のパートで呼吸が乱れ息苦しくなるため、結局は本人と保護者と話し合いの上、医師との相談の結果、7月25日に声を出す必要のある仕事は全て休むことを発表した。本人も某ミュージカル女優よろしく滝修行に行くほど血迷いつつも治療に専念した甲斐があり、8月31日の『Juice=Juice Live Around 2017 ～Seven Horizon～』横浜Bay Hall公演で復帰を果たした。

覚醒 -KAKUSEI-（良くも悪くも）

さらに2018年に入った直後、顔面神経痛の一種「ベル麻痺」と突発性難聴を立て続けに患い、またも度々の休業を余儀なくされる。いずれも短期間で無事に回復したものの、もはや佳林のメンタルはボロボロであることは明白と言っていい状況だった。が、、、これ以降はメンタルケアに成功したからか、あるいは心境の変化からか、メンタルに起因すると思われる病気は今の所影を潜めている。
転機の一つと思われるのは、2016年秋からレギュラー出演するようになった名古屋のラジオ番組「Hello! Drive（ハロドラ）」で、夏焼雅や鈴木愛理といったはっちゃけた性格の先輩と毎週共演するようになったことであろう。特に、2017年秋から2019年 6月の番組終了までコンビを組んだ、あこがれの先輩の一人である愛理との共演では、愛理に触発されたか、それまでのアイドルサイボーグ的な殻を破った、意外にはっちゃけた地の性格を積極的に表に出していくようになり、飼ってみたい動物の話で「チンチラ」（げっ歯類）の名前を出した後、自分でウケて連呼し始めたり、番組内のコーナー「佳林のハロドラクッキング」では過剰に健康にこだわった結果味を無視した料理を次々に提案したり、二人で野原しんのすけのモノマネで延々と番組を進行するなどのカオスっぷりを発揮した。

外部Link✩.˚*

Juice=Juice オリジナルメンバー
宮崎由加 - 金澤朋子 - 高木紗友希 - 大塚愛菜 - 宮本佳林 - 植村あかり
Juice=Juice
初期メンバー：金澤朋子 - 高木紗友希 - 宮本佳林 - 植村あかり 2期メンバー：段原瑠々 3期メンバー：稲場愛香 4期メンバー：工藤由愛 - 松永里愛