U-556(アズールレーン)とは (ユウゴオゴオロクとは) [単語記事]

「ほーい、VIIC型潜水艦のU-556だよ！ここがこれから住み込む母港で間違いないよね！あっ、ビスマルクのアネキもここにいないかな？」

U-556(アズールレーン)とは、ドイツ海軍のVIIC型潜水艦、「U-556」をモチーフとした、艦船擬人化キャラクター。KAN-SENである。

ピピピ！このU-556が新たな概要を受信！

KAN-SEN名
U-556 KMS U-556
基本情報
所属	鉄血
艦種	潜水艦
レアリティ	SR
CV	福原綾香
イラスト	近所黒モモ
艦歴
国籍	ドイツ
出身地	ハンブルグ州ハンブルグ
造船所	ブローム・ウント・フォス社
艦級	VIIC型潜水艦
進水日	1940年 1月2日
就役	1940年-1941年（ナチスドイツ軍）
最期	1941年 6月27日（沈没）
備考
1941年 6月27日、イギリス海軍のコルベット艦による攻撃で沈没。

鉄血所属の潜水艦。外見相応子供っぽい面もあるが、約束を違えずで責任感強く、素直で真面目な「海のパーシヴァル」。

鉄血艦隊の指導者であるビスマルクとはある「約束」をしており、彼女のことをいつも気を掛けている。

ーーーー公式 Twitter・艦船紹介より

　2019年 5月23日開始の期間限定イベント「黒鉄の楽章、誓いの海」にて、期間限定建造で実装された。さらに、それ以前の5月20日開始のミニイベント「小さな約束」でイベント内限定プレイアブルキャラとしても登場している。

ピックアップ建造対象だが、例によっての同レアリティでの競合キャラがいる（駆逐艦のZ36と潜水艦のU-73）ため、何回目の建造で出てくれるかはまさに運次第。下記での物語を知れば、SSRのビスマルクとSRのU-556どちらが欠けても物悲しいことになるため、なんとしても二人共お迎えしたいところ。とは言え、出ないからと言ってムキにならずに資金とキューブの残量をにらみつつ焦らず狙おう。

指揮官、泳ぎに行こ？あたしがそばにいればなにが起きても大丈夫だよ！（容姿・性格）

パステルブルーパープルという変わった色の髪を、小さなツーサイドアップにまとめている。そして、髪の毛の裏側はパステルピンクとなっている。きれいに切りそろえた前髪が可愛らしい。

茶色のコートを羽織っているが、問題はその下。ビキニ型の白いボトムに、首の襟から肩を覆うパーツから伸びたバンドによって固定された白い布でかろうじて胸部装甲を隠している。ある意味、ユニオンのアルバコアといい勝負の危ない格好である^[1]。

さて、その小さな布で隠された胸部装甲はずいぶんとささやか。だれだ？だがそれがいい！といってるやつは？一方、腰から下はムチムチ。他の潜水艦同様に、艇体タイプの艤装に掴まっているが、彼女の言うにこの子がなかなかの暴れん坊と見えておとなしくさせるのに苦労している様子。そんなわけで、ゲームでのイラストでは投げ出されたアンヨの太ももやスネのすべすべの肌がとてもまぶしい。

性格面は、すごく明るく素直な娘。そして、情に篤く義理堅い一面もある。「海のパーシヴァル」といつも名乗っているが、これは史実での艦長が「パルジファル」（ドイツ語ではこう読む）と呼ばれていたことの反映か。

鉄血のリーダーであるビスマルクを「アネキ」と慕い、つねに彼女を助けようと奮闘している。

なぜそうなったかというと…（イベントネタバレ）初出撃時にビスマルクが彼女の軍楽隊を使って祝福のセレモニーを行ってくれたことに感激したU-556は、「ビスマルクさま」という他人行儀な呼び方から「ビスマルクのアネキ」と呼ぶようになる。そして、誓いの証明書を彼女にわたす。

海の神様、そしてありとあらゆる川・湖などなどの神様に誓って、
あらゆる飛行機と魚雷からビスマルクのアネキをお守りし、
ビスマルクのアネキがもし傷ついたらいつでもどこでも駆けつけ、
引っ張ってでも母港にお連れ帰ります ―海のパーシヴァルこと、U-556より

その後、通商破壊活動中にビスマルクの危機を知ったU-556は救援に駆けつけようとする。イベントのストーリーは沈みゆくビスマルクに海中から近づいていくU-556の姿が描かれたところで終わっており、結末がどうなったかはぼやかされている。しかし、そのシーンのタイトルと、次のシーンでU-556が柏葉勲章を得たことが語られていることから自ずと分かるであろう。（ネタバレ終了）

指揮官とは、U-556がビスマルクと遊ぼうとして行き違いになるというひょんなことから関係が始まる。ビスマルクからハグしてもらえない、と子供っぽく駄々をこねる彼女を代わりにハグしてあげるなどしているうちに、U-556にとって指揮官はビスマルクと並ぶ大切な存在となってゆく。ぜひそこまで親密度を上げて活躍させてあげよう。

実装と同時にイベントポイント累計報酬として、パーティー着せ替え「ハッピーナイト」が用意された。

普段の危ない格好とは違った白系のドレス姿が可愛らしい。さすがに場をわきまえてかポーズもおとなしめ、暴れん坊の艤装もしおらしくしている。SDでは饅頭がもってくるソーセージをぱくぱく食べているのもまた可愛い。

ふふん、勝利の女神はこちら側にいるってことさ！（能力）

ステータス面は、姉妹艦であるU-557とほぼ同じ。支援範囲は平行四辺形っぽい形状となっている。

Uボート共通の弱点として、潜行時間が短いことが上げられる。コアショップで引き換え可能な改良型シュノーケルT0を装備して、浮上までの時間を稼ぎたいところ。

また、上記「小さな約束」で得られる装備「約束の証明」は、U-556に装備することで彼女が潜水艦隊旗艦となった時の支援範囲を+1できる他、浮上後に画面外へ撤退するまでの戦闘時間を4秒延長する。実装当初は弾薬+1の効果が現れたがこれはバグだったようで修正されてしまった。

スキル1:誓いの光 自身が潜水支援で戦場に駆けつけている限り、味方の他の艦船がダメージで耐久が20％を下回った場合、特殊弾幕を一回展開する(1戦闘につき1回のみ展開) 味方艦隊にビスマルクがいる場合、特殊弾幕を強化する

スキル2:ウルフパック 出撃時、艦隊に鉄血潜水艦が一隻につき、自身の雷装・命中が1.5％(6％)アップ

スキル1はイベントでのエピソードを思わせる、味方がピンチに陥ったときに強力な支援弾幕を発射してくれる。ビスマルクがいればさらに心強い。

スキル2はUボート共通の相互バフスキル。効果を狙うなら、潜水艦隊をUボートで固めたいところ。

他のUボートのような艦種別の特効スキルが無いのはつらいところ。MVPはなかなか取れないかも知れないが、「海のパーシヴァル」を愛する指揮官諸君なら、そんなことは大した問題ではないだろう。

あの時の失敗は……二度と繰り返させない！(艦歴)

U-556はドイツ海軍のVIIC型 Uボートの一艦であり、1940年 12月7日に進水、1941年 2月6日に竣工した。

この新鋭艦を受領したのは、ヘルベルト・ヴォールファールト艦長。日本でドイツ語教授をやっていた家に生まれている。つまり、生まれ故郷は日本なのである。まあ、それは余談だが。

彼がU-556を受領したとき、就役祝いのセレモニーを行いたかった。だが、すでに戦争状態の海軍はいち小艦艇に十分な予算を回せず、自腹で行わねばならなかった。しかし艦長自身も軍楽隊を呼ぶだけの金がなかった。そこで、彼は同じ港にいる戦艦ビスマルクの艦長、リンデマン大佐にお願いをすることに。もちろん謝礼の金などない彼は、一枚の証明書を渡す。それは、U-556がビスマルクに群がる敵をやっつける絵と、U-556がビスマルクを引っ張って母港へ連れ帰る絵が書かれたものであり、U-556が必ずやビスマルクを守ってみせるという誓いの証明書であった→外部。これを気に入ったのかリンデマン大佐は快く軍楽隊を貸し出してくれたという。

1941年 5月1日にキールを出港したU-556は、北大西洋で商船を襲い、1隻を大破、2隻を撃沈に追い込んだ。5月20日には別の船団を襲撃し、商船1隻、油槽船2隻を撃沈した。

こうして上々の戦果を上げたが、燃料と弾薬が乏しくなってきたU-556は帰投しようとした。その途中に海軍本部から戦艦ビスマルクの位置を探るように命令が降る。折も折、デンマーク海峡海戦からイギリス海軍の全力を上げた追撃戦を受けていたビスマルクを救援するために、手近のUボートは支援に回ろうとしていたのだ。5月24日の夕暮れ、U-556はイギリス空母アーク・ロイヤルを発見。しかし魚雷は撃ち尽くしており、絶好の機会を逃すことになってしまう。その後、アーク・ロイヤルの位置情報を発信してビスマルクのもとへ向かい、僚艦U-73の誘導もあって夜間の対空戦闘を行っているビスマルクの近くに浮上したが、残念なことにやれることは何もなかった。