メタルサーガ 旋律の連鎖とは、株式会社サクセスネットワークスが配信していたモバイルアプリである。
※配信は既に終了していると思われる。
概要
サクセスネットワークスのモバイルサイト「メタルサーガモバイル」において、iモードとソフトバンクモバイル向けに2007年から配信された。[1]
メタルサーガモバイル開設と同時に配信が開始されたモバイル用RPGで、主にMS3等と呼ばれる。
前作、鋼の季節が大コケした事もあり、低コストをコンセプトとしてプラットホームを携帯アプリに移行して開発が進められていた。
携帯アプリと言う事もあって殊更に容量を食うBGMはかなり簡略化されている。BGMはダンジョン以外ではフィールドも街も常に『勝って!買って!駆って!』で固定。ダンジョン曲も『メタリックシェイカー』のイントロ後の1メロ部分をループしているのみ。戦闘曲はオリジナルと思われるが、賞金首戦で御馴染みの『お尋ね者との戦い』は大変にショボイ。でも其処は携帯ゲームなので致し方なし。メタルマックス2壊と比べてはいけない。
シナリオとゲームデザインはミヤ王こと宮岡寛氏、キャラクターデザインは今井修司氏が担当。シリーズの通念通りの大破壊後の荒廃した世界が舞台で、時代背景的にはメタルマックス2と同じ時間軸にあるとされている。同作に登場した敵組織『バイアス・グラップラー』を登場させるなど、物語的にもシステム的にもかなりメタルマックスを意識しているようで、特にドット絵などはほぼメタルマックスリターンズに近いクオリティを持っていると言っても良い。序盤は所謂お使いイベントが中心で、中盤以降に船が使えるようになってから一気に自由度が高まる。と言っても、舞台が島なので其処まで広い世界が広がっているわけではないが、其処は携帯ゲームなので(ry
ストーリー
大破壊と呼ばれる未曾有の大戦争から数十年後、生き残った人々は荒廃した世界で旧世代の遺産を食い潰しながらも逞しく生きていた。
しかし、『バイアス・グラップラー』と呼ばれる無法者の集団が、人間狩りと称して世界各地で暴れまわっていた。海に囲まれた平和な島『ファース島』にも侵攻して来たが、『風の団』と呼ばれるレジスタンス集団が、日夜抵抗を続けていた。
ある時、風の団のリーダーである『サンダー』は、謎の少女『リサ』を保護する。彼女は大破壊前の古代兵器復活の鍵を握ると言われ、グラップラーにその身柄を狙われているのだ。そんな折、人工島『ゼロ』に住むサンダーの弟であるハンター見習いの主人公も、風の団の一員として本格的に戦う日がやってきた。
果たして主人公はリサを救い、グラップラーの野望を打ち砕くことが出来るのか!?
セーブはこまめに
このゲームはデータをアプリ内に格納せず、その都度パケット通信で取得してキャッシュしている。その為通信頻度が極めて多く、その際にエラーを起こしてしまうとアプリが強制終了してしまう。幸いこのゲームは何時でも中断セーブが出来るので、こまめなセーブを心掛けよう。
主に通信が発生するタイミングは、エンカ時に初めて戦う敵と遭遇した時、戦闘時に初めて武器やアイテムを使用する時、戦闘終了後に敵がアイテムを落とした時、新しい街やダンジョン等に初めて入る時、初めて訪れる店で買い物をする時、プレイして一番最初にメニューからアイテム関連のウインドウを開いた時、今まで未使用のアイテムを使用した時、イベントが起こった時、木箱やタンスなどからアイテムを取得した時などなど。基本的に、初めて何かをする時にパケット通信でデータを取得している。直ぐに通信が終わる時もあれば中々通信が終わらない時もあるが、これは地域や機種などの個人差で左右されている模様。
一度取得された物は内部にキャッシュされ、それ以降はスムーズになるが、アプリを終了してまた再起動すると、物によってはまた通信が発生するものもある。
メタルカード
メタルサーガモバイルから配信されているコンテンツの一つ。10枚1セット7ポイントで購入可能で、まとめて購入する事も出来る。入手したカードをデータ化することで、そのカードに対応したアイテムをゼロの自宅脇にあるポスト様から受け取る事が出来る。但し、強力な武器防具等はカードを複数枚集めなければデータ化出来ず、また一度に一つずつしかデータ化することも出来ない。中には序盤に入手するとゲームバランスそのものを崩壊させかねない物もある。どのカードがどれくらい出るのかは完全に運次第。中には此処でしか入手できない武器防具、或いは道具も。
登場人物
風の団
バイアス・グラップラーの専横に対抗するために結成されたレジスタンス組織。
周囲を天然の要害に囲まれた地『オンミツ』を拠点に、虎視眈々と反撃の期を窺っている。
- 主人公
- 本作の主人公。サンダーの実弟で『風の団』に所属する見習いハンターだが、ゲーム開始時点ではまだ風の団には入っていない。
物語が進むにつれて風の団の中心人物となって行き、リサと古代兵器の秘密に迫る事になる。 - サンダー
- 主人公の兄。風の団のリーダーで、仲間からの信頼も篤い。
『赤い稲妻のサンダー』と呼ばれる凄腕のソルジャーでもある。 - アイラ
- 風の団の副リーダー。『氷のアイラ』の名を知らぬ者は居ないと言われた元賞金稼ぎ。
分類上はハンターだが、ソルジャーに近い能力を持っている。中盤以降、最も長く主人公に同行する。 - ボビー
- 風の団に所属するメカニック。口も性格も悪い、(色んな意味で)メタルマックス2のガルシアのような男。
- ポチ
- シリーズ恒例の戦闘用バイオニックドッグ。
グラップラーの収容所最下層にて、嘗ての飼い主のなれの果てと思われる白骨死体の傍らで腹を空かせている。 - リサ
- 風の団に保護された謎の少女。大破壊前の古代兵器復活の鍵を握ると言われ、グラップラーに狙われている。
- セレナ
- とある場所でグラップラーに襲われているお嬢様。クラスはソルジャーだが、使えるようになるのクリア後の話。
グラップラー四天王
といっても、スカンクスやカリョストロではなくこのゲームのオリジナルで、テッドブロイラーが更に彼等の上に立っている。
全員に最低一回は負けイベントがある。
- バッハ・ゲオン
- グラップラー四天王の一人。一言で言えばキザなカメレオン男。
長い舌と尻尾を持ち、それらを駆使した戦い方を得意とする。
ナルシストで女性と見れば直ぐに口説きに掛かり、とある場所でアイラとニアミスした際、彼女を甚く気に入る。 - モンジョリーナ
- グラップラー四天王の一人で紅一点。一言で言えばケバい蝙蝠女。
『爆撃美女』を自称し、その名の通りのミサイルや爆弾をふんだんに用いた攻撃を得意とする。
三戦目で見せるアイラとの女の戦いは必見。 - ガスガマダス
- グラップラー四天王の一人。一言で言えば太ったカエル男。
何処と無く本家のブルフロッグに似ている。ガスと音波を用いた攻撃を得意とする。
「~ダス」と言う語尾になるのが特徴。 - ヘラクレス大佐
- グラップラー四天王の一人。一言で言えば擬人化ヘラクレスオオカブト。
強烈な電撃を用いた攻撃を得意とし、その強さは四天王中最強とも言われる。
堂々とした性格で、他の四天王に対する仲間意識も強い。 - テッドブロイラー
- もはや説明不要のテッド様。今回はグラップラー四天王を束ねるグラップラーの首魁として登場する。
ただ、口癖が「ブロロローーー!!」に変わっている為、ニセモノ呼ばわりされる事も。
しかしその強さは相変らずで、今回もテッドファイヤーとモヒカンスラッガーとまんたんドリンクでプレイヤーの心を折りに来る。
戦車
今作の戦車はメタルカードのデータ化で手に入れる設計図で作る物も含めて、全18種類も存在する。
流石に全部紹介すると量が半端無いので、主に序盤で手に入る一部だけに留める。
穴の増やし方は所謂『パターン改造』で進め、改造段階を上げると固定武装が付くものも存在する。
中には後のシリーズの○○ラッシュに相当する、大砲や機銃やS-E、或いは全武装を一斉に発射して敵に大ダメージを与える事が出来る同時発射能力が備わる改造先もあるが、これはシャシーごとの固有能力として扱われている。尚、改造を遡る事は出来ないので、改造する前にはセーブしておいたほうが無難。
- 天道虫360
- 一番最初に手に入る戦車の内の一台で、オート三輪と97式中戦車との三択になる。往年のスバル360を思わせる外見。其処まで強力なシャシーではなく特徴もあまり無いが、改造を進めて機銃同時発射能力が付くと、固定武装の18ミリ機銃二門を活かした雑魚散らしに最適な戦車となる。
- オート三輪
- 一番最初に手に入る戦車の内の一台。これもまた往年のダイハツのミゼットを思わせるノスタルジックな外見。入手時の性能は天道虫360とどっこいだが、最終的には大砲特化、機銃特化、SE特化、全対応(それぞれ大砲・機銃・SE・全砲門同時発射能力が付く)何れかに改造することが出来る極めて強力な戦車。
- 97式中戦車
- 一番最初に手に入る戦車の内では唯一の『戦車』。ちなみに選ばれなかった二台も、最終的には全部揃える事が出来る。見た目から真っ先に選びがちだが他二台の三倍近い重量を持つ為、非力なエンジンしかない序盤では性能を活かしきれない。
この戦車が日の目を浴びるのは強力なエンジンを手に入れてから。
改造を重ねると固定大砲の火炎砲を取るか汎用大砲穴を取るかの二択になる。 - アイラック
- 序盤にアイラが乗ってくる軽トラで、最初はゲストタンクの扱いでパーツを積み替えることが出来ない。実際に使えるのは大分後の話だが、全戦車最多の積載数20の改造先があるので、牽引用の運搬車として使ってもいい。
この改造先は武装が大砲一個しか付けられない文字通りの『軽トラ』だが、その他の改造先も同時発射能力を持っていたり、強力な固定武装が付いたりで高い攻撃力を有し、にも拘らずシャシー重量は軽めなのでそちら側に改造しても決して損は無い。 - MBT99
- グリーンバイオで手に入る、97式中戦車を選んでいなければ初の本格的な戦車となる。
Rウルフの後継機の試作型らしいが、如何見ても性能はウルフより下。コンセプトはコストダウンなのだろうか。
だが、数少ない『換装可能なSEを二門以上同時発射可能』な派生先があるのはRウルフにも勝る強み。
しかし、中には機銃穴が潰れる改造先があるので、そっちに改造すると雑魚戦とSPのマネジメントが少々厳しいかもしれない。 - Rウルフ
- 御馴染み皆大好きメタルシリーズ皆勤のメルカバをモチーフにした真紅の戦車(砂塵の鎖はモチーフ先のメルカバだが)。序盤にも手に入るが、この時はボビーの戦車になってしまう。自分の戦車になるのは終盤も終盤、超終盤。
メタルマックスで言えば、SFC版メタルマックス2のエレファント入手時並のタイミングとなる。
それだけに極めて高い性能を誇り、守備力105、弾倉48発でありながら重量13tと言うありえない軽さに抑えている超高性能戦車。
更に改造で守備力は全戦車中最大の120まで上がる。改造先は少なく同時発射能力も付かないが、二択になる固定武装はどちらも強力で、主砲とは別に大砲を二門積めたり、尚且つ積載数が16もある等、携帯アプリ版でもこの戦車の秀逸さに変わりは無い。
関連動画
途中でうp主が失踪してしまったが、どんなゲームか知るには丁度いいと思われる。
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外部リンク・関連項目
脚注
- *http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/0707/03/news087.html http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/0711/15/news130.html
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