ハリー・ポッターと呪いの子とはイギリス人女性作家、J.K.ローリングによる小説『ハリー・ポッターと死の秘宝』の19年後を描く舞台劇である。
概要
前作『死の秘宝』で描かれたエピローグである「19年後」(2016年)から、ハリーの次男であるアルバスが4年生になる(2019年)までが描かれる。
英雄の息子であるプレッシャーに苦悩するアルバス。 子供との向き合い方に悩むハリー。
アルバスと唯一無二の親友となるドラコの息子、スコーピウスによる、時空と並行世界を股にかけた冒険が描かれる。
小説7作で登場した主要登場人物が年齢を重ねた姿で登場するほか、「ホグワーツの戦い」までに死んでしまったキャラクターも、タイムスリップした際や、改変が行われた後の世界などで再び姿を表す。
物語は『死の秘宝』終章でハリー達が子供達をキングス・クロス駅へ送るシーンから始まる。
登場人物
ポッター家
ハリー・ジェームズ・ポッター(父)
丸眼鏡を掛け、クシャクシャな黒髪のくせ毛が特徴。後頭部の毛がピンピン跳ねている。
ジニー・ポッター(母)
ウィーズリー家の長女にして末っ子。 旧名(本名:ジネブラ・モリー・ウィーズリー)
「ジニー」は愛称。ジネブラはアーサー王伝説のグィネヴィアに由来する。
ジェームズ・シリウス・ポッター(兄)
性格は学生時代のジェームズ・ポッターとシリウス・ブラックを足して割ったような性格で悪戯っ子。グリフィン・ドール寮に所属。
アルバス・セブルス・ポッター(弟)
名前をもらった父の師たちに似たのか、性格はやや心配性。
父が名前を呼んではいけないあの人を倒し、偉大で英雄視である為。自分が周囲から父と比べられること、劣等感を抱いている。スリザリン寮に所属。スコーピウス・ヒュペリオン・マルフォイとローズ・ウィーズリーとは同級生。ドラコの息子スコーピウスとは親友である。
リリー・ルーナ・ポッター(妹)
名前の由来は、ハリーの母リリー・ポッターと、ジニーの友人ルーナ・ラブグッドから。
ウィーズリー家
ポッター家とは従である。
ロン・ウィーズリー(父)
主人公ハリー・ポッターの同級生で親友。純血魔法族ウィーズリー家で生まれ育った生粋の魔法使い。
ハーマイオニー・ウィーズリー(旧:グレンジャー)(母)
主人公ハリーの同級生で親友。マグル出身。蔑称で言うと穢れた血。両親は歯科医。
ローズ・グレンジャー・ウィーズリー(姉)
容姿はハーマイオニー・グレンジャーに瓜二つ。
アルバス・セブルス・ポッターとスコーピウス・マルフォイとは同学年。
母とは違い箒が得意であり、2年生でグリフィンドールのクィディッチチームにチェイサーとして加わった。
母譲りで聡明である為、スコーピウスのあらゆる噂に対しては「まずありえあない」と断言している。
ヒューゴ・グレンジャー・ウィーズリー(弟)
髪色は父親譲りである。いつホグワーツに入学し、どの寮に入ったかは不明。
マルフォイ家
ドラコ・マルフォイ(父)
学生時代ハリーに憧れ友達になろうとしたがハリーが断った為、嫌がらせをしていた。また、純潔思想である為、同じ純血のロンや半純血のハリーがマグル出身のハーマイオニーと仲良くしているのが許せなかった(ただ不器用なだけ)。本当は素直で純粋無垢である。妻であるアストリアとの仲はとても良好であったが、とある先祖にかけられた「血の呪い」の死期が近づき、妻からは私が死んだらと再婚を捉えられるが断固拒否し、ドラコの両親からの再婚の打診も断る。スコーピウスとハリーの息子アルバスが行方不明になっている事を知り、ハリーに妻との事実を明かし、協力をしてからは友人とまではならないが、険悪にならずに挨拶出来る程度の仲になった。
アストリア・マルフォイ(旧:グリーン・グラス)(母)
初登場は7巻の「死の秘宝」の終章。19年後である2017年9月1日に、キングズ・クロス駅の9と¾番線で夫のドラコと共に息子スコーピウスがホグワーツ魔法魔術学校へ出発するのを見送った場面である。
純血の魔女であり、かつてのホグワーツ魔法魔術学校のスリザリン寮に所属。 パンジー・パーキンソンの友人であったダフネ・グリーングラスの妹。 ホグワーツ卒業後はドラコとは恋愛結婚。ちなみに年齢はドラコより2歳年下である。スコーピウスが3年生(2019年)になった夏に他界した。
スコーピウス・ヒュペリオン・マルフォイ(長男)
父親譲りの素直で純粋無垢である。(この子は天使か)
外見は学生時代のドラコと瓜二つだが、ヴォルデモートの事は嫌っており「ヴォルデモートなんかよりマルフォイ家がいいや」と答えている。
アルバス・セブルス・ポッターとローズ・ウィーズリーとは同級生。
アルバスと同じくスリザリン寮に所属しており親友である。
闇一家
ヴォルデモート卿(本名:トム・リドル)(父)
魔法界の歴史上において最強の闇の魔法使い。ハリポタ本編のラスボス。
闇の魔法使い、闇の生物を率いて英国魔法界を一時的に支配した。
闇の魔法使いを死喰い人として使役し、純血主義を掲げ、反対するものを強大な力で大虐殺した。魔法使い達は彼の名前を呼ぶことすら恐れるようになり、「例のあの人」「名前を言ってはいけないあの人」などと呼ばれる様になった。史上最強の魔法使いの一人とされ、闇の魔法使いの中では紛れもなく最強とされる。
ベラトリックス・レストレンジ(母)
ヴォルデモートの狂信的信者であり、闇の魔術における直弟子。
通称ベラ。作中屈指の戦闘力を誇る死喰い人。 純潔一族のブラック家の出身で、
妹にアンドロメダ・トンクスとナルシッサ・マルフォイがいる。シリウス・ブラックの従姉で、ドラコと、ニンファドーラ・トンクスの伯母にあたる 。
家の定めに従って同じ純血一族のロドルファス・レストレンジと結婚したものの、彼女が愛したのはヴォルデモート1人との事(作者インタビューより)。復活後、ヴォルデモートとの間に娘を授かる。
デルフィーニ・ディゴリー(娘)
年老いた魔法使いや魔女の養護施設職員をしている蒼みがかったシルバーブロンドに白い肌の若い魔女。 デルフィーというニックネームで知られる半純血の魔女である。
エイモス・ディゴリーの姪であり、故人であるセドリック・ディゴリーの従妹でもある。
アルバス・ポッターやスコーピウス・マルフォイがホグワーツ入学の時期には現職に就いている。
年老いた叔父・エイモスのタイムターナーを使って歴史を改変して息子であるセドリックを甦らせて欲しいと言う願いを叶えようとしていた際に、其々悩みを抱えていたアルバスとスコーピウスの協力者として行動を共にしている。才能の欠如に悩むアルバスに対しては魔法の師匠的な立場でもあり、その才能を引き出している。
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外部リンク
関連項目
親記事
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