127
61 製作者
2017/01/29(日) 08:21:12 ID: ECewOnJGgr
昨日、完成披露舞台挨拶と上映会に参加してまいりました。
紆余曲折の経緯と一抹の不安はありましたが、少しの疑問はあれども生涯鑑賞した
アニメーション映画においてタブーを蹴り倒すが如く最も衝撃的な作品でした。
この場をお借りして記事製作者として深く御礼申し上げます。
62 ななしのよっしん
2017/02/04(土) 15:54:05 ID: Jl1aLeL5li
全体的には満足だけど、エピローグカットだけは本当にいただけない
あれがあるからハーモニーがあるのに
63 ななしのよっしん
2017/02/04(土) 18:39:31 ID: YpGd+W0QHa
映画最高だった
虐殺器官の世界観が再現されてて興奮する
大勢に観てもらいたいな
エピローグ部分の改変も俺は好意的に受け止めた
64 ななしのよっしん
2017/02/04(土) 18:50:29 ID: J3IKSxMwGM
映画のエピローグはあるが虐殺器官のエピローグがない
「全部やるには尺が足りないとは言えこれは欺瞞では?」蛮族は訝しんだ
65 ななしのよっしん
2017/02/04(土) 20:03:46 ID: 7Wm+Btg9Et
ラストsーンって原作未読だとあの後の世界どうなるかってわかんないんじゃないのって思いながら見てた
66 ななしのよっしん
2017/02/04(土) 21:52:04 ID: j7hxPLkEQn
リローデッドの曲自体、虐殺の文法を意識してると思うんよ
そして原作のラストシーンのシェパードの独白に「歌うように読むことを心がけた」みたいに記述されてる
この二点を踏まえると、製作者側は「ぼくの物語だ」→リローデッドが流れるという演出がやりたかったのかもしれない……考え過ぎか
さあこれでProject伊藤アニメが(とりあえずは)全部終わったわけだけど、全体見るにやはりアニメ化はちょっと難しいかなと
制作者の頑張りは伺えるし、時々「おお」と思わせることがあったのも事実だけど
67 ななしのよっしん
2017/02/06(月) 11:09:45 ID: KLYKdlY5sv
SFというか特殊部隊のメカニックに圧倒されたな。
メカ作画すげーと思いました(小並)
ゲーム的という感じもあったけど、そこにある種の怖さも。
原作未読だったんで、タイトルから小難しい何かと思いきや、非常に面白かったです。
68 ななしのよっしん
2017/02/06(月) 22:02:44 ID: vNcIu3pt9e
削られた要素も多いけど、思ってた以上に完成度高くて満足。
あと個人的にウィリアムズのカフカ発言がしっかり入ってたのもうれしいw
でもやっぱり2時間は短すぎるなあ。
せめて1クールくらいねじ込めなかったんですかね、ノイタミナに。
69 ななしのよっしん
2017/02/06(月) 23:11:45 ID: t64QqAi85P
原作未読だけどメタルギアが好きだったから
メカや兵器のビジュアルがかっこよくてよかったよ
人工筋肉や光学迷彩が月光とかステルス迷彩みたいで懐かしい気分に慣れたしシーウィードもいい感じ
ただ言語学のところが少し難しかったかな
映像は満点だけどストーリーや設定は少し難解で分かりづらかったから少し残念だった
70 ななしのよっしん
2017/02/09(木) 20:38:02 ID: ehg7IWBk9A
やっぱジョン・ポールの目的が判明するところまでは最高に面白いんだけどそっからがなぁ、SFならキッチリ虐殺の文法の正体に踏み込んで欲しかったわ
それがあればクラヴィスの行動とあのオチもまだ納得できるし説得力もある
71 ななしのよっしん
2017/02/10(金) 06:31:48 ID: Jl1aLeL5li
>>68
1クールであれだけのドンパチをやるとアニメーターが虐殺される
72 ななしのよっしん
2017/02/10(金) 07:50:00 ID: O2YJ/hIDEr
映画、よくもまあここまで綺麗に着地できたもんだと感心した
倒産した会社から引き継ぎ、そのためにスタジオ立ち上げてって
よくやったよ本当 めちゃくちゃブルーレイ買いたい
73 ななしのよっしん
2017/02/18(土) 23:54:52 ID: KiwQwzgiK4
映画観てきた
全体的には良く出来ていたと思う
特に、少年兵の殺戮描写を逃げずによく描いた
ただ、クラヴィスの母親絡みのエピソード排除とアレックスの死因変更は大きなマイナスポイントだなあ
作品のテーマ上非常に重要な箇所なのに
まあ、そこまで盛り込むと2時間の尺に到底収まらないから仕方なかったんだろうけどさ
あと、ラストのカタストロフはアニメの終わり方でも十分想像出来るけど、絵で見たかったというのが本音
74 ななしのよっしん
2017/02/19(日) 18:14:49 ID: ehg7IWBk9A
>>73
作劇の都合上母親のシーンをカットせざるを得ないのは仕方ないと思うけど、アレックスの死を改変してしまったのはほんと残念だよね
神を信じるアレックスの自殺ってクラヴィスが思索するうえでも彼の心に絡まって来る点だったのに
75 ななしのよっしん
2017/02/23(木) 23:48:38 ID: Jrv/+ji7vJ
面白かった。特に二点
・言語による脳のハッキングのアイデア。それは良かったが、根拠が弱い点はマイナス
・戦闘描写、特に上げるとすれば、個人的には戦闘で使われる兵器のアイデア
虐殺器官についての説明は、無理に難しくしすぎな印象。もっと簡単に説明できたはず。文学的な?表現によってわかりづらくなってる印象
時間が足らなかったんだろうけど、ルツィア好きになった理由がわからなかった
どうであれ、よく二時間にまとめたと言いたくなる出来だった
76 ななしのよっしん
2017/02/28(火) 22:24:59 ID: KiwQwzgiK4
>>75
>ルツィア好きになった理由がわからなかった
やっぱそうだよね
原作だと主人公は母親の生命維持装置を止めた(と言っても正当な医療行為としてだが)ことをずっとトラウマにしていて、
そのことをルツィアに吐露することで、同じく罪悪感を抱き続けている彼女と惹かれ合うようになっていく
死についての考察は映画ではほぼオミットされているが、原作では大きなテーマになっているので、機会があれば是非原作も読んでみて
多分かなり印象が変わると思う
77 ななしのよっしん
2017/04/03(月) 23:31:56 ID: sGXZ21QMYn
「当人含めた哲学的超人を否定する凡人主義」たる
キリスト教開祖の理想を、キリスト教教義の範囲で
実現させたものでもあり、かつ人類生存本能である
実際の虐殺器官を騙して、個人に可能な範囲で人類
絶滅の近似値を実現した、『ハーモニー』エンドは、
ハーモニー外は迫る絶滅を免れるし完結とも言える。
しかし、冒頭に結末とネタバレを集中させるなどの、
作者のトリックに対する姿勢は、これを解き明かし、
打ち破ってくれ、という意図を感じさせる物である。
当人の残り人生では足りないという理由もあろうが、
全六部作相当の残りは自ら書く気は無かったのかも。
癌細胞乃至近辺細胞に対して他を巻き込んだ自滅を
強制するとの同等の、本来は個体内の一部で発現し
個体を守る仕組みで、スケール変換不変な設計から
より大きな規模で発現しているだけの【虐殺機関】 ※
(身体の部位=ハードではないので、この字が妥当)
=生存本能に対して、セキュリティ・ホールである
倫理的本能を「強調」する仕掛けも、元々の動機の、
家族の死を理解し納得したい、動機であろう
死の剥奪=己自身が悪かった、を否定したい
―も、ヒントは既にある
78 ななしのよっしん
2017/04/03(月) 23:52:11 ID: sGXZ21QMYn
仏教では死神=人類共通先天管理本能のシステムに対し
理解と統制の実力を証明して暫時権限を取り戻す過程、
キリスト教では良くある別れの挨拶にもあるように
「神に買い戻して貰う」為の「天に積む富」増加、
の順路を逆順に進行するので、一世代・一主題
・一作品の既存作品形式なら、全六部となる。
しかし、第四の時代である戦乱期は量的
増強だけが行われる時代で、作者自身
独立作品として書かない意向なので、
第二・第五の時代の続きとしては、
第一の時代を描くのが妥当かな。
息子が息子を殺した理由、そして息子が息子に
殺される事を選んだ動機、それらを知る為の
父の知の旅路は『母の死を子から奪った』
=孤独に向き合い続けることを強要した、
己の振る舞いにあった事を描くだろう。
ところが、それと同時に、虐殺器官として
他者を騙して生存本能を騙させる大仕掛けを
その同じ文脈で記述するのが作者の流儀である。
―ちょっと難易度ハード過ぎません?
第四の戦乱時代をダイジェストなどで
済ませると、更に難易度が上がりそう。
癌=前生命=原初巨人が、各部分毎に
特定以外全可能性で死に、生命素材に、
も必要だし
79 ななしのよっしん
2017/04/04(火) 00:11:14 ID: sGXZ21QMYn
人類の大部分を維持可能な癌細胞=ハーモニーに
仕立てたから、人類の生存本能は「その部分」に
自死を命じる訳なので、その細部を把握し各部の
セキュリティ・ホールを順に突くしかない筈です。
そうなると、己自身の生存本能の妨害を掻い潜る
必要から、共犯者が必要で、かつその発動の為と
その後に「己が虐殺器官=生存本能に動かされ」
人類の実際の虐殺を防止するのを防ぐ為、最適の
タイミングで死ぬ必要もあり、これで第一の時代、
虐殺器官シリーズ第三の作品の結となるでしょう。
※仏教徒チート:宗教自体が、死神からの管理者
権限奪還=成仏の為、経典の記述もより詳細です
第一の時代と対の戦乱時代はダイジェスト
=「シリーズ第四作は欠番」になりますが
それ自体が虐殺器官=生存本能に、個体の
一部だけでなく個体以上のスケールで死を
実現させる自死起動遅延としての死の剥奪
=喪失という最大の鍵のネタバラシですね。
第五作は第四の時代で、主観的苦痛体験を
他に与え動機とし、復讐者が量産されます。
各陣営が意図的に犠牲者を造る欺瞞を行い
各陣営被害者=死者が共同で全滅を仕掛け、
バレて主観共有停止、までですね。
80 ななしのよっしん
2017/04/04(火) 00:20:28 ID: sGXZ21QMYn
虐殺器官シリーズを時代順に並べ替えると、
第三作、第一作、第五作、(第四作)、
第五作、第二作、第六作、になる、のかな。
巨大なエントロピー過大部分=癌細胞と化した
『ハーモニー』を、その部分を自壊させる為の
生存本能でもあり、逆順に連携の仕組みとして
人類の個体の生命、その全てを実現する仕組み
=『虐殺器官』が、その生命としての評価価値
を上回る死の動機、その時間経過による蓄積で
「虐殺」するまで、が第六作のタイムリミット。
上記の全ての謎を解き巻き戻す度になりますか。 ・・タブンネ
81 ななしのよっしん
2017/04/14(金) 10:26:43 ID: C0AwB0cQyU
原作未読ですが虐殺言語をナチスはチベットから入手したのでしょうか?
そういやハーモニーでもミァハの故郷は自我の存在しないシャンバラみたいな理想郷だったのですよね?
(まあ、チベットじゃなっくてチェチェンだから民俗学的に厳密に言えばシャンバラよりもアルザルとかカーフとかエルゲネコンと言うべきかもしれんが。)
シャンバラと言えばチベットな訳で古代の虐殺言語は中央アジア発祥という設定なんかな?
テオドール・イリオンに影響を受けてるっぽいよね。
ここで疑問があるのだがミァハのハモーニープログラムとジョン・ポールの虐殺言語ってどっちが強いの?
その問いに伊藤さんも気付いてたんだろうけど死んじゃったからもう続きは読めないのよね。
82 コピペ
2017/05/13(土) 14:15:53 ID: C0AwB0cQyU
「ぼくらはジャパリパークに堕ちるでしょうかね」カバンちゃんは言った。カバンを持っていて、見たことのないけものであるカバンちゃん。だから、目の前の地獄を放置することに関して、カバンちゃんがこれまでどのように折り合いをつけているのかわたしには想像もつかない。サンドスターから発生したその日に、信頼できるけものにじゃパリマンでももらったのだろうか。「わたしはけものだようー。ジャ
83 コピペつづき
2017/05/13(土) 14:22:51 ID: C0AwB0cQyU
ー」コツメカワウソが笑って訊く。聞いた話だとコツメカワウソは毎日すべり台であ
そんでいるらしいが、それは昔からそうだったんだね、すごーい。きみは習慣以上の
ことはやらないけものなんだね。すべり台ですべっているけもののどれだけがコツメ
カワウソみたいにねっしんな信仰? を持っているのかな? ほんとうのところって
誰にもわからないからな〜〜?「わからないよ」カバンちゃんはコツメカワウソにそ
う答え、「ジャパリパークがぼくのなかにあるのは知っている。だって、見たことが
あるからね。けれど、図書館はまだ見たことがない。図書館は人間の世界だから、フ
レンズの退化した脳におさまるようなものじゃないかもしれないね。あるいは、しん
ざきおにいさんに訊かないとわからないのかも」「さて、諸君」スナネコが会話を割
り、「考察はそこまでにしようや。そろそろ放映が始まる時刻だ」どこからか音楽が
流れてくる。どうぶつビスケッツの「ようこそジャパリパークへ」。視聴者の脳みそ
が溶けてアマゾンのランキングを紅く照らし出す地獄のようなアニメには、皮肉とし
か言いようのない美しいオープニング・ソングだ。わたしたちは音源の方向へと這い
進む。わたしの後ろには十四匹のフレンズたちが付き従っている。三十分後にはどれ
だけのけものがのけものにされずにすんでいるだろうか。
84 ななしのよっしん
2017/06/23(金) 02:29:01 ID: aUyb5oG0Q3
前半はゲームのメタルギアシリーズの良い部分を詰め込んで、
終盤はメタルギアシリーズのつまらない部分を煮詰めたような作品
原作者がメタルギア好きだからしゃーないが…
85 ななしのよっしん
2017/06/23(金) 02:39:28 ID: sLQJRZgfJH
というか所見で「はぁ?散々引っ張ってそれ!?」になった作品。
短時間でこれだけワクワクさせる作品を生み出した作者には敬意を払う他ないんだが、あまりにも神格化され過ぎてる感がある。
86 ななしのよっしん
2017/06/23(金) 02:43:09 ID: sLQJRZgfJH
「虐殺の文法」の正体がもう少し予想から外れてるものなら、手放しで賞賛してたんだろうけど、予想の斜め下をいった。似たような事を小松左京先生も仰ってたけど。
87 ななしのよっしん
2017/07/21(金) 22:20:33 ID: dpSGIkgSIl
虐殺の文法があれだけ引っ張った割にはね
あれじゃ都合のいい洗脳能力や魔法とさして変わらんわな
早川が死後に持ち上げすぎたのもあるだろうけど
88 ななしのよっしん
2017/07/21(金) 22:26:15 ID: DSGAdYf4jF
戦闘前感情適応調整で最初から答えは出していたしな。
89 ななしのよっしん
2017/08/14(月) 08:58:38 ID: lTvAbulcLX
原作から入った自分的に最も不満だったのが声優のキャスティング。
どの声優さんも別作品で良くみかける上に、
若々しくて華のある人達ばかりだからかな・・・。
全体的に若者の中二病っぽく翻訳されてしまったような。
どうせテーマ上陰鬱な話なのだから、商売っ気で迎合せず
オッサン系を起用して突き抜けて欲しかったな。
90 ななしのよっしん
2017/09/24(日) 03:23:32 ID: FZr9nuHKLn
>全体的に若者の中二病っぽく翻訳されてしまったような
伊藤計劃の記事で「中高生向けで何が悪い」、ここでも「ラノベみたいなもん」ってレスあるから若者の中二病っぽい翻訳はむしろ正解じゃないの
主人公の語り口調考えると媒体がアニメならそういう翻訳の方がしっくりくるような
それにSFは若いファンの心掴めなかったから衰退したらしいし、若い客呼べるならそれでいいと思う
個人的にはビジュアルイメージの時点で凄く違和感覚えたけど
ほめた!
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