返校とは、台湾のゲーム会社RedCandleGames(赤燭遊戲)開発のホラーアドベンチャーゲームである。「Steam」や「PLAYISM」などで配信中。
返校は中国語で「学期が始まる直前に一度学校に帰る日」を意味する。英題は「Detention」(英語で居残り、または拘束・監禁などの意味)。
概要
ゲーム情報 | |
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ジャンル | ホラー アドベンチャー |
開発元 | RedCandleGames |
販売元 | RedCandleGames Coconut Island Games AGM PLAYISM |
機種 | Win Mac Linux |
発売日 | 2017年1月13日 |
価格 | ¥1,180 ¥698 (OST) ¥1,690 (DX) |
ゲームソフトテンプレート |
国民党が強権政治を敷いていた、1960年代の台湾を舞台にしたホラーゲームである。この時期は、国民党が戒厳令を布告した1949年から1987年に戒厳令が解除されるまでの約40年間の、多くの市民を投獄、処刑した戒厳時期(白色テロ)に当たる。
言論統制、不当逮捕、密告、といった当時の雰囲気が垣間見え、その背景にある台湾の歴史について考えさせられる作品である。
ゲームシステムは、画面の中の気になる点をクリックして調べるポイント&クリックタイプ。台湾の歴史や道教文化を絡めた独特な謎解き要素や、全体的に薄暗く寒気がするような恐怖描写により、非常にクオリティの高いホラーゲームとなっている。
2017年10月27日、Steamにて正式に日本語対応になった(同日にPLAYISMでも配信開始)。また2017年から2018年にかけてPS4(北米・欧州)、Nintendo Switch(日本含む各国)でも配信開始。
製品には本編とは別にオリジナル・サウンドトラック(OST)もDLCで出ている。両方をセットにしたバンドル「Deluxe Edition」は10%割引で販売している。
ストーリー
ある日、ウェイは歴史の授業中に居眠りしてしまう。目が覚めると周りには誰もおらず、黒板に台風警報とのみ書かれていた。薄暗い学校の中を彷徨いはじめたウェイは、体育館の壇上で眠る女子生徒を発見する。
登場人物
- ウェイ(魏仲廷/ウェイ・チョン・ティン)
翠華高等学校に通う男子生徒。姿を消した生徒たちを探して学校内を探索する中、体育館でレイと出会う。 - レイ(方芮欣/ファン・レイ・シン)
体育館の壇上で眠っていた女子生徒。ウェイより1つ上の先輩で3年生。翡翠の鹿のネックレスを大切にしている。 - イン先生(殷翠涵/イン・ツイ・ハン)
歴史の先生で、校長先生の娘。冒頭でバイ教官に連れていかれるが… - バイ教官(白國峰/バイ・グオ・フォン)
昔非道な事をしたと噂されている鬼教官。生徒たちから嫌われている様子。 - チャン先生(張明暉/チャン・ミン・ホイ)
翠華高等学校のカウンセリングの先生。
関連動画
本作は日本語版が無く(日本語版対応済)ストーリーが難解になりがち。こちらの解説動画が非常にわかりやすいですが当然ネタバレ満載の解説なので、ゲームクリア後の視聴がおすすめです。
関連項目
関連リンク
- 返校 Detention (公式サイト)
- Steam: Detention (Steam の配信ページ)
- 返校 -Detention- (PLAYISM)
- 返校 -Detention- (Nintendo Switch)
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