週刊ヤングマガジンにて1982年~1990年連載。単行本全6巻。
1988年には大友自らが監督してアニメ映画化された。
週刊誌連載としては驚異的な作画と構図、そして大胆なストーリー・演出によって大友の名声を不動のものとし、アニメ作品としても常軌を逸したクオリティの作画演出で海外からも高い評価を集めた、80年代の日本漫画史&アニメ史(=オタク史)を代表する作品。影響を与えた作品は枚挙に暇がなく、一昔前のサブカル系ショップやヴィレッジヴァンガードにはほぼ確実に本作のミニコーナーが作られていたレベルの「鉄板作品」でもあった。
「俺達ァ健康優良不良少年だぜ」「ピーキーすぎてお前には無理だよ」といった癖のある台詞回しや、鉄雄やケイ達が繰り広げる超能力戦闘シーンはガチ・ネタの両面から愛されている。
どんな作品か端的に表すと以下のような感じ(映画についての感想だが漫画版にも当てはまる)。
348 ななしのよっしん 2026/01/05(月) 23:10:41
こないだ初めて映画見たけど何というか
・SF
・ポストアポカリプス
・サイバーパンク
・カッコいいガジェット
・狂気
・グロシーン
辺りの要素が一通り濃縮されてる日本のサブカル娯楽スターターパックみたいな作品だった
これが全編破茶滅茶に完成度の高いアニメーションで表現されるんだからそら凄いわ
1995年に、執筆秘話やNG原稿、単行本未収録である雑誌掲載時の扉絵などを完全網羅した資料集「AKIRA CLUB」が刊行された。
映画化の同年にはファミコン用ソフトとして同名のアドベンチャーゲームが、2002年にはPS2専用ソフト「AKIRA PSYCHO BALL」というピンボールゲームが発売されている。
1982年12月6日午後2時17分、東京は「新型爆弾」で壊滅し、それをきっかけに第三次世界大戦が勃発した。
それから30余年後の2019年。東京湾上の新首都「ネオ東京」は超高層ビルが林立するメガロポリスへ発展していたが、歪な復興によって社会は荒み、反政府ゲリラと軍隊(アーミー)の衝突が頻発していた。そんな街の片隅で、底辺層の掃き溜めである職業訓練校に通う金田正太郎は、暴走族のリーダーとして仲間とつるみ、女の子をひっかけたり軽犯罪に勤しんだりと、健康優良不良少年生活を謳歌していた。
ある夜、金田らは敵対暴走族との抗争の果てに旧東京のハイウェイに突っ込むが、そこで金田の弟分・島鉄雄が事故を起こす。老人のような風貌の子供──が作り出した不可視のバリアと激突した鉄雄は、軍の敷島大佐が率いる部隊に確保され、子供と共に連れ去られた。
実は「老人のような子供」は軍が育成していた超能力者であり、彼と接触した鉄雄も超能力に目覚めてしまったのだ。
数日後。軍のラボを脱走した鉄雄は金田達のところに戻るが、大人しかったはずの彼の性格は変貌していた。自らの劣等感を埋めるかのように超能力の虜となり、凶暴化していく有様に、弟分を可愛がっていた金田は戸惑う。やがて鉄雄は、30年前に東京を壊滅させたのは新型爆弾ではなく、「アキラ」と呼ばれる少年一人の力に因るものであることを知り、衝動のまま彼と接触しようとする。
アキラを確保しようとする反政府ゲリラ・竜と、鉄雄の阻止を任務とする敷島。
独自にアキラとの接触を目論む新興宗教教祖・ミヤコ。
そして、ひょんなことから知り合った竜の部下・ケイと共に鉄雄を追う金田。
アキラを巡る様々な人々の運命は交錯し、そして──
原作未完の時期に製作された劇場版ではストーリーが大幅に再編集されたが、導入部や個々のシーンに関しては原作と大体同じである。
原作との変更点は以下の通り。
一説には10億円とも言われる製作費(ただし後年のスタッフ証言によると予算は5億円で、最終的に7億に膨れたらしい)、スタッフ1300人、70mmプリント・セル画15万枚、色彩設定327色……と、日本のセルアニメーションのトップクラスに君臨する芸術作品。
アニメらしくない、絶妙に本作の世界観とマッチした芸能山城組の音楽に乗せて描かれる、凄まじいバイクチェイスや超能力バトル。完成した動画に声を吹き込むアテレコではなく、事前収録した音声に合わせて作画するプレスコ技法。キャラクターが動いていない時間の方が少ないヌルヌル動画や、緻密極まりない背景の作画。円形にゆがむ空間、尾を引くテールランプなど、現在の映像作品でも数多く使われる表現の数々は、一度(できれば特大のモニタで)視聴してみればお話にハマれるかどうかはさておいて凄さがわかるはずだ。
特に真っ赤な流線形ボディとべたべたステッカーに彩られ、車輪から黄緑色の電磁スパークが飛び散り、バック走行も可能な金田のバイクには根強いファンが存在する。自力でレプリカを作った人や企業もいるほど。
当時劇団所属の役者業が主だった金田役・岩田光央にとっては、声優としての転換点となった作品である。連載中の原作をリアルタイムで読んでいた岩田はオーディション合格に大喜びし、金田を熱演しきったものの、当時の所属劇団はあまり声優業方面に強みが無く、作品の評価と裏腹に岩田のキャリアにはあんまりプラスされなかったらしい。
2019年7月4日、ロサンゼルスにて開催されたAnime Expo 2019に大友氏が出席。原作全巻を基にした新アニメのプロジェクトが発表された。
同時に劇場版の4Kリマスター版ソフト(商品ページ
)と大友克洋全集が発売されることも告知された。
2002年ごろからワーナーブラザースが実写化権を得て、実写化企画が動き出した。が、この企画は立ち上げと立ち消えを繰り返すことになる。
2008年頃よりアメリカの俳優レオナルド・ディカプリオがプロデューサーとなり、2009年夏の公開に向けて実写化の企画が進行していた。しかし、同年夏頃には監督の降板や製作が難航している状態と、企画そのものが暗礁に乗り上げているとの報道が伝えられた。
2010年に入ってから、映画「アイアンマン」の脚本家チームと、新たな監督の起用に向けての交渉が進んでいることが分かり、少しずつではあるが実写化に向けて製作が進んでいるとの報道が出た。ディカプリオは筋金入りの「AKIRA」ファンであるそうだが、本編には出演しないと発表している。原作に忠実な映画にするため、全6巻のシリーズを3巻ずつに分けて、各2時間ずつの2部作で製作するという予定だった。しかし、この企画も立ち消えとなる。
2019年5月、ワーナーブラザーズが2021年5月21日に全米公開することを発表した。が、2019年7月には脚本に懸念要素があるとしてクランクインを延期し、さらに監督を予定していたタイカ・ワイティティが別映画の監督を優先したことで再び公開時期が未定となってしまった。
2023年にはジョーダン・ピール監督がオファーを断っていたことを発表。
2025年4月にはプロデューサーのアンドリュー・ラウザーが今後数か月以内にアップデートがあると発表するが、6月にはワーナーブラザーズが実写化の権利を手放したというニュースが報道された。20年以上にわたっての実写化企画は完全に頓挫したことになる。
掲示板
353 ななしのよっしん
2026/01/13(火) 21:46:51 ID: AQaVCn20oS
>ただSNS上では一部「凄さがわからない」といった声もあり
出発点が曖昧過ぎる−114514点。
真面目な話、記事の途中で出てくる藤本タツキ氏を持ち上げたいだけの記事にしか思えない(成馬零一って人調べたらレゼ編の評論挙げてたし)。そもそもタツキ氏だいぶ繊細な人だからこういう風に巻き込まないであげてほしい
354 ななしのよっしん
2026/02/03(火) 21:54:03 ID: Adl322wYqN
映画の続編が進行中の情報が出てきたが、バブル期の集大成とも言える前作の続編って色々ハードル高すぎないか?
355 ななしのよっしん
2026/02/24(火) 08:50:03 ID: ksvTeZb4aQ
>>351
漫画とかでもマジで読解力が壊滅してるんよね
無言で視線飛ばしてるコマの行間を読むということができない
急上昇ワード改
最終更新:2026/06/18(木) 03:00
最終更新:2026/06/18(木) 03:00
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