雪だるま(ゆきだるま、雪達磨)とは、雪像の一種であり冬の風物詩である。
英語圏では「スノーマン」と呼ばれている。
- 雪だるま
- スノーマン
雪だるま / スノーマン
丸く固めた雪の塊を上下に二つ重ねあわせ、炭などを用いて目鼻口などの表情をつけたもの。頭部のバランスから上の雪球のほうが一回り小さいのが普通。頭にはバケツの帽子、木の枝などで腕が取り付けられている姿が一般的。現在の日本では2段式の雪だるまが一般的だが、江戸時代の日本では本当に雪で達磨の形を作っていた。
雪の降る地域ではカマクラと共に冬の風物詩の一つである。小さな雪球を核として雪原をころころと転がしながら段々と大きな雪球にしていくが、上の雪球は後で下の雪球に乗せなければいけないため、あまりに大きく作りすぎると持ち上がらなくて困る事になる。
英語ではsnowman(スノーマン)と表記するが、欧米の雪だるまは3段のものが多い。また雪だるまを扱った作品としては、イギリスの作家レイモンド・ブリッグズの絵本作品「スノーマン」が有名。
残念ながら、太陽が照ったり、冬が終わると雪だるまは溶けてしまう。古くから多くの子供達はそのことに涙したであろう。春先にかけて、公園でバケツや手袋だけがぽつんと地面に置かれていた場合はもしかしたら、彼らの亡骸かも知れない。
雪だるま / スノーマン関連のキャラクター
- ゆきだるま(ロマサガ3)
- その名の通り、ゆきだるまである。
主人公のHPが350を越えた辺りでランスのアンナにオーロラの話を聞くと行けるようになる、雪の町出身。
出現にはもう一手間必要で、ワールドマップ上に出て、夜になるまで待たなければならない。結構めんどい。
他にもイベント発生のためのフラグはあるのだが、適当に進めていけば辿り着く事は出来るようになっている。
「~のだ」口調で喋り、全体的にのんびりとしている。 - 聖王により雪の町の外に出る事を禁じられているが、これと言って危険な訳ではなく、ただ単に暖かい所に行くと体が溶けてしまう為だと思われる。こんな脆弱な体のゆきだるまが外に出る方法はただ一つ。決して溶ける事の無い氷「永久氷晶」を身に着けるしかない。
ちなみにこの永久氷晶、ゆきだるましか装備出来ないが、装備すると外れなくなる代わりに熱と冷気に対して完全耐性を持つ事が出来るようになる。戦略の幅が広がるので試してみてはいかがだろうか。 - さて肝心の能力値だが、一部を除きステータスが軒並み低い。
- 一応タイプは「術師」ではあるのだが、術は玄武術しか使えないし、そもそも魔力は14と低め。武器を使わせようにも腕力は11器用さは17と少々心許ないが、充分に鍛えれば戦えなくはない。
- また、対アウナス(影)戦にこいつを連れて行くと、パーティが雪だるま以外全員戦闘不能になると自身の装備している永久氷晶を代償に自爆攻撃を敢行してくれる、という裏技が存在する。ゆきだるまは二度と仲間に出来なくなってしまうが、実質一番簡単な四魔貴族の倒し方なので、雪だるまを使う予定がない、若しくは低レベルクリアを目指す、等という事情ならば利用価値はそれなり。
- こんなゆきだるまだが、「捨てる神あれば拾う神あり」ということわざが示すように他より優れた利点もまた幾つか存在し、例を挙げると「意志力が高い」ので王者の試練では全ステータスが意志力と同値(23)になる上、「性別不明」であるため敵の誘惑攻撃で魅了されない(これはボストンも同様)。そのため、聖王の試練では大活躍してくれるほか、槍「ウィルスピア」など意志力が影響する装備などを持たせると存外に活躍してくれる事がある。
そしてドットがかわいい。動いてる姿を見てるだけでもそれなりになごむので、そのためだけにパーティーに入れるのも良いかも知れない。その際は防御性能を上手く使おう。
一応能力値に左右されない攻撃方法も存在する(俗に言う分身技)ので、それに頼るのもアリ。それを言ってしまえば誰でも同じなのだが。総評すると上級者向けのキャラである。 -
「さよならなのだ」
とある攻略本に書かれていた有名な言葉。誤解が非常に多いので先に結論を書いておくと、
これは自爆するゆきだるまへの、攻略本の著者からの別れのメッセージである。
ゲーム内に存在しないセリフだが、これをゆきだるまのセリフだと誤解する人が続出した。
しかし違うと分かると今度は「攻略本が嘘を書いた」と2つ目の誤解をする人がまた続出…
有名な「実は言っていない台詞」の一つだが、近年のスクエニは(FF14の雪だるまなどが)これを逆輸入して公式ネタにしてたりもする。
- 雪だるま(桃太郎伝説)
- RPG『桃太郎伝説』、『新桃太郎伝説』に登場する、天真爛漫で気まぐれなキャラクター。名前は雪だるまだが、はた目には太眉の少女が雪だるまの着ぐるみを着ている様にしか見えない(初代ではポニーテールが見えるらしい)。
- 北国などの雪原地域にまれに出現する。戦闘画面には出てくるが敵ではなく、あいさつをする、アイテムをくれる、キャラクターにキスをする、などして去っていく(キスをされたキャラクターはゼッコーチョー状態になり会心の一撃が出やすくなる)。
- 特定のアイテムを持っていると仲間にすることができる。しかしこのキャラクターは、味方にしても戦闘方法は指定できず、味方を回復したかと思えば敵味方関係なく攻撃したり凍らせたり変なダジャレを言い出したりと、「戦う」コマンドを選択した場合はどのような行動をとるか分からない。いわゆるネタキャラの類である。【※1】
- 動画サイト上には、あえて雪だるまを使ってゲームクリアをしようという縛りプレイの動画も散見する。
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【※1】: レベルと育成の度合いによっては、(低確率ではあるものの)ボスキャラすら一撃で葬る強力な攻撃も使える
- ゆきだるまん
- 『アンパンマン』に登場する、手足のある雪だるま型のキャラクター。大量にいるが個体名はないらしい。熱に弱い。
- 雪の季節になると降ってきた雪から生まれて行動し、春になると解けて再び雪の季節になるまで姿を現さない。喋る言葉は基本的に「ユッキー」だが、人間と同じように会話もできる。
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かびるんるんと同じく集団で行動することにより力を発揮するタイプで、冬山で遭難者がいた場合は全員でかまくらを作り保護するなど、氷の女王や雪鬼とは異なり、雪の同族以外に対しても友好的。
- スノーマン(仮面ライダー)
- ショッカーによって捕獲され改造手術を受けた怪人。
- スノーマンという名前だが、こちらは雪だるまではなく雪男(イエティ)である。
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『死斗(しとう)! 怪人スノーマン対二人のライダー』に登場し、スイスで戦った仮面ライダー1号を破る。1号のライダーキックにも耐えるほどの強靱ぶりを見せるが、その後九州での再戦において、1号と2号のダブルライダーキックにより倒された。
- ス・ノーマン・パー
- 映画クレヨンしんちゃん『ヘンダーランドの大冒険』に登場するキャラクター。江戸っ子のような口調が特徴で、世渡り上手な性格。体から書類、ビールなど様々なものを取り出せるという便利な機能(?)がある。
- しんのすけが持つ魔法のトランプを手に入れるため教育委員会の視察と偽って幼稚園にやってきた。当初は愉快なキャラクターとして子供たちに人気になるが、徐々に本性を現していく。しかし、しんのすけ達に忠告を行ったり、作戦タイムを許可するなど、憎めない性格でもある。
- 物語の最後にも登場。しかし、魔女の呪いから解放されたメモリ・ミモリ姫によって解かされた。
その他
- 「サーティワンアイスクリーム」では、毎年夏になると『真夏の雪だるま大作戦』というサービスが開始され、キングサイズのアイスを頼むとキッズサイズのアイスがもれなくセットで付いてくる。名前は、キングサイズのアイスの上にキッズサイズのアイスが大小2段重ねになっているさまが雪だるまのようになっている事から由来。キングサイズ1個分の値段で2種類のアイスが食べられる、お得なサービスである。
近年では「真夏の雪だるま大作戦」と並行して、雪だるま型のアイスクリームケーキも同店舗で販売されている。
よい子は店頭の雪だるま人形を叩かないように。 「ぼくを たたかないで!」
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関連項目
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