F1®/エフワン(Apple TV+:F1 The Movie)とは、2025年6月から上映されている映画である。
概要
F1®/エフワン F1 The movie |
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基本情報 | |
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監督 | ジョセフ・コシンスキー |
脚本 | アーレン・クルーガー |
音楽 | ハンス・ジマー |
製作会社 | Apple Studios他 |
配給 | ワーナー・ブラザーズ |
公開 | 2025年6月27日(日米) |
上映時間 | 155分 |
映画テンプレート |
F1世界選手権を舞台とし、かつて天才ドライバーと呼ばれていたソニー・ヘイズが、架空の弱小F1チーム「APX GP(エイペックスグランプリ)」のドライバーとしてF1の世界に30年ぶりに復帰し、同僚の新人ドライバー ジョシュア・ピアス やチームスタッフたちと衝突を繰り返しながらも勝利を目指し走る―。
『自由への道』などのApple TV+独自配信作品を輩出する為に立ち上げたApple Studiosが主体となり制作。ジョセフ・コシンスキーやアーレン・クルーガー、ハンス・ジマーら『トップガンマーヴェリック』の制作スタッフが参加したことで話題となり、レースシーンはマシンに載っているかのような臨場感で表現されている。
F1世界選手権を統括するFIAと共同で制作され、過去7度のワールドチャンピオンに輝いているルイス・ハミルトンも制作に携わっており、過去のレース映像の一部が使用されていたり、F1ドライバーやチーム・スタッフ・関係者らがそのまま出演しているなど、F1界からの全面サポートで撮影された作品となっている。この他、F1以外にも作中に登場するデイトナ24時間レースでも実際にマシンを走らせ撮影を敢行している。
公開から3日間での北米興行収入は5560万ドルで当週No.1を記録、世界興行収入(日本含む78市場)は1億4400万ドルを記録。製作はApple Studiosにとっては過去最高のヒット作となっている。日本でも公開から2週連続で洋画部門1位となり、興行収入10億円を超えを記録。
ストーリー
伝説的元カリスマF1ドライバーのソニーは、最弱のF1チームを救う為、現役復帰を果たす。
常識破りなソニーの振る舞いに、チームメイトである若きルーキーやチームメンバーは困惑し、
度々衝突を繰り返すが、次第に圧倒的なソニーの才能と実力に導かれていくー。果たしてソニーは、バラバラのチームと共に過酷な試練を乗り越え、
並み居る強敵たちを相手に逆転できるのか?!
主な登場人物
- ソニー・ヘイズ
- キャスト:ブラッド・ピット 吹替版:堀内賢雄
- かつて将来を嘱望されたF1ドライバーであったが、ある出来事を境にF1の世界から離れ、以降はギャンブルに溺れ様々なカテゴリーのレースを転戦しながらその日暮らしのような生活を続けていた。
- かつての戦友であったルーベンから新人ドライバーのピアスをサポートしてほしいとスカウトされ、30年ぶりにF1の舞台に復帰。
- 老獪な技術に加えて時にダーティーなレース運びで状況を好転させるなど、勝利への執念を見せる。
- ジョシュア・ピアス
- キャスト:ダムソン・イドリス 吹替版:森本慎太郎(SixTONES)
- 才能溢れる新人ドライバー。ただ、自信家・皮肉屋でもありソニーと度々衝突を繰り返す。
- ドライビング技術は新人離れしているものの、過信や弱小チームで結果を残せていない焦りからミスすることもあるなど、未熟な面も目立つ。
- ケイト・マッケンナ
- キャスト:ケリー・コンドン 吹替版:佐古真弓
- チームのテクニカルディレクター。F1界初の女性テクニカルディレクター。
- ピットクルーたちのリーダーであり、マシン開発を任されている。
- ソニーの常識外れなやり方に困惑し、反発する。
- ルーベン・セルバンテス
- キャスト:ハビエル・バルデム 吹替版:大塚明夫
- ソニーの旧友であり、APXGPのオーナー。
- 3シーズンで獲得ポイント0と全く良いところがないチームの再建をソニーに託した。
この他、現役ドライバーたちや解説者、チーム代表なども本人役で出演している。
エピソード
- リアリティを追求するため、撮影にはF2のマシンをF1仕様に見えるよう設計されたものを用意し、走行用以外にもクラッシュ用も含め、計12台使用した。
- ブラッド・ピットとダムトン・イドリスは過酷なトレーニングを積んだうえで実際に最高速320km/hを超えるマシンを運転している。事故シーンやクラッシュシーン以外はスタントドライバーをほぼ使用していないという。
- ブラッド・ピットは元々バイクが趣味ということもありドライビング技術の飲み込みが早く、ルイス・ハミルトンからも評価された。最終的にはF2の最速タイムまで5秒差に迫るまでに技術を向上させたという。
- APX GPを本物のチーム「らしく」表現するため、レッドブルやマクラーレン、メルセデス、アストンマーティンなどの協力を得て、本物らしさがありながらも独自性のあるガレージを制作。その出来栄えは「うち(メルセデスのガレージ)よりカッコイイ…(ルイス・ハミルトン)」、「60年間F1を見てきた中で一番かっこいいガレージだ(ジャッキー・スチュワート)」と関係者たちを唸らせることに成功した。
スタッフ
- 監督:ジョセフ・コシンスキー
- 脚本:アーレン・クルーガー
- 制作:ジェリー・ブラッカイマー、ブラッド・ピット、デデ・ガードナー、ジェレミー・クライナー、ルイス・ハミルトン
- 撮影:クラウディオ・ミランダ
- 音楽:ハンス・ジマー
- 製作:Apple Studios、ジェリー・ブラッカイマー・フィルムズ、プランBエンターテインメント
- 配給:ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ、Apple TV+
主題歌
関連リンク
関連項目
- 映画
- F1世界選手権
- モータースポーツ
- ブラッド・ピット
- ルイス・ハミルトン
- ハンス・ジマー
- ワーナー・ブラザース
- トップガンマーヴェリック
- チーム・ロータス(かつてソニーが所属していたチーム)
- 映画の一覧
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