遊戯王各章のあらすじ 単語

ユウギオウカクショウノアラスジ

3.1千文字の記事

今ではARC-Vまで様々な作品が生まれている遊戯王。その始まりとなった週刊少年ジャンプで連載された原作や、それを基にしたテレビ朝日放送のアニメ初代遊戯王」(東映版)とテレビ東京放送のアニメ遊戯王デュエルモンスターズ」(遊戯王DM)には、「バトルティ編」など様々な章の物語で進行されていった。

この記事では原作漫画の各章を軸に、遊戯王DMオリジナルストーリーを入れながら紹介していく。関連項目追記は可です。

一部ネタバレになっている項もありますので注意してご覧ください。

物語の大まかな展開

基本的にどちらのアニメ版は原作準拠で進んでいくが、原作付きアニメでは宿命なのか、アニメオリジナルの話や設定なども入っており、特にDMでは「ドーマ編」などのアニメオリジナルストーリーが途中で入ってくる。また、初代遊戯王は「TRPG編」まで、DMは「決闘者の王編」からで、話の始まりと終わりが異なる。したがって、この項では原作アニメがどのように展開していくのか表にまとめる。

原作 初代 DM 備考
学園編 学園編 回想 DMでは回想で対応
DEATH-T編 DEATH-T編 DEATH-T編 DMでは海馬戦の一話のみ
学園編 初代ではすぐにTRPG編に入る
TRPG TRPG ここで初代は終わる
決闘者の王 決闘者の王 ここからDMスタート
DMクエスト

この二つとDMクエスト編前のレベッカ戦と合わせて幕間と扱われることもある。

DDD ダンジョンダイズモンスターズ
バトルティ バトルティ DMではバクラ闇マリク戦まで
乃亜
バトルティ DMでは準決勝前から
ドーマ編
KCグランプリ編
王(ファラオ)の記憶 王(ファラオ)の記憶 DMでは石の場所がエジプトなど大幅に変更されている
戦いの儀 戦いの儀

各章解説

学園編

ゲーム好きなひ弱な少年遊戯古代エジプト千年パズル完成させると、パズルに封印されていた古代王の遊戯のもう一人の人格「闇遊戯」として宿り、悪人たちを闇のゲームで裁くというお話。
今ではカードゲーム中心で知られるようになったが、物語が始まった当初は一話完結で毎回様々な悪人を「闇のゲーム」という名で毎回異なったゲーム対決し、「罰ゲーム」で悪人を裁くというストーリーだった。お染みの「マジック&ウィザーズアニメではデュエルモンスターズ)」はそのゲームの一つで、今では遊戯ライバルでお染みの海馬瀬人悪人の一人だった。一部例外はあるが、毎回どんな展開なのかをわかりやすくするとこうなる。

遊戯の周りに様々な出来事が起こる(例、TVの取材や文化祭城之内が欠席など)

その話に出てくる悪人遊戯などの周辺に危を加える(例、暴行、海馬後の青眼の白龍借りパクするなど)

遊戯闇遊戯に表出し、悪人闇のゲームを仕掛けて行う

闇遊戯闇のゲーム勝利、負けた悪人罰ゲームを仕掛ける
(例、牛尾さにゴミなどを札束に見えるという幻覚、
とりあえず悪人を火刑に処す「ハハハハ、走れ走れー!迷路出口に向かってよー!」など)

オチ。大体はギャグで終わったり、シリアスが続いたりする。

・・・・・・と、基本的にはこのような形で話が展開していく(たまに二話完結だったりする場合もあるが、展開はほぼ変わらない)。何だか闇遊戯の方が悪人に見えるかも知れないがこまけえこたぁいいんだよ!! ちなみに、罰ゲームを受けた悪人達は、公式ガイブック真理福音」によれば大半の者達は改心したらしい(但し海馬などの一部の悪人は変わらなかった者がいる。それと牛尾さんは数年後のネオ童実野シティと仲良くしていた)。
この話の中で、海馬戦の後にははエジプトから来た少年シャーディーとの千年パズルに関わる戦いも入る。だが、当時はジャンプの中で人気が落ちており、打ち切り寸前に追い込まれていた。しかしそれでもエロ戦車などの杏子パンツが見られるのもここだけ! 他にもお色気が一杯あるよ!
遊戯王で最初にアニメ化した初代遊戯王の大半はこのストーリーメイン。但し、原作と異なり、ゲストキャラの一人だった野坂ミホレギュラー化したり、本田ヒロトが美化委員になっていたり本田全盛期などアニメオリジナルの設定が加わっている。また、放送コードの都合かアニメオリジナルエピソードが挟まれたり、原作よりややマイルド化している。
なお、前述した表からわかる通り、原作ではDEATH-T編終了からTRPG編の開始までの間までしばらく一話完結スタイルが続いており、学園編と見なすことが出来る。この為、TRPG編までを学園編であると見なす人もいる。

DEATH-T編

闇遊戯デュエルで敗れて罰ゲームを受けたキャベツ海馬遊戯復讐する為に、海馬ランドの中に築いた「DEATH-T(死のテーマパーク)」という復讐計画によって、遊戯祖父双六を危篤状態にしたため、遊戯達がDEATH-Tに挑んで海馬に立ち向かうという話。基本的には五階層に分けられたブロックに存在する刺客を仲間達が立ち向かい、最上階の五階で海馬デュエルする展開。ここから海馬コーポレーションの名や、モンスターが実体化するソリットビジョンシステムが登場する。そして悪ガキモクバ赤ん坊のう〇こ、社長本人の「粉砕! 玉砕! 大采!」はここだけ。読者海馬コーポレーションブラック企業体質を知らしめた。そしてここで遊戯仲間達にもう一人の自分の存在について打ち明けている(DMでは王編に変更)。

ちなみに文庫版によれば、当時は前述した通り、打ち切り寸前に追い込まれており、頂上に待つ宿敵を倒すという分かりやすい標を用意することで「切れトンボにならずにきれいに終われる」という狙いもあったらしく、八階まで用意していたという。しかし、当時の担当の「カードバトルやろうよ!」という脅し一言によって、五階まで短縮された。結果的にこの路線変更をきっかけにカードゲーム漫画に傾倒していくようになる。

初代でも多くの変更点が見られたが、何故かブラック・マジシャンハブられながらも放送された。しかし、DMではカットされて、第一話には学園編での海馬の初登場とDEATH-T編での海馬戦を混ぜたようなオリジナルストーリーとなっている。一人称双六青眼の白龍を見て言い値で買おうとする社長や、棒読み王様などの超展開が見もの。なお、ニコニコでは第一話だけ無料配信しており視聴可(二話以降は有料)。

TRPG編

遊戯クラス転校してきたトイレなんか行かない獏良了遊戯達が仲良くなろうとするも、千年輪に宿る邪悪な意志に操られた彼(バクラ)とゲームしたTRPGフィギュアに封印された遊戯達と闇遊戯モンスターワールドを冒険するという話。遊戯本田ではなく獏良の髪形を五分刈りに命した刈田先生村人Dとして登場

初代遊戯王ではこの話がラストDMではこの話はカットされ、獏良の登場シーン闇遊戯バクラの初対決は王編で行われている。この初対決デュエルであるが、闇遊戯以外の仲間達をカードに封印するなどTRPG編を意識したような話になっている。ブラック・マジシャンになっている遊戯炎の剣士になっている城之内聖なる魔術師なっている杏子はともかく何故本田コマンダーで獏良は心変わりというカードコスプレになっていることに突っ込んではならない。

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