ジェームスとは、「きかんしゃトーマス」に出てくる赤色の中型テンダー蒸気機関車である。
声優はあのガルマの森功至に始まり、第9期からはトランスフォーマーのスカイワープこと江原正士が演じているが、
小さい頃から見てたファンにはジェームス=森功至の定着が多い(うぬぼれの声がピッタリだから)
原作の「汽車のえほん」では第2巻に初登場するがアニメでは第7話で登場した(第1巻の第3話に出ていたって?、禁則事項だ)。原作での名前は「ジェームズ」だが、アニメでは「ジェームス」となっている。そのため、ファンの一部では「ジェームズ」と呼ばれている。
性格
ジェームス James |
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基本情報 | |
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性別 | 男 |
生年 | 1915年 |
車軸 | 2-6-0 |
車体番号 | 5 |
車体色 | 赤 黒(長編第10作) |
形態 | テンダー蒸気機関車 |
初登場 | |
原作 | 3巻 |
アニメ | 第7話 |
声優 | |
キャラクターテンプレート |
綺麗な赤いボディをしている。その赤いボディを何より自慢にしており、極度のナルシストで綺麗好き。
その上(特にボディの汚れに関して)神経質な面がおり、少々怒りっぽく、自分が気に入らないことを言われると怒る。
また、調子に乗りやすく、思い込みが激しい。
だが、根は単純だが良い奴であり、ハット卿の信頼にこたえて貨車を見事に運搬して見せるなど、乗せられるとすぐに調子に乗る一面はあるものの、仕事に対して真面目になることもある。
概要
客車も貨車も扱いもするが、汚い貨車を引くのが大嫌いで、貨車を引くとトラブルに遭いやすいというポジション。
機関車としての性能は高い方で、急行を担当したり、ヘンリーと共に溝にはまったゴードンを救助したり、急行を引きながら到着に遅れたものの水が無くなって線路上で動けなくなったトビーを押して修理工場に送ってもいる。
原作で最初に登場したジェームスの姿は、今の赤色ではなく黒色であり、車輪配置-動輪は2軸(車軸配置2-4-0)で、しかも木製のブレーキだったが、脱線事故で大破した際の修理で鉄製のブレーキに換装されると同時に赤色の塗装になった。長編第10作「トーマスのはじめて物語」でも、黒色で登場したが、脱線事故で大破した後の修理で赤に塗り直された。
原作1巻では、トンネルから出てこなくなったヘンリーを押し出すときに、ジェームスそっくりの赤い機関車が登場するが、
その機関車はジェームスとは別人の「イーグル」という名の機関車らしい。
エピソード
- 第1期第7話「ジェームスのだっせん」にて、トーマスが操車場で入れ替え作業をしていると、ジェームスが悲鳴を上げながら貨車に押されながら初登場した。(しかし厳密に言うと第5話でヘンリーと一緒に「客車を忘れたトーマスく~ん!」と言っており、こちらが初登場である)
ブレーキは上に書いてあるように木製でできており、それが燃え上がってしまい貨車のいたずらに止まれず脱線するが、
トーマスが彼を救助をして操車場に連れて帰ってもらった。
その後、クルー工場でボディを赤く塗ってもらい、鉄のブレーキと車輪を1個改造してもらう。 -
第8話では、前回の失敗を気にせずエドワードとの重連結で急行を引く時に、ナップフォード駅で乗客たちに「素晴らしい機関車だ」と褒められて嬉しくなってしまい、つい蒸気を上げてハット卿のシルクハットを濡らしてしまう。
次の日、ハット卿から「ボディを青く塗り替えてしまうぞ!」と言われ、「青いボディはゴードンだけで十分だ!、僕はいやだっ!!!」と怒りながら客車を乱暴にぶつけてしまい、旅の途中では客車のブレーキパイプに穴をあけてしまう。
機関士たちはブレーキパイプに新聞紙とお客の靴ひも(一人の紳士を脅して)で修理をした。
それ以降はこの事件のことを言われてはキレる。 -
第9話では、前回、お客の靴ひもで修理したのが原因で罰として外出禁止にされていたが、やっとお許しをもらう。
ひとっ走り貨車を引くこうとするが、トーマスからは「靴ひもは持ったかい?」と、貨車たちからは「ちゃんとした機関車に変えてくれ!」、「赤い乱暴者なんてまっぴらだ!!」と罵声を受ける。
気にせず貨車を引っ張るが、貨車たちのいたずらは何度も続き、ついにゴードンの丘では連結を外されてしまう。
バックして再び出発することになったが、エドワードの声援を受けて一人で頑張った。 -
第10話では、ジェームスが客車のブレーキパイプを破損し、それを新聞紙とお客の靴ひもで修理した事件のことをトーマスやゴードンにからかわれていた。
その後、ゴードンはハット卿や親方が乗っている急行を引っ張って出発するも、信号手が本線を環状線に間違えて切り替えたためにナップフォード駅に逆戻りしてしまう。これにより、ジェームスが代行として急行を引くこととなった。
このことがきっかけでゴードンとは友達となる。 -
第12話では、トーマスが魚釣りをしたいと言うが「機関車は釣りなんかしないぞ」と答える。 -
第15話では、ジェームスの救助活躍によりトーマスが入れ替え専用ではなくなり支線に行ってしまったので、ゴードン、ヘンリー、
ジェームスは自分たちで客車を取りに行かされるのを嫌がった。
また、転車台にて強風によりグルグルとメリーゴーランドのように回り、フラフラと機関庫に戻っていく。
そしてその夜、ゴードンとヘンリーもついに激怒してしまい、三台でストライキを起こす。 -
第16話で、エドワードがトーマスの代わりに客車の入れ替えをするが、ゴードンと共にエドワードを非難した。
これにはハット卿もついにカンカンに怒ってしまい、三台に罰として機関庫からの外出禁止とされる。 -
第17話では、自分たちの過ちを反省をしたか、やっとお許しが出た。 -
第23話では、新人の路面蒸気機関車のトビーに初対面にも関わらず「うわーっきったない奴だ!」と言うが、トビーからも「靴ひものおかげなんだろうな?」と言われて怒る。
その後、各駅の貨物列車を怒らせてしまい、その仕返しに本線に止まっていたタール運搬車にぶつかり、タールが全身にかかって汚くなった。
いつもジェームスは昔の事故のことを仲間にからかわれたたり、事故当時にはまだソドー鉄道にいなくて知らないはずの仲間にからかわれることが多い(靴ひものことはトビーに、タール車に突っ込んだことはダグラスにからかわれた)
たぶん、トーマスかパーシーが喋ったのだろうな。 -
第33話では、パーシーに「機関庫に居るようにって。トップハム・ハット卿が会いにくるよ」と言われ、
本人は「そう!?トップハム・ハット卿はこの優秀な僕に特別列車を引かせるんだな!!」と、まんまとパーシーの嘘に騙されて、自分の仕事をほっぽらかした。
そして、監督官がやってきて「トップハム・ハット卿は留守だぞ」と、本当のことを言われてやっと自分が騙されたことに気づく。
その後、ハット卿にパーシーとともに説教される。
次の日、ゴードンと組んでパーシーを懲らしめることを考え、「戻れの信号」のことでパーシーを懲らしめる。 -
第69話では、ボコに蜜蜂を怒らせないように注意されるが、ディーゼル機関車にとやかく言われるのは好きではないため、無視して行ってしまった。また、ボコとダックがビルとベンのことを「ミツバチ」と言ってる話に割り込んできては、「たかが虫じゃないか」「ミツバチ何か怖くない」と強がりを言っていた。
次の日、ナップフォード駅でポーターがたくさんの乗客の周りでミツバチの入った巣箱を倒してしまう。
乗客とともに逃げ出した後、ミツバチの大軍がジェームスのボディにくっつき、一匹のミツバチが足にやけどをしてしまって腹いせにジェームスの鼻めがけて突き刺した。
その後やっと解決するが、牧師からは「赤鼻のジェームス」と呼ぶことになりたかったと残念がられ、それに爆笑した。 -
第107話では、ゴードンが威張って「まるで緑に浮かぶ風船玉さ!」と言い、
パーシーが「風船って言ってたけど、お空はからっぽだよ?」と天然なセリフを応えるが、
ジェームスはそれを突っ込むかのように「お前の頭と同じだなw」と頭パーンみたいな名台詞を残す。
- 第160話では、ゴードンに騙され、ソドー島の女王と呼ばれる水漏れする錆びた汚い船を曳く羽目になる。「綺麗でピカピカ」と言いながら、汚れることなく仕事をこなしたが、石切り場から戻ってきたパーシーに砂埃をかけられた。
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第260話ではトップハム・ハット卿の代わりを務めたパーシーに「働き蜂になれ」と指示されて、黄色と黒のペンキに塗る羽目になった。しかし蜂と言うより虎のような姿であった。 -
第292話ではペンキを塗り替えに向かうが、下地のピンクを塗り、赤いペンキを塗る前にトップハム・ハット卿から「子供たちを迎えに行くように」と依頼され、そのままの姿で仕事に向かった。途中仲間たちに爆笑されたが、子供たちには親しまれた。
- 第400話では怪談話をし、パーシーを怖がらせた。勇敢であることを証明させるために、ヘンリーの代わりにフライング・キッパーを曳こうとしたが、魚の匂いが嫌になり、ヘンリーに押し付けた。翌日トップハム・ハット卿から混乱と遅れが生じたことで怒られ、夜にフライング・キッパーを曳くことになる。貨車に「魚が怖い」とからかわれて集中できなくなり、クランキーが運んでいた魚と衝突し、魚臭くなってしまった。
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第429話では、水につかったダックの救助をトップハム・ハット卿から命じられる。しかし早く客車を曳く仕事がしたかったために身が入らず、ロッキーのアームが固定されていないまま走ってしまい、ロッキーは信号を壊してしまう。ダックを救助している最中にオリバー、パーシーと衝突事故が起きてしまった。ダックを救助されたが、彼の代わりに貨車を曳いていくことになる。 -
第430話では、ダックから自動で切り離しできる客車のスリップコーチの話を聞き、周りの機関車が寝ている中、トップハム・ハット卿にスリップコーチの使用を提案する。自分の提案ということにしスリップコーチを曳いて走るが、駅でお客に自分を見せるためにスピードを落としたために衝突事故が起き、スリップコーチから不信感を抱かれる。 -
第454話ではフィリップに対抗するために大量の貨車を引いたが、ゴードンの丘を下ってから貨車に吹き飛ばされ、橋から落ちそうになる。あわや、というところでフィリップに助けられた。
- 第509話では塗装を赤いボディに塗り替えたロージーに対抗意識を燃やしたが、急ブレーキを頻繁にかけすぎたため、ブレーキの様子がおかしくなる。修理工場では難なく止まれたため異常なしと本人はみなしたが、実際はオイルが漏れていた。ゴードンの丘でスピードを出したがそこから止まれなくなり、スピードが全く落ちないままティッドマス機関庫に追突する大事故を引き起こしてしまう。第522話では修理されるまでの間、様々な色を塗り替えられる悪夢にうなされていたことが判明する。
- 第530話ではダチョウが自身のボディの上で孵化し、困惑していた。
他にも彼の話では、自分の赤いボディと事故の話が多数ある。
つまり、事故・オブ・ナルシー・オブ・機関車となる。
ちなみに、ジェームスのテーマはナルシストっぽくラッパとかの楽器が使われていて、なおかつ歌まで作られる。
ナルシストのくせにぃ~!!
モデル
ランカシャー・アンド・ヨークシャー鉄道のクラス28。こちらは前輪がない。
他の機関車との関係
- 自分のボディを塗り替えてもらうとすぐ仲間に自慢話をする、しかしその自慢のボディは事故などで汚れるのがお約束となっている。
- ゴードンとは仮病の案に乗ったりパーシーに仕返ししたりなどと非常に仲が良い一方でどちらかの不満の捌け口になったり何らかのとばっちりを受けてしまったり煽ったり煽られる事もしばしばある。
- ヘンリーとは基本的にゴードンとセットで登場することが多くその時にはくだらない事を考えたりしている。
- エドワードとは親友である。
- アンチディーゼル主義で、人がいいボコすら嫌ってる。ソルティーとフィリップとは仲がいい。
名言集
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関連項目
きかんしゃトーマス | |
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機関車 |
トーマス - エドワード - ヘンリー - ゴードン - ジェームス - パーシー - トビー ダック - ドナルドとダグラス - オリバー - ビルとベン - ステップニー ハーヴィー - エミリー - ファーガス - アーサー - マードック - スペンサー - モリー - ロージー - スタンリー ヒロ - ライアン - ニア - レベッカ |
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