佐世保市とは、長崎県北西部にある、長崎県第2の都市。中核市に指定されている。
概要
人口約252,000人。県内2番目の人口で、九州でも9番目に入る。面積は約364平方km。
九十九島やハウステンボスなど、様々な観光が楽しめる都市として有名。ハウステンボスは針尾島という島に所在するが、JR九州・大村線のハウステンボス駅は針尾島ではなく、九州本土側にある。
日宇町には国内通信販売会社大手の『ジャパネットたかた』の本社があり、2015年まで代表取締役社長の髙田明が人気社長として全国のテレビに出演していた。
佐世保港はアメリカ海軍が寄港するため、市外から訪れる特定のプロ市民がしょっちゅう原子力潜水艦や空母の寄港で抗議をしている。また、最近は自衛隊が武装パレードを行っているため、『平和都市』である長崎市とは真逆のイメージとなっている。
そもそも、江戸時代からうらぶれた寒村に過ぎなかった佐世保が発展したのは、紛れもなく旧大日本帝國海軍の基地による軍港(ならびに周辺の港湾、鉄道など)整備(近年は『艦これ』のサーバーとしても有名な『佐世保鎮守府』)と、戦後の海上自衛隊基地、米軍佐世保基地による経済循環であり、特に朝鮮戦争勃発時には先鋭基地として当時、東京に次ぐ国内2位の地価上昇率を記録するほどの特需に沸き、人口が増大した。また、主産業の造船業も軍艦製造に端を発しており、名物となっている佐世保バーガーも米軍駐留無しでは誕生しなかったのは言うまでもない。
つまり、佐世保というのは、周りからとやかく言われる筋合いのないほど、軍隊とは切っても切り離すことができないほど密接な軍事都市であり、地場銀行の親和銀行の名付け親が海軍の重鎮である米内光政という話まであるほど、海軍と密接に関わりあった軍事都市というわけである。現在でも海上自衛隊の護衛艦の配備数が16隻で横須賀より多く、近年有名になっているイージス艦が3隻も配備されている。
JR九州の佐世保線と松浦鉄道の終着駅・佐世保駅と大村線のハウステンボス駅はこの街にある。大村線には快速シーサイドライナーが運行されており、諫早駅から長崎本線に入って、終点・長崎駅へ直行する。松浦鉄道の中佐世保-佐世保中央間は僅か200m前後しかない。
一時期、佐世保生まれのハンバーガー『佐世保バーガー』がブームとなり、その後『ご当地バーガー』が続々と登場した。
西海国立公園(九十九島地域)を舞台として生まれた『合唱と管弦楽による交響詩「西海讃歌」(佐世保市民に捧ぐ)』(原詩藤浦洸、作曲團伊玖磨)は、一部の長崎県民に月曜日の到来を彷彿とさせる名曲である。
フィクションの佐世保(サセボ)としては、『機動戦艦ナデシコ』のネルガル重工がサセボに工場を置いている。ナデシコやエステバリスなどの整備などが行われたりする。
また小玉ユキによる漫画『坂道のアポロン』は佐世保が舞台となっており、フジテレビ「ノイタミナ」枠にて2012年春アニメとして放送もされた。
佐世保市出身の有名人
- 前川清(演歌歌手)
- 平浩二(歌手)
- たいらいさお(歌手)
- 村上龍(作家)
- 川島慶三(プロ野球選手)
- 森岡良介(プロ野球選手)
- 城島健司(元・メジャーリーガー・プロ野球選手)
- 村田善則(元・プロ野球選手)
- 深浦康市(将棋棋士)
- 桑原由気(声優)
関連動画
関連項目
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