カラータイマーとは、一部の宇宙人(ウルトラ一族、エメラルド星人など)に見られる残りエネルギーを示す器官または装置のことである。
概要
地球上、または特殊環境下で残りエネルギーが少なくなったり、活動限界時間が近づいた際に、色が変わり、警告音を発することでそれを知らせるためのものである。
また、ウルトラ戦士によっては呼び名も異なり、『ウルトラマンガイア』では「ライフゲージ」、『ウルトラマンネクサス』では「エナジーコア」と呼ばれているが、総称してカラータイマーと呼ばれることが多い。また、ウルトラセブンのビームランプも同様の機能を持っていると思われる。
ウルトラ一族においては、カラータイマーは重要なエネルギー器官でもあると同時に弱点でもあり、カラータイマーが破壊、または奪取された場合に、死の確認されたウルトラマンが何人か存在する。
ウルトラマン
第39話(最終回)「さらばウルトラマン」においてゼットンにカラータイマーを破壊され倒されたが、命を二つ持ってやってきたゾフィーに説得された後、ハヤタと分離したうえで2人とも復活し、ウルトラマンは球体状のままゾフィーに運ばれた。途中で球体がウルトラマンになった後はゾフィーと二人並んで帰還していった。
倒された後、過去の戦いを思い出している事やゾフィーと会話していることから、「倒されたが死んではいない状態」だと思われる。
ちなみにゼットンにカラータイマーを攻撃され倒れた際には形状に何の異常も見られなかったが、球体内でゾフィーと会話している場面ではカラータイマーが砕けているように見える。しかしその直後、ゾフィーと共に帰還するシーンでは元通りになっている。
帰ってきたウルトラマン
第37話「ウルトラマン夕陽に死す」において、ナックル星人によって坂田健、アキ兄妹を殺されたことで逆上し、そこをつかれて敗北。第38話「ウルトラの星光る時」ではりつけにされ、ナックル星へと拉致され処刑されかけた(カラータイマーが消灯しているが、描写などによりカラータイマーを点灯するほどのエネルギーも残っていない極限のエネルギーの枯渇状態だったと考えられる)。
だが救援に現れた初代ウルトラマン、ウルトラセブンにより、エネルギーを与えられウルトラマンは復活、地球に帰還しナックル星人、ブラックキングを打ち倒した。
『ウルトラマンタロウ』第52話では、怪獣ドロボンに人質との交換としてカラータイマーを要求された挙げ句に、奪われてしまう。その時はまるで中身が抜けたかのようにぺしゃんこになってしまっている。
タロウがドロボンからカラータイマーを奪い返し、再び装着すると体も元通りに復活した。
余談だが、この時の帰ってきたウルトラマンの手袋とブーツは赤色になっている。この話でしか見られない貴重な光景ではあるが、やはり違和感たっぷりである。理由としては仮面ライダー2号を意識したとか(つまり初代ウルトラマンが仮面ライダー1号)。
ウルトラマンA
第5話「大蟻超獣対ウルトラ兄弟」にて、地底エージェント・ギロン人の罠にかかったウルトラマンAは、地下の牢獄に幽閉され、カラータイマーが点滅。そこへ颯爽と登場しAを助け出したゾフィーが、ウルトラコンバーターなる腕輪を彼に渡す。すると赤く点滅していたAのカラータイマーは平常時の青へと戻った。外付けのバッテリーかなにかであるらしい。それ常に着けて戦ってはいかがか。
ウルトラの父
『ウルトラマンA』第26話「全滅!ウルトラ5兄弟」でヒッポリト星人によってタール像にされたウルトラ5兄弟を救うべく第27話『奇跡!ウルトラの父』で登場し、ヒッポリト星人と戦ったウルトラの父だったが、長旅の疲れもあって敗北し、自分自身のカラータイマーを取り外し、エースに直接エネルギーを渡して力尽きた。戦いの後、エースと復活した4兄弟によってウルトラの星へ運ばれた。
しかしこの場合においては、映画ウルトラマン物語の描写では死んでおらず、緊急に光の国に運ばれ一命を取り留めたとされている。現に第38話「復活!ウルトラの父」で復活して超獣と戦った後、久しぶりに地球へ帰ってきた南夕子に連れられてウルトラの星へ帰っている。
5兄弟は第27話でヒッポリト星人にタールを浴びせられ全身がブロンズ像と化していたのに対し、ウルトラマンメビウスにおいてジャシュラインにメビウスが金の像に変えられてしまったときに、カラータイマーだけは金に変えられていなかったことも重要な考察材料であると考えられる。
ウルトラマンタロウ
第18話「ゾフィーが死んだ!タロウも死んだ!」において、食葉怪獣ケムジラと、火山怪鳥バードンの二強と戦い、バードンの猛攻に耐え切れず、赤く点滅していたカラータイマーが消灯。力尽きて倒れてしまった。
救援に駆けつけたゾフィーによって光の国へ送り届けられ、ウルトラの母の奇跡で蘇生を果たす。
ゾフィー
『ウルトラマンタロウ』第18話「ゾフィーが死んだ!タロウも死んだ!」で、タロウ死亡後に地球にやってきて、タロウをウルトラの星へ運んだ後、再び地球へやってきてバードンと戦うというウルトラの父以上の無茶をやってしまったがために、結果的にゾフィーもバードンのクチバシの前に敗れてしまい死んでしまった。ちなみにカラータイマーは青のまま敗北している。
余談だが、この話で先に死んだのはタロウなのだからこのサブタイトルに違和感がある人も多いのではないか。ゾフィーはバードンに敗北後、タロウが復活するまで放置され続け、ナレーターは彼のことを「ウルトラゾフィー」とか呼んでいた。彼の不遇っぷりにはもはや同情の言葉もない。
ウルトラマンマックス
彼もM78星雲出身ではあるが、彼の胸のタイマーは『パワータイマー』と呼称される。基本的にはカラータイマーとほぼ同一の器官であると言っていいだろう。
ウルトラマンビクトリー
本人の名前のとおりにV字の形をしたカラータイマー。
ウルトラマンX
エックスのタイマーも変身時間(主人公である大空大地との合体)の限界を赤色になって示すという機能を持つが、他にもユナイト(一体化)が最大レベルとなり、ザナディウム光線を撃つ際に黄色に発光するなどと多少の差異が見受けられる。
また、グリーザとの戦いで特攻を仕掛けた祭、カラータイマーのみがその場に残され、大地に突き刺さる、など、データ生命体となっていたエックスが緊急避難的にエネルギーの塊であるタイマーを残したとも考えられる。
ウルトラマンオーブ
機能としては現状、変身の限界、エネルギー残量を示すこれまでと同一であると思われる。
が、彼の場合胸の中央には銀色の盆があり、リング状のタイマーがそのまわりを囲む、という今までにないデザインになっている。
ミラーマン
ウルトラシリーズではなく『ミラーマン』の主人公。
当初はミラーマンに活動制限時間は設けられていなかったが、第26話「ミラーマン・絶体絶命!-二大怪獣登場-」でインベーダーに捕まったミラーマンは、体内にエネルギーが尽きると爆発する爆弾を埋め込まれてしまう。いつ爆発するか分からないミラーマンのためにミラーマンの父によってカラータイマーが贈られ、以後はインベーダーだけでなく、制限時間とも戦わねばならなくなった…のはいいんだが、なんでインベーダーは捕まえた時に殺さないんだ?
カイン
『ジャンボーグA』第17話「エメラルド星から来たカイン」に登場するエメラルド星人で、立花ナオキにジャンボーグAを与えた星人の息子。地球で活動しているためか、カラータイマーを付けている。同話では、ジャンボーグAの不意を突いて怪獣が光線を放ったがカインが身を挺して防ぎ、ナオキ(ジャンボーグA)に後を託して死んだ。
いずれの場合においても、カラータイマーにその時の状態が現れており、エネルギー残量などを示す重要な器官であると考えられる。
ちなみに、筆者は、盛り上がった胸板からカラータイマーのラインにとんでもない色気を感じるのだが、これは筆者だけだろうか。あと、肩だよね!二の腕の!
あと、背ビレいいよね!!特に、首の後でちょっとたぷっと余ってるのなんて最高じゃない?特にジャックの背びれなんて最高!あと、股関節と、おなかだよ!あそこのたぷっとした外皮のしわなんてもうたまらないうへへへへ(光の国より検閲されました。
関連動画
関連項目
- ウルトラマン
- 帰ってきたウルトラマン
- ウルトラマンA
- ウルトラマンタロウ
- ウルトラの父
- ゾフィー
- ミラーマン
- ジャンボーグA
- ミスターファイヤーヘッド
- バードン
- 78ちゃんねる
- 中の人などいない
- アダマトロン
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