エイプリルフール(April Fool's Day)とは、毎年4月1日には人をからかうような、害のない嘘を吐いてもよい、という風習のことである。
概要
万愚節(All Fool's Day)、四月馬鹿ともいう。起源についてはいくつか説があるが確証がなく、いつ、どこでこの習慣が始まったのかは不明である。
主に、イギリスの国営放送局BBCがネタをニュースで流す事で有名。日本では、円谷プロダクションやアイレムが、この日のために壮大なネタを仕込んでくる事で有名。[1]
その他でも、いろいろな会社がHPでネタを仕込む事が多いので、いろんなHPを見てみよう。
オタク的には、美少女ゲームメーカーに注目が集まる日でもある。
また、何故か必ず1社は『マッチョマンネタ』を使うことも一種のお約束となっている。(美少女アニメや萌えゲームなどに多い)
ソフトウェア業界(特にオープンソース系)ではエイプリルフールにネタとして挙動の変化を起こす文化がある。知られているところではPHPのサーバステータス一覧表示(phpinfo())が4月1日に実行するとジョークの出力をするという事例がある(現在のバージョンでも続いているかは不明)。また、RFCでは毎年4月1日にジョークRFCが策定される。
ソフトウェア業界の慣習を受けてか、近年ではオンラインゲームやソーシャルゲームでも4月1日のみ挙動が変わったり、1日限定の特別企画を打ち上げることがある。特に「アイドルマスターシンデレラガールズ」などで知られるCygames作品では、4月1日に必ず何かしらの企画が突っ込まれる。
ただし、2010年代に入ると上記のようにエイプリルフールネタの大手が相次いで撤退したこともあり、簡素な動画やTwitterなどでの文章ネタ、ニセ写真などにとどまるようになっていった。現在ではSNSが広く普及したこともあり、個人が趣向を凝らしたエイプリルフールを行うことも増えている(一部のバカが限度を超えた犯罪にまで手を染めて逮捕されてニュースになったこともある)。
近年では、1日限定配布でありながら翌日以降もプレイ可能なゲーム配布や凝ったサイトは少数に留まっているほか、毎年エイプリルフールを行っていたImpressの「窓の社」も大幅に規模を縮小するなど、アイデアの枯渇が見られるようになった[2]。
ニコニコもエイプリルフールの企画を行っているが、「タラコくんナビゲーター」や「Zwatch」に代表される笑えないジョークが散見され、評判はぶっちゃけよろしくない。
稀に本当のことを嘘か本当か分からないようなエイプリルフールネタとして仕込んだ上で、後日正式発表とするパターンも存在する。
ちなみに、イギリスのごく一部の地域では4月1日の正午までが嘘を吐いても良いとされており、正午を越えた頃合いから嘘だった事をバラす事が多いようだ。あくまでローカルルールなので、日本で特に気にする必要はないだろう。
なお、「エイプリルフール」は和製英語であり、カナの発音通り英語で“April Fool”と書くと“4月1日に騙された人”を指すので注意。
ニコニコ動画におけるエイプリルフール
ニコニコ動画でも、四月一日は運営、ユーザともに様々なネタがいつも以上に飛び交っている。
嘘から出たまこと
嘘、ネタ、釣りであったものが、本当になること。瓢箪から駒。超展開。
大百科に記事のあるもののみ掲載。
嘘ではないことを前提に発表していた事柄
3月31日深夜~4月1日に発表されたが、エイプリルフールを無視して本当のこととしてであった事象。
大百科に記事のあるもの、また原則的に“嘘ではないことを強調していた”もしくは“本当かどうか信じ難い内容だった”もののみ掲載。
- テイエムオペラオー産経大阪杯敗戦(2001年) - 関西テレビの中継での実況である馬場鉄志アナウンサーが「エイプリルフールではありません。本当に、オペラオーが負けました!」と発言。
- 『リトルバスターズ!』アニメ化(2012年) - 実際は3月31日の深夜だったが、日付が4月1日に変わってから知った人が多かったため、嘘と疑われた。
- ザハ・ハディッド氏死去(2016年) - 実際は3月31日であるが、日本時間では既に4月1日になっていた。
- 『俺タワー』サービス終了(2017年) - 公式が「エイプリル・フールではありません」と、嘘でないことを強調していた。
- 青柳尊哉&湯浅かえで結婚(2021年)
- 中島卓也結婚(2021年) - 本人は「たまたまこのタイミングになってしまいました。信じてほしいかなと思います」と発言。
- 西明日香結婚(2021年) - 本人も「エイプリルフールではありますが、」と一節添えている。
- 映画『ゆるキャン△』テイザービジュアル②公開(2022年) - 実際は3月31日の夜だったが、日付が4月1日に変わってから知った人が多く、また本当のことか信じ難い内容だったため、エイプリルフールの嘘ではないかと疑われた。なお、エイプリルフールネタ自体は別にやっていた。
- 山下まみ結婚(2022年) - 本人は「嘘みたい!!と思えるような幸せな日々を送れるよう、」と一節添えている。
- おぎの稔結婚(2024年) - 本人は「本当です!信じてください!何でもしますから!」と発言。
- 荻野可鈴結婚(2024年) - 本人は「エイプリルフールではありますが、(中略)嘘みたいな話ではありますが嘘ではありません。本当です。」と強調。
ニコニコ大百科におけるエイプリルフール
ここでは、ニコニコ大百科において、「エイプリルフールだけの特別なジョーク記事のリビジョンが作成された記事」を紹介する。一覧の記事名をクリックすると4月1日(一部2日以降)のリビジョンの内容を見ることができる。
また、合わせて「ニコニコ大百科がエイプリルフールに行った企画に関する記事」も紹介する。
2009年
2010年
2011年
2012年
2013年
2014年
2015年
2016年
2017年
2018年
2019年
2020年
2021年
他にもありましたら、追加もしくは報告お願いいたします。
関連動画
関連項目
- 4月1日
- 3月32日
- 東方嘘偽樂
- ウソ800
- ゴジラ対若大将
- ゴジラ対エヴァンゲリオン
- 凍京ぐらし!
- 怪盗ラパン
- チマメクロニクル
- Daydream☆SHOW
- CLOCKWORK RABBIT
- 茜ちゃんメーカー
- れいかのとある一日
- アイドルマスターシンデレラガールズ シンデレラパーティ~ドリーム・ステアウェイ~
- プププランドの地面によく刺さっている「アレ」
- あやしいネコ
脚注
- *円谷プロダクションは2011年に自粛、12年以降は担当の円谷洋平氏が転職したため今日まで活動なし。(しかし転職先でエイプリルフールネタをしこんでいた模様(2012年))
アイレムは2011年自粛、12年延期→中止、13年なし(担当等が2011年以降株式会社グランゼーラに移り、エイプリルフールネタもグランゼーラの方で行われていた。(2013年))。
このほか、かつてはアニメドラえもんの公式ページ『ドラえもんチャンネル』が『スネ夫チャンネル』となるのも恒例だったが、2010年の『トラえもんチャンネル』を最後に行われなくなった。 - *参考までに、前述の「窓の社」は毎年写真入で4つほど虚偽記事を掲載していたが、16年は2つと半分になり、写真も少なくなった
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- なし
- 31
- 0pt