第2回電王戦単語

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第2回電王戦とは、2013年に5人のプロ棋士と5組のコンピュータ将棋プログラムによって行われた将棋棋戦である。

概要

当初の予定では、第1回から1年に1戦ずつ5年間で計5回戦行われる予定だった。しかし、2012年1月14日に行われた第1回戦米長邦雄永世棋聖 VS ボンクラーズ終了後の記者会見で、急遽その話は白紙となり、2013年プロ棋士5人VSコンピュータ5ソフトの一斉対局が行われることになった。

催者はドワンゴのみで公益社団法人日本将棋連盟は協となっている。この他に初期にスポンサー募集の告知をしており、いくつかのスポンサーバナーが配信ページに貼られている。

2012年1月14日に発表された時点では5vs5の一斉対局という話までだったが、2012年12月15日ニコファーレで行われた第2回 将棋電王戦 記者発表会exit_nicoliveにて詳細が発表された。以下のように週に1対局ずつ行われる。

対局日 プロ棋士 ソフト名 / 開発者名
第1局 2013年3月23日 阿部光瑠四段(先手 習甦 / 竹内
第2局 2013年3月30日 佐藤慎一四段 ponanza / 山本一成先手
第3局 2013年4月6日 船江恒平五段(先手 ツツカナ / 一丸
第4局 2013年4月13日 塚田泰明九段 Puella α / 伊藤英紀(先手
第5局 2013年4月20日 三浦弘行八段(先手 GPS将棋 / 田中哲朗・森脇大悟

コンピュータ側は2012年5月3~5日に行われた第22世界コンピュータ将棋選手権1位~5位となった5ソフトである(参考リンクexit)。

持ち時間は各4時間で時間切れ後は1分将棋となる。千日手持将棋は短時間でその局面となった場合はし直しするが、長時間経過している場合は人間側の疲労があるため勝負とする(判断基準の詳細は不明)。

第1回電王戦と同じくドワンゴ川上会長によって先後決定の振り駒が行われ、第1局はプロ棋士側が先手となった。第2局以降は先後が交互に入れ替わる。

実際の対局は棋士の向かいに代理の人間が座ってコンピュータし手をす形となる。第1回電王戦では中村太地五段が担当し、第2回は三浦孝介奨励会初段が担当。第一局を戦う阿部光瑠四段と仲が良い、も理由の一つにあるとのこと。正座も崩さず、毎週の大舞台を見事務め上げた。

本番前に棋士に対して研究用としてソフト貸し出しが行われるかどうかは規定がなく、各ソフトの開発者の判断に委ねられている。

視聴方法、大盤解説会

対局はニコニコ生放送で配信される。視聴にはniconicoアカウントが必要。視聴は基本的に無料だが、有限な視聴プレミアム会員が優先されるため、一般会員では視聴から追い出される場合がある。確実に視聴したいのならプレミアム会員になっておくほうがよい。また日本将棋連盟モバイルにて棋譜中継が行われる。

ニコファーレにて朝10時~終局まで大盤解説会(有料)が行われる。チケットの前売り等はく当日会場で発売となる。ニコファーレのエントランスホールでのモニター観覧は無料。通常の大盤解説と違い、LEDを使った演出や、ボンクラーズによる戦況評価値を常に表示するといったギミックで観戦を盛り上げる。[1]

第1局 ▲阿部光瑠四段 vs △習甦

ニコファーレでの大盤解説会は解説者:阿久津主税七段/聞き手:矢内理絵子女流四段が担当する。一般1500円、大学生以下1000円。チケットの前売り等はく当日会場で発売となる。

習甦ソフト貸し出しについては記者発表会時点(2012年12月15日)の物を貸し出すと回答している。阿部四段は貸し出された習甦と対局を重ねて研究した。

2013年3月23日に行われた対局では、竹内氏は和装、阿部四段はスーツ姿で登場。阿部四段の初手7六歩から対局が開始された。対局開始から30分ほどは竹内氏が盤面前に座し習甦し手を並べた。その後は三浦孝介初段に交代となった。

先手一手損角換わりで展開。中盤までは習甦が猛攻を見せて優勢を保っていた。大盤解説の際に導入されたボンクラーズの数値評価では、最大400点差で習甦優勢となった。しかし、阿部四段の受けが絶妙で、中盤以降は形勢が逆転。習甦も最後までりを見せたものの、113手で習甦投了阿部四段が勝利した。

第2局 △佐藤慎一四段 vs ▲ponanza

ニコファーレでの大盤解説会は解説者:野月浩貴七段/聞き手:山口恵梨子女流初段が担当する。プレミアム会員無料、一般1000円大学生以下800円と第1局よりも値下げされた。

ponanzaは「勝負だから」という理由でソフト貸し出しは断っている(ちなみにponanzaとは将棋アプリ将棋ウォーズ」上で対局出来るので、貸し出しはなくても対局可ではある)。佐藤四段は(船江五段用に貸し出された)ツツカナを代わりに練習相手としていたとのこと。

ponanzaは、序盤から時間を掛けた手であったが、これは、通常のコンピュータ将棋では定跡活用する場面からも、定跡自体をほとんどponanzaに入れず、序盤から思考させた結果である。

最終的に141手でponanza勝利した。引退したプロ棋士女流棋士コンピュータが勝った事はあったが、現役のプロ棋士の場でコンピュータが初めて勝利した事となる。

第3局 ▲船江恒平五段 vs △ツツカナ

ニコファーレでの大盤解説は解説者:鈴木大介八段/聞き手:藤田綾女流初段が担当する。

ツツカナは「昨年のバージョンでよければ貸し出す」と回答している。ツツカナ棋士側に数局分の棋譜提供をしている。船江五段との交流も多いようで、逆にツツカナ側が船江五段から棋譜提供されることもあるとのこと。
第三局は中盤からしいせめぎ合いが展開され、逆転に次ぐ逆転が巻き起こる。最後は時間に追われた船江五段の寄せをツツカナが見切り、約10時間半、184手に及ぶ大熱戦を制してコンピュータ側に2勝をもたらした。

第4局 △塚田泰明九段 vs ▲Puella α

ニコファーレでの大盤解説は解説者:木村一基八段/聞き手:安食総子女流初段が担当する。

Puella αは(見る人のを削ぐだろうから)昨年のようなソフトを突く戦術を敬遠したいとのことで貸し出しには難色を示した。塚田九段は昨年長永世棋聖宅に設置された練習ボンクラーズを譲り受け、それを使って研究しているとのこと。

第四局は「まったりと囲いつつ、Puella側の暴発を待った」塚田九段にPuellaが猛攻を仕掛け、塚田九段を劣勢に追い込む。塚田九段は入玉へと方針を転換し、じりじりと攻め始めるも、Puella側も逃げからの入玉で対抗(なお、塚田九段が研究用に使っていた旧ボンクラーズには逃げからの入玉と言う思考がなく、塚田九段もそこを突くつもりだったとのこと。しかし局後のインタビューで「Puellaにはある程度の入玉思考を視野に入れた」と聞かされ苦笑いを浮かべていた) 。異例の相入玉となり、塚田九段が24点分の駒を256手までに取れなければ敗北と言う瀬戸際に立たされる。しかしPuella側の僅かな隙を突いた塚田九段がPuellaを取るなど壮絶なりを見せ、ギリギリで24点分の駒を獲得。230手の末に「持将棋ルールによる引き分けが成立した。 

第5局 ▲三浦弘行八段 vs △GPS将棋

ニコファーレでの大盤解説は解説者:屋敷伸之九段/聞き手:矢内理絵子女流四段が担当する。

GPS将棋ソフトフリー開しているのでそれを使ってほしいとした。三浦八段は古いPCや最新のPCを使って試しており、ハードで強さが大きく変わることを認識し、本番の大規模クラスタ構成は試せないが自分の対局日までかなりあるのでさらに研究したいとのこと。

終戦は相矢倉模様からいわゆる「システム」と呼ばれる形になり、7筋から8筋にかけての熾な攻防が中盤で繰り広げられる。三浦八段は入玉を視野に入れつつ後手の大駒を抑えこむ構想を立て、実際に後手の飛を手にしたが、「(自分の対応の)何処が悪かったのか分からない」と三浦八段が終局直後に漏らすほどの細い攻めをGPS将棋が繋ぎ続け、中段まで進入した先手玉を詰み筋に持っていった。102手を以ってGPS将棋勝利を収める。

以上5局を以って、コンピュータ側の3勝1敗1引き分けと言う結果となった。

関連イベント

企画の一環として2013年2月18日将棋棋士による人狼ゲームが行われ、生放送配信された。→【電王戦記念特番】電王戦出場の佐藤慎一四段も生登場~将棋棋士の人狼~exit_nicolive

2013年2月24日3月10日の間の土日曜に、原宿ニコニコ本社にてGPS将棋電王戦本番とは違うPC1台構成)に挑戦出来る企画が行われた。勝てれば100万円の賞が贈呈される。→GPS将棋[1/670.ver]に勝てたら100万円!ニコニコ本社で誰でもトライアルマッチ

電王戦直前コラボ企画佐藤慎一四段も出演。→電王戦直前コラボ企画 『3月のライオン』特番exit_nicolive

エキシビションマッチとして石田純一ツツカナに挑む。→石田純一が将棋コンピュータに挑む 勝てば100万円‐ニコニコインフォexit

経済誌 「週刊ダイヤモンド」 とのコラボ企画として、羽生善治三冠ドワンゴ会長 川上量生スペシャル対談を一部生放送羽生善治三冠×川上量生 将棋電王戦開催記念スペシャル対談exit_nicolive

2013年4月16日に、前回好評を博した将棋棋士による人狼を再び→【将棋電王戦記念】将棋棋士の人狼2~伝説の企画再び~exit_nicolive

この他に、正直電王戦に便乗っぽいが「人類vsコンピュータ」をテーマとした映画等が将棋電王戦開催記念として多数上映された。→人類vsコンピュータ映画特集 - ニコニコチャンネル:エンタメexit_nicochannel

関連生放送

関連商品

以下は、昼休みに出題された詰将棋ネタ本と、その正解者に解説者のサイン入りでプレゼントされた本である。

関連チャンネル

観戦記

関連リンク

関連項目

脚注

  1. *(なお、第1回電王戦で戦ったボンクラーズではなく、第2回電王戦に参戦するPuella α相当とのこと。前回勝利した知名度からボンクラーズ名義にしたと思われる)
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