『プロレスの星アステカイザー』とは、1976年から1977年にかけてNET(テレビ朝日)系列で放送された
円谷プロダクション製作の特撮番組。(全26話)
あらすじ
サイボーグ格闘士を率い、プロレス界制圧を企む『ブラックミスト』。
兄を殺害された若手レスラー・鷹羽俊は「アステカイザー」に変身し、アステカの星の栄光にかけてブラックミストの邪な野望を打ち砕く!
概要
原作は永井豪・石川賢。
ドラマパートは実写、バトルシーンはアニメで展開される、極めて斬新な演出で知られている。
しかし、肝心のアニメパートの作画は良い物とは言い切れず、今風で言う所の作画崩壊、ヤシガニレベルであった。
一説によると、セルの作画に主婦を雇っている・・・と言う噂が流れた程である。
(あくまでもソースが無い・・・都市伝説並みの噂レベルなので念の為。)
また、プロレスがテーマと言う事で、新日本プロレスが製作に全面協力している。
“燃える闘魂”こと、アントニオ猪木が第1話にて本人役でゲスト出演し、以下の台詞を残している。
他にもレフェリーのミスター高橋、”初代タイガーマスク”こと佐山聡、倍賞鉄夫リングアナウンサー、巨根に定評があるジョージ高野・・・・等も劇中に登場しており、プロレスファンにとって見逃せないであろう。
尚、石川賢による漫画版は「アステカイザー」というタイトルで連載されていた。
アステカイザー
速水博士から”アステカの星”を授けられた若手プロレスラー・鷹羽俊(演:島村美輝)が、アステック樹脂製のファイティングスーツを着る事により変身する。
専用マシンは三輪バイクである「マッハ・ビート号」(実際に小回りが利かない、癖があるマシンであったらしい)。
スーツの額に埋め込まれた戦士の国アズテクの秘宝「アステカの星」は、アステカイザーの体力と気力が低下し窮地に陥ると点滅を始める。円谷ヒーロー伝統のカラータイマーですね、わかります。
「アステカの星」が消えるとき、それはアステカイザー/鷹羽俊の死を意味する。
カイザー・イン!
アステカイザーがマッスルポージングを取り、この台詞を発声する事により、処刑ソングであるOP『カモン! アステカイザー』が流れ出し三次元ドラマパートから二次元のヤシガニ世界に切り替わり、底力を発揮したアステカイザーはサイボーグ格闘士を圧倒する!
また、正統派レスラーでありながら、カイザー・イン時は腕のブレード等を使って凶器攻撃に走ったりと、しばしばヒールファイトに見えかねない攻撃を繰り出す。
必殺技
ヒーローでありながら印象的な必殺技という物が無い。強いて言うならば・・・・
「カイザー・クラッシュ!」の掛け声と共に様々な技を繰り出し、敵サイボーグ格闘士を仕留める。
その技の数々はエピソードによって異なっており、一定ではない。
その後、敵サイボーグ格闘士を倒した後はアニメから、元の実写映像に戻る。
ブラックミスト
本作の敵組織。悪のレスラーやサイボーグ格闘士を率い、プロレス界制圧を企む。
戦闘員は黄色のスーツが特徴的。頻繁に手投げ弾を炸裂させてアステカイザーを牽制する。
- サタン・デモン(演:山本昌平)
漫画版での名前は”サタン・デーモン”だが特撮版ではサタン・デモンの表記が正しい。
真の首領「ルアー」よりも終始目立っていたアステカイザーの宿敵。
黒尽くめの衣装が特徴的。アステカイザーの「アステカの星」を執拗に狙う。
専用車両として『ウルトラマンタロウ』のウルフ777に酷似した黒い痛車マシンを駆る。
サタン・デモンを演じた山本昌平は後年、『電撃戦隊チェンジマン』でギルーク司令官を演じている。 - サイボーグ格闘士
ブラックミストが送り込んで来るサイボーグ。
電動鋸など様々な武器で武装してアステカイザーに襲い掛かって来る。
使いまわしで2話に渡って同じ格闘士が登場してくる点も特徴。
主題歌
関連動画
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関連コミュニティ
関連項目
- 特撮
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