東島丹三郎は仮面ライダーになりたい(とうじま・たんざぶろう～)とは、2018年より連載されている漫画作品である。
概要
| 東島丹三郎は 仮面ライダーになりたい Way’s to road Tojima Tanzaburo |
|
| 漫画 | |
|---|---|
| 作者 | 柴田ヨクサル |
| 出版 | ヒーローズ |
| レーベル | ヒーローズコミックス |
| 掲載 | 月刊ヒーローズ コミプレ |
| 掲載期間 | 2018年5月 - |
| 巻数 | 既刊16巻 （2025年9月時点） |
| 漫画テンプレート | |
『エアマスター』『ハチワンダイバー』の柴田ヨクサルが、仮面ライダーシリーズを生み出した石森プロ、東映協力の下で製作する本気のヒーローごっこ漫画作品。
夢を諦めきれない中年男性がヒーローに扮して社会の闇に潜むショッカーと戦うという、『ゼブラーマン』を髣髴させる作風が特徴。ただしメインはあくまでライダーに憧れる人々の日常であり、常軌を逸したライダー愛を持つ人々の掛け合いが作品のファンの支持を得ている。
なお本作の世界観では平成ライダー以後のシリーズ作品も放送されている模様。
2018年5月より月刊ヒーローズにて連載開始。2020年12月号の休刊後は同社が運営するマンガサイト・コミプレに移籍し現在も連載中。
2025年10月よりTVアニメ版が放送開始。本作独自のプロモーションも話題を集めた。
あらすじ
40歳になっても本気で「仮面ライダー」になろうとしていた東島丹三郎。
だが、その夢を諦めかけた時、世間を騒がす「偽ショッカー」強盗事件に巻き込まれ…。『エアマスター』『ハチワンダイバー』の柴田ヨクサルが魂で描く、
｢仮面ライダー｣を愛しすぎるオトナたちによる“本気の仮面ライダーごっこ”ここに開幕！
登場人物
- 東島丹三郎(とうじま・たんざぶろう) CV:小西克幸
- 仮面ライダーに憧れる40歳。独身。
バイト生活の中で山で身体を鍛え続けていたため、熊とも互角に戦える身体能力を有している。
いつか本気でショッカーに改造され仮面ライダーに叶る事を願っていたが、現実に直面し作品のグッズを売り払った。
失意の中、夏祭りに足を運んだ際にショッカーを模した強盗に遭遇。仮面ライダー1号のお面を付け、悪に立ち向かっていく。 - 我流の格闘術から繰り出されるライダーパンチ、ライダーキックは、東島のライダーに対する本気度も相成って常識を凌駕した威力を持つ。
- 岡田ユリ子(おかだ・ゆりこ) CV:茅野愛衣
- 電波人間タックルを目指す高校教師。幼少期に『仮面ライダーストロンガー』と出会い、タックルのファンとなる。
本編でのタックルの死をきっかけに自分が後を継ぐ覚悟を決めており、ショッカーの襲来に備えて鍛錬を続けている。
過去の柴田作品の類に漏れず巨乳。タックルに扮した際は更に際立っている。得意技は勿論電波投げ(を模したプロレス技)。 - 島村一葉(しまむら・いちよう) CV:鈴村健一
- 仮面ライダーV3になりきる男。
V3こそ最強ライダー、という信念をもっており、自分こそがV3だと体現すべくあらゆる格闘術をマスターした強き男。
少年時代にショッカーに遭遇しており、祖父母をショッカー怪人の蝙蝠男に殺されている。
子供の頃から高い身体能力から繰り出される各種V3キックは、本人そのもののフォームと威力を有している。 - 島村二葉(しまむら・ふたば) CV:小清水亜美
- 一葉の妹であり三葉の姉。「居酒屋ふたば」の店主。
過去に一葉のV3好きに巻き込まれ学生時代に友達が出来なかった経験から、一葉を憎んでいる。現在も仮面ライダーには興味を持たない。 - 島村三葉(しまむら・みつば) CV:斉藤壮馬
- ライダーマンに憧れる男。一葉の弟。
普段はファミレス店長を務めており、従業員のユカリスとは交際関係にある。
"全てのライダーでライダーマンこそが一番熱いライダー"と豪語しており、戦闘時は各種アームと合気道を合わせたスタイルで敵を翻弄する。 - ユカリス CV:ファイルーズあい
- 三葉が店長を務めるファミレスの従業員で、彼の交際相手。
その正体は社会の闇に潜む組織・ショッカーの戦闘員。ショッカーの存在に気付いた者達を抹殺する使命を帯びており、三葉と東島ら仲間達の抹殺を図る。
戦闘員としてのビジュアルは、シリーズ放送初期の本郷ライダーの戦闘員そのもの。他の戦闘員とはテレパシーで意志通達が出来、一般社会の至る場所に潜む彼らを招聘する事が出来る。 - 中尾八郎(なかお・はちろう) CV:津田健次郎
- ショッカーに憧れる極道。幼少期の体験から仮面ライダーに懐疑的な姿勢を持っており、ショッカーに傾倒している。
組同士の抗争の中、遭遇したショッカー怪人の蜘蛛男に身体を貫かれ絶命するも、ショッカー戦闘員として蘇った。戦闘員としてのビジュアルは一文字ライダー以後の定番の姿。 - 雲田(くもた) CV:内山昂輝
- 裏社会の用心棒をしている得体の知れない男。
その正体はショッカー怪人・蜘蛛男。組織の存在が明るみに出ないように暗躍しており、任務に失敗した戦闘員やショッカーの存在を知った一般人は、彼の手により粛清・抹消される。 - サンダーライコ CV:渡辺明乃
- 蝙蝠男配下のショッカー戦闘員の一人で元プロレスラー。
洗脳が解けた戦闘員を始末して回っている。 - 蝙蝠男(こうもりおとこ) CV:吉野裕行
- ショッカー怪人の一人。鋭利な爪と巨大な羽根を持ち、圧倒的な強さを誇る。
相手の血を吸う事で人間をショッカー戦闘員にする能力を持ち、自身の血を分け与える事で強化する事も出来る。
テレビアニメ
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https://twitter.com/tojima_rider/status/1966799526930641242
2025年10月よりTOKYO MXなどにて放送開始予定。アニメーション制作は『よふかしのうた』のライデンフィルム、監督、シリーズ構成は『SDガンダム ワールドヒーローズ』の池添隆博と街田堂子が担当。音楽を『Panty & Stocking with Garterbelt』2作に関わったTeddyLoidが手掛ける。
配信に関しては仮面ライダーシリーズを放送するテレ朝系列のAbemaが最速で、他プラットフォームでも順次配信される。
東島役の小西以外のメインキャストに関しては、茅野ら4名が先に作品名を伏せて声優情報を公開した上で、当時放送されていた『仮面ライダーガヴ』7月5日放送分終了後に正式解禁される、という変わった手法を採っている。中尾役の津田に関してはAniplex online EXPOにて解禁された。
なお第1話では、本家仮面ライダーの本郷猛役である藤岡弘、の出演がアナウンスされている。
スタッフ
- 原作 - 柴田ヨクサル
- 協力 - 石森プロ、東映
- 監督 - 池添隆博
- シリーズ構成 - 待田堂子
- キャラクターデザイン - Cindy H.Yamauchi
- キーアニメーター - 清水伸太郎
- プロップデザイン - 氏家嘉宏
- 美術監督 - 渋谷幸弘、会津綾乃
- 美術設定 - 谷内優穂
- 色彩設計 - 岡亮子
- 撮影監督 - 髙津純平
- 編集 - 坂本久美子
- 音響監督 - 山口貴之
- 音響効果 - 小山恭正
- 音響制作 - スタジオマウス
- 音楽 - TeddyLoid
- 音楽制作 - アニプレックス
- 音楽プロデューサー - 山内真治
- プロデューサー - 大登幹一、髙橋佳那子、鈴木緑視、橋本京佳
- アニメーションプロデューサー - 横田幸介
- アニメーション制作 - ライデンフィルム
- 製作 - アニプレックス、クランチロール、木下グループ、TOKYO MX
主題歌
- オープニングテーマ「Wanna be」
- ♪：TeddyLoid feat. Shigeru Matsuzaki
accelerated by TOPHAMHAT-KYO
- エンディングテーマ「One more time」
- ♪：TeddyLoid feat. 時任良治
関連項目
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