立花姫子

♪立花姫子

　 ソフトボール部所属。
　 今時の女子高生らしい挙動だが、
　 礼儀正しく人情に厚い。
　 コンビニでアルバイトをしている。
　 隣の席の唯がなついている。

－　けいおん!!BD第1巻特典「3年2組クラスメイト紹介」より抜粋　－　

立花姫子とは、2010年4月から10月にかけて放送されたアニメ『けいおん!!』（けいおん2期）において、大きな注目を集めたモブキャラである。

けいおん2期2話で登場して以来大きな注目を浴びたことから、後の3年2組モブキャラブームへの突破口を切り開いた。2期モブキャラの元勲とも評価された人物である。

CV：中村知子

概要

主人公・平沢唯の右隣の席に座っている女子生徒のモブキャラ。アニメ初登場時はまだ名前が確定していなかったため、暫定的に「唯の隣」と呼ばれていた。

名前については、名簿シーン等からの検証から「立花姫子」であることが有力視されていたが、第6話で確定。

けいおん！の登場人物に全体的に流れる雰囲気とは真逆とも言える、集合写真撮影時に鏡で髪型を確認したりというオサレ行動や着崩したブレザー、ルーズソックス、修学旅行時のヤンキー座りといった、いかにもチョイ悪っぽいギャル的な容姿が急速に注目を集めつつある。

しかしながらその容姿とは裏腹に、礼儀正しさや優しさ・性格の良さという内面を併せ持ち、このギャップが立花姫子の魅力の大きなポイントの一つとされた（下記にて詳述）。

けいおん！！BD第1巻の特典でソフトボール部所属であり、コンビニでバイトをしていることが判明した。また、唯が姫子になついていることも判明した。

出席番号は瀧エリの次で土屋愛の前。名前の由来はプラスチックスの立花ハジメではないかと考えられている。

立花姫子の軌跡

最初にセリフを発したのは第2話。ここでは、いでたちから連想されるイメージに反し、担任の山中さわ子に「先生、さよなら」と礼儀正しく挨拶したことにより、「見かけによらず実は性格のいい子なのではないか」等との憶測がネット上においてまことしやかに議論され、「唯の隣」がこの後大いに注目される起点となった。中村知子がCVを担当していることは、この時点で本人のブログにより明らかとなっている。

第4話の修学旅行の際には、第1話において記念撮影で隣り合わせていたおかっぱ不思議系の生徒である砂原よしみ（通称：地味子）と再度、仲睦まじそうに隣合わせて座っており、この二人はかなり仲が良いのではないかとの推測がもたらされた。容姿・服装が全く正反対とも言えるこの二人が仲良しだとすれば、この辺りの事情も含めて非常に興味深いところである。

第6話においては、ギー太とアツアツ状態の唯に対し、佐藤アカネとともに「愛してるねー、彼氏みたい」「お幸せに」と微笑みながら言葉を掛け、唯との絆の深さを見せた。ついでに胸が大きいことも確認された。ちなみに、デジタル放送字幕により彼女の氏名が「立花姫子」で確定したのはこの回である。

第8話で唯がクラスの面々に将来の進路希望を聞いて回った際には、隣の席にいるにもかかわらず、なぜか聞かれずじまいで出番無しという結果となり、多くのファンの落胆と怨嗟の声が聞こえた。京アニさん空気読んでください。いやマジで。

第18話の学園祭演劇「ロミオとジュリエット」のロミオ役選出投票では4票の支持を獲得し善戦するも、秋山澪に惜しくも敗れた。しかし、立候補ではなく推薦だったため特にこだわりがなく、クールな笑顔で拍手をしていた。練習時には木Gに演技指導を行っている（もしかしたら採寸かもしれない）。

第19話の演劇準備においては、唯の「緊張をほぐす際には手にカボチャと書く」というボケに対し、「唯、”お客さんがカボチャ”、でしょ？ふふ」と的確なツッコミを入れつつ優しげに微笑みかけ、憂・和に並ぶ”唯の保護者”としての地位を確立した。大道具の草のペンキを丹念に塗っていたことから、大道具係を担当していたものと推測される。演劇本番終了後は、台本を大切そうに抱きかかえつつ、中島信代らと肩を組んで笑う姿も見られた。20話の学園祭ライブの際には、放課後ティータイムのTシャツを着こなして客席奥で腕組みをしながら、唯を優しく見守った。

本編最後の登場は最終話の24話。卒業証書授与後の教室において頬杖をつき、物憂げな表情で教室を眺めていた。その後、卒業証書の筒で遊んで「この音好き」と無邪気にはしゃいでいる唯に笑って返事をした。本編放送当初から注目を集め、脇役に比類するとすら言われる人気まで集めるに至った姫子だが、最後まで唯の保護者として、そしてモブキャラとして、その領分を決して不当に超えることなく、自身の責務を完遂した。

最後に、3年2組一同が山中さわ子に贈った寄せ書きで姫子が寄せたメッセージを紹介する。

先生へ

毎日すごく楽しかったよ♥

１年間ありがとうございました

　　　　　　　　　　　　　立花姫子

制作陣・出演声優陣から見た立花姫子

ここでは参考文献として、監督の山田尚子と主演声優である豊崎愛生（平沢唯）の雑誌インタビュー記事を引用する。

「唯の隣の席の子は、見た目がギャルっぽくてちょっと怖い感じなんですけど、唯が懐いて机をくっつけていたりしたらかわいいなぁと（笑）。そんな理由から、彼女の席は唯の隣と、真っ先に決まりました」（山田監督）
　 彼女は豊崎さんもダントツでお気に入りの様子で、「唯とは結構真逆な感じですよね」と語る。「彼女はギャルギャルしいけどかわいいんですよ！唯が寝ているシーンで、軽音部のみんなと一緒に見てて笑っていたりとか、さりげない登場がいいです」 （豊崎）

また、2期BD2話の出演者コメンタリーにおいても、姫子が登場した瞬間にメイン出演者たち（豊崎、佐藤、日笠、寿、竹達）が「姫子ー！姫子ー！」と大きな歓声を上げた。「クラスに一人はいるオトナっぽい娘」（佐藤）「同い年に見えないよね」（寿）等と出演陣から絶賛の声を浴びた姫子だったが、特に唯役の豊崎愛生は「私の大好きな立花が写ってます！」「このクラスで一番セクシーであろう立花です！」「立花！行かないでー！！」「立花かわいい！」と、作品上の唯と同様、中の人も姫子にベタぼれであることが明らかとなった。

このように視聴者だけでなく、制作陣・出演陣からも姫子が愛されている様子がお分かりいただけるであろう。

ニコニコ動画における立花姫子

主要検索サイトで「立花姫子」を検索するとニコニコ動画の立花姫子タグやニコニコ大百科の当ページが検索上位にヒットするなど、今やニコニコ動画は、pixivと並んで立花姫子が大いにフィーチャーされる場となっている。ニコニコ動画における立花姫子の注目度は、2期第2話での初のセリフ「先生、さよなら」以降、けいおん2期の放送期間中において急上昇の一途を遂げた。

中でも2010年5月14日に投稿された「唯の隣も『吹 っ 切 れ た』」は、投稿から3ヶ月で80万再生を突破しており、数ある「吹っ切れた」シリーズの動画の中でも屈指の再生数を誇ったことにより、「姫子ファンの聖地」として讃えられるばかりでなく、姫子のニコニコにおける注目度・地位を飛躍的に増大させた金字塔とも言えよう。

話題となった姫子MADとしては、2010年8月28日に投稿された、化物語OPの「恋愛サーキュレーション」のMADである「姫物語～姫子どストライク～」が挙げられる。クオリティの高さや公式設定（ソフト部員、コンビニアルバイト、唯がなついている）の忠実な反映がなされ、大いに評価を受けた作品である。

しかしながら、「恋愛サーキュレーション」の権利者であるアニプレックスの申請により削除された為、残念ながら現在はオリジナルMAD本編をニコニコ上で見ることはできない。仕方ないね。参考資料として削除対策としてカラオケ音源に差し替えられた修正版を掲載する。

関連動画

関連静画

関連コミュニティ

関連項目

• けいおん!モブキャラ
• 平沢唯
• 砂原よしみ
• 深刻な素材不足
• けいおん!の関連項目一覧

けいおん!
アニメ	けいおん! - うらおん! - けいおん!!
ラジオ	らじおん!
登場人物	桜高軽音部	平沢唯（Gt.） - 秋山澪（Ba.） - 田井中律（Dr.） - 琴吹紬（Key.） 中野梓（Gt.） - 山中さわ子（顧問）
	その他	真鍋和 - 平沢憂 - 鈴木純（純ちゃん） - 曽我部恵
	アニメ版のみ登場	田井中聡 - 平沢唯の後ろ - 囲碁部の人 - けいおん！モブキャラ 立花姫子（唯の隣） - 高橋風子 - 佐藤アカネ - 瀧エリ - 中島信代 - 飯田慶子 -太田潮 - 佐々木曜子　- 木下しずか（ムギの後ろ）
楽曲	Cagayake!GIRLS | Don't say “lazy” | ふわふわ時間 | ギー太に首ったけ Heart Goes Boom!! | わたしの恋はホッチキス | ふでペン ～ボールペン～ GO!GO!MANIAC | Listen!! | Utauyo!!MIRACLE | No,Thank You!
関連項目	けいおん!の関連項目一覧

関連リンク

• 秋ちゃんねる - 【瀧エリ】『けいおん！！』モブキャラまとめ【立花姫子】
• 『けいおん！！』モブキャラまとめ　2