まんだらけ(MANDARAKE)とは、(株)まんだらけが、日本全国に展開する古書店チェーンである。
元々は漫画本の古書取引を確立した初めての会社で、現在でも中古本の取り扱いが最も重要な事業の一つであるが、 フィギュア類やコスチュームなどの商品はもちろん、アニメ・ゲーム・特撮産業に関する貴重な品をとにかく何でも取り扱っている。オタク向けの総合中古品デパートと言った方がいいかもしれない。
概要
1980年開業。東京都・中野ブロードウェイに初号店(後の本社)を置く。1987年に株式会社まんだらけを設立すると、成長するアニメ・ゲーム産業に合わせて取り扱う品物をどんどん広げて行き、オタク向け商品の総合デパートと化す。当初は中野ブロードウェイの一角に小さく構えていた店も、それに従って成長し、ついには他のオタク向けショップを誘引するまでの人気を得る。90年代からは全国に店舗を順次展開していった。東北・四国を除いて。
仕入=買取にはとにかく力を注いでいる。同業他社にはない特徴として、ありとあらゆる商品の買取査定額を細かく定めており、一律でデータベース管理している。そのため「その時の担当員によって買取額が違う」という事態があまり起こらない。
これによって暴力的な品ぞろえを実現している上に、フィギュアやヒーロー玩具では未開封品の中古在庫も数多く確保し、状態にこだわるオタクにも対応。その他にも昔のイベント本など(1970年大阪万博のパンフレットとか)、とにかく売れそうな中古資料も揃えており、実はコレクター需要もそれなりにある。
2015年には通販拠点であるロジスティクス倉庫「SAHRA」を開業。ちなみに公式通販サイトではSAHRA以外にも全国の店舗から在庫品を注文可能で、商品ページには各店舗の在庫状況も表示される。こまめに商品をチェックする人は、行ったことのない他店の様子がうっすら想像できるようになるとかならないとか。
一方、その節操ない買取姿勢を始め、良くも悪くも「緩い」企業姿勢で度々問題も起こしている。一般流通がありえないはずの品(漫画原稿、原画など)を取り扱っている上に、買い取り時の出どころ確認を怠った結果、盗品を買いとって売り出してしまったこともある。2021年には中野店のアダルト部門「まんだらけ禁書房」への警視庁指摘を無視した結果、風営法違反で摘発され閉店というアホな事件を起こした。
各店舗の内装は、シンボルカラーの赤を基調とした棚で揃えているほか、店舗によっていろいろと趣向を凝らしている。たまにコスプレ店員がうろついているのも特徴の一つ。
また、複数のWebコミックや同人誌的な雑誌も販売するなど、出版社としての顔も持つ。
各店舗
北海道
- 札幌店
栃木以北で唯一の店舗。
若干大通りから外れたところにあるアニメイトやとらのあなと違い、市内で最も交通量の多い通りの1つである駅前通に面したコスモビルに堂々と入居し、デカデカと看板を掲げている。
関東
- 中野ブロードウェイ店(本店)
当初は3階のブロードウェイ沿いに店舗を1つ構えるのみだったが、成長を重ねた現在では入居する他社を圧倒し、2~4階にかけて取り扱いジャンルごとの計23店舗を構える。オタク街・中野ブロードウェイの中枢を担う……というよりむしろ、同ビルの行く末を決定付けたテナントといってもいい。 - 渋谷店
2号店。OPEN時は道玄坂の上にあったが、現在は渋谷BEAMビルの地下に入居している。ヨシモト∞ホールと同じビルと言ったほうが解りやすいであろうか。ブックオフの目の前でもある。渋谷駅からかなり近い。
非常にフロア面積が大きく、かつては最大の店舗だったが、コンプレックスやグランドカオスが開店し、中野店などが拡大した現在では若干見劣りする。以前(最大規模だった頃)は盗難対策や買い物の利便性を考慮してからか、客の手荷物を全てロッカーに預けるという対策をとっていたが、スペースの問題や時代の流れからか、廃止された。また、店内に小規模なステージがあり、店員や一定額の買い物をした客がカラオケをするというサービスがある(一時期廃止されていたが、近年になって再開された)。ただ、現在はそのステージにも商品が置かれている。 - ラララ:池袋店
旧アニメイト本店のかなり近くにあるが、あまり規模は大きくない。取扱商品も限定されている。 - 那由多:池袋店2
ニコニコ本社のステージやカフェスペースのあったP´PARCOの地下2階に店を構える。
プラモデルやソフビなども扱い、池袋界隈一のマニアックさを誇る。 - コンプレックス:秋葉原店
AKIBAカルチャーズZONEの奥にある、自称『まんだらけ史上最強店舗』。真っ黒でのっぺりとした外見が特徴的な8階建てのビルにまるごと入居している大規模店舗。非常階段をせわしなく行き来する客の姿が印象的。自称に恥じない品揃えを持っており、立地もあって観光客で賑わう。
ちなみにかつての秋葉原店は、現在ドスパラの中古フロアになっている場所にあり、知る人ぞ知るという状態だった。まんだらけのコンプレックス化後に入った店舗も、今や中央通りにビル1棟構えるほどなので、実はここは意外と縁起物件だったのかもしれない…… - コンプレックス2:秋葉原店3
2025年現在最新の店舗。コンプレックス1号店の南側徒歩10秒の場所にできた第3の秋葉原店。9階建てのビルに丸ごと入居している超大型店舗で、カード・シール、ゲーム、ディスクメディア、乗り物トイ系を主に取り扱う。 - CoCoo:秋葉原店2
JR秋葉原駅電気街口から近い第2の秋葉原店。 - 宇都宮店
オタクビルであるFestaビルに、他のオタク向けショップと共に入居している。何気に都外で唯一の関東店舗。
短期間ながら、かつては新宿店も存在していた(新宿駅地下街と直結した店舗であった)。
東海
- 名古屋店
大須の中心部に店を構える。比較的大きな3階建てのビルにまるごと入居している。かつては栄にあった。
付近にはツートップやボークスがあるが、現在では大手ショップの多くが名駅前に移転している。
目の前には、萌えアニメのような看板を掲げたパチンコ店がある。
関西
- うめだ店
関西1号店。旧名「大阪店」。サウナと飲み屋とエロい店が集中する堂山町のど真ん中・スプラウトビルの2階・3階に入居。ちなみに1階にはGiCO東梅田店が入っている。
洞窟のような装飾の内装が特徴的で、どこも狭めな関西店舗としては割と開放感がある。レアゲームコーナーには定評がある。渋谷店と同じく店内にステージが設置されており、たま~に店員や客が歌っている(こっちは2025年現在も続いている)。 - グランドカオス:大阪日本橋店
日本橋メインストリートのジョーシン・旧スーパーでんでんらんど跡に6階建てビルを構える。すぐ隣にジョーシン・スーパーキッズランド本店が建っている他、駿河屋やボークスやらしんばんやJUNGLEなど同業他社がひしめくオタロードだけあって、複数店を歩き回るオタクは多い。が、ぶっちゃけ背が高いだけの細長ビルなので売場通路が非常に狭く、大量に買いまわって物色に難儀しているオタクも多い。通常コーナーとR-18コーナーの境目が無いも同然なのでちびっ子は注意。 - 京都店
京都高島屋の専門店館「T8」の4階に入居する、まんだらけ最高クラスの好立地を誇る。特有の赤棚&レッドカーペットで同フロアの半分を埋め尽くし、ショーケースで造られた微妙にわかりにくい入口までの通路が、T8館全体の落ち着いたムードとマッチし、異様な別領域感を醸し出している。希少なムック本を始めとして品揃えは粒ぞろい。 - PUCK2:神戸三宮店
さんプラザ2階に入居。店舗面積は旧PUCK1の5倍に拡大(それでも関西では最小)し、通常販売もそれなりに充実した。
- なんば店 移転
関西2号店。日本橋でんでんタウン(オタロードの裏側)の日本橋無線ビルに出店していた。
2008年に心斎橋へ移転。 - グランドカオス:心斎橋店 移転
大阪市内屈指のリア充街であるアメリカ村(タワーレコード心斎橋店跡)に出店。店舗面積は旧なんば店の2.6倍にも及ぶ4階建の巨大なビルで、品揃えもそれに見合っていたほか、喫茶/コンセプトカフェ「マザーカフェ」も営業していた。関西の人間は何故こんな所に移転したのかを不思議に思っていたらしい(実際明らかにこのビルの周辺だけ通行人の服装が違っていた)。
2020年に日本橋へ凱旋移転。 - PUCK1 移転
センタープラザ西館2階に入居。店舗面積が非常に狭く、買取メインの営業だった。
2024年の開店から1年未満でPUCK2に移転。
九州
- 福岡店
天神・明治通り沿いにあるビルに、飲食店などと共に入居している。もともとは天神北交差点に面した5階建のビルに派手に入居していたが移転した。フロア面積はかなり大きくなったが、2F店舗になった。
付近にオタク向けショップが少なく、 数ある店舗の中でも一際異彩を放っている。 - 小倉店
駅南側のオタク向けショップが集中するエリアにあったが、駅北側のあるあるCityに移転。あるあるCityのコンセプトを考えれば当然の移転であろう。
あくまで噂だが、熊本にも進出する予定があったものの中止になったらしい。
出版事業
- まんだらけZENBU:書籍扱いのオークションカタログ誌
- LAZA COMICS:Webコミック ラザ発の漫画単行本レーベル
- 菩経彌逅コミックス:マイノリティのマイノリティによるマイノリティのためのWEBマガジン「菩経彌逅(ボヘミア)」発の漫画単行本レーベル
関連動画
DS用ソフト『ナナシ ノ ゲエム』には、人の気配が消えた不気味な中野ブロードウェイを探索するパートがあり、その中に、他のテナントがシャッターを閉め切っている中で露骨に一箇所だけ開店している。しかも妙に忠実。
その店内BGMは、異常な旋律とリズムで初音ミクが歌うまんだらけの歌。
関連リンク
関連項目
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- 0pt


