ニコニコ大百科

昔はなんとなく子供だった頃を懐かしく思うのかなぁって考えてたけどまったくそんなことはなかった自分は懐かしい匂いは効かなさそう
誇張表現抜きで子供の頃は人権のない存在で毎日いじめられてたから今のほうが幸せまである

そういう「昔が良かったとかありえねえ！今のほうがよっぽど幸せだ！」っつってこれと似たような能力を突破する話がゼンカイジャーであったな

色々なアニメ作品はあれど
臭い靴が活路を開くキーアイテムになる作品はよほどのことがなければ今後も現れないのではないか

仮にあったらオトナ帝国パクんなよって叩かれそう
もう少しうまいオマージュならさがせばありそうだけどね

>>572
オトナ達はテレビ朝日系列の子供向け玩具販促番組から何を学んだんでしょうね
未来の世界は一発逆転を目論み先祖のせいにする底辺層に二束三文で買われた欠陥品猫型ロボットでもこんなにすごい道具を持っているくらい幸せなんだ！というドラえもんがアイコンであるのに

懐かしい人にはいいかもしれないけどいじめとか虐待とかで過去を思い出したくない人もいるわけだしそれを全く考慮してないのであれば自分はケン達とは相容れないわ

銀河英雄伝説の帝国サイドは懐古趣味にドハマリした皇帝の影響で未来の話だけど実質ドイツ版とんちき時代劇風やってるみたいな世界感なんだよね
あっちはうんこくさい後半のとんちき江戸時代風未来描写の方が近いか
趣味嗜好じゃなく昔に戻りたいから記憶改竄までして今を昔に塗り替えるってのはクレしん映画じゃないと出来ない発想かもしれん

前の大阪万博会場も今と同じように天然爆発していればケンちゃんチャコちゃんや現実のケンチャコが凶行に及ぶことはなかったでしょう

毎回見るたび思うんだけど
序盤で父ちゃん母ちゃんや大人たちが何であんないじめっ子みたいな感じになったのか
「昔のにおいで子供に戻っている」ってあったけど
それなら幼児退行して「しんのすけくんあそぼー」とか「おかしだいすきー」みたいな感じになりそうだけど
子供に戻ったというよりただ単ににクズになったようにしか見えない

悪い懐古のメタファーみたいなモンじゃないかと思う
昔に浸り続けて新しい物(しんのすけ達の様な子供達)を蔑ろにして排除しようとする動きがそう感じたな

お前…何回も見ても理解してないのか…？
あれは幼児退行なんかじゃない、「大人から見た子供像」だ。無責任でやりたいことだけしかしないという歪んだ認識をもって大人達は子供になりきろうとしている。実に醜いね
だが実際の子供は常に大きな制限がかけられているし、しんのすけの行動を見ていれば分かるが子供にも子供なりの義務や責任がありそれをまっとうしている。本物を突き付けられるのが実に目障りだから排除しようとしているんだ

前半があれだからイエスタデイワンスモア（ケンチャコ）が何を言おうが「いやお前らの方が醜いわ」としか思わなかった
20世紀って前半は戦争だし後半は「汚いカネや燃えないゴミ」の全盛期だし
犯罪も多いし今じゃ考えられないような差別も（今以上に）多かったしむしろ20世紀の方が人の心は荒んでると思う

或いは20世紀末期がそんなんだったから「21世紀はもっと醜いに違いない！未来に生きたくない！」って事なのか

そんなのすら美化される(それこそイエスタデイワンスモアされる)ほどにまで、今の時代は醜いと思い込んどるような人がちらほらいるのが…
とくに手巻き寿司公開当時は「ケンチャコの言ってたことあながち間違いじゃなかった」っていうやつまあまあ見かけたし

まあ、20世紀の実は忘れられがちな悲惨なところと、手巻きずしの非理谷みたいな立場の人が受けてる境遇のどっちがみたいな話になっちゃうんだろうけど
(それはそれとして、あの映画の非理谷周りの描写は酷いけど)
関係ない話持ち出してすまん

>>582
ケンチャコがやろうとしてたことって昔は素晴らしい思考もあるけど、どっちかというと未来を見たくないっていう現実逃避だもんな

たしかに20世紀って戦争があったし、その後は経済発展したけど金に塗れたバブルとか環境破壊とかセクハラとか虐めとかが問題視すらされてなかった時代なので全く綺麗な時代じゃないけど、それって国がすごいスピードで成長していたから無視されてた部分だし、国が発展したってこと自体は間違いないんだよ
つまり国としてのある種の頂点を経験していた時代ではあるんだよね
だから20世紀は頂点だったからあとはもう落ちるだけで未来はない、そうだ、20世紀に帰ろう！
って思想になったんじゃないかな

オトナ帝国は子供向けの映画だから実際の高度経済成長時代の政治性は脱色されてる。
だから20世紀博には政治的な問題（冷戦と核戦争の脅威・ベトナム戦争・学生運動・公害問題など）は出てこない。

それはクレしん映画というジャンル上は仕方がないことなんだけど、後続の昭和のノスタルジー作品の多くがその非政治性を踏襲してしまった感がある。

原作のほうの三丁目の夕日は公害とか893とかいう要素もちょくちょくあって隣町が妙に治安悪かった記憶

久々に観て楽しかった
敵側の武器が機械的な洗脳ではなく「昔の匂い」ってところが味わい深い
ひろしの足の裏がそれを上書きするのはギャグじみているようで
歩んできた人生の蓄積たる「今」の象徴として最適に思える

ひろしたちが夢中になってた物がしんのすけや他の子供達には徹底的に古い、退屈、しょーもない扱いなのが容赦なさすぎて笑ってしまう

悪役の目的や映画のテーマ的に、20世紀博が子供にとってつまらないものになるのは当然だろうけど(作中だと子供を放っといて大人が楽しむ施設だし)
現実に20世紀博みたいな気合入ったテーマパークが作られたらむしろ親と子供が一緒になって結構楽しみそうな気がする

現実に20世紀博みたいなテーマパークできたら小学生の修学旅行とかの選択肢に入りそうだよな
県内の学校とかだと修学旅行以外の校外学習でも行くところありそう

>>589
栃木県だったかにあったおもちゃの博物館とかそんな感じかな

大人たちがノスタルジーに浸る一方で
しんちゃんたち子供は背伸びして、リアルおままごとで生々しい泥沼の人間模様演じてるのが印象に残る

昭和もあんな良い事ばかりではなかっただろという問いのアンサーで、だからこそ上澄みだけ再現され管理されたディストピアという意見はなるほどと

社会的には悪だけど、視聴者の欲望に共感できるヴィランはどうにも魅力的である

名作の押し付け虐待というと、子どもが怖がるのに同伴で鬼滅や呪術みたいなバイオレンス漫画の映画見に行った輩とか聞くなあ

ビューティフル・ドリーマーとか現実なんてクソだ妄想に引きこもれという悪役は多いけど、かと言って現実から逃げるなオトナになれコミュニーケーションが円滑な正しい人間になれなんて正論で苦しめられるのはもうたくさんだ

自分も世代じゃないドリフやひょうきん族なんて全然面白そうに思えなかったしなあ

今の国際情勢って、まさしく現実のオトナ帝国の逆襲という感じがする
プーチンはソ連時代の強国としての威厳を取り戻したくて時代錯誤な戦争起こしたし、イーロン・マスクの事業も20世紀に思い描いた未来像の実現という感じだし、トランプの「make America great again」なんかイエスタデイ・ワンモアの理念そのものだし
そう思えば、現実の日本は停滞期を迎えても、過去の栄光にすがらずに、新しい道を選択できてる方だと思う
20世紀も第一次大戦で19世紀的な世界観がいきなり崩壊して、20世紀らしい新しい動きが始まったのは20年代からだったらしいけど、21世紀が本当に始まるのも、今のゴタゴタを乗り越えた後なんだろうな

>>589
大正・昭和のエンタメを今の子供達が見て喜ぶかというと疑問ではあるけど、
20世紀といっても90年代～2000年辺りなら、
生まれる前とはいえ今の子供達にもそこそこ受け入れられそうな印象がある

>>598
と言うか日本は良くも悪くも90-20年代までの間に大して変わってないのが懐古心を奪ってるだけだよ。
ロシアは30年間ソ連崩壊の辛酸舐めまくってるし、アメリカはIT業や投資産業の加熱と製造業がもう死に体なくらい冷えきってるギャップだったりと、激変が懐古を呼んでる訳だし。

あと懐かしがるべきバブル期は単なるバグだったとみんな懐かしがるより否定的に見てるのとかもデカいかなぁ。