クレヨンしんちゃん ちょー嵐を呼ぶ 金矛の勇者とは、劇場版クレヨンしんちゃんの第16作目である。
概要
2008年4月19日公開、興行収入は約12.3億円、観客総動員数は約108万人、上映時間は93分。監督・脚本は本郷みつる、音楽は荒川敏行等。
双葉社創立60周年記念作品。監督が前作のムトウユージから本郷みつるにバトンタッチした。本郷みつるが劇場版クレヨンしんちゃんの監督を務めるのは、ヘンダーランド以来12年ぶりである。それ故ファンタジー的な世界観となってる。
ゲストは小島よしお。本人がそのまま登場。主題歌はDJ OZMAの「人気者で行こう!」。
あらすじ
暗黒世界ドン・クラーイの王であるアセ・ダク・ダークは人間世界の侵略を目論む。その障害となる闇を打ち払う「三つの宝」と「勇者」の存在を知り、ダークは三つの宝の内の一つである銅の銅鐸を強奪。残りの二つである銀の盾と金の矛はマタ・タビという男によって人間界に送られた。
その頃、しんのすけはおもちゃが物差しになったり、黒い捨て犬のクロを拾ったり、外がファンタジーな世界だったり、マックという男と出会うなど奇妙な出来事が起こっていた。ある日、しんのすけはプリリンという美人の頼みで外出する。だがそれはダークの罠で、しんのすけはドン・クラーイと人間界を繋ぐ扉を開けてしまった。
それ以降、野原家で不幸が起こり続ける。そんなある日、しんのすけの前にマタ・タミという少女が現れる。彼女はしんのすけは選ばれた勇者だと告げ、マタはしんのすけを守るためにやって来たのだ。しんのすけはダークと戦うことを決意する。
登場人物
マタ・タミ
しんのすけを守るために現れた少女。外見が男性的で、一人称が「僕」であるため、しんのすけは当初男の子だと思っていた。(しんのすけが胸を叩いた時に判明した。)つまりボクっ娘。アラ・コラ・マイッタ・マイッカ法術(略して阿保ア法)の一つである「ヘンジル」という変身魔法で、いろんな姿に変身できる。
アセ・ダク・ダーク
「お前たちは何も考えなくていい。 私に従え!」
ドン・クラーイの帝王。人間界の侵略を企む。体色が左右で異なり、右半身が主に黒色・左半身が主に白色。ドラゴンに変身するなど様々な魔法が使える。マタ・タビを殺した張本人。
マック・ラ・クラノスケ
「そっちも暗くしてやろうか?!」
ダークの配下の一人。細長い長身の男。紳士のような姿をしてる。回文作りが得意。イタチのチタイを飼っている。
イタチのチタイ
マックが飼ってるイタチ。上から読んでも下から読んでも同じ名前。
プリリン・アンコック
「もういいわ、選ばれし者ごと頂いちゃうわ」
ダークの配下の一人。ナイスバディで巨乳を持つ女性。踊り子のような姿をしてる。
マタ・タビ
「頼むぞ、タミ!」
マタ・タミの父親。金の矛と銀の盾を人間界に送った直後、ダークに殺された。魔法で変身したのかクワガタみたいな姿をしていた。
クロ
しんのすけに拾われた真っ黒な犬。シロと姿がよく似ているが大きさは一回り小さく、小屋や首輪の色がシロと対照的になってる。
スタッフ
- 原作/臼井儀人(らくだ社)
- 監督・脚本・演出/本郷みつる
- 絵コンテ/多田俊介、須間雅人、橋本昌和、本郷みつる
- キャラクターデザイン/林静香、高倉佳彦、原勝徳、末吉裕一郎
- 作画監督/原勝徳、針金屋英郎
- 設定デザイン/湯浅政明
- 音楽/若草恵、荒川敏行、丸尾稔
- 音響監督/大熊昭
- 美術監督/石田晶子、村上良子
- 撮影監督/梅田俊之
- 色彩設計/野中幸子
- CGI/つつみのりゆき
- 制作/シンエイ動画、テレビ朝日、ADK、双葉社
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
- クレヨンしんちゃん
- 野原しんのすけ
- クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾!(前作)
- クレヨンしんちゃん オタケベ!カスカベ野生王国(次回作)
- 魔法
- ファンタジー
- ボクっ娘
- 本郷みつる
- 映画
- 小島よしお
- DJ OZMA
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