へべれけとは、
- 酔っ払った様。へろへろ。べろんべろん。へらへら。
- 1991年にサンソフト(サン電子)より発売されたアクションゲーム。本稿で記載する。
- へべれけ(生放送主)。ユーザー生放送を配信する生放送主。
- 千原ジュニアのへべれけ。東海テレビが大体1クールに1回ペースで放送しているバラエティ番組。
へべれけ(ゲーム)
大胆なデフォルメによるコミカルなキャラクターの登場するアクションゲームでのちにシリーズ化された。
サンソフトのマスコットとして扱われていて、キャラボイス担当の声優がけっこう豪華だったりする。
あとはめんどくさいから とりせつ をよむにょー
解説

「ゆるキャラ」のような可愛い見た目のキャラ、それと裏腹にシュールな世界観と硬派なアクションが特徴の探索型アクションゲーム。「へべれけ」を操り、各地にいるキャラクターを仲間にしながら、時に戦いを交えつつ謎を解く。キャラクターはそれぞれ得意な能力を持ち、場面に応じて切り替わることで切り抜けていく。
グラフィックは非常に美麗でアクションは硬派、フィールドは広大で細部まで作り込まれている。小高直樹によって手掛けられた楽曲群もまた世界観と裏腹に渋めでクオリティも非常に高く、多くの評価を集めている。また、ファミコン音源(2A03)は同時発音数は3音(ノイズを含めて4音)であるわけだが、本作ファミコン版へべれけはDPCMを用いることにより拡張音源無しで擬似的にだが重厚な6音同時再生を実現してしまっている(高速アルペジオは不使用)。
しかし、販売数がそう多くなかったのか、同じサンソフトの『ギミック!』『ラフワールド』などと並んで値段が高騰しているプレミアファミコンゲームソフトの1つとなっている。隠れた名作と言われがちだが、バーチャルコンソールやNintendo Switch Onlineで配信されているので、遊ぶだけなら安価に入手可能である。
海外版は名称をUfouriaといい、キャラクターが別物に差し替えられている。ぶっちゃけきもいぴょー
2022年8月19日にリメイク版の発売を発表、2023年4月20日に「かわいらしいフェルト風のテイストでフルリメイク。2023年度中にリリースされる」と発表した。
OPの小ネタ
このFC版へべれけのタイトル画面で1分ほどボタンを押さずにいると始まるOPデモ画面ではへべがあらすじを説明し始めるが、 途中で「あとはめんどくさいから とりせつをよむにょー」と言い放つ。EDではへべが「くそげーすれすれの すりりんぐな げーむだっただりょう」とメタい自虐ネタで〆る。また、SFC版「すごいへべれけ」でも難易度「ほげ~」または「うごげ~」でクリアしてスタッフロール後に1分ほど待つと、へべが「くぴょげーすれすれの ばらんすが たまらなくよかっただりょー」と自虐ネタを放ったりする。
へべの口調
へべは初作から台詞の語尾が特徴的で、例として「にょー」「ぴょー」「ぴゃ」「にぽーん」「ほぷ」「にょろーん」「ぱひ」「ほひ」「ひょ」「ぴゅー」「りょう」「りょー」などを付けて話す[1]。語尾は統一されておらず基本バラバラだが、その中でも「にょー」を使うことが一番多く、次に「ぴょー」を使うことが多い。
「ー(伸ばし棒)」が有るか無いかの違いはあるが、『デ・ジ・キャラット(でじこ)』よりも前に「にょー」を使っていて、『ピョコラ=アナローグIII世(ぴよこ)』よりも前に「ぴょー」を使っていることになる[2]。ついでに言えば、『ちゅるやさん』よりも前に「にょろーん」を使っていることにもなる[3]。
サンソフト公式Twitterの発言は語尾がへべっぽくなっている。公式Twitterではゲームと違い、「ぴょ」を使うことが一番多く、稀に「にょ」を使うこともある[4]。
登場キャラクター
- へべ(声:林原めぐみ)
- 雪だるまのような外見と統一感のない語尾が特徴な本作主人公。
- ファミマガ掲載の設定では鳥らしいが……
- 本作では面々の中で最も足が早く、アイテムを入手すれば壁上りもできるように。
- おーちゃん(声:かないみか)
- いわゆるお嬢様口調で、高笑いが多い高飛車な性格の女の子。
- ネコの着ぐるみを着ているみたいな見た目だが、実際に着ぐるみかどうかは不明。
- 本作では、へべでは溺れてしまう水面を泳げたり、へべでは滑ってしまう氷上を歩けたりする。
- 助左衛門(すけざえもん)(声:若本規夫)
- お化けのような見た目だが、実際ふわふわしており滞空時間が長い。
- サングラスをかけていたりするが、性格は至って真面目で礼を律している。
- ぢぇにふぁー(ヂェニファー)(声:千葉繁)
- 緑色のチョウチンアンコウのような姿。その外見に違わず、水中で行動ができる。
- 口が悪いのだが、気は温厚でやさしいらしい。
へべれけシリーズ一覧
- へべれけ
- 1991年9月20日発売、FC、アクション
- へべれけのぽぷーん
- 1993年12月22日発売、SFC、落ち物パズル(
- すごいへべれけ
- 1994年3月31日発売、SFC、格闘アクション
- へべれけのおいしいパズルはいりませんか
- 1994年8月31日発売、SFC、パズル&すごろく(1993年のアーケードゲーム『おいしいパズルはいりませんか』の移植版。移植の際、へべれけシリーズのキャラが追加された。)
- はしれへべれけ
- 1994年12月22日発売、SFC、レース
- ポポイっとへべれけ
- 1995年アーケード版稼動、AC/SFC/SS/PS、落ち物パズル
- へべれけスてーショんポポイっと
- 1995年5月26日、PS、落ち物パズル(「ぽぷーん」と「ポポイっと」2作品を収録。)
- おーちゃんのお絵かきロジックシリーズ
- へべれけのペアペアウォーズ
- 1996年頃、NEOGEO、パズル(没タイトル。CG絵合わせ対戦パズル。絵合わせでブロックを消すことでブロックを対戦相手に送りつけあう、といった内容だったらしい。)
- Oh! Typeシリーズ
- 超!楽しいインターネット ともだちのわ
- へべれけ2
関連動画
関連項目
脚注
- *例は一部のみ記載しており、他にも沢山ある。
- *でじこは伸ばし棒なしの「にょ」。ぴよこは伸ばし棒なしの「ぴょ」。へべは伸ばし棒ありの「にょー」「ぴょー」。
- *ちゅるやさんは表現として使っており、台詞の語尾に付けるわけではないが。
- *2015年頃以前は公式Twitterでも基本「にょー」「ぴょー」(基本「ー(伸ばし棒)」有り)を使うことが多かったが、現在は「にょ」「ぴょ」(基本「ー(伸ばし棒)」無し)を使うことが多くなっている。
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