ニコニコ大百科

結果が似ているからよく一緒くたにされるけどそこに至るまでの過程は違ってるイメージ

井上は自業自得、虚淵は過ぎた力で身を滅ぼすってのがイメージとして強い

奇跡的に555の小説(絶版の方)を発見して読んでみたらやっぱ面白い人だわ。「小説を書けと言うはなしを飯の場で受けた。奢って貰ったのに断るのは悪いから今度は奢ってうやむやにしよう」→「気が付いたらもっと奢ってもらってた。書くしかないか」

とか「木場に殺されるのは嫌だ」→「じゃあ琢磨だ。自爆させて殺そう」

後は草加のウェットティッシュの理由。あれが村上さんのアイデアだったとか。

音也なんかが分かりやすいけど良い、悪いという客観的な世界観はきちんと作っているけど一人一人のキャラに良い点、悪い点がそれぞれあって全部ひっくるめて一人のキャラクターになってるのが井上

虚淵も善悪の世界観は似た感じに作るけど、もうちょいキャラのスケールが小さくまとまってる奴が、その時その時の状況に流されて善になったり悪になったりしていってる感じ

>>810
前提に個人主義ってのはあると思う
まどマギは「主人公が神になって」終わる。つまり自分を基準に世界を作り変えてるしアニメのデモベでも似たような事をやったらしい
対して井上の場合アギトも555もキバも神や王という「支配者」をぶっ飛ばして
「俺達の好きにさせて貰う」って感じ。俺様目線はするけど人の生き方まで
縛る気はないというか

鎧武、サブでもいいから井上で観たかったなぁ。今もそれなりに楽しんでいるけど、
アギト、555、キバで描かれたように、種族の存亡を掛けた戦いというテーマを
更に突き詰めているっぽいし。

キバで共存の道を歩み始めるという結論を出したからこれ以上は難しいかもだけど。

なにより井上以上にロマンチストな脚本家はもうニチアサに出てこんと思う

>>815
縛られるのが嫌いってのはあるよな
よく言われるのが井上脚本は善人・正義漢が小馬鹿にされがちってやつだけどこれに関しては半分正解半分間違いだと思う
善とか正義自体はどうでもよくてそれをキャラが善とか正義を他人に押し付けた時に小馬鹿にするというか否定的な態度を取るみたいな？
お前の価値観で俺を縛るな的なものを感じる
もっと言えば善人・正義漢ほど生存率が高い傾向にある
ただ死にはしないけど特別幸せだったり報われたりというとこれまた微妙だがｗ
結局のところ善人が嫌いとかじゃなくて欲望が好きなだけじゃないかと思う
だからそういうキャラは生き生きと描くけど正統派キャラは言葉悪いけど書いててつまらないのかもしれない
まあ自分の勝手な想像なんだけどね

よく井上といえば鬱グロとか言われるけど最終的には希望ある終わり方になるのが殆どでバッドエンドとかは書かないよね

そもそもハッピーエンドかバッドエンドかで物語を測ろうとする連中が浅はかなんだろう

大団円でハッピーエンドじゃないってだけで絶望で投げっぱなしなわけじゃないよな
世界の厳しさを散々見せるけど最後はそこからなんとか生き方を見出したりするような終わり方というか
まあ龍騎の佐野とか半分ゲストキャラみたいなのはストレートにバッドエンドだったりすることが多いけど主人公とか長いこと登場したキャラはそこまでエグい終わりじゃないとは思う

あくまで主人公の物語がどうかで決めてるからな
バトルロワイヤル参加者である真司と「罪を背負う」巧には厳しいけど
他の主人公にはちゃんと答えは出してあげてる

そういやゴウライガンでも（女の方もタチ悪いトコあったが）
爛れた生活送ったりしたゴウが自分の手で惚れた女殺すことになってたなあ
やっぱ因果応報がモットーなんだろうか

てか色事おｋだったゴウライガンでもバリバリ飯出してたし、セックスシーンの
代わり以前云々に基本的に食う事大好きなのかね、この人

>>823
敏樹は料理が上手いらしいから好きなんだろうね。
たまに出演者に料理を振る舞ってるらしいし。

今となってみると食事はセックスシーンの代わりってのもノリで言ったんじゃないかと思えてくるなｗ

>>823
実のところ、露骨に性描写するのって好きじゃないのかもしれない
セックスシーンが出てくる小説なんかだとあんまいい感じの印象に描いてないし
料理してるところとか飯食ってるシーンの方がやっぱ楽しそうなんだよなｗ

「カードデッキ渡されたらライダーバトルに参加しますか？」「契約しないね。イヤだよ、そんな人生（笑）」
「俺はこの世か自分か、どっちかが嫌いなんだと思うな。どっちかを滅ぼしたいんだけど、自分が死ぬのはイヤだからこの世の方をぶっ壊すんだ」
案外、井上自身は満たされた人生送ってるのかもしれないｗ

特撮やアニメだとプロデューサーとか監督または原作その他の要因による制限があるから完全に自分のやりたいようにはやれないわけで
そうなると海の底のピアノみたいに他人の干渉による制限がない作品をもっと見たい
まあ何かの脚本を担当するならそれも勿論見たいけどね

カブトでの井上脚本は結構面白かったな
天道が完璧超人なだけじゃなく
マヌケなところを見せてた

>>825
反対に北野（ビート）武は、食事シーンを映画で書くのが嫌いなんだってな
なんでも排泄（うんこ）してる所を見せてるみたいではしたない、だとか
世代の違い（武は戦後すぐに幼少期を、敏樹は高度経済成長期に幼少期を過ごす）からなのか面白い証言だ

>>829
浅倉に泥食ったことあるか？とか言わせてるけど世代的にはたけしの方がそういう環境なのかも
とはいえさすがに泥は食わんだろうがｗ
個人的に食事と排泄ってのはよくわかるなあ
食ってるとこ人に見られるの恥ずかしいしあと子供の時親にすら寝顔見られるのが恥ずかしい時もあったし
三大欲求って言うぐらいだから根っこの部分で繋がってるのかもしれない

自分がにわかだった頃は正直アンチだったけど、
視聴していくうちに結構好きになってきた。

>>828
そうやってわけわからんキャラ改編をするから嫌われるんだよ
それに響鬼後半は誰も擁護できない

>>832
響鬼最終回は脚本のセリフを現場で打ち合わせして改変したものだけど
「これ本来の脚本の方が作品としてはまとまってたんじゃないか」と評判

>>832
井上は前半の雰囲気を重視して書こうと提案したが、Pからむしろ路線を変えてくれって依頼されたって話だぞ

>>830
小説版龍騎の浅倉の境遇（トイレで産み落とされ、「糞の臭いが取れない」とトラウマになっている）とか
海の底のピアノでは監禁中の水雪が紙オムツ食べて飢えをしのぐとか
キドニーパイの話を聞いて「腎臓なんてオシッコ作るところでしょ？汚らしい」という玲子とか
その後和憲に「私の体はオシッコが染みついている、腎臓を食べれないような男に私を抱けるはずがない」と今までの境遇や思いの丈ぶちまける水雪とか
最近は割と食と排泄のつながりみたいなところも意識しているような気がする

そういやどっちも殺人鬼だし、ロクな最期迎えないよな…

誰も擁護できない（叩く側は誰だってそう言う）

キャラクターを立たせるのは非常に上手いと思う

>>832
そもそも響鬼は前半の造りが限界になったから井上が急遽参戦して残りを仕上げたんだぞ
どうして同じ路線で行けると思ったのやら

前半信者ってまだ生きてたのかよ。死滅したと思ってたのに。
あの背景を知ってたら井上（あと白倉も）批判なんて誰も出来ないと思うが。
状量酌量を言い訳にするのは彼等はプロだから失礼っていう意見もあったけど、
いくらなんでもそれを盾にするのは限度がある。プロだって人間だっつの。

プロ云々で批判するなら、番組潰しかけた高寺の方だよな