HIGH CARDとは (ハイカードとは) [単語記事]

HIGH CARDとは、トムス・エンタテインメント、KADOKAWA、サミーなどによる日本のメディアミックスプロジェクトである。

概要

現代社会、架空の王国を舞台に、トランプを模した特別なカードに選ばれた「プレイヤー」と呼ばれるキャラ達が繰り広げる異能力バトルもの。スタイリッシュなテイストが特徴的。
現在、小説、漫画、アニメが同時期に連載・放送中。

ストリートを根城に気ままに暮らしていたフィンは恩のある孤児院が資金難で閉鎖の危機に陥っていることを知り一攫千金を狙ってカジノヘ乗り出す。しかし、そこで待っていたのはツキをほしいままにする男が持ったカードを巡って繰り広げられる銃撃戦にカーチェイス、悪夢のような修羅騒ぎだった。
やがて、フィンは知ることとなる。世界の秩序を守るも混乱に陥れるも、意のまま。選ばれし者に人知を超えた異能力を与える52枚の《エスクプレイングカード》の存在を。そして、幼い頃から肌見放さず大切にしていた〝相棒〟に秘められた力を――。
高級自動車メーカー・ピノクルに勤務する表の顔を持ちながら真には、フォーランド国王直々に王国中に四散してしまったといわれるカードを回収する任務を命じられたプレイヤー集団《ハイカード》。その第５のメンバーとしてスカウトされたフィンはイカした仲間たちとともに、危険なミッションに当たる。
「必要なのはマナーと気品、そして命を張れる覚悟。それだけです」
対するは、悪名高きマフィア・クロンダイクファミリーとピノクルを打ち負かすことに執念を燃やすライバルメーカーのフーズフー。大義、欲望、復讐を抱き、カードに魅せられたプレイヤーたちによるすべてを賭ける狂騒争奪戦（ゲーム）が、今、幕を上げる！
Are you ready?It’s Showdown!!

（アニメ公式サイトより）

登場人物

ハイカード（HIGH CARD）

ピノクルにより«カード»回収を目的に結成された«プレイヤー»集団。メンバーはフィンを含め5名。
ちなみにハイカードとはポーカーにおける“役なし”を意味する。

フィン・オールドマン（CV：佐藤元）　カード：♠2«ネオニューナンブ»
主人公。やんちゃで明るい無鉄砲。幼少期の記憶が無い孤児で、ストリートにてスリで生計を立てていたがカジノでの事件をきっかけにスカウトされる。躊躇なく立ちションしそうな軽犯罪者顔。
クリス・レッドグレイヴ（CV：増田俊樹）　カード：❤︎5«カロリーズハイ»
軟派な振舞いだが根は硬派な常識人。能力のお陰で不死身だが代償として相当のカロリーを必要とする。大の甘党でファッジという伝統菓子を常食する。無限生肉。
レオ・コンスタンティン・ピノクル（CV：堀江瞬）　カード：♦7«ネバーノーダラーズ»
ハイカードのリーダー。高飛車で人を寄せ付けない言動。ピノクル社長の実子で弱冠14歳の学生にして支店長を任されている。僕ちん。
ウェンディ・サトー（CV：白石晴香）　カード：♠A«ラヴ＆ピース»
ハイカードの紅一点。美人で真面目だが愛想が無い。見かけによらず大食いかつ大酒飲み。ラブピさん＆ポンコツお姉さん。
ヴィジャイ・クマール・シン（CV：梅原裕一郎）　カード：♣3«グリーングリーン»
インドシナ風の肌と風貌。理性的で何をやらせても優秀。合理的にモノを考えすぎる為、空気が読めず天然に見られることも。植物ニョキ男。

ピノクル（PINOCHLE）

老舗自動車メーカー。その歴史は王家付きの馬車引きにまでさかのぼる。そして王家直属のスパイ組織という裏の顔を持ち、王命によりハイカード結成に至った。

セオドール・コンスタンティン・ピノクル（CV：小野大輔）
ピノクルCEOにしてハイカードのボス。冷徹な性格のようで身内にさえ素を見せない。経営者として辣腕を振るい財政界からの信頼も厚い。
バーナード・シモン（CV：山路和弘）　
お茶汲みからボスとの連絡まで、いわば何でも係。ハイカードにとってはお目付け役となっている。
オーウェン・オールデイズ（CV：島﨑信長）　
社長の専属秘書。非常に優秀だが社長以外にはまったく敬意を払わない。

フーズフー（WHO's WHO）

ピノクルのライバル会社。ハイテクな自動車が若者に人気。ピノクルに対抗し«カード»収集を行っている。

ノーマン・キングスタット（CV：関俊彦）
フーズフーの（名物）社長。自らを「キング」と自称する見栄っ張りだが、意外にも根は素直で社員にも慕われている。セオドールとは幼馴染でひとり対抗意識を燃やしている。
ブリスト・ブリッツ・ブロードハースト（CV：武内駿輔）　カード：♣10«ミリオンボルト»　
ニガーの大男。ノーマンの秘書兼ボディガード。合理主義者の堅物ゆえカード収集はビジネスと割り切り福利厚生にもうるさい。
ブランディ・ブルーメンタール（CV：園崎未恵）　
ノーマンの秘書兼ボディガードその2。クールでやる気がなさそうだが仕事はきっちりこなす。社長についてはカードへの執着以外は評価しており呆れつつも敬愛している。

クロンダイクファミリー（Klondike Family）

王国最大のマフィア組織。«カード»の力により組織を大きくしてきた経緯を持つ。ピノクルとは«カード»を巡り対立関係にある。

バン・クロンダイク（CV：関智一）
ファミリーのボス。組織内外ともに冷酷非情で通っている。セオドールとノーマンとは因縁がある。　
ティルト（CV：豊永利行）　
ファミリー幹部。「全てはファミリーの為に」の信念を持っており、組織内の権力争いにも執着せず達観している。
ニャット・チ・グエン（CV：田村睦心）　カード：♦A«ダイナミックキネシス»
ウェーブがかった黒髪のミステリアスな女性。念動力によって対象を自在に動かせる能力。　
ボビー・ボール（CV：沢城千春）　カード：♦3«マーブルランブル»
残虐で執念深い性格。目的の為には手段を選ばず無関係な人間の犠牲も厭わない。手で触れたものをビー玉に変える能力を持つ。

警察関係者

グレッグ・ヤング（CV：森川智之）
ベテラン刑事。不可思議な事件を前に気だるげ態度だが«カード»の存在と巨大な背景を察しており引き際をわきまえているようだ。
シュガー・ピース（CV：高橋李依）
ヤングの下に付いた新人刑事。警察の正義を信じており気になる事があると夜も眠れない気質。何かと«カード»絡みの事件に遭遇する。そばかす眼鏡かわいい。