ウエスタン・リーグとは、プロ野球チームのうち、西日本にある6チームの二軍からなるリーグである。
所属チーム(2005年~)
- 中日ドラゴンズ二軍
- 本拠地はナゴヤ球場(愛知県名古屋市中川区)
- オリックス・バファローズ
- 本拠地は舞洲バファローズスタジアム(=杉本商事BS・大阪府大阪市此花区)
- 阪神タイガース二軍
- 阪神鳴尾浜球場(兵庫県西宮市)
- 広島東洋カープ二軍
- 広島東洋カープ由宇練習場(山口県岩国市)
- 福岡ソフトバンクホークス二軍
- HAWKSベースボールパーク筑後(=タマスタ筑後・福岡県筑後市)
- くふうハヤテベンチャーズ静岡
- ちゅ〜るスタジアム清水(静岡県静岡市清水区)
歴史
日本野球機構の管轄外の独立リーグに近い形で1952年に発足した関西ファーム・リーグが母体。1954年にセ・リーグが新日本リーグを設立し、中日と阪神が脱退する。
1955年、関西ファーム・リーグと新日本リーグを合流・再編する形で、イースタン・リーグとともに西日本の7球団が参加するウエスタン・リーグが設立。中日、阪神、南海、阪急、近鉄、広島、西鉄が参加。
1979年、クラウンライターライオンズが西武ライオンズとなって埼玉に移転したため6球団となる。
2004年オフ、オリックス・ブルーウェーブと大阪近鉄バファローズの合併により近鉄二軍が消滅したため5球団となり、現在に至る。
2024年からは、静岡県を本拠地とするくふうハヤテベンチャーズ静岡が新規参入する予定である。こちらは二軍しかない新球団である。
順位変遷(2005年以降)
年度/順位 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 |
---|---|---|---|---|---|
2005年 | 阪神 | 中日 | ソフトバンク | 広島 | サーパス |
2006年 | 阪神 | サーパス | ソフトバンク | 中日 | 広島 |
2007年 | 中日 | 阪神 | サーパス | ソフトバンク | 広島 |
2008年 | ソフトバンク | 阪神 | 広島 | 中日 | サーパス |
2009年 | 中日 | 阪神 | オリックス | ソフトバンク | 広島 |
2010年 | 阪神 | オリックス | ソフトバンク | 中日 | 広島 |
2011年 | 中日 | ソフトバンク | 阪神 | オリックス | 広島 |
2012年 | ソフトバンク | オリックス | 広島 | 阪神 | 中日 |
2013年 | ソフトバンク | 広島 | 阪神 | オリックス | 中日 |
2014年 | ソフトバンク | 広島 | 阪神 | オリックス | 中日 |
2015年 | ソフトバンク | 広島 | 阪神 | 中日 | オリックス |
2016年 | ソフトバンク | 中日 | 阪神 | 広島 | オリックス |
2017年 | 広島 | 中日 | ソフトバンク | オリックス | 阪神 |
2018年 | 阪神 | ソフトバンク | オリックス | 広島 | 中日 |
2019年 | ソフトバンク | オリックス | 阪神 | 中日 | 広島 |
2020年 | ソフトバンク | 中日 | オリックス | 広島 | 阪神 |
2021年 | 阪神 | ソフトバンク | 中日 | 広島 | オリックス |
赤太字はファーム日本一。サーパスはオリックス二軍の旧球団名。
各種タイトル(2005年以降)
首位打者・本塁打王・打点王
年度 | 首位打者 | 本塁打王 | 打点王 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
2005年 | 赤松真人(阪神) | .363 | 喜田剛(阪神) | 21 | 喜田剛(阪神) | 55 |
2006年 | 狩野恵輔(阪神)※ | .348 | 喜田剛(阪神) | 14 | 喜田剛(阪神) | 56 |
2007年 | 迎祐一郎(サーパス) | .342 | 迎祐一郎(サーパス) | 14 | 迎祐一郎(サーパス) | 61 |
2008年 | 新井良太(中日)※ | .332 | 相川良太(サーパス) | 11 | 松山竜平(広島) | 50 |
2009年 | アーロム・バルディリス (阪神) |
.358 | 岡田貴弘(オリックス) | 21 | 岡田貴弘(オリックス) | 59 |
2010年 | 小斉祐輔(ソフトバンク) | .307 | 江川智晃(ソフトバンク) | 14 | 小斉祐輔(ソフトバンク) | 64 |
2011年 | 柳田殖生(中日) | .319 | 柳田悠岐(ソフトバンク) | 13 | 小斉祐輔(ソフトバンク) | 56 |
2012年 | 中村晃(ソフトバンク) | .295 | 竹原直隆(オリックス) 高橋周平(中日) |
7 | 田上秀則(ソフトバンク) | 39 |
2013年 | 中西健太(ソフトバンク) | .323 | 森田一成(阪神) | 16 | 森田一成(阪神) | 69 |
2014年 | 牧原大成(ソフトバンク) | .374 | 猪本健太郎(ソフトバンク) | 17 | 塚田正義(ソフトバンク) | 70 |
2015年 | 上林誠知(ソフトバンク) | .334 | バーバロ・カニザレス (ソフトバンク) |
18 | バーバロ・カニザレス (ソフトバンク) |
56 |
2016年 | 塚田正義(ソフトバンク) | .305 | 陽川尚将(阪神) バーバロ・カニザレス (ソフトバンク) |
14 | 陽川尚将(阪神) | 62 |
2017年 | アレハンドロ・メヒア (広島) |
.331 | 陽川尚将(阪神) サビエル・バティスタ(広島) |
21 | 陽川尚将(阪神) | 91 |
2018年 | アレハンドロ・メヒア (広島) |
.337 | アレハンドロ・メヒア (広島) |
20 | アレハンドロ・メヒア (広島) |
59 |
2019年 | 石川駿(中日) | .317 | アレハンドロ・メヒア (広島) |
21 | アレハンドロ・メヒア (広島) |
56 |
2020年 | 三森大貴(ソフトバンク) | .323 | リチャード(ソフトバンク) | 12 | リチャード(ソフトバンク) | 47 |
年度 | 首位打者 | 本塁打王 | 打点王 | |||
2021年 | 小野寺暖(阪神) | .315 | リチャード(ソフトバンク) | 12 | 井上広大(阪神) | 50 |
最高出塁率・最多安打・盗塁王
年度 | 最高出塁率 | 最多安打 | 盗塁王 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
2005年 | 赤松真人(阪神) | .444 | 嶋村一輝(サーパス) | 105 | 赤松真人(阪神) | 29 |
2006年 | 赤松真人(阪神) 天谷宗一郎(広島) |
.366 | 喜田剛(阪神) | 84 | 天谷宗一郎(広島) | 24 |
2007年 | 森岡良介(中日) | .401 | 迎祐一郎(サーパス) | 94 | 赤松真人(阪神) | 26 |
2008年 | 新井良太(中日)※ | .418 | 松山竜平(広島) | 75 | 末永真史(広島) 松本高明(広島) |
22 |
2009年 | 新井良太(中日) | .426 | アーロム・バルディリス (阪神) |
93 | 松本高明(広島) | 23 |
2010年 | 濱中治(オリックス) | .392 | 小斉祐輔(ソフトバンク) 野原将志(阪神) |
103 | 岩崎恭平(中日) | 31 |
2011年 | 柳田殖生(中日) | .433 | 安部友裕(広島) | 104 | 安部友裕(広島) | 27 |
2012年 | 中村晃(ソフトバンク) | .399 | 中西健太(ソフトバンク) | 79 | 安田圭佑(ソフトバンク) | 19 |
2013年 | 中西健太(ソフトバンク) | .417 | 中西健太(ソフトバンク) | 101 | 牧原大成(ソフトバンク) | 19 |
2014年 | 塚田正義(ソフトバンク) | .402 | 牧原大成(ソフトバンク) | 120 | 安部友裕(広島) | 26 |
2015年 | バーバロ・カニザレス (ソフトバンク) |
.377 | 上林誠知(ソフトバンク) | 103 | 上林誠知(ソフトバンク) | 16 |
2016年 | 塚田正義(ソフトバンク) | .424 | 塚田正義(ソフトバンク) | 124 | 釜元豪(ソフトバンク) | 23 |
2017年 | 庄司隼人(広島) | .407 | アレハンドロ・メヒア (広島) |
133 | 釜元豪(ソフトバンク) | 26 |
2018年 | アレハンドロ・メヒア (広島) |
.397 | 板山祐太郎(阪神) 高橋大樹(広島) |
98 | 周東佑京(ソフトバンク) | 27 |
2019年 | 石川駿(中日) | .368 | 田城飛翔(ソフトバンク) | 108 | 真砂勇介(ソフトバンク) | 26 |
2020年 | 三森大貴(ソフトバンク) | .397 | 小園海斗(広島) | 76 | 佐藤直樹(ソフトバンク) | 20 |
年度 | 最高出塁率 | 最多安打 | 盗塁王 | |||
2021年 | 小野寺暖(阪神) | .391 | 柳町達(ソフトバンク) | 88 | 島田海吏(阪神) | 21 |
最優秀防御率・最多勝・最高勝率
奪三振王・セーブ王
年度 | 奪三振王 | セーブ王 | ||
---|---|---|---|---|
2005年 | 高橋秀聡(ソフトバンク) | 139 | 桟原将司(阪神) | 12 |
2006年 | 高橋秀聡(ソフトバンク) | 96 | 遠藤政隆(中日) | 14 |
2007年 | 中山慎也(サーパス) | 84 | 金剛弘樹(中日) 筒井和也(阪神) |
11 |
2008年 | 佐藤充(中日) | 59 | ビクトル・マルテ(広島) | 13 |
2009年 | 巽真悟(ソフトバンク) | 80 | 金剛弘樹(中日) | 13 |
2010年 | 中山慎也(オリックス) | 96 | 武内久士(広島) | 17 |
2011年 | 小松聖(オリックス) | 98 | 金剛弘樹(中日) 矢地健人(中日) |
14 |
2012年 | 秋山拓巳(阪神) | 96 | 小熊凌祐(中日) | 16 |
2013年 | 武内久士(広島) | 68 | 玉置隆(阪神) | 17 |
2014年 | 秋山拓巳(阪神) | 116 | ザック・フィリップス (広島) |
17 |
2015年 | 千賀滉大(ソフトバンク) | 96 | マイク・ザガースキー(広島) 飯田哲矢(広島) 石崎剛(阪神) |
10 |
2016年 | 笠原大芽(ソフトバンク) | 116 | 祖父江大輔(中日) 嘉弥真新也(ソフトバンク) |
11 |
2017年 | 山田大樹(ソフトバンク) | 99 | ロマン・メンデス(阪神) | 23 |
2018年 | 高橋昂也(広島) | 80 | 伊藤和雄(阪神) | 20 |
2019年 | 馬場皐輔(阪神) | 88 | 漆原大晟(オリックス) | 23 |
2020年 | 杉山一樹(ソフトバンク) | 83 | 田中法彦(広島) | 12 |
年度 | 奪三振王 | セーブ王 | ||
2021年 | 本田仁海(オリックス) | 92 | 椎野新(ソフトバンク) | 9 |
関連動画
関連項目
親記事
子記事
兄弟記事
- パシフィック・リーグ
- セントラル・リーグ
- 育成選手
- クライマックスシリーズ
- 日本シリーズ
- セ・パ交流戦
- プロ野球ドラフト会議
- 日本プロ野球名球会
- イースタン・リーグ
- プロ野球2014
- プロ野球オールスターゲーム
- フリーエージェント(日本プロ野球)
- プロ野球2023
- プロ野球2024
▶もっと見る
- 0
- 0pt
- ページ番号: 5365447
- リビジョン番号: 3267901
- 編集内容についての説明/コメント:
所属チームにくふうハヤテベンチャーズ静岡を追加、オリックスのサブスタジアムの名称変更を反映、親記事指定