ソラノユキサキ TO DESTINO EL FIRMAMENTとは、ヴェイサエンターテインメント制作のアニメ作品である。
概要
プラネタリウム上映用の全天周CG+フルアニメーションの映像作品。制作・初公開は2013年で、本編時間は約28分。足立区の体験型複合施設「ギャラクシティ」のオリジナルアニメとして制作された。
宇宙に惹かれる女の子「ユキ」が不思議な体験を経て宇宙を巡り、宇宙について理解を深め向き合っていく物語。足立区が舞台で、劇中にあだちスマイルビジョンが登場するなどご当地アニメとも言える作品となっている。また、東京大学アタカマ天文台の建設にちなんだ内容になっている。
お膝元であるギャラクシティを筆頭に、各地のプラネタリウム施設で上映された。
プラネタリウム番組と言う性質上、上映場所が限られソフト化や配信の見込みも薄いと思われる。
その為、鑑賞には再上映を行っている場所へ訪れるしかないが、施設や時間帯によっては小さなお友達も多いと思われるので大きなお子様の方々は相応の配慮が求められよう。
再上映
足立区の「ギャラクシティ」にて2022年3月18日(土)~4月28日(木)5月27日(金)(※好評につき延長
)の期間で再上映中が行われた。また、上映時期の途中から、持ち帰り用に新たに発行されたチラシ
がまるちたいけんドーム周辺のチラシ置き場に置かれた。
その後も、2022年12月24日(土)~2023年1月9日(月)の期間
、2023年12月17日(日)~2024年2月24日(土)の期間
、2024年12月22日(日)~2025年3月1日(土)の期間
での上映が決まっており、時折ラインナップに加わる番組の一つになっている。
なお、上映期間の間でも休館日や非上映日、異なる時間に上映する日がある場合等もあるので、公式サイトを確認してから訪れる事をおすすめする。
また、こうしたまとまった期間の再上映の他にも時々「大人のためのプラネタリウム」の番組として上映される事も。
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https://twitter.com/galax_city/status/1869955889022808189
登場人物
- ユキ
- 「お父さん、宇宙ってどうなってるの?」「なんだよ、天文天文って・・・」
- 声 : 瀬戸麻沙美
本作の主人公でおさげ髪の女子高校生。昔は荒川の近くで父と星を見る事が好きで、天文学を志していた。部屋に本棚には天文学の本が並んでいる。だが、現在は海外に行って以降中々会えていない父を快く思っていない。宇宙への興味も完全には潰えていないものの複雑な心情の様子。 - そんな中、凛との出会いや妖精との体験を通じて宇宙の光景や歴史、宇宙に挑む人々の想いに思いを馳せ、自分がしたい事を見つけ出す。
- 大人になる頃には眼鏡を掛けているようだ。
- 凛
- 「一緒に謎解きだね!」
- 声 : 大森絢音 / 早見沙織(大人時代)
宇宙に興味津々な少女。バス停でユキと出会い会話を重ねる。 - 望遠鏡をかばんに入れて持ち歩いている。星のストラップをお守りとして持っている他、緑色の羽根を落とす。また、ユキに鳥のお守り(TAO計画のロゴに似ている)を渡した。
- 大人時代のフルネームは「倉田凛」な模様(子供時代も同じなのか違うのかは不明)。
媒体によってはBちゃんとも表記されている模様。 - 妖精
- 「自分のルーツを知りたくなる生き物なんじゃない?人間って」「待ってるよ」
- 声 : 大森絢音
- 半透明な緑色の鳥の化身めいた姿の妖精。ポンチョのような装束を着た、頭に翼の生えている少女の姿になってユキに語りかける。
星々や銀河、更には宇宙の様々な姿を眺める旅にユキを連れ出し、ユキを導いていく。何故かユキの父の事も知っている。 - 父
- 「宇宙は調べれば調べるほど遠ざかっていくんだよ」
- 声 : 家中宏
- ユキの父。チリのアタカマで天文台の建設に従事している天文学者で、あまり帰国できていない。
現地で倒れてしまうが命に別条はなかった。 - 母
- 声 : 藤井佳代子
- ユキの母。最近のユキの天文や父を避ける態度に思う所がある様子。
- 同僚
- 声 : 内田龍磨
- 父の同僚。
- 友達A
- 声 : 花村怜美
- ユキの友達。
- キャスター
- 声 : 武田佳子
- テレビのニュースキャスター。
ロケーションなど
スタッフ
- 番組監修 : 吉井譲
- 原案・脚本・絵コンテ : VASA
- 監督・美術監督 : 渡邉洋一
- 全天周映像監督 : 中山弘敬
- キャラクターデザイン : たつき(irodori)
- CG作画監督・編集 : 尾本達紀
- CGアニメーター : 奥村崇之
- 背景 : 春日井直美、矢野きくよ、福留嘉一、鮫島潔
- デザイン協力 : 福田奈緒子(artistic planet)
- 撮影監督 : 大原伸一
- レンダリング : 佐久間千里
- 制作支援システム開発 : Q
- スタジオマネージメント : 岩田美里
- サウンドデザイン : 笠松宏司
- アフレコ演出 : 鶴岡陽太
- エンディングテーマ『アタカマの風』 : 会田桃子
- 制作監修 : 古城環
- アニメーション制作 : ヴェイサエンターテインメント
- 特別協力 : 東京大学アタカマ天文台(TAO)プロジェクト
- 配給協力 : コニカミノルタプラネタリウム
余談
- 作中のカレンダーでは8月1日が木曜日になっており、公開年の2013年がそのまま時代設定になっていると思われる。
- 本編や登場人物の画が掲載されている媒体は殆どなく、公式サイトやポスターなどに使われているイラストではユキと妖精の後ろ姿しか描かれていないが、第4回国際科学映像祭
のポスターでは凛とユキの顔も映っている。 - 宇宙の映像の一部が渡邊洋一監督のツイートで公開されている。
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https://twitter.com/ApYouichi/status/1399333343376809987
関連項目
関連リンク
- ソラノユキサキ
- VASA公式ページ - ソラノユキサキ - プラネタリウム番組 | コニカミノルタ
- ウェブアーカイブ - ソラノユキサキ(30分間)|まるちたいけんドーム上映|ギャラクシティ
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