とぐろ島とは「風来のシレン6 とぐろ島探検録」の舞台となる島であり、同作のストーリーダンジョンに当たるダンジョンである。
概要
「風来のシレン6、とぐろ島探検録」の舞台となる島。
島自体が蛇のように曲がりくねっており、中央部には蛇の頭に該当する「蛇頭島」が存在している。
また、周辺にも多数の小島があり、最初のエンディングをクリアした後は、ここにも不思議のダンジョン出現し遊べるようになる。
シレンの最初の目的は2つあり、1つはジャカクーの中から助けを求めている女の子の救出、もう1つは海賊が島に隠したと言われるお宝を手に入れることである。
これらの目的は、ダンジョンを攻略するほどに徐々に進行していく。
ダンジョンとして
全31階で持ち込み・風来救助可能。場面に応じて上り・下り方向が変わっていく。
ただし31階はジャカクーとのボス戦のために用意されたフロアのため実質30階となる。
最初は一本道であるが、何回かプレイすると途中で隠しルートに移行することを選ぶことができ、踏破すると規定の地点に合流して引き続きとぐろ島を進行していく。
なのでクリア時に入ったフロアは「最低」31フロアとなる。
とぐろ島
拠点の宿場浜から蛇頭山までの道。原点回帰だけあり、道中は村などの休憩ポイントがある。中盤まで通路視界はプレイヤー側は画面内すべて見えている場所も多く、挟み撃ちや部屋の様子は事前に察知可能。
『GB2』のように支給されるおにぎりは大きなおにぎりではなく、満腹度が50回復する通常のおにぎり。しかし宿場浜の南側の民家にいるうずじいさんがおにぎりをくれるため、それを持ち込めば実質大きなおにぎりスタートで始められる。
未識別は壺と腕輪。シリーズでは珍しく武器・盾は修正値も含めて識別済みである。そのため数値の高いものに積極的に乗り換えやすい。識別の巻物は腕輪に使いたい。効果を覚えた後なら壺は適当なアイテムを入れてみれば、反応からどの壺かわかるはずだからである。
ゲーム開始直後に気絶して記憶が飛んだシレンをはじめ、何もかもすっ飛ばしていきなりジャカクーとのボス戦が始まるタイパを重視するZ世代もニッコリの仕様だが、アイテムが貧弱すぎて実質負けイベントである。なのだが……
敗戦後、宿場浜に戻されて負けるとレベル・アイテム・ギタンを失う仕様の体験させられ、改めて1階からダンジョンを進むこととなる。『2』・『5』と違い、エンディングを見るために必ず複数回冒険が必要になるわけではない一発クリア可能な仕様になっているが、ダンジョン内にはマゼルンはおろか合成の壺もなく、シリーズ経験者も苦戦は必至。これらはイベント進行で出現するようになるので宿場浜からの一発クリアは合成できない分の差を埋める何かが必要になる。
持ち込み可能とは書いたものの、原点回帰だけあって初代に持ち帰り用アイテムがなかったことも再現しており、脱出の巻物のような安直に持ち帰る手段はない。NPCの飛脚に運んでもらう、倉庫の壺を見つけてアイテムを送り付けるなどが必要となる。途中の村などには倉庫があるので、持ち運びきれない過剰なアイテムやクリア見込みが薄いのでレアすぎるアイテムはもったいないので置いていくなどしてもよい。次の冒険で訪れた際に助けてくれるかもしれない。
イベントを進めると合成の壺などの追加アイテム、マゼルンの道中出現、少し難しい隠しルート、同行する旅仲間が現れるようになるので、中盤までしか進めなくても自身のプレイスキルの向上やイベント進行で少しずつクリアの可能性が見えてくる。これらを駆使してジャカクーを倒しに行こう。
隠しルート
とぐろ島道中の途中の村などから分岐して進めるようになる別ルート。
解放のためには何度が冒険に行ってイベントを進行することがが必要となり、一度解放されれば通常ルートと任意に選択できるようになる。
ダンジョン途中から通常の階段の他に脱出用の階段が出現し、それを上るか最終フロアに到達すると指定された地点に合流して、もとのとぐろ島へ戻る。
どのダンジョンも終盤は通路視界が周囲1マスのいわゆる視界不明瞭となる。
通常のルートに比べると何かしらの危険な要素を持っているが、対処方法を知っているなら寧ろ楽かもというものも多い。また、通常のルートよりレアなアイテムが手に入る可能性がある。
忍び道
忍者の隠れ里の門の閉め忘れから入れるようになったダンジョン。3~6階。
隠れ里から港町まで抜けられるので、忍者だらけでウザい上実入りが少ないジンガラ山をすっ飛ばせる。
ガマラが多く出現し店の出現率も高いため、いいアイテムを購入できる可能性がある。
脅威となるのは力を下げる上攻守が高い毒サソリで、どんどん力を下げられると戦いにくくなる。これに勝てないようだと厳しい。
もう一つは桁違いの強さのどうくつマムルが稀に出現することで、5・6階は通路視界が1マスしか見えなくなるので不意打ちをどうするかが問題となるが、狩ることができれば莫大な経験値が手に入る。
幽霊船
港町で幽霊船の話を聞き、桟橋に行くと出現。4~7階。
小さな浜まで抜けられるが海底修験場をすっ飛ばしてしまうので、そこの施設が使えなくなる。
注意メッセージが出るが、初回は演出の都合でダンジョン内容を知らされずに乗り込むこととなる。
2回行動が可能な地獄の使者が大量に出現する。そこそこの盾があれば1ダメージに抑えられるがそうでないと大変。また、デッ怪が出てくるので即死の可能性には注意。しかし、神器が床落ちする可能性があるほか、カラクロイドが木の矢・毒の矢の罠を作るのでデブータの石などで起動させれば矢の稼ぎが可能。
黄金街道
カワサクのイベントを進めると、秘密の宝物庫「黄金街道」が氷壁集落に存在することが判明。集落の氷壁の一部が壊れて中に入れるようになる。全6階だが2階から脱出してとぐろ島29階へ移動する。
解放条件
最後のイベントで、カワサクを火吹き山頂上から氷壁集落まで連れていく護衛が必要になるが、カワサクのHPは低く、3回攻撃を受ければ倒れてしまうほど。視界が広く通路が多めな火吹き山下りはともかく、後半の蛇頭山は視界が悪いうえにデブーチョから石を投げられてしまえばひとたまりもない。
とはいうものの、複数に囲まれない限りは逃げずに殴り合える強さの武器盾(強さ15くらい?)とある程度の対策アイテムの用意があれば、蛇頭山に入ったら即降りしてしまえば意外と何とかなる。
デブーチョ対策のあかりの巻物、身がわしのお香、モンハウ対策の混乱の巻物などがあると便利。
ダンジョン情報
黄金街道そのものの情報としては「どのお宝を持ち帰るか悩ましい」と説明される通り、落ちているアイテムはとにかく豪華。
ドラゴンキラー・ドラゴンシールドなどの特効武器・耐性つきに加えて、床落ちで金の神器が出てくることもある。マゼルンも出現しやすくなっているので、アイテム枠確保のための合成に活用できる。
ただしこれまでは終盤だけだった通路視界1マスは2階から適用。アイテムの一部は壁に埋まっていて取り出すためにはツルハシなどを要求してくる。冒険を強制的に失敗させるクロンの風もここでは早めに吹く様子。
敵モンスターがかなり面倒。みどりトドを始めとした蛇頭山の水棲モンスターとマゼルンに加えてダンジョン名にふさわしい場違いな強さのギタンマムル、アイテムを濡らして修正値低下や食料・巻物に被害を出す水遁忍者・上、豪華アイテムをぶち壊しにする壺荒らし・袋荒らし(畠荒らしLv3)、ぬか喜びさせるンドゥルー、集落で話が出ていたケンゴウが出現。
歩き回れる強さに加えてアイテム破壊に耐えられる環境を持ってこなければそもそも実入りが少ないどころか、装備品すら失いかねない。
対策としてはアイテム回収には道具寄せの巻物、無欲のお香を焚いて保護してからフロアのモンスターを始末して別のお香を焚いて解除して回収。戦闘はあかりの巻物や気配察知の腕輪で位置を確認して水棲特効印の付与された武器を使用。他には持ち帰られるようなアイテム欄の空き、ンドゥルーを警戒して拾ったアイテムをそのフロアで使わないなど。
どうしてもクリアできない場合
『5』のように脱出用アイテムが手に入りやすく、コツコツ強化しては戻りを繰り返すことでクリアを目指すような作りになっていない。そのためプレイヤースキルの低さをアイテムごり押しとはいかない。クリアのためには以下の点を気にして進めよう。
- 引くことを覚えよう。「体力回復が早い分、敵からの与ダメージは高くていいだろう」と言わんばかりの仕様のため、残り体力4×フロア数以下なら数歩下がって体力回復してまた殴るの動きを徹底する。特に最序盤はパコレプキンに2度殴られて体力を削りきられてのパターンが多い。本作の鈴なり峠(3~4階)とジンガラ山上り(5~6階)は発売直後の統計を見る限り、クリア率が低い鬼門である。
- 1対1で戦おう。シレンは1ターン1回しか攻撃できないのに、モンスターは複数隣接していたらその数だけ攻撃されてしまう。通路なら壁抜け・空中・水上移動・背後からの接近を考慮しない限り1対1である。
- 危険な能力を持つ敵を覚えよう。例えばバッター種はまともに通るのは直接攻撃と巻物の効果だけ、鬼面武者は倒した後のぼうれい武者が敵レベルを上げるので忘れず始末する……単に攻撃力が高いだけのモンスターよりも面倒な能力があったりする。手記→手帳袋→もののけ手帳から出会ったモンスターの情報が読めるので確認しておこう。
- 序盤の内はギタンをいくつか持とう。ギタンにダッシュして上に乗り、ギタン以外のアイテムと入れ替えることで手持ちにギタンが入れられる。ギタンを投げて相手に当たるとギタンの金額÷5の額がダメージとなる。序盤の内は下手な攻撃よりもはるかに強力。鈴なり峠に出てくるガマラはギタンを持っていないとギタン盗みが成立しないため、安全に蓄財ができる。4階の出口に進むまではすべて手持ちアイテムとして保管しておこう。
- 使うとなくなる消費アイテムの効果的な使い方を覚えよう。装備品は基本的に数値が高い物が良いの方針でやっていけばエンディング見る分には困らない。草は自分に使う回復・補助用と相手に投げつけるダメージ・弱体化用があり、杖は単体に、攻撃用巻物は複数に使うのが効果的。ただしバクスイの巻物は起きた後の倍速行動の強化が怖いので、倒すか逃げるか考えておこう。
- ジャカクー対策を考えて終盤を意識しよう。オープニング直後のジャカクーとの戦闘で負けたのは、あまりにも使えるアイテムがなく取り巻きの強いモンスターたちに押し切られてしまったからでもある。なので初回クリアのためには取り巻きの動きを止められる真空切りの巻物や混乱の巻物を複数、自身の強化を行える素早さ草や無敵草、パワーアップ草、回復用の弟切草や背中の壺複数用意しておく。
さらにこれらを維持・消耗を避けるに終盤は探索は控えて、蛇頭山の途中から階段を見つけたら探索を打ち切って即階段移動を行う。その為のあかりの巻物はここまで温存しておこう。 - 風来救助に頼もう。ある程度進んでアイテムも潤沢だったが、睡眠の罠を踏んで対処の機会なく倒された……アイテムがすっからかんなら諦めもつくが、もし復活の草さえあればこのまま制覇できたのにという場合は風来救助で親切な人が助けに来るのを待ってみてもいいかもしれない。自分救助ができる人はこの項目を読まなくてもいい熟練者である。
関連項目
- 風来のシレン6 とぐろ島探検録
- テーブルマウンテン
- シュテン山
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- シレン関連項目一覧
- 風来のシレンシリーズのアイテム一覧
- 風来のシレンシリーズのアイテム一覧(後半)
- 風来のシレン6 とぐろ島探検録
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- 風来のシレンシリーズのモンスター一覧(後半)
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