維新の党とは、日本の政党である。法律上は日本維新の会と同一の団体。
概要
維新の党 | |
いしんのとう - Japan Innovation Party |
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基本情報 | |
公用語名称 | 維新の党 |
国・地域 | 日本 |
本部所在地 | 大阪府大阪市中央区 |
成立年月日 | 2014年9月21日 |
解散年月日 | 2016年3月27日 |
機関紙 | -- |
国際組織 | -- |
シンボル | -- |
公式サイト | ishinnotoh.jp |
政党・政治団体テンプレートボックス |
2014年8月に旧日本維新の会を分党して次世代の党と日本維新の会を新設した後、日本維新の会が結いの党を吸収合併した上で党名を変更する形式によって同年9月21日に結成された。結いの党元代表の江田憲司が代表を務めており、日本維新の会元代表の橋下徹は大阪都構想専念のため最高顧問に退いている。
2015年12月27日時点で52人の国会議員(衆議院議員41人・参議院議員11人)を擁する国政第4党である。本部は東京と大阪に併設されているが、主たる本部は大阪の旧維新本部に置かれている。
同時期に結成された次世代の党が右派イデオロギー路線を強調して自民党との連携を目指すのに対し、こちらは右派色を薄めた上で「保守とリベラルの枠を超えた改革勢力の結集」を提唱。地方分権などの統治機構改革や自由主義的経済政策を掲げて民主党右派やみんなの党残党を糾合し、最終的には自民党と並び立つ保守二大政党の一方を担う勢力に成長することを目指している。
結成直後の2014年総選挙では左派系労組を嫌悪するの反対を押し切る形で民主党との(地方によっては社民党とも)選挙区調整を展開。事前の情勢調査では議席数半減で壊滅が予想されていたものの、アンダードッグ効果の恩恵を受けたか、公示前から1議席減の41議席で踏み止まり、第三極の中では事実上唯一の生き残りとなった。
ただし衆議院での民主党との議席差は結成時の14議席から32議席にまで拡大しており、比例区でも第2党の座を民主党に明け渡すなど、今後の野党再編を主導できるかは微妙な情勢にある。
2015年8月に山形市長選での幹事長の独断での応援に対し内紛が発生。橋下と松井が離党を表明し、新党を結成する方針であることを表明した。大阪系議員を中心に同調して離党する意思を明らかにしている議員もおり、分裂が決定的となった。維新の党側は民主党との合流を決定。2016年には民主党と民進党を結党。
役員
2015年9月8日時点の党役員は以下の通り。非国会議員は背景を青色で表記している。
役職 | 氏名 | 身分 | 旧所属政党 |
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代表 | 松野頼久 | 衆議院議員 | 日本維新の会 |
副代表 | 今井豊 | 大阪府議会議員 | 日本維新の会 |
幹事長 | 今井雅人 | 衆議院議員 | 日本維新の会 |
総務会長・両院議員総会長 | 小野次郎 | 参議院議員 | 結いの党 |
政務調査会長 | 井坂信彦 | 衆議院議員 | 結いの党 |
国会対策委員長 | 牧義夫 | 衆議院議員 | 結いの党 |
選挙対策委員長 | 松浪健太 | 衆議院議員 | 日本維新の会 |
当初は旧維新側が橋下の単独代表を求めていたが、旧結い側に譲歩して1年間は江田との共同代表制を採ることになった。ところが2014年の総選挙後、大阪都構想と翌年の統一地方選への専念を理由に橋下が代表を、松井が幹事長をそれぞれ辞任し、江田の単独代表に転じた。ただし橋下の代表辞任は大阪都構想の住民投票終了時までの一時的なものとの見方も多かった。
2015年5月19日に大阪都構想住民投票での否決の責任を取り江田が辞任し、幹事長であった松野が代表に選出された。2015年8月27日に橋下と松井が離党し、最高顧問と顧問が空席に。また、同調する動きを見せた馬場、片山と離党の原因を作った柿沢が解任され、役員が大幅に変わることとなった。
所属国会議員
2014年12月27日時点での党所属国会議員は以下の通り。並びは当選回数順。なお日本維新の会出身議員は旧所属政党に加えて、日本維新の会に入党する前の所属政党をかっこ書きで表記している。
旧所属政党別で見ると、日本維新の会29人、結いの党13人、生活の党2人、政党そうぞう・新党大地・みどりの風・民主党・大阪維新の会・みんなの党各1人、無所属2人である。また日本維新の会出身者の旧所属政党は民主党6人、自民党5人、大阪維新の会・太陽の党各4人、みんなの党2人、無所属8人となっている。
公明党・共産党・社民党を除く政党出身者のごった煮状態となっているが、その中でも第三極および地域政党の出身者が多いことが特徴であり、勢いが落ちつつある第三極・地域政党の最後の砦として機能していることがわかる。
参院比例選出議員を除く43人の選出地域を衆議院比例ブロック別に見てみると、北海道1人、東北3人、北関東3人、南関東5人、東京4人、北陸信越2人、東海4人、近畿16人、中国1人、四国1人、九州3人となる。近畿選出の議員が突出して多く、特に大阪府選出議員は13人と全所属議員の1/4を占める大勢力となっている。
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関連項目
外部リンク
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