この はしは ひと よんで ゴールデンボール ブリッジ! ▼ |
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ゴールデンボールブリッジとは、ゲーム『ポケットモンスター』シリーズに登場する、ネーミングに全く問題がないことに定評のある至って健全な橋である。
概要

カントー地方のハナダシティ北部、24ばんどうろを流れる川に架かる橋。
「ゴールデンボールブリッジ」という名前はタウンマップ等では確認できないが、橋にいるトレーナーの一人からその名前を聞くことができる。色々表現が規制されたリメイク版の『ファイアレッド・リーフグリーン』でもこの名前のまま。それどころか、橋の三人目のトレーナーに再戦を申し出ると「ほんとうに ゴールデンボール ブリッジが すきなんだな きみは! ゴールデンボール ブリッジが!」と無駄に橋の名前を強調される等、むしろ悪化更にノリノリになっている。
『ハートゴールド・ソウルシルバー』においてもラジオ番組「あのまちこのひと」放送内でこの名前を確認できる。放送によれば、ハナダシティの見所ランキング第2位なのだそう。
第三世代までは何の変哲もない普通の橋であったが、HGSSでは本当に金ピカになった。左右の欄干には巨大で立派なゴールデンボールが並んでいる。
『赤・緑・青・ピカチュウ』『ファイアレッド・リーフグリーン』
橋の上に五人のトレーナーが待ち構えており、五人全員と戦って勝ち進むことになる。後半に行くにつれて相手のポケモンのレベルも上がっていく。
五人抜きと謳っており、途中で「そろそろ ばてて きたんじゃない?」とも言われるが、勝負の合間にポケモンセンターに戻ってもお咎めはない。
見事全員に勝利すると、橋を渡りきったところで六人目のトレーナーから景品のきんのたまが貰える。トレーナーの正体は私服ロケット団員で、景品を渡したあと唐突にロケット団入団の話になり、勧誘の口調も次第にエスカレートしていき、最終的にバトルとなる。「むりやり いれて やる! うりゃーッ!」
きんのたまマラソン
『ファイアレッド・リーフグリーン』では、橋の最後のロケット団員にわざと負けることできんのたまを無限に貰うことが可能。戦闘よりもきんのたまを貰うイベントが先であることを利用したもの。
ハナダシティのポケモンセンターを一度利用しゲームオーバー時のリスポーン地点に設定しておいて、手持ちをレベルの低いポケモン一匹にして挑むことで効率的にきんのたまを集めることができる。うまく初手の一発で倒してもらうことができれば一周に60秒もかけずに回すことが可能。
FRLGでは、負けたときに支払う金額は「バッジの個数」と「こちらのポケモンの最高レベル」で決まる。この時点では所持バッジ数は最低で1個(グレーバッジ)、入手できるポケモンの最低レベルはLv2(1ばんどうろのポッポやコラッタなど)なので、この条件の場合失う金額はたったの32円で済み、きんのたまの売値との差額で1戦につき4968円の利益になる。「32円も支払うとか損してる気がする!」とか「負けたときにお金を支払う旨のテキストがいちいち表示されて効率が悪い!」とか思うのであれば、あらかじめショップでアイテムを買い溜めするなどして所持金をゼロにしておけば良い。
初代ではこの裏技は不可能(筆者が試した限り。初期ロットなどでは可能という情報もあり)。戦闘よりも前にきんのたまを貰えることに変わりはないが、このロケット団員は他のトレーナーと異なり、負けると例外的に再戦できないようになっている。しかもこの時代は負けると所持金が半分になるので素直に勝っておこう。
『金・銀・クリスタル』『ハートゴールド・ソウルシルバー』
勝ち抜きトレーナーたちはもうちょっと先の25ばんどうろに移動した。相変わらず景品としてきんのたまが貰える。
橋が本当に金ピカになった『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではデートスポットに。一組の男女が橋の中腹に並んでおり、二人で橋の西側を眺めて良い雰囲気になっている。そっちは岩肌しか見えないんだが。
アローラ地方のゴールデンボールブリッジ
ウラウラ島の和風庭園「マリエ庭園」内には金色の太鼓橋があるのだが、ストーリーを進めるとこの橋にも「ゴールデンボールブリッジ」という名前があることが発覚し、5人+αのトレーナーと勝ち抜きバトルを行うことになる。5人全員に勝つと、6人目のトレーナーから「でかいきんのたま」が貰える。
橋の名前やイベント内容が同じということだけでなく、他にも以下のような共通点がある。
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戦闘前の台詞と勝利後の一言が同じ。
以下に挙げる相違点を除き、基本的に文章の区切り方や改行位置まで含めて一字一句完全一致。 - 使用ポケモンが『赤・緑』のものと同じ。
まあ台詞統一をやるなら使用ポケモンも統一するのは当然と思うかもしれないが、全国図鑑入手前の一般トレーナーにもかかわらずアローラ図鑑にはないポケモン(ポッポやニドランなど)を繰り出してくることを考えると割とチャレンジングな試みである。
覚えている技やレベルはさすがに異なる。 - トレーナーの肩書きがほぼ同じ。
2人目と4人目の「ミニスカート」と、3人目の「たんぱんこぞう(初代では『たんパンこぞう』表記)」は一致。1人目の「むしとりのしょうねん」と5人目の「ボーイスカウト」はアローラ地方にいないので「ボーイスカウト」に相当する肩書きの「ホープトレーナー」に差し替えられている。
6人目のロケット団員の肩書きは「ベテラントレーナー」となっている。ちなみに名前は「ヤマト」である。
カントー地方を冒険したプレイヤーに向けた、“ゼンリョク”のファンサービスと言えよう。
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関連項目
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