「Hi~キミが指揮官?ユニオン潜水艦デイス、着任~じゃ、挨拶の魚雷、何本か撃ってもいい?」
デイスとは、STGアプリゲーム『アズールレーン』に登場する、第二次世界大戦時のアメリカ海軍所属ガトー級潜水艦35番艦〈USS Dace,SS-247〉をモチーフとしたキャラクター(艦船少女)である。
「とにかくなんでも魚雷と紐付ける」ほどに魚雷が大好き、魚雷をこよなく愛し、魚雷好きに恋する魚雷愛好家。かの大戦当初、ユニオンの魚雷の精度が低かったのはご愛嬌。
ユニオン種族の潜水艦。レアリティはSR。デザイン:夢咲楓 CV:長谷川明子(2018年7月17日実装)
2018年6月14日のアップデートで実装された潜水艦の一人で、当時においてはアズールレーン陣営で唯一の潜水艦だった。しかし後日に開催されたイベント「光と影のアイリス」にてシュルクーフが、「一周年記念イベント・上」にてアルバコアが実装されたことにより3人に増え、アズールレーン陣営だけでフル編成の艦隊を組むことが可能となっている。
入手方法は特型建造(建造時間は0時間24分)で引き当てる他に方法はない。確率ピックアップなどの処置も入らない通常建造のため、ほかの数多くのSR艦(空母など)との競合になる。まさに指揮官のリアルラックが試されるわけだが、幸いにも2018年6月現在では潜水艦が通常の攻略に必須となる状況ではないため、慌てて資材やキューブを使い果たすことはない。焦らずにデイリー任務分だけ回すなどして、引き当てるのを待とう。もちろん心にピンときて、今すぐ欲しくなったのなら仕方ないが、くれぐれも財政危機に陥らないように。あの猫耳商人が君をほくそ笑んで見ているぞ。
スポーティな競泳用水着を思わせるが、胸の谷間からヘソにかけて切り取ったような大胆なデザインの水着を着用し(なおそちらに目を取られがちだが、腰回りも結構ハイレグで鼠径部が見えてしまってる)、潜水艦型の艤装にまたがっている。左肩に入っている星形のタトゥーがユニオン艦であることを主張している。髪色はピンク。後頭部で髪の毛の一部を小さく縛っており、リボンで飾りを着けている。
性格はとにかく魚雷好き。というか魚雷フェチ。ボイスも損傷関連を除く全てが魚雷で埋まっており、自己紹介も「好きなものはトルビーユ、トーピードー、あと魚雷だよ!」というありさま(トルビーユはフランス語、トーピードーは英語で共に魚雷のこと)。魚雷が最優先なのか、自分自身のことまで「あ、そういえばわたしガトー級なんだ」とか言い出す始末。お前はどこぞの例のアネか。指揮官とラブラブになってすら「魚雷はたくさんあるけど指揮官は一人だから指揮官の方が大事」と、あくまでも魚雷と比較されてしまっている(デイス流の照れ隠しかもしれないとか考えると色々とはかどるが)。
なお、史実でのアメリカの魚雷の性能はお察しであったのはナイショ。もちろんゲームでは陣営ごとの装備の差はないし、設備の酸素魚雷も装備できるので、重桜や鉄血の艦たちに差を付けられる心配はない。
なお、時折誤記されているのを見かけるが、デイズではなくデイ「ス」である。
潜水艦の中では潜航力(このステータスが高いほど潜水時間も長い)が高い方であり、更にスキルも合わせると全潜水艦の中で潜水時間が最も長くなる。ただし高い潜航力と引き換えに攻撃性能は潜水艦の中でも下の方である点は注意。
スキル1:「重巡ハンター」は、艦種が重巡洋艦の敵艦船に対して攻撃力が上がるスキル。史実での〈摩耶〉撃沈に由来するものであろう。重巡洋艦はわりとどこでも出てくるうえに、装甲も厚くシールドまで張る。これを落とすには魚雷が基本であり、潜水艦にはうってつけの相手と言える。
スキル2「酸素生成装置は」自身の潜航力をアップさせるスキルであり、これにより元から長い潜水時間を更に長くすることができる。
現在の潜水艦の仕様は、戦場に召喚された潜水艦は初めは潜水しており、この間は無敵状態(実際には対潜装備があればやられるが、現時点で敵側には対潜装備はない)となっている。そして各艦で決まっている時間が経過すると酸素切れで浮上、砲撃戦を行って一定時間後に離脱するのだが、元々非常に脆い艦なので、浮上すると基本的に瞬殺されてしまう。
そのため、各艦ごとに決まっている潜水時間は重要なファクターだが、デイスは『酸素生成装置』のスキルによってその時間を延ばすことが出来る。だいたいレベルを5~6に上げると、素の時点では最長の伊58を追い抜いて最長潜水時間を持つようになる。
日本海軍は、特に太平洋戦争の中盤以降はアメリカの潜水艦にいいようにやられまくった。そのトラウマから海上自衛隊は世界に比類無き対潜能力を誇るようになるのだが、それはまた別のお話。
そのアメリカ海軍の潜水艦の主力を担ったのが、ガトー級(と、その改良型であるバラオ級)潜水艦である。
太平洋戦争が始まる直前の1939年と1940年、アメリカはタンバー級潜水艦を1年あたり6隻のペースで建造していた。そして1941年にはこのタンバー級を少し改良したタイプを6隻建造することにして、設計を行っていた。
しかし、ヨーロッパで勃発した第二次世界大戦、そして緊迫する日本との開戦待ったなしという状況に、アメリカ海軍は一つ決断する。
「そういえば一次大戦のときにはジャガイモ野郎(ドイツ)はUボートで無双してたなぁ。
よし、うちも潜水艦は60隻くらい造っておこうか」
こうして、結局この潜水艦は1942年までに実に77隻建造され、1番艦の名前から「ガトー級」と名付けられた(ちなみに1942年以降のバラオ級はさらに100隻以上が建造されている)。
そしてこのガトー級(とバラオ級)に日本の艦船は軍艦、輸送船を問わずやられまくったのである。
ガトー級列伝
……等々、沈めた潜水艦の名は知らずとも、沈められた方の艦船名は、アズレンや他の艦船ゲームをやっていたなら耳にしたことはあるだろう。
そのガトー級の35番艦が〈USSデイス〉である。アメリカの潜水艦には慣習的に魚の名前が付けられることが多く、「デイス」もヨーロッパに生息するコイ(ウグイ)の仲間である。
〈デイス〉は太平洋戦争を通じて7回の哨戒活動を行っているが、その最大の戦果は1944年9月から11月にかけて行われた5回目の哨戒で挙げたものだった。
このときの僚艦は同型艦の〈ダーター〉。2隻はフィリピン方面で日本の輸送船を撃沈した後、パラワン水道に移動した。時は10月23日。ちょうど折しも、レイテに向かう栗田艦隊がパラワン水道を通り抜けようとしていたときだった。
2隻は艦隊を挟み込むように移動。〈ダーター〉は無線封鎖を破り、栗田艦隊の存在を艦隊司令部に報告した後、魚雷を発射。その雷撃は先頭を進んでいた〈愛宕〉を撃沈した。一方の〈デイス〉は3番目にいた「金剛型戦艦」に狙いを定めて魚雷を発射、見事に撃沈した。
この「金剛型戦艦」が〈摩耶〉であった。〈ダーター〉からの雷撃を見て右舷側を注視していたため、左舷側から忍び寄る〈デイス〉に気付くのが遅れたのが敗因であった。
一方、〈ダーター〉はさらに〈高雄〉に手傷を負わせると、待避する〈高雄〉を追跡したのだが、護衛していた2隻の駆逐艦(夕雲型〈長波〉と〈朝霜〉)を警戒している間に航路を誤って珊瑚礁に乗り上げてしまう。〈デイス〉は〈ダーター〉の乗組員を救出後、雷撃処分しようとしたものの、〈ダーター〉が完全にサンゴの上に乗り上げていたため失敗。日本の駆逐艦が接近してきたのでその場を離脱した。
その後も〈デイス〉は哨戒活動を続け、ついに終戦まで生き残った。太平洋戦争での総撃沈トン数は28,689トンに及ぶ(そのうち〈摩耶〉一隻が13,500トンを占めているわけだが)。その功績に海軍殊勲部隊章と7つのバトルスターを受章している。
1947年2月12日に退役後、同型艦の〈バーブ〉と共にイタリア海軍に貸し出され、〈レオナルド・ダ・ヴィンチ〉と改名された。当初は5年間の貸し出し予定が結局15年の間イタリア海軍で運用された後、1973年に除籍、1975年にスクラップとして売却された。
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最終更新:2024/04/26(金) 01:00
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